JPH04689Y2 - - Google Patents
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- JPH04689Y2 JPH04689Y2 JP1987014282U JP1428287U JPH04689Y2 JP H04689 Y2 JPH04689 Y2 JP H04689Y2 JP 1987014282 U JP1987014282 U JP 1987014282U JP 1428287 U JP1428287 U JP 1428287U JP H04689 Y2 JPH04689 Y2 JP H04689Y2
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Landscapes
- Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、まぐろ、かつお等の延縄漁業に使用
される枝糸末端の仕掛けにおける釣糸取付けの為
の釣元テグスワイヤー用コースに関する。
される枝糸末端の仕掛けにおける釣糸取付けの為
の釣元テグスワイヤー用コースに関する。
従来の技術
従来、延縄漁業に使用されている枝糸末端部の
仕掛けとして実公昭53−53743号が知られている。
これは合成樹脂製コースであるがこのコースは溝
谷部の肉厚が薄く、まぐろ等の漁労の際、十分な
耐衝撃強度を必要とする場合には破損しやすく、
仕掛けられた糸の強さを充分に引出すことが出来
ない。
仕掛けとして実公昭53−53743号が知られている。
これは合成樹脂製コースであるがこのコースは溝
谷部の肉厚が薄く、まぐろ等の漁労の際、十分な
耐衝撃強度を必要とする場合には破損しやすく、
仕掛けられた糸の強さを充分に引出すことが出来
ない。
又ステンレス製金属コースを使用する場合は、
海水の塩分等によつて電蝕現象が起り、このため
に1度使用すると、赤くサビが吹き出てくるため
使用に耐えない。又、この様な金属製コースはそ
の材質がかたい為、仕掛けが作りにくく、又衝撃
荷重時、コースがその溝谷部に沿つて移動し、コ
ースの離隔している両脚端部の位置が場合により
移動、反転し、コースによる釣元テグスワイヤー
の補強効果を全く生じなくなる場合も生じうる。
海水の塩分等によつて電蝕現象が起り、このため
に1度使用すると、赤くサビが吹き出てくるため
使用に耐えない。又、この様な金属製コースはそ
の材質がかたい為、仕掛けが作りにくく、又衝撃
荷重時、コースがその溝谷部に沿つて移動し、コ
ースの離隔している両脚端部の位置が場合により
移動、反転し、コースによる釣元テグスワイヤー
の補強効果を全く生じなくなる場合も生じうる。
更に、実開昭57−4970号はアルミニウム製のコ
ースの記載があるが、アルミニウム自体、やわら
くて衝撃的な力に対して変形しやすく、コース底
部の曲率半径が小さくなつてコースの釣元テグス
ワイヤーに対する補強効果が小さく、又環状部に
連結した釣針が自在に動かなくなり、漁獲減少の
原因となる。又更にアルミニウム製コースは海水
との反応により、海水中へ溶出する等の欠点を有
する。
ースの記載があるが、アルミニウム自体、やわら
くて衝撃的な力に対して変形しやすく、コース底
部の曲率半径が小さくなつてコースの釣元テグス
ワイヤーに対する補強効果が小さく、又環状部に
連結した釣針が自在に動かなくなり、漁獲減少の
原因となる。又更にアルミニウム製コースは海水
との反応により、海水中へ溶出する等の欠点を有
する。
考案が解決しようとする問題点
解決すべき問題点はコースの耐衝撃強度の向
上、電触現象の回避、コースの逆転防止であ
つて、詳細には下記の通りである。
上、電触現象の回避、コースの逆転防止であ
つて、詳細には下記の通りである。
