JPH0466380B2 - - Google Patents

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JPH0466380B2
JPH0466380B2 JP60143206A JP14320685A JPH0466380B2 JP H0466380 B2 JPH0466380 B2 JP H0466380B2 JP 60143206 A JP60143206 A JP 60143206A JP 14320685 A JP14320685 A JP 14320685A JP H0466380 B2 JPH0466380 B2 JP H0466380B2
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は半導体装置の製造方法に関し、特
に、バイポーラ型半導体集積回路装置におけるベ
ースの電極引出部の形成方法の改良に関する。
[従来の技術] 一般にバイポーラ型半導体集積回路装置におけ
るトランジスタは、pn接合分離、選択酸化技術
を用いた酸化膜分離、または3重拡散を用いる方
法などによつて電気的に独立した島内に形成され
る。ここでは、酸化膜分離法によつてnpnトラン
ジスタを形成する方法について述べる。もちろ
ん、これ以外の上記各種分離法を用いる場合、さ
らにはpnpトランジスタについても適用できるも
のである。
第5A図ないし第5E図は、従来の製造方法に
よる主要工程段階における半導体装置の断面構造
を示す図である。以下、第5A図〜第5E図を参
照して従来の製造方法について簡単に説明する。
第5A図において、低不純物濃度のp型(p-
型)シリコン基板1にコレクタ埋込み層となる高
不純物濃度のn型(n+型)層2が選択的に形成
される。次にシリコン基板1およびn+型層2の
上にn-型エピタキシヤル層3が形成される。
第5B図において、下敷酸化膜101および窒
化膜201がn-層3上の所定の領域に形成され
る。窒化膜201をマスクとしてチヤンネルカツ
ト用のp型層4のアニールと同時に、窒化膜20
1をマスクとして厚い分離酸化膜102が選択酸
化により形成される。
第5C図において、まず選択酸化用のマスクと
して用いられた窒化膜201が下敷酸化膜101
とともに除去される。次に、改めてイオン注入保
護用の酸化膜103が形成され、フオトレジスト
膜(この段階でのフオトレジスト膜は図示せず)
をマスクとして、外部ベース層となるp+型層5
が形成される。さらに、上記フオトレジスト膜を
除去し、改めてフオトレジスト膜301を所定の
形状に形成し、これをマスクとして活性ベース層
となるp型層6がイオン注入法により形成され
る。
第5D図において、フオトレジスト膜301が
除去され、次に一般に燐ガラス(PSG)である
パツシベーシヨン膜401が被着される。ベース
イオン注入層5,6のアニールとPSG膜401
の焼き締めとを兼ねた熱処理を行なつて、中間段
階の外部ベース層51および活性ベース層61が
形成される。次に、PSG膜401の予め定めら
れた領域にエミツタ電極用コンタクト孔70およ
びコレクタ電極用コンタクト孔80が形成され、
このコンタクト孔70,80を介してイオン注入
法によりエミツタ層となるべきn+型層7および
コレクタ電極取出装置となるべきn+型層8が形
成される。
第5E図において、各イオン注入層をアニール
し、外部ベース層52および活性ベース層62が
完成され、かつエミツタ層71およびコレクタ電
極取出層81が形成される。各開孔50,70お
よび80に電極突抜け防止(たとえばAlとSiと
の反応の防止)用の金属シリサイド膜501が形
成される。この金属シリサイド膜501には、白
金シリサイド(Pt−Si)、パラジウムシリサイド
(Pd−Si)などが用いられる。金属シリサイド膜
501上にアルミニウムAlのような低抵抗金属
を用いてベース電極配線9、エミツタ電極配線1
0およびコレクタ電極配線11が形成される。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、トランジスタの周波数特性はベース
