JPH0471782A - 高速サブマージドアーク溶接法 - Google Patents

高速サブマージドアーク溶接法

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JPH0471782A
JPH0471782A JP17964990A JP17964990A JPH0471782A JP H0471782 A JPH0471782 A JP H0471782A JP 17964990 A JP17964990 A JP 17964990A JP 17964990 A JP17964990 A JP 17964990A JP H0471782 A JPH0471782 A JP H0471782A
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arc
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Yukiyoshi Kitamura
北村 征義
Shigeo Fujimori
藤森 成夫
Koichi Shinada
功一 品田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はサブマージドアーク溶接方法にかかわり、特に
スパイラル溶接などの突き合わせ溶接において、高速溶
接のもとでも溶接欠陥のない良好なビートを得る方法を
提供するものである。
[従来の技術] 近年、鋼板の突き合わせ溶接において電子ビーム溶接な
と高密度エネルギーを利用した高能率溶接法や、電縫管
溶接(以後、ERWと略称)の厚板溶接への試みなど、
溶接生産性向上が図られつつある。しかしながら、これ
らの溶接法で高速溶接を行うとビートの表裏面が不安定
になり易く、従来のサブマージドアーク溶接法に比べ品
質が劣化する。この裏面部欠陥を解消するには、ERW
の後てこの表裏面を高速化粧盛りすればよいか、これに
は3m/min以上の高速溶接で良好なビード形成を有
する溶接法か要求される。これに対し、通常の2.4m
m径以上のワイヤを使用した多電極サブマージドアーク
溶接法でかかる高速溶接を行った場合には、溶融プール
を後方に押しやるアーク力が強く、アンタカットか多発
し、良好なビートを得るには至らない。そこで、高速溶
接で良好なビート形成が得られる溶接法として、例えば
、特開昭5EI−125373号公報のような2ff1
m径以下の細径ワイヤを複数本溶接線方向に並べてアー
ク力を分散し、溶融プール後退を抑制した高速潜弧溶接
法が提案されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、溶接速度が3m/min以上では上記高
速潜弧溶接法でも、ビード幅が10mm前後と狭くなり
、ERW余盛りの形成状況と溶接法いずれによっては、
時折、ERW余盛り、開先残りなとの化粧盛り残しを発
生することがあり、常に安定した品質を維持することは
困難であった。これは高速溶接になるほど母材、または
ワイヤ側のアーク点が溶接後方に速く移行するため、ア
ークは後方に引かれてビード幅方向に慟〈成分か少なく
なるうえ、ワイヤ径が細いためアーク点弧サイズも小さ
いことがビート幅を狭くする原因と考えられる。
[課題を解決するための手段] 本発明は細径ワイヤを複数本溶接線方向に並へた3電極
サブマージドアーク溶接において、高速溶接での耐アン
タ゛カット性を損なうことなく、と−ド幅を広げて溶接
残りなどの化粧盛り不良発生のない方法について、種々
検討を重ねた結果得られたもので、その要旨とするとこ
ろは、それぞれの電極に対し、2本の細径ワイヤを同一
チップより給電して溶接する3電極サブマージドアーク
溶接において、第1電極は溶接中心線から2〜6mm離
し、第2電極は溶接中心線から第1電極とは逆方向に2
〜6mm離し、第3電極は溶接線中心付近に配置し、か
つ、第1電極と第2電極、第2電極と第3電極の溶接線
方向の間隔を5〜25mmに保って溶接することを特徴
とする高速サブマージドアーク溶接法にある。
[作用] 以下、本発明を添付図を参照しながら詳述する。第1図
は本発明の高速サブマージドアーク溶接法の溶接部を溶
接前方からみた正面模式図、第2図は同溶接法の側面模
式図である。第1図において、1,2.3はそれぞれ第
1.第2.第3電極給電チツプ、4,5.6はツインワ
イヤ、7はアーク、8は被溶接物、10はフラックス、
θは溶接線と直角方向の電極の傾き、Xは溶接線と直角
方向への溶接線からの距離、Hは溶接線である。
また、第2図において、9は溶接金属、A、Bは溶接線
方向への各電極間距離である。なお、両図とも本発明の
高速サブマージドアーク溶接に先たって行われたERW
なとは省略しである。
従来法ては、各電極が溶接線上に一列に並んて溶接され
ているため、高速溶接でアークか後方に引かれるに従い
、ビード幅方向のアーク径が狭くなって広いビード幅を
確保することが困難であったが、本発明では第1図に示
す溶接線Hからの距離Xを、第1電極ワイヤは2〜6m
m、第2電極ワイヤ5は第1電極とは逆方向に2〜6m
m離し、かつ、第3電極ワイヤ6は溶接線付近に配置す
ることによってビード幅を広げることを可能としたもの
である。すなわち、第1電極アーつてまず、片側のビー
ド止端を形成し、つきに第2電極アークで逆側のビード
止端を確保し、最後に第3電極アークでビード中央部の
溶は込みを得るとともに全体のビートを整えるものであ
る。かかる構成にすることによって高速溶接を行っても
アンダカットがなく、かつ、幅の広いビードとなり、E
RW溶接残りのない安定した溶接部か得られる。
ここで、第1,2電極ワイヤ4,5の配置距離Xを溶接
線から2〜6mmと限定したのは2mm未満では幅出し
効果が小さく、本発明の効果がないためであり、一方、
6mmを超えると間隔が広過ぎて各電極で形成した溶融
プールか一体にならなくなり、それぞれの溶融プールが
急冷凝固しビート形状が悪化する危険かあるので好まし
くない。そして、第3電極を溶接線付近に配置するのは