即ち本考案は、従来のコースの欠点を解決した
もので、延縄漁業等の仕掛けを作るための作業性
が良好であり、海水中に於ても電蝕を受けること
がなく、又瞬間的に大きな衝撃力が加わつても、
仕掛けに組込まれたコースのそれ以上の変形を生
じない様な釣元テグスワイヤー用コースを提供し
ようとするものである。
もので、延縄漁業等の仕掛けを作るための作業性
が良好であり、海水中に於ても電蝕を受けること
がなく、又瞬間的に大きな衝撃力が加わつても、
仕掛けに組込まれたコースのそれ以上の変形を生
じない様な釣元テグスワイヤー用コースを提供し
ようとするものである。
更に又釣元テグスワイヤーのループ部と、本考
案釣元テグスワイヤー用コースとの密着が良好で
あり、延縄漁業等の漁撈中、瞬間的に大きな衝撃
力が加わつても釣元テグスワイヤーと釣元テグス
ワイヤー用コースとのずれ、移動、或は場合によ
り反転等を生ずることなく、釣針と釣元テグスワ
イヤーとのもつれ等をも生ずることなく、釣針の
自在の動きを保証し、釣元テグスワイヤーの補強
効果が大きく、結局、釣元テグスワイヤーの切損
を生ずる恐れの少ない安全な操業が可能な釣元テ
グスワイヤー用コースを提供しようとするもので
ある。
案釣元テグスワイヤー用コースとの密着が良好で
あり、延縄漁業等の漁撈中、瞬間的に大きな衝撃
力が加わつても釣元テグスワイヤーと釣元テグス
ワイヤー用コースとのずれ、移動、或は場合によ
り反転等を生ずることなく、釣針と釣元テグスワ
イヤーとのもつれ等をも生ずることなく、釣針の
自在の動きを保証し、釣元テグスワイヤーの補強
効果が大きく、結局、釣元テグスワイヤーの切損
を生ずる恐れの少ない安全な操業が可能な釣元テ
グスワイヤー用コースを提供しようとするもので
ある。
問題点を解決する為の手段
本考案は合成樹脂製で基部はほぼ半円環体形状
をなし、該基部に続く両脚部を有する断面トラフ
状の湾曲したコースにおいて、該基部肉厚は1.0
mm以上であつて、該基部に続く脚部の長さが基部
トラフ底の曲率半径の2.6〜4.6倍の長さを有する
ことにより、脚部に可撓性を付与したほぼU字
状、あまだれ状、馬蹄形状、一部開口卵形状等の
一部開口体の形状を有する釣元テグスワイヤー用
コースである。
をなし、該基部に続く両脚部を有する断面トラフ
状の湾曲したコースにおいて、該基部肉厚は1.0
mm以上であつて、該基部に続く脚部の長さが基部
トラフ底の曲率半径の2.6〜4.6倍の長さを有する
ことにより、脚部に可撓性を付与したほぼU字
状、あまだれ状、馬蹄形状、一部開口卵形状等の
一部開口体の形状を有する釣元テグスワイヤー用
コースである。
ここで基部とは第3図7で示す部分であり、該
基部に続く両脚部とは、同図8,8で示す部分で
ある。又基部の肉厚は同図Dで、基部トラフ底の
曲率半径は同図Rで、脚部の長さは同図Lで、脚
端部のトラフ底の肉厚はdで夫々示す。
基部に続く両脚部とは、同図8,8で示す部分で
ある。又基部の肉厚は同図Dで、基部トラフ底の
曲率半径は同図Rで、脚部の長さは同図Lで、脚
端部のトラフ底の肉厚はdで夫々示す。
次に両脚部のトラフ底の肉厚は、好ましくは基
部トラフ底の肉厚より脚部の先端に近づくにつれ
て漸次減少した値を有する様に構成してある。又
両脚端部のトラフ底肉厚dは基部トラフ底Dの好
ましくは0.1〜0.9倍の厚さを有するものである。
部トラフ底の肉厚より脚部の先端に近づくにつれ
て漸次減少した値を有する様に構成してある。又
両脚端部のトラフ底肉厚dは基部トラフ底Dの好
ましくは0.1〜0.9倍の厚さを有するものである。
本考案釣元テグスワイヤー用コースは、上記の
様に構成してあるので、そのほぼ半円環体形状を
なす基部は、比較的厚いトラフ底肉厚を有するこ
ととなり、硬剛性を保つ。
様に構成してあるので、そのほぼ半円環体形状を