−コレクタ容量およびベース抵抗などに依存す
る。したがつて、トランジスタの周波数特性の向
上を図るには、これらを小さくする必要がある。
上述の従来の構造におけるp+型外部ベース層5
2はベース抵抗を低下させるために設けられてい
る。
しかし、この外部ベース層52はベース−コレ
クタ容量を増大させるという欠点がある。
第6図は従来の方法で製造されたトランジスタ
の平面パターン図である。ベース抵抗は第6図に
示されるエミツタ層71とベース電極取出用開孔
50との距離D1に依存する。従来の装置におい
ては、ベース電極配線9とエミツタ電極配線10
との間隔と電極配線9,10のそれぞれの開孔5
0,70からのはみ出し分との合計距離とになつ
ている。したがつて、フオトエツチングの精度を
向上して電極配線間隔を小さくしても、上述のは
み出し分はどうしても残る。また、第6図に示さ
れるエミツタ層71と分離酸化膜境界Aとの間の
ベース領域は非活性領域であり、ベース−コレク
タ容量を増大させる。この非活性領域をなくすた
めに、エミツタ層71が分離酸化膜に接するウオ
ールド・エミツタ構造とする方法がある。しかし
この方法においても種々の欠点が生じる。
第7A図ないし第7C図は、第6図のX−X線
における断面の一部を示す図である。以下、第7
A図〜第7C図を参照して従来のウオールド・エ
ミツタ構造の問題点について説明する。
第7A図はベース形成のためにフオトレジスト
膜301をマスクとして、p型不純物であるボロ
ンを注入した状態を示す。次に、コンタクトホー
ルを形成するためにエミツタ領域7上の酸化膜1
03を除去する必要がある。しかし、このウオー
ルド・エミツタ構造においては、第7B図に示さ
れるように、分離酸化膜102の境界Aが酸化膜
除去時にオーバエツチングされ、エミツタ領域が
第7C図にBで示されるように深くなる。この結
果、電流増幅率の制御性の低下、さらには第7C
図に示される部分Bのところでエミツタ−コレク
タ間のシヨートが生ずる危険性が大きい。
さらに、ベース抵抗を減少させる方法として、
第8図に示されるようなダブル・ベース構造とす
ることが多々ある。しかし、従来方法において
は、ベース電極取出しなどでベース領域が増大
し、却つてベース−コレクタ容量の増大を招くと
いう欠点がある。
また、従来の製造方法においては、エミツタ−
ベース接合が外部ベース領域の表面より深くされ
ており、電流増幅率の電流依存性が大きくなると
いう欠点もあつた。すなわち、微少低電領域にお
いて、界面(エミツタ−外部ベース領域等)にお
いて再結合等により電流が吸収され、電流増幅率
の制御性が劣化するという問題点があつた。
それゆえ、この発明の目的は上述の欠点を除去
しベース抵抗およびベース−コレクタ容量を低下
させ、かつ低電流領域における電流増幅率の電流
依存性を小さくし、さらに周波数特性の良好な半
導体装置を得ることが可能な半導体装置の製造方
法を提供することである。
[問題点を解決するための手段] この発明における半導体の製造方法は、エミツ
タ領域となる半導体基板領域上にエミツタ領域形
成用の不純物拡散源を有するシリコン膜(単結
晶、非晶質および多結晶のいずれか)を形成し、
ベース領域を一部このシリコン膜を介してイオン
注入して形成し、次にこのシリコン膜を用いてエ
ミツタ領域を自己整合的にベース領域内に形成す
る。さらに、自己整合的にエミツタ領域上のポリ
シリコン膜とベース電極取出領域との間に絶縁膜
を形成してベース−エミツタ電極間を絶縁し、さ
らに自己整合的にベース電極取出領域を形成す
る。このとき、エミツタ−ベース接合は外部ベー
ス領域表面より浅くされてベース電極取出部と同
一の深さに形成される。
[作用] 自己整合的にベース領域内にエミツタ領域を形
成しているので、エミツタ領域拡散源となり、か
つ金属電極に接続されるポリシリコン膜等のパタ
ーニングマスクによつて自己整合的にエミツタ−
シリコン膜周辺に最小のベース電極取出領域が形
成される。
また、エミツタ領域上のシリコン膜とベース領
域上の金属配線との間には絶縁膜が介在するだけ
であるので、エミツタ−ベース間隔はほぼこの絶
縁膜の膜厚となり小さくなる。
さらに、不純物拡散源となるポリシリコン膜か
