JPH0470688A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、電子写真複写装置等の画像形成装置に装備さ
れる定着装置、特に耐熱性のフィルムを介して記録紙上
のトナー画像を加熱定着する定着装置に関するものであ
る。

［従来の技術］ 電子写真複写装置等の画像形成装置に装備される加熱方
式の定着装置として、第２図及び第３図に示すものが提
供されている。１は耐熱樹脂製の発熱体ホルダー　２は
発熱体、３は耐熱性のエンドレスフィルム、４は駆動ロ
ーラ、５は従動ローラ、６は加圧ローラで、加圧ローラ
６と発熱体２との間にエンドレスフィルム３を介装させ
て駆動ローラ４及び従動ローラ５とに掛は回され、夫々
矢印方向に回転する。発熱体２からの熱はエンドレスフ
ィルム３を介して加圧ローラ６との間に移送される不図
示の記録シートに担持されたトナー画像に伝達し、トナ
ー画像を溶融し定着する。７は検知センサで、フィルム
３の寄りをフィルムｉ４８で検知している。

発熱体２は第１４図に示すように、発熱体ボルダ−１の
凹部に接着されており、第１５図に示すように、発熱体
ホルダー１の凹部底面１ａにその長さ方向に沿って複数
点に塗布し、複数箇所で発熱体２を接着している。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、従来の定着装置において、発熱体２と発熱体
ホルダー１との接着方式が複数点において接着している
ことから、第１６図に示すように、その長さ方向におい
て、非通電時では破線に示す正常状態であるが、通電発
熱時では実線で示すように熱膨張により反りや、曲がり
が生じるという欠点があった。

これは、線膨張係数の異なる発熱体２と発熱体ホルダー
１とを一体化したために生じ、通電発熱時に発熱体に反
りが生じると、発熱体に接して回転するエンドレスフィ
ルムにシワが発生したり、フィルムが中央部に寄って凸
状に折れてしまい、−様な加熱ができなくなり、定着不
良の原因となる虞れがあった。

本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、発熱
体の通電発熱時における反り発生を防止することができ
る定着装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段コ 本発明の目的を実現する構成の一例は、発熱体ホルダー
に保持された発熱体と加圧部材との間に挟持される耐熱
性のシート部材を介して記録シート上に担持されるトナ
ー画像を溶融して定着する定着装置において、該発熱体
は該発熱体ホルダーに対し、長さ方向の一箇所に設けた
固定手段により固定されていることを特徴とするもので
ある。

［作　　　用コ 上記した構成の定着装置は、発熱体を発熱体ホルダーに
対し一点で支持固定するため、発熱体は、通電発熱によ
る熱膨張が規制されず、単に長さ方向にのみ伸び、反り
や曲がりがグ発生しない。

［実　施　例コ 実施例１ 第１図ないし第５図は本発明による定着装置の実施例１
を示し、第１図は第２図の定着装置のＡ−Ａ断面図を示
す。

本実施例は、従来例と同様に、発熱体ホルダー１の嵌合
凹部に発熱体２を嵌合して接着するようにしているが、
嵌合凹部の底面１ａに塗布する接着剤９は、長さ方向の
中央の１点にのみ塗布している。また、発熱体２は通電
発熱により熱膨張するので、第５図に示すように、斜線
で示す該熱膨張分を考慮して、発熱体ホルダー１との間
にあらかじめ隙間りを設けている。

すなわち本実施例によれば、発熱体２は発熱体ホルダー
１に対してその長さ方向中央の１点のみでの接着により
固定されているため、通電発熱により発熱体２が熱膨張
しても、熱膨張による変位は第５図に示すように水平方
向に発生し、ｉｔｓ図に示すような発熱体２の反りゃ曲
がりが発生しない。

このように発熱体２のソリや曲がりがなくなれば、発熱
体２に接して回転するエンドレスフィルム３にシワが発
生したり、エンドレスフィルム３が中央に寄って凸状に
折れてしまうといったことを防止することができる。ま
た接着工程も中央付近に１点たけ接着剤を塗布すれば良
いので工程短縮が可能になりコストダウンになる。さら
に接着剤の量も少量で済むのでコストダウンになる。

実施例２ ′ｓ６図、第７図は本発明の実施例２を示す。

本実施例では、発熱体ホルダー１の底面１ａの長さ方向
中央部付近に突起１ｂを設け、発熱体２の長さ方向中央
部に設けた溝２ａに該突起１ｂを嵌合固定している。な
お、熱膨張を考慮してはめ合いはすきまばめにしておく
のが良い 実施例３ 第８図、第９図は本発明の寡施例３を示す。

本実施例は実施例２とは逆に、第８図のように発熱体２
に突起２ｃを設け、第９図のように発熱体ホルダー１の
溝２ｃと中央部ではめ込んだ取付構造としている。

実施例４ 第１０図は実施例４を示す。

上記した実施例２は、発熱体ホルダー１に突起１ｂを設
け、この突起１ｂを発熱体２の溝２ａに嵌合しているが
、本実施例では、発熱体ホルダー１に取り付ける温度検
知センサの働きをするサーミスタ１０に突起部１０ａを
設け、この突起部１０ａを発熱体ホルダー１を貫通させ
て発熱体２の溝２ａに嵌合させている。

実施例５ 第１２図は実施例５を示す。

上記した実施例４は、サーミスタ１０の突起部１０ａを
発熱体２の溝２ａに嵌合させているが、本実施例では、
該突起部１０ａを該溝２ａには嵌合させず、突起部１０
ａの先端面に接着剤を塗布して接着固定している。

なお、上記した実施例において、嵌合方式により発熱体
２を固定する構造では、接着剤を併用して取付けるよう
にしてもよい。

［発明の効果コ 以上説明してように本発明によれば、発熱体の発熱体ホ
ルダーに対する、接着あるいは嵌合による固定位置を一
点にすることにより、熱膨張により発熱体が変形しても
ソリや曲がりがなくなるため、この発熱体に接して回転
するフィルムにシワが発生したり、部分的にフィルムか
寄って凸状に折れてしまうといったことを防止できる。

また接着工程の簡素化及び接着剤量の減少によってコス
トダウンの効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明による定着装置の実施例１を
示し、第３図は定着装置の概略斜視図、第２図はその正
面図、第１図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は発熱体
ホルダーの底面図、第５区は発熱体の伸びを示す図であ
る。第６図及び第７図は実施例２を示す斜視図及び断面
図、第８図及び第９図は実施例３を示す斜視図及び断面
図、第１０図は実施例４を示す断面図、第１１図はその
サーミスタの斜視図、第１２図は実施例５を示す断面図
。第１３図乃至第１６図は従来例を示し、第１３図は発
熱体と発熱体ホルダーの組付は状態を示す斜視図、第１
４図はその分解斜視図、第１５図は発熱体ホルダーへの
接着剤の塗布状態を示す図、第１６図は発熱体の変形を
説明する図である。 １・・・発熱体ホルダー　　　　２・・・発熱体３・・
・エンドレスフィルム　　６・・・加圧ローラ９・・・
接着剤 他４名

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　発熱体ホルダーに保持された発熱体と加圧部材との
   間に挟持される耐熱性のシート部材を介して記録シート
   上に担持されるトナー画像を溶融して定着する定着装置
   において、該発熱体は該発熱体ホルダーに対し、長さ方
   向の一箇所に設けた固定手段により固定されていること
   を特徴とする定着装置。 ２　固定手段は接着剤であることを特徴とする請求項１
   に記載の定着装置。 ３　固定手段は嵌合方式であることを特徴とする請求項
   １に記載の定着装置。