なす基部は、比較的厚いトラフ底肉厚を有するこ
ととなり、硬剛性を保つ。
更にこの基部に続く両端部は適度に長い脚部を
有し、又好ましくは脚端部に近づくにつれて漸次
減少したトラフ底肉厚を有する様構成したことに
より、適度な可撓性を保有することとなり、本考
案釣元テグスワイヤー用コースを使用する際、釣
元テグスワイヤーをスリーブ状金具でかしめて釣
元テグスワイヤー端部ループ部を形成することに
より本考案コース両端部を接近させ、又は当接し
た形状として釣元テグスワイヤー用コースに閉環
状部又はこれに近い形状の部分を形成させるもの
である。
有し、又好ましくは脚端部に近づくにつれて漸次
減少したトラフ底肉厚を有する様構成したことに
より、適度な可撓性を保有することとなり、本考
案釣元テグスワイヤー用コースを使用する際、釣
元テグスワイヤーをスリーブ状金具でかしめて釣
元テグスワイヤー端部ループ部を形成することに
より本考案コース両端部を接近させ、又は当接し
た形状として釣元テグスワイヤー用コースに閉環
状部又はこれに近い形状の部分を形成させるもの
である。
次に本考案を図面に基づき説明する。
まぐろ、かつお等の延縄漁業に使用される枝糸
末端の仕掛けとして、本考案による釣元テグスワ
イヤー用コースの使用状況は、例えば第1図に示
すように、釣元テグスワイヤー1の一端にアーマ
ースプリング2を通してループ状に形成してスリ
ーブ状金具5′を用いてかしめる。他端は本考案
釣元テグスワイヤー用コース3を取付けるのであ
るが、まず本考案コース3の両脚端部間に釣針4
の環4aを通すことにより釣針4をコース3の湾
曲部にぶらさげる。次に前記釣元テグスワイヤー
1の他端部にスリーブ状金具5を挿通し、更にこ
の他端部を前記釣針4をぶらさげたコース3の外
周トラフ溝に沿つて巻きつけ、その先端を再び前
記スリーブ状金具5に挿通して釣元テグスワイヤ
ー1と前記コース3とが密着を保つ様にしめつけ
てスリーブ状金具5を前記コース3に接近させ、
場合により接触させることによりコース3の両脚
端部を接近或は当接させた状態にしてスリーブ状
金具5をかしめることにより、釣元テグスワイヤ
ー用コース3を固定して仕掛けとする。なお仕掛
けを作る手段として、上記はその一例であり種々
の変更も可能である。
末端の仕掛けとして、本考案による釣元テグスワ
イヤー用コースの使用状況は、例えば第1図に示
すように、釣元テグスワイヤー1の一端にアーマ
ースプリング2を通してループ状に形成してスリ
ーブ状金具5′を用いてかしめる。他端は本考案
釣元テグスワイヤー用コース3を取付けるのであ
るが、まず本考案コース3の両脚端部間に釣針4
の環4aを通すことにより釣針4をコース3の湾
曲部にぶらさげる。次に前記釣元テグスワイヤー
1の他端部にスリーブ状金具5を挿通し、更にこ
の他端部を前記釣針4をぶらさげたコース3の外
周トラフ溝に沿つて巻きつけ、その先端を再び前
記スリーブ状金具5に挿通して釣元テグスワイヤ
ー1と前記コース3とが密着を保つ様にしめつけ
てスリーブ状金具5を前記コース3に接近させ、
場合により接触させることによりコース3の両脚
端部を接近或は当接させた状態にしてスリーブ状
金具5をかしめることにより、釣元テグスワイヤ
ー用コース3を固定して仕掛けとする。なお仕掛
けを作る手段として、上記はその一例であり種々
の変更も可能である。
ここで釣元テグスワイヤー用コースとかしめた
スリーブ状金具5の間の距離はなくてもよいが、
少なくとも釣針4の環4aを構成している金属材
料の直径、例えば2.0mmよりも少であることが望
ましい。これによりコース3の両脚端部の距離は
好ましくは0又はほぼ1.5mm以下に保つことがで
きる。
スリーブ状金具5の間の距離はなくてもよいが、