らの不純物をエミツタ領域となるべき領域に拡散
してエミツタ領域を形成しているので、エミツタ
領域形成時のイオン注入用にコンタクト孔を形成
する必要がない。したがつて、エミツタ領域上の
酸化膜を除去する必要がなく、分離酸化膜境界で
のオーバエツチングは生じることはないので、エ
ミツタ領域とベース領域とがほぼ平行な状態で分
離領域に接するようになる。
さらに、エミツタ−ベース接合が外部ベース領
域表面より浅くされており、再結合による電流の
吸収がなく、低電流領域における電流増幅率の電
流依存性が小さくなつている。
[発明の実施例] 第1A図ないし第1J図はこの発明の一実施例
である半導体装置の製造方法の主要工程段階にお
ける断面図である。以下、第1A図ないし第1J
図を参照してこの発明の一実施例である半導体装
置の製造方法について説明する。
第1A図を参照して、p-型シリコン基板1の
所定の領域にn+型コレクタ埋込み層2、n-型エ
ピタキシヤル層3、チヤンネルカツト用のp型層
4、分離酸化膜102、コレクタ電極取出領域と
なるn+型拡散層8が形成される。この各領域の
形成は、第5A図および第5B図に示される従来
と同様の方法を用いて行なわれる。次に第5B図
に示される下敷酸化膜101および窒化膜201
が除去された後、シリコン膜、好ましくはポリシ
リコン膜600、窒化膜202および酸化膜10
4がこの順に半導体基板1の表面上に形成され
る。次に、予め定められたパターン形状を有する
レジスト膜303をマスクとして、ポリシリコン
膜600、窒化膜202および酸化膜104から
なる多層膜をエツチングする。このパターニング
により、後にコレクタ電極取出層およびエミツタ
層となる領域にのみ、酸化膜104、窒化膜20
2、ポリシリコン膜600が残される。
第1B図を参照する。上述の工程で多層膜のパ
ターニングに用いられたレジスト膜303をマス
クとして、多層膜に含まれる酸化膜104の側壁
のみをサイドエツチングする。この結果、酸化膜
104はポリシリコン膜600および窒化膜20
2より内側に後退する。
第1C図において、窒化膜202をマスクとし
て選択酸化を行なつて、酸化膜105が半導体基
板表面上の所定の領域に形成される。
第1D図において、酸化膜104をマスクとし
てエツチングを行なつて窒化膜202および窒化
膜202の下地のポリシリコン膜600をパター
ニングし、さらにはシリコン基板(n-層3)の
予め定められた膜厚をエツチング除去し、ベース
電極となるべき部分は薄くされる。これは、エミ
ツタ接合(活性ベース領域−エミツタ領域間の接
合)がベース電極取出層と同一の深さに形成され
るようにすることにより電流増幅率の電流依存性
を小さくするためである。すなわち、再結合にお
ける電流の吸収を除去し、低電流領域においても
確実に電流増幅率を制御できるようにする。
第1E図を参照する。酸化膜104が除去され
た後、窒化膜202をマスクとする選択酸化によ
り、酸化膜106がポリシリコン膜600と酸化
膜105との間の半導体基板表面上に形成され
る。このとき、選択酸化は薄くされたポリシリコ
ン膜600のみならずその下のn-型半導体領域
3も若干酸化される程度に行なわれる。酸化膜1
06はポリシリコン膜600の側壁を覆う。
第1F図において、まず窒化膜202が除去さ
れる。次に、酸化膜106をマスクとしてポリシ
リコン膜600にn+型不純物を導入し、不純物
含有ポリシリコン膜601が形成される。これに
よりポリシリコン膜601はエミツタ領域形成用
の不純物拡散源となる。
第1G図において、酸化膜106が除去された
後、p型不純物がイオン注入され、イオン注入層
52′,51,52,53が形成される。このと
き、酸化膜106が除去さた部分のn-型半導体
領域が外部ベース層となる。一方、酸化膜105
はベース領域とコレクタ領域とを分離するために
残される。このため、酸化膜105は第1C図に
おける選択酸化において1μmと厚く、かつ酸化
膜106は第1E図における選択酸化において
200〜300nmと薄く形成される。また、コレクタ
電極取出領域にイオン注入して形成されるp層5
