JPH047275Y2 - - Google Patents

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JPH047275Y2
JPH047275Y2 JP11827287U JP11827287U JPH047275Y2 JP H047275 Y2 JPH047275 Y2 JP H047275Y2 JP 11827287 U JP11827287 U JP 11827287U JP 11827287 U JP11827287 U JP 11827287U JP H047275 Y2 JPH047275 Y2 JP H047275Y2
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JP
Japan
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steel pipe
rod
sampler
connection
thread
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JP11827287U
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JPS6424193U (ja
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Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、地質調査のうち、特に傾斜地の粘
土層を対象としてサンプリングを行なう場合に適
用する打込式定方位サンプラーに関するものであ
る。
(従来の技術) 傾斜地の開発における調査方法は、従来地質調
査と試料採取ボーリングに基づいて地層の推定断
面の作成、土の強度定数の把握を主体としてなさ
れてきた。
(考案が解決しようとする問題点) 傾斜地盤の斜面安定に関して、粘土層中(特に
Ma1〜3)に存在する水平破砕粘土層の有無お
よびその性状が重要な問題であることが判つてき
た。
この破砕粘土層は、スリツケンサイドを伴う鱗
片状を呈している場合や、クラツク的弱層を含ん
でいる。この破砕粘土層が自然斜面または切取斜
面に対して流れ盤となる場合には、つれられ斜面
が地すべりを生じることが多く、したがつて破砕
粘土層などの弱層の走向、傾斜および弱層の性状
を把握することが重要である。
この考案は上記の認識に基づきなされたもの
で、弱層が存在する傾斜地の原位置で試料を採取
し、弱層の走向・傾斜および弱層の性状を的確に
把握するための打込式定方位サンプラーを得るこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る打込式定方位サンプラーは、上
下両端部に夫々雄ねじを設けた2つ割構造のコア
チユーブの下端側にこれと同径筒状のコアリフタ
ーを接続管を介して順次螺合接続し、また、上端
側には、これと同型の筒状体の上半部を縮径して
ロツド形成すると共にその内側に連結用雌ねじを
外側には90度間隔で放射状に縦設した廻り止め接
続用支持プレートを設けたカツプリングを螺合接
続してなるサンプラーと、上記サンプラーを地中
に打込みおよび抜出し可能に懸装すべく上記カツ
プリングのロツドに対して夫々所要の螺合連結と
嵌合接続させ得るように、上記ロツドと同径で所
要長さの鋼管の一端に上記ロツドの連結用雌ねじ
に螺合する雄ねじをまた他端には連結用雌ねじを
設けた連結鋼管と、上記カツプリングと同径で上
記ロツドの廻り止め接続用支持プレートに対して
外嵌可能な所要長さの角型管の他方端の各内角部
に夫々内側と軸方向外側に所定長さ突設された廻
り止め接続用支持プレートを設けた角型鋼管と、
更に、上記角型鋼管に対してこれを挿通保持させ
てその昇降を案内せしめる角孔を備えた方位規制
用支持基台とを具備して成ることを要旨とするも
のである。
(作用) この考案においては、コアーチユーブの上端に
螺合接続したカツプリングと一体をなすロツドに
外嵌され、かつ打込み深さに応じて順次接続され
る角型鋼管は支持プレートによつて支持されしか
も方位が方位規制用支持基台により規定されるの
で、これによつて打込まれるサンプラーの方位が
自動的に確定され、コアチユーブがボーリング孔
底に降下するめで、更に打込み作業中および抜取
り中も一定方位に保持される。したがつてサンプ
ラーつまり2つ割構造のコアーチユーブの方位を
予め定めておけば、これを抜取つて試料を取出す
場合、この試料の地層方位が明確に判断される。
なお打込みは連結鋼管を介して行われる。
(実施例) 以下この考案を一実施例を示す図面に基づいて
説明する。即ちこの考案はサンプラー1とこのサ
ンプラー1の方位確定用の角型鋼管2と、上記サ
ンプラー1に連結され打込み力を伝達する連結鋼
管3との組合わせより成るもので、上記角型鋼管
2と連結鋼管3は試料採取深さに応じて順次嵌合
接続および螺合連結されるものであつて予め所要
複数本が用意される。
ところでサンプラー1は、その下端には接続管
4を介してコアリフター5が螺合接続され、上端
にはカツプリング6を螺合接続した2つ割構造の
コアーチユーブ7から成り、上記カツプリング6
は、その上半部を縮径してその外周に90度の間隔