少なくとも釣針4の環4aを構成している金属材
料の直径、例えば2.0mmよりも少であることが望
ましい。これによりコース3の両脚端部の距離は
好ましくは0又はほぼ1.5mm以下に保つことがで
きる。
次に本考案釣元テグスワイヤー用コース3は合
成樹脂を用いて、例えば第2図に斜視図を、第3
図に正面図を、第4図に側面図を、第5図に第3
図A−A断面図を、第6図に同B−B断面図を示
す形状とするものである。
成樹脂を用いて、例えば第2図に斜視図を、第3
図に正面図を、第4図に側面図を、第5図に第3
図A−A断面図を、第6図に同B−B断面図を示
す形状とするものである。
第3図に於て本考案釣元テグスワイヤー用コー
ス3は、ほぼ半円環体形状をなす基部7及び該基
部7に続く両脚部8,8を有する。ここで基部7
の肉厚、殊に基部7のトラフ底肉厚Dは、1.0mm
以上であつて、基部トラフ底の曲率半径Rの0.4
倍以上、好ましくは0.5〜0.8倍であり、脚部の長
さLは基部トラフ底の曲率半径Rの2.6〜4.6倍、
好ましくは3.0〜4.2倍の長さを有するものであ
る。なお基部トラフ底の曲率半径Rは、2.5〜8.0
mmが好ましく、更に好ましくは3.0〜5.0mmであ
る。
ス3は、ほぼ半円環体形状をなす基部7及び該基
部7に続く両脚部8,8を有する。ここで基部7
の肉厚、殊に基部7のトラフ底肉厚Dは、1.0mm
以上であつて、基部トラフ底の曲率半径Rの0.4
倍以上、好ましくは0.5〜0.8倍であり、脚部の長
さLは基部トラフ底の曲率半径Rの2.6〜4.6倍、
好ましくは3.0〜4.2倍の長さを有するものであ
る。なお基部トラフ底の曲率半径Rは、2.5〜8.0
mmが好ましく、更に好ましくは3.0〜5.0mmであ
る。
ここで基部7の側壁部或はトラフ底部の肉厚D
が上記の範囲よりも小である場合は、釣元テグス
ワイヤー用コース3の基部が可撓性を示し、この
コースを組み込んで仕掛けとする際、釣元テグス
ワイヤーとの間にずれや移動を生ずる恐れを生
じ、好ましくない。
が上記の範囲よりも小である場合は、釣元テグス
ワイヤー用コース3の基部が可撓性を示し、この
コースを組み込んで仕掛けとする際、釣元テグス
ワイヤーとの間にずれや移動を生ずる恐れを生
じ、好ましくない。
次に脚部の長さLが上記の範囲よりも短かい場
合は釣元テグスワイヤー用コースを組み込んで仕
掛けとする際、両脚端部の可撓距離が不足する
為、両脚端部を必要程度近接させ、或は当接する
ことが困難となる。又脚部の長さLが上記の範囲
を超えた場合は、脚部可撓性が大きくなりすぎる
ため、釣元テグスワイヤー用コースと釣元テグス
ワイヤーとの密着を害する恐れを生ずることとな
り、いずれも好ましくない。
合は釣元テグスワイヤー用コースを組み込んで仕
掛けとする際、両脚端部の可撓距離が不足する
為、両脚端部を必要程度近接させ、或は当接する
ことが困難となる。又脚部の長さLが上記の範囲
を超えた場合は、脚部可撓性が大きくなりすぎる
ため、釣元テグスワイヤー用コースと釣元テグス
ワイヤーとの密着を害する恐れを生ずることとな
り、いずれも好ましくない。
次に釣元テグスワイヤー用コース基部7のトラ
フ底肉厚Dは、釣元テグスワイヤー用コース3に
漁撈の際の急激な衝撃力が加わつても、硬剛性を
保つて容易に変形を生じない充分な厚さを保つて
いる。これに対し、両脚部8,8は適当に長く、
好ましくはそのトラフ底の肉厚は漸次脚端部に近
づくにつれて、その肉厚を減少する様に構成して
ある。結局、両脚8,8端部のトラフ底肉厚d
は、好ましくは基部トラフ底肉厚Dの0.1〜0.9
倍、更に好ましくは0.1〜0.5倍の厚さを有する様
に構成することにより、本考案釣元テグスワイヤ
ー用コースは合成樹脂製であつてもその基部7は
充分堅固で且つその両脚部8,8は適当な可撓性
