JPH0464811A

JPH0464811A - ごみ焼却炉

Info

Publication number: JPH0464811A
Application number: JP2176079A
Authority: JP
Inventors: Akira Futaki; 二木　亮
Original assignee: SAAMARU KK
Current assignee: SAAMARU KK
Priority date: 1990-07-03
Filing date: 1990-07-03
Publication date: 1992-02-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野ｊ本発明は、マンション、中小規模の事業所等に設置する
ごみ焼却炉に関する。

〔従来の技術〕

従来、マンション、中小規模の事業所等においては、ご
みを清掃車によって回収していた。

〔発明が解決しようとする課題１しかし、上述の従来装置は、ごみを単に、清掃車によっ
て回収するだけであるため、熱、炭素等が無駄になると
いう問題点があった。

そこで、本発明は、ごみを無騒音で燃焼し、無毒、無臭
な排気ガスを排気し、これによりごみの体積を減少させ
、さらに、燃焼による熱を回収し、炉壁を保護し、炭素
等を回収できるごみ焼却炉を捉供することを目的とする
。

［課題を解決するだめの手段１本発明は、ごみが投入されるごみ投入口と、該ごみ投入
口に連通し、該ごみが第１の搬送装置により搬送される
下部搬送路と、該下部搬送路の端部に接続し、連通し、
はぼ垂直方向に立設され、空気孔が設けられる筒部と、
該筒部まで搬送された該ごみを押圧圧縮する圧縮装置と
、該押圧圧縮されたごみを該筒部内で押し上げる押し上
げ装置と、該押し上げられたごみを該筒部内で加熱して
、燃焼させる燃焼装置と、該押し」二げられ、燃焼され
たごみから熱を該筒部内で回収し、該筒部外で蓄熱する
熱回収蓄熱装置と、該燃焼されたごみが、該筒部の上部
から第２の搬送装置