2′,52はコレクタ電極取出用のn+拡散層8に
よりほとんど無視できる不純物量であり、コレク
タ電極取出拡散層8にほとんど影響を及ぼさな
い。また、ポリシリコン膜602(p型不純物が
注入されたポリシリコン膜601)の下の活性ベ
ース層となるべきイオン注入領域は、ポリシリコ
ン膜602を介してp型不純物がイオン注入され
るので、外部ベース層となるべき領域53に比べ
浅く形成される。
第1H図において、p型不純物イオン注入層の
アニーリングおよびポリシリコン膜602からの
n+型不純物のシリコン基板3への拡散が同時に
行なわれる。この結果、エミツタ領域7が自己整
合的に形成されるとともに、外部ベース領域54
が活性ベース領域6よりも若干深くかつ低抵抗に
形成される。次に低温(800℃〜900℃程度)での
酸化を行ない、n+型ポリシリコン膜603,6
04上に厚い酸化膜107が、p+型シリコン基
板54上に薄い酸化膜108が各々形成される。
これは、n型不純物の燐または砒素などを高濃度
に含むシリコン、ポリシリコンにおいては、低温
ほど増速酸化が行なわれるというよく知られた事
実を利用している。
第1I図において、ポリシリコン膜603,6
04上に形成された酸化膜107,108に異方
性エツチング(RIE)を行なつて、外部ベース領
域54上の薄い酸化膜108が除去される。ここ
で、ベース電極のエミツタ層7へのシヨートを防
止する方法として、第1H図に示される全表面上
に窒化膜203を被着させ、異方性エツチングに
よつてポリシリコン膜603の側壁にのみ窒化膜
203を残した後に、再びRIE(Reactive
Ionbeam Etching)法を用いて酸化膜108を
除去し、ポリシリコン膜603側壁には酸化膜−
窒素膜を残す方法があり、第1I図にはこの状態
が示される。
第1J図において、まず、コレクタ電極取出領
域8上の厚い酸化膜108が除去される。同時
に、予め定められた領域に選択エツチングが施さ
れ、エミツタ電極用コンタクト孔70(第1J図
には図示せず)およびコレクタ電極用コンタクト
孔80が形成される。次に、たとえばAlなどの
低抵抗金属を用いてベース電極配線9、エミツタ
電極配線10(第1J図には図示せず)およびコ
レクタ電極配線11がそれぞれ形成される。第1
J図から見られるように、エミツタ−ベース間間
隔はほぼポリシリコン膜603側壁の酸化膜19
7と窒化膜203との膜厚であつて、ベース抵抗
は非常に小さくなつている。
第2図上述の発明の一実施例において製造され
たトランジスタの平面パターン図であり、第6図
に示される従来法のトランジスタの平面パターン
図に対応するものである。第2図に示されるよう
に、エミツタ電極配線10につながるポリシリコ
ン膜603は、エミツタ領域7の拡散源となつて
いるから、図中のAのところでエミツタ領域7が
分離酸化膜102に接することになる。また、第
7図に示される従来の方法と異なり、エミツタ領
域7はポリシリコン膜603からの不純物拡散に
より自己整合的に形成されるので、ベース領域が
分離酸化膜102近傍でオーバエツチングされて
狭くなることはない。すなわち、第3図に示され
るように、エミツタ領域70と活性ベース領域6
とはポリシリコン膜603を介して同時に形成さ
れるので、ほぼ平行であり、ベース幅は一定であ
る。したがつて、ベース面積はエミツタ−ベース
電極間のはみ出し領域がなくなつていることとベ
ース電極取出領域が自己整合的に最小面積で形成
されていることと合わせて大幅に小さくなりベー
ス−コレクタ容量が低減される。また、第2図に
見られるように、ベース電極配線9はエミツタ領
域7の三方周囲に形成されているので、自動的に
ダブル・ベース構造となつており、ベース領域の
増大をもたらすことなくベース抵抗が大幅に低減
される。
また、エミツタ接合が外部ベース領域表面より
浅く形成されベース電極取出層と同一の深さに形
成されているので、界面における再結合による電
流の吸収がなく、低電流領域における電流増幅率
の電流依存性が小さくなつている。
なお、他の実施例として第4図に示されるよう
に、コレクタ電極取出領域形成用のn型不純物拡
散を行なう代わりに、第1G図に示される工程に