を保有するものである。
フ底肉厚Dは、釣元テグスワイヤー用コース3に
漁撈の際の急激な衝撃力が加わつても、硬剛性を
保つて容易に変形を生じない充分な厚さを保つて
いる。これに対し、両脚部8,8は適当に長く、
好ましくはそのトラフ底の肉厚は漸次脚端部に近
づくにつれて、その肉厚を減少する様に構成して
ある。結局、両脚8,8端部のトラフ底肉厚d
は、好ましくは基部トラフ底肉厚Dの0.1〜0.9
倍、更に好ましくは0.1〜0.5倍の厚さを有する様
に構成することにより、本考案釣元テグスワイヤ
ー用コースは合成樹脂製であつてもその基部7は
充分堅固で且つその両脚部8,8は適当な可撓性
を保有するものである。
以上から本考案釣元テグスワイヤー用コース3
を仕掛けに組込む際、たとえコース両脚8,8端
部の間隔に多少の広狭があつても容易に釣針4の
環4aを脚両端間を通過させて、該コース3の湾
曲部に釣針を自在に位置させることができる。
を仕掛けに組込む際、たとえコース両脚8,8端
部の間隔に多少の広狭があつても容易に釣針4の
環4aを脚両端間を通過させて、該コース3の湾
曲部に釣針を自在に位置させることができる。
本考案コース3を仕掛けとして組込んだ場合
は、第7図に示す様に、釣元テグスワイヤー1に
嵌装した通常アルミニウム製のスリーブ状金具5
を釣元テグスワイヤー1に装着した釣元テグスワ
イヤー用コース3に極力接近してかしめることに
より、釣元テグスワイヤー用コース3両脚8,8
端部は容易に1.5mm以下程度に迄接近し、或は当
接し、釣元テグスワイヤーループ部1aと釣元テ
グスワイヤー用コース3は密着する。
は、第7図に示す様に、釣元テグスワイヤー1に
嵌装した通常アルミニウム製のスリーブ状金具5
を釣元テグスワイヤー1に装着した釣元テグスワ
イヤー用コース3に極力接近してかしめることに
より、釣元テグスワイヤー用コース3両脚8,8
端部は容易に1.5mm以下程度に迄接近し、或は当
接し、釣元テグスワイヤーループ部1aと釣元テ
グスワイヤー用コース3は密着する。
なお本考案釣元テグスワイヤー用コースの他の
形状の例として、U字状として第8図を、あまだ
れ状として第9図を、一部開口卵形状として第1
0図に夫々例示する。
形状の例として、U字状として第8図を、あまだ
れ状として第9図を、一部開口卵形状として第1
0図に夫々例示する。
本考案釣元テグスワイヤー用コース構成材料は
合成樹脂を使用するものであるが、殊に耐衝撃性
の大きい合成樹脂が好ましく、例えばポリカーボ
ネート樹脂、ポリイミド樹脂、PPS樹脂等を使用
することができるがポリカーボネート樹脂が殊に
好ましい。
合成樹脂を使用するものであるが、殊に耐衝撃性
の大きい合成樹脂が好ましく、例えばポリカーボ
ネート樹脂、ポリイミド樹脂、PPS樹脂等を使用
することができるがポリカーボネート樹脂が殊に
好ましい。
作 用
本考案釣元テグスワイヤー用コースは合成樹脂
を用いて製作されており、そのほぼ半円環体形状
をなす基部の肉厚は充分大きい為、本考案釣元テ
グスワイヤー用コースが漁労の際に衝撃的荷重を
受けても、該基部は変形を生ずることはない。こ
の基部に続く脚部は適当に長く、しかも好ましく
は漸次脚端部に近づくにつれて脚部トラフ底の肉
厚が減少する様に構成してあるので脚部は適度の
可撓性を有し、本考案コースを仕掛けに組込んだ
際、両脚端部は容易に接近、或は当接するもので
ある。仕掛けに組込まれた本考案コースは釣元テ
グスワイヤーに密着して固定されるものである。
を用いて製作されており、そのほぼ半円環体形状
をなす基部の肉厚は充分大きい為、本考案釣元テ
グスワイヤー用コースが漁労の際に衝撃的荷重を
受けても、該基部は変形を生ずることはない。こ
の基部に続く脚部は適当に長く、しかも好ましく
は漸次脚端部に近づくにつれて脚部トラフ底の肉