、第1、第2電極アークでは溶接線付近の溶融作用か少
ないのて、この部分の溶は込みを確保するとともに、第
1.第2電極アークで形成した溶融プールに熱を与え、
全体のビート形状の安定化を図るためである。
また、第1図において、溶接線と直角方向の第1.2電
極の傾きθは0°である必要はなく、送給モータ、電源
ケーブルとの取り合いによっては数十環まで傾けてもな
んら差し支えない。ただ、この角度が45゛を超えるよ
うになるとアーク点弧位置が溶接線に近づき、アーク幅
を狭めるため避けた方がよい。
一方、第2図における第1−2電極、第2−3電極間の
間隔A、Bは広過ぎると各電極でのアーク熱が単独作用
となり、溶融プールが急冷され、止端部付近のわずかな
溶融プール変動でもアップカットになり易い。また、極
間が5mm未満になると各電極アークが吸引、または反
発し合って電極同志でアークが点弧し易くなって、被溶
接物の溶は込みか減少するため好ましくなく、A、Bの
電極間隔は5〜25mmが適正域である。
なお、各電極配置法として、第1または、第2電極を溶
接線中央に設置することも考えられるが、この場合には
ビード形成を行う最終第3電極アークが溶接線より外れ
、ビート幅に対し熱、及び溶融ブール攪伴作用の偏りが
生しるため、第3電極アークから離れたビート止端側に
アップカットが発生し易く、良好なビード形状確保は困
難である。
[実施例コ 板厚12a+mの軟鋼板をERWて溶接した後に、溶接
速度5m/minでERW余盛り部を3電極サブマージ
ドアーク溶接を行い、そのビード形状を評価した。ワイ
ヤは296Mn径で1.2〜3.2 tntn径、フラ
ックスは5102−Mn0径の溶融型を使用した。なお
、ERWは溶接人力270KVAで溶接速度は3電極サ
ブマージドアーク溶接と同じ5m/winである。
第1表に実施した溶接条件、及び測定したと一ド形状結
果を示す。ここで、ワイヤ本数の1はシングルワイヤを
示し、2は同一給電チップを使用したツインワイヤを示
し、電極配置順のXは溶接前方からみて溶接線に対し右
側に配置したとき士、左側に配置したときは一符号を付
している。
また、電極間隔欄のA、Bはそれぞれ第1−2、第2−
3電極間隔を示している。溶接後、ビード幅とその偏差
、溶は込み、アップカット発生率、及びERW溶接残し
の有無を測定した。ビート幅は溶接長さ1.a+につい
て10点計測しその平均値、及び偏差値で表示し、アッ
プカット発生率は検査長さに対するアップカット総長さ
の比で表示した。
また、ERW溶接残りなしはO1溶接長の50%未満発
生を△、50%以上発生をXで表示した。
第1表において、本発明電極配置、間隔か下限値である
試験No、旧でもビート幅は13mmあり、ERW溶接
残り発生もなく良好であった。また、電極配置が上限値
である試験No、H:lではわずかにアップカットが発
生したか、これらは小さく、浅いもので手入れ不要で問
題にならず、幅は十分確保され、ERW溶接残りも発生
していない。試験No、旧は第3電極が溶接線より1m
mずわている場合であるが、全く問題ないビードが得ら
れている。さらに試験No、H5は1.2mm径のツイ
ンワイヤを用い、かつ、第1.2電極配置が左右同一で
はないケースであるが、これも良好なビード品質か得ら
れている。
方、比較例である試験No、H6は従来の大径シンクル
ワイヤを用いて溶接したものであるが、第2.3電極電
圧をアップしているにもかかわらず、幅は狭く、かつ、
溶接全線にわた)て深いアップカットが発生した。また
、試験No、H7の電極配置距離Xが本発明より小さく
、はぼ直線状になったものではアップカットは発生しな
かったものの、ビート幅が狭く、一部ERW溶接残りが
発生した。逆に、電極配置か広過ぎる試験No、H8、
及び電極間隔か広過きる試験No、H9ではERW溶接
残りは認められなかったかアンタ゛カットが発生した。
また、全ワイヤ1.2mm径を用い、本発明より狭い電
極間隔で溶接した試験No、Hloではヒート幅か狭く
、ERW溶接残りが発生していた。
[発明の効果] 本発明によれば、ツインワイヤを用いる高速サブマージ
ドアーク溶接において、耐アンタカット性を損なうこと
なくヒート幅を広げることがてきるため、ERW表面部
の高速化粧盛り溶接が可能となり、大幅な生産性向上が
実現でき、省力化、集約化など産業上に及ぼす効果は著
しく大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高速サブマージドアーク溶接法の溶接
部を溶接前方からみた正面模式図、第2図は同溶接法の
側面模式図である。 1.2.3はそれぞれ第1.第2.第3電極給電チツプ
、4.5.6はツインワイヤ、7はアーク、8は被溶接
物、9は溶接金属、lOはフラックス、θは溶接線と直
角方向の電極の傾き、Xは溶接線と直角方向への溶接線
からの距離、A、Bは溶接線方向への各電極間距離、H
は溶接線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、それぞれの電極に対し、2本の細径ワイヤを同一チ
    ップより給電して溶接する3電極サブマージドアーク溶
    接において、第1電極は溶接中心線から2〜6mm離し
    、第2電極は溶接中心線から第1電極とは逆方向に2〜
    6mm離し、第3電極は溶接線中心付近に配置し、かつ
    、第1電極と第2電極、第2電極と第3電極の溶接線方
    向の間隔を5〜25mmに保って溶接することを特徴と
    する高速サブマージドアーク溶接法。
JP17964990A 1990-07-09 1990-07-09 高速サブマージドアーク溶接法 Expired - Lifetime JPH0698496B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109434253A (zh) * 2018-07-29 2019-03-08 合肥市智信汽车科技有限公司 一种铁路运输车辆排管焊接方法

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