おいてレジスト膜304をマスクとして、ベース
領域の酸化膜106を除去した後、選択的にp型
不純物注入を行ない、アニール処理を行なう。こ
の結果、n型不純物が注入されたポリシリコン膜
604からn型不純物が拡散して電極取出層を形
成することができる。
また言うまでもないが、この発明はpnpトラン
ジスタの製造にも適用できるものである。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、エミツタ領
域上のシリコン膜とベース領域上の金属電極膜間
には絶縁膜が介在するだけであるので、エミツタ
−ベース間隔を実効的に小さくでき、その結果ベ
ース抵抗が小さくなつて半導体装置の周波数特性
が向上する。
また、エミツタ領域形成用の不純物をエミツタ
領域となるべき領域にポリシリコン膜を拡散源と
して不純物拡散してエミツタ領域を形成し、これ
と同時にベース領域形成用の不純物をさらに半導
体基板に拡散してベース領域を完成させているの
で、分離領域境界がオーバエツチングされること
がなく、エミツタ領域とベース領域とをほぼ平行
な状態で分離酸化膜領域に接するようにすること
ができる。
また、ベース電極取出領域がエミツタ領域形成
のパターンに対し自己整合的に最小面積で形成さ
れるので、非活性ベース領域が大幅に低減され
る。
さらに、第1A図のレジスト膜303のパター
ン寸法からサイドエツチングおよび選択酸化時の
いわゆるバードビークの食い込みによつて、エミ
ツタ層を形成するポリシリコン膜603のパター
ン寸法は1/3以下になるので、容易にサブミクロ
ン幅のエミツタ領域を実現することができる。
また、エミツタ接合が外部ベース領域表面より
浅く形成されてベース電極取出層と同一の深さと
なつているので、電極増幅率の電流依存性が小さ
くなつている。以上のようにして、周波数特性が
向上した半導体集積回路装置の製造が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1J図はこの発明の一実施例
による製造方法の主要工程段階における断面構造
を示す図である。第2図はこの発明の方法で製造
されたトランジスタの平面パターン図である。第
3図はこの発明における半導体装置の分離酸化膜
境界近傍の断面模式図である。第4図はこの発明
の他の実施例である半導体装置の製造方法におけ
る断面構造図である。第5A図ないし第5E図は
従来の製造方法の主要工程段階における半導体装
置の状態を示す断面図である。第6図は従来方法
で製造されたトランジスタの平面パターン図であ
る。第7A図ないし第7C図は従来方法でエミツ
タ層を分離酸化膜に接するように形成した場合に
おける分離酸化膜近傍の断面模式図である。第8
図は従来方法で製造されたダブル・ベース構造の
トランジスタの平面パターン図である。 図において、1はp-型シリコン基板、2はn+
型コレクタ埋込み層、3はn-型エピタキシヤル
層、5は外部ベース層となるべき領域、52,5
4は外部ベース領域、6,62は活性ベース領
域、7,71はエミツタ領域、8,81はコレク
タ電極取出領域、9はベース電極配線、10はエ
ミツタ電極配線、11はコレクタ電極配線、50
はベース電極用コンタクト孔、70はエミツタ電
極用コンタクト孔、80はコレクタ電極用コンタ
クト孔、102は分離酸化膜、103,104,
105,106,107,108は酸化膜、20
1,202,203は窒化膜、303,304は
フオトレジスト膜、401はパツシベーシヨン
膜、600,601,602,603,604は
ポリシリコン膜である。なお、図中、同一符号は
同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 第1導電型の半導体基板上に形成され、かつ
    エミツタ領域、コレクタ領域およびベース領域を
    備える半導体装置の製造方法であつて、前記半導
    体装置は分離領域により隣接する半導体装置と電
    気的に絶縁されており、 前記半導体基板表面上の予め定められた領域
    に、シリコン膜、窒化膜および酸化膜がこの順に
    堆積されてなる多層膜を形成する第1のステツプ