厚が減少する様に構成してあるので脚部は適度の
可撓性を有し、本考案コースを仕掛けに組込んだ
際、両脚端部は容易に接近、或は当接するもので
ある。仕掛けに組込まれた本考案コースは釣元テ
グスワイヤーに密着して固定されるものである。
実施例
釣元テグスワイヤー用コースとして市販ポリカ
ーボネート樹脂を使用し、第3図乃至第6図に示
すほぼ馬蹄形状であつて、ほぼ半円環体形状をな
す基部7のトラフ底曲率半径Rが3.8mmであり、
脚部の長さLが14mm、基部7のトラフ底肉厚Dは
2.0mmであり、脚8,8両端部のトラフ底の肉厚
dは0.6mmの釣元テグスワイヤー用コースを作成
した。このコース両脚端部間に釣針4の環4aを
通してコース湾曲部に釣針4をつりさげる。釣針
4の環4aを構成するステンレス鋼針金の直径は
2.5mm、外径12mmである。
ーボネート樹脂を使用し、第3図乃至第6図に示
すほぼ馬蹄形状であつて、ほぼ半円環体形状をな
す基部7のトラフ底曲率半径Rが3.8mmであり、
脚部の長さLが14mm、基部7のトラフ底肉厚Dは
2.0mmであり、脚8,8両端部のトラフ底の肉厚
dは0.6mmの釣元テグスワイヤー用コースを作成
した。このコース両脚端部間に釣針4の環4aを
通してコース湾曲部に釣針4をつりさげる。釣針
4の環4aを構成するステンレス鋼針金の直径は
2.5mm、外径12mmである。
釣元テグスワイヤーとして直径2.0mmのフツ化
ビニリデン単糸を使用し、このワイヤー1を固定
用アルミニウム製スリーブ金具5に挿通し、次で
前記釣針を吊り下げた本考案釣元テグスワイヤー
用コース3のトラフに密着させながらワイヤー1
の先端を前記スリーブ状金具5に挿通した上でス
リーブ状金具5を前記コース3に接触する迄接近
させ、前記コース3の両脚部8,8の両端部を当
接させた状態とし、この状態で釣元テグスワイヤ
ー1を緊張しながら前記スリーブ金具5をかしめ
て仕掛けとした。
ビニリデン単糸を使用し、このワイヤー1を固定
用アルミニウム製スリーブ金具5に挿通し、次で
前記釣針を吊り下げた本考案釣元テグスワイヤー
用コース3のトラフに密着させながらワイヤー1
の先端を前記スリーブ状金具5に挿通した上でス
リーブ状金具5を前記コース3に接触する迄接近
させ、前記コース3の両脚部8,8の両端部を当
接させた状態とし、この状態で釣元テグスワイヤ
ー1を緊張しながら前記スリーブ金具5をかしめ
て仕掛けとした。
この様にして作成した第1図に示す様な仕掛け
を用いてまぐろの延縄漁を行つた所、円滑且つ安
全に長期間操業出来た。
を用いてまぐろの延縄漁を行つた所、円滑且つ安
全に長期間操業出来た。
考案の効果
以上の通り、本考案釣元テグスワイヤー用コー
スは、合成樹脂を用いているので、製作、加工は
容易であり、ステンレス スチールやアルミニウ
ム等の金属製コースを用いた場合に起る電蝕、海
水中への溶出等による釣針交換の必要性等の不利
益がない。
スは、合成樹脂を用いているので、製作、加工は
容易であり、ステンレス スチールやアルミニウ
ム等の金属製コースを用いた場合に起る電蝕、海
水中への溶出等による釣針交換の必要性等の不利
益がない。
次に本考案釣元テグスワイヤー用コースはその
ほぼ半円環体形状をなす基部肉厚は充分厚く構成
されているので本考案コースに漁労中に衝撃力が
加わつても基部の変形を起すことがない。又本考
案基部に続く両脚部は適度の可撓性を有するの
で、本考案コースを仕掛けに組み込んだ際、本考
案コース両脚端部は互に接近、或は当接して概ね
環状部を形成し、その外周トラフ溝に釣元テグス
ワイヤーが密着して固定され、延縄漁業等の漁労
の際、瞬間的に大きな衝撃力が加わつても本考案
コースは釣元テグスワイヤーとのずれ、移動、反
転等を起すことはない。従つて本考案コースは常