をもつて放射状に廻り止め接続用支持プレート8
を縦設したロツド9を設けていて、これに上記角
型鋼管2を嵌合接続させ得るように成されている
と共に、上記ロツド9の中心部には連結用雌ねじ
12を設けていてこれに上記連結鋼管3を螺合連
結させ得るようになつている。また角型鋼管2
は、断面正方形をなす鋼管であり、その上端内角
部にそれぞれ廻り止め接続用支持プレート10の
下半部を溶接し、上半部を等しく突出せしめてい
て、これに他の角型鋼管2を嵌合接続させ得るよ
うになつている。更に連結鋼管3はそのその下端
側に上記ロツド9の連結用雌ねじ12に螺合する
雄ねじ11を、また上端側に連結用雌ねじ12を
設けていて、これに他の連結鋼管3を螺合連結さ
せ得るようになつている。
この考案は以上その実施例について説明したよ
うな構造であり、次にこれを用いて所要地層にお
ける試料採取方法について説明する。
まず採取に先立つてオイルフイード型ボーリン
グマシン(図示せず)を地盤面より約1mの高さ
にセツトし、所定深さまで素掘りを実施する。次
に素掘りされた孔の入口上部に角型鋼管2が貫通
する角孔を設けた方位規制用支持基台(図示せ
ず)をセツトする。ここにおいて第4図に示す如
く、サンプラー1のロツド9に連結鋼管3を螺合
連結するとともに角型鋼管2を連結鋼管3に被せ
てロツド9外周の支持プレート8に外嵌し更に所
要本数の連結鋼管3および角型鋼管2を夫々互い
に螺合および嵌合して接合接続しながら先に説明
した方位規制用支持基台の角孔を角型鋼管2のガ
イドとしてサンプラー1を打込み、所要深部の地
層での試料を採取する。採取終了後は支持基台の
角孔をガイドとしながら抜取り操作し、順次連続
鋼管3と角型鋼管2を取外しながらサンプラー1
を取出せばよいのであつて、この時サンプラー1
の方位は予め設定されているので、これを解体す
るに際してはコアーチユーブ7内の試料端に対し
て特定の押込み具を使用して目印用の糸イを押し
付け、更に試料を少量押圧したところでコアーチ
ユーブ7を割外し、第7図に示す如く上記糸イを
延伸して試料面に方位目印を付設し、これをコア
ー箱に納めればよいのである。
なおこの考案によるサンプラーを用いるに際し
ては、予めサンプラー1及び角型鋼管2の外面適
当な部所に地層方位の例えば北を示す目印を付設
しておけば便利である。
(考案の効果) この考案は以上説明したとおり、コアーチユー
ブの上端に螺合接続したカツプリングと一体をな
すロツドに外嵌され、しかも順次接続される角型
鋼管によつてサンプラーの方位が確実に規制され
るので、サンプラーの方位にくるいが生ずること
なく、したがつてサンプラーの中に採取された試
料の方位を間違えることなく観察し、自然の走向
傾斜状態、粘土層中の弱線の位置を正確に把握す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1
図はサンプラーの正面図、第2図は方位確定用の
角型鋼管の正面図、第3図は連結鋼管の正面図、
第4図は組立てた状態を示す縦断面図、第5図は
第1図における−断面図、第6図は第2図に
おける−視図、第7図は採取試料への目印付
設説明図である。 1はサンプラー、2は角型鋼管、3は連結鋼
管、5はコアリフター、6はカツプリング、7は
コアチユーブ、8は支持プレート、9はロツド、
10は支持プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下両端部に夫々雄ねじを設けた2つ割構造の
    コアーチユーブの下端側にこれと同径筒状のコア
    ーリフターを接続管を介して順次螺合接続し、ま
    た、上端側には、これと同径の筒状体の上半部を
    縮径してロツド形成すると共にその内側に連結用
    雌ねじを、外側には周方向90度の間隔で放射状に
    縦設した廻り止め接続用支持プレートを設けたカ
    ツプリングを螺合接続してなるサンプラーと、上
    記サンプラーを地中に打込みおよび抜出し可能に
    懸装すべく上記カツプリングのロツドに対して
    夫々所要の螺合連結と嵌合接続させ得るように、
    上記ロツドと同径で所要長さの鋼管の一端に上記
    ロツドの連結用雌ねじに螺合する雄ねじをまた他
    端には連結用雌ねじを設けた連結鋼管と、上記カ
    ツプリングと同径で上記ロツドの廻り止め接続用
    支持プレートに対して外嵌可能な所要長さの角型
    管の他方端の各内角部に夫々内側と軸方向外側に
    所定長さ突設された廻り止め接続用支持プレート
    を設けた角型鋼管と、更に、上記角型鋼管に対し
    てこれを挿通保持させてその昇降を案内せしめる
    角孔を備えた方位規制用支持基台を具備して成る
    ことを特徴とする地質調査用打込式定方位サンプ
    ラー。
JP11827287U 1987-07-31 1987-07-31 Expired JPH047275Y2 (ja)

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JPS6424193U JPS6424193U (ja) 1989-02-09
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