    と、 前記多層膜に含まれる酸化膜のみをサイドエツ
    チングして前記窒化膜および前記シリコン膜より
    内側に後退させる第2のステツプと、 前記窒化膜をマスクとして選択酸化を行なつて
    前記半導体基板上の予め定められた領域に第1の
    酸化膜を形成する第3のステツプと、 前記サイドエツチングされた酸化膜をマスクと
    して前記窒化膜、前記シリコン膜および前記半導
    体基板の予め定められた深さの領域を選択的に異
    方性エツチングを行なつて除去する第4のステツ
    プと、 前記選択的にエツチングされた窒化膜をマスク
    として選択酸化を行なつて、前記シリコン膜と前
    記第1酸化膜との間の前記半導体基板表面上に第
    2の酸化膜を形成する第5のステツプと、 前記第2の酸化膜をマスクとして、前記第1導
    電型の不純物を前記シリコン膜に導入する第6の
    ステツプと、 前記ベース領域の電極取出部となる領域上の前
    記第2の酸化膜を除去する第7のステツプと、 前記ベース領域となるべき領域に、第2導電型
    の不純物を導入する第8のステツプと、 前記半導体基板に加熱処理を施して前記シリコ
    ン膜から前記第1導電型の不純物を前記エミツタ
    領域となるべき領域へ拡散して前記エミツタ領域
    を形成し、かつ同時に前記ベース領域を完成する
    第9のステツプと、 前記半導体基板に低温酸化処理を施して、前記
    エミツタ領域に接続されるシリコン膜の側壁およ
    び上表面に第3の酸化膜を形成する第10のステツ
    プと、 前記シリコン膜上の予め定められた領域に形成
    される前記第3の酸化膜を貫通する開孔を通して
    エミツタ電極を形成し、かつ前記半導体基板上の
    予め定められた領域上にベース電極およびコレク
    タ電極となる電極配線を各々設ける第11のステツ
    プとを含む半導体装置の製造方法。 2 前記第10のステツプと前記第11のステツプと
    の間において、前記エミツタ領域に接続されるシ
    リコン膜に形成された第3の酸化膜の側壁にさら
    に窒化膜を形成するステツプを備える、特許請求
    の範囲第1項記載の半導体装置の製造方法。 3 前記第4の工程において、選択的に除去され
    る前記半導体基板の予め定められた深さは、エミ
    ツタ−ベース接合が外部ベース領域表面よりも浅
    くなるようにされた深さである、特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の半導体装置の製造方
    法。
JP14320685A 1985-04-10 1985-06-28 半導体装置の製造方法 Granted JPS622657A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14320685A JPS622657A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 半導体装置の製造方法
GB08604500A GB2175136B (en) 1985-04-10 1986-02-24 Semiconductor manufacturing method
US06/833,327 US4728618A (en) 1985-04-10 1986-02-25 Method of making a self-aligned bipolar using differential oxidation and diffusion

Applications Claiming Priority (1)

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JP14320685A JPS622657A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 半導体装置の製造方法

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