に釣元テグスワイヤーの補強効果を保有するもの
である。
ほぼ半円環体形状をなす基部肉厚は充分厚く構成
されているので本考案コースに漁労中に衝撃力が
加わつても基部の変形を起すことがない。又本考
案基部に続く両脚部は適度の可撓性を有するの
で、本考案コースを仕掛けに組み込んだ際、本考
案コース両脚端部は互に接近、或は当接して概ね
環状部を形成し、その外周トラフ溝に釣元テグス
ワイヤーが密着して固定され、延縄漁業等の漁労
の際、瞬間的に大きな衝撃力が加わつても本考案
コースは釣元テグスワイヤーとのずれ、移動、反
転等を起すことはない。従つて本考案コースは常
に釣元テグスワイヤーの補強効果を保有するもの
である。
更に、仕掛けに組み込まれた本考案コースの構
成する環状部内で釣針の環は自在であるが、両脚
端部の位置が釣針の環より狭いので、本考案コー
ス環状部を逸脱することはない。
成する環状部内で釣針の環は自在であるが、両脚
端部の位置が釣針の環より狭いので、本考案コー
ス環状部を逸脱することはない。
結局、釣元テグスワイヤー用コースに保持され
た釣針は自在の動きを保証され、しかも釣元テグ
スワイヤーのもつれ或は切損を起す恐れは解消し
たもので、本来の釣元テグスワイヤー糸の強さを
充分引出すことが可能で長期間、安定して本考案
釣元テグスワイヤー用コースを延縄漁業等に使用
することが可能となつた。
た釣針は自在の動きを保証され、しかも釣元テグ
スワイヤーのもつれ或は切損を起す恐れは解消し
たもので、本来の釣元テグスワイヤー糸の強さを
充分引出すことが可能で長期間、安定して本考案
釣元テグスワイヤー用コースを延縄漁業等に使用
することが可能となつた。
第1図は延縄漁業における枝糸末端部の仕掛け
を示す正面図、第2図は本考案釣元テグスワイヤ
ー用コースのほぼ馬蹄形の1例の斜視図、第3図
は第2図に示す本考案釣元テグスワイヤー用コー
スの正面図、第4図は同側面図、第5図は第3図
A−A断面図、第6図は第3図B−B断面図、第
7図は第2図乃至第6図の本考案釣元テグスワイ
ヤー用コースの仕掛けへの取付部拡大部分正面
図、第7図は同側面図、第8図乃至第10図は本
考案釣元テグスワイヤー用コースの他の例の正面
図を示す。 1……釣元テグスワイヤー、1a……釣元テグ
スワイヤーループ部、2……アーマースプリン
グ、3……釣元テグスワイヤー用コース、4……
釣針、4a……釣針取付用環、5……釣元テグス
ワイヤー用コース3近傍での釣元テグスワイヤー
1を固定してループ部1aを構成する様にかしめ
て使用するスリーブ状金具、5′……アーマース
プリング近傍での釣元テグスワイヤー固定用スリ
ーブ状金具、6……釣元テグスワイヤー用コース
の形成する環状部、7……釣元テグスワイヤー用
コース基部、8……同基部に続く脚部、R……釣
元テグスワイヤー基部トラフ底曲率半径、D……
同基部トラフ底肉厚、d……同脚端部肉厚、L…
…同基部に続く脚部8の長さ。
を示す正面図、第2図は本考案釣元テグスワイヤ
ー用コースのほぼ馬蹄形の1例の斜視図、第3図
は第2図に示す本考案釣元テグスワイヤー用コー
スの正面図、第4図は同側面図、第5図は第3図
A−A断面図、第6図は第3図B−B断面図、第
7図は第2図乃至第6図の本考案釣元テグスワイ
ヤー用コースの仕掛けへの取付部拡大部分正面
図、第7図は同側面図、第8図乃至第10図は本
考案釣元テグスワイヤー用コースの他の例の正面
図を示す。 1……釣元テグスワイヤー、1a……釣元テグ
スワイヤーループ部、2……アーマースプリン
グ、3……釣元テグスワイヤー用コース、4……
釣針、4a……釣針取付用環、5……釣元テグス
ワイヤー用コース3近傍での釣元テグスワイヤー
1を固定してループ部1aを構成する様にかしめ
て使用するスリーブ状金具、5′……アーマース
プリング近傍での釣元テグスワイヤー固定用スリ
ーブ状金具、6……釣元テグスワイヤー用コース
の形成する環状部、7……釣元テグスワイヤー用
コース基部、8……同基部に続く脚部、R……釣
元テグスワイヤー基部トラフ底曲率半径、D……
同基部トラフ底肉厚、d……同脚端部肉厚、L…
…同基部に続く脚部8の長さ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 合成樹脂製で基部はほぼ半円環体形状をな
し、該基部に続く両脚部を有する断面トラフ状
の湾曲したコースにおいて、該基部肉厚は1.0
mm以上であつて、該基部に続く脚部の長さが基
部トラフ底の曲率半径の2.6〜4.6倍の長さを有
し、両脚部のトラフ底の肉厚は、基部トラフ底
の肉厚より脚部の先端に近づくにつれて漸次減
少した値を有する様に構成することにより、脚
部に可撓性を付与したことを特徴とする釣元テ
グスワイヤー用コース。 2 両脚端部のトラフ底肉厚は、基部トラフ底の
肉厚の0.1〜0.9倍の厚さを有するものである実
用新案登録請求の範囲第1項記載の釣元テグス
ワイヤー用コース。 3 合成樹脂はポリカーボネート樹脂、ポリイミ
ド樹脂及びPPS樹脂から選択されたものである
実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項記載
の釣元テグスワイヤー用コース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987014282U JPH04689Y2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987014282U JPH04689Y2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63122077U JPS63122077U (ja) | 1988-08-08 |
JPH04689Y2 true JPH04689Y2 (ja) | 1992-01-10 |
Family
ID=30804123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987014282U Expired JPH04689Y2 (ja) | 1987-02-04 | 1987-02-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04689Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5745813U (ja) * | 1980-08-27 | 1982-03-13 | ||
JPS5817412U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-03 | 株式会社アイジ−技術研究所 | 建築用複合板 |
-
1987
- 1987-02-04 JP JP1987014282U patent/JPH04689Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5745813U (ja) * | 1980-08-27 | 1982-03-13 | ||
JPS5817412U (ja) * | 1981-07-27 | 1983-02-03 | 株式会社アイジ−技術研究所 | 建築用複合板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63122077U (ja) | 1988-08-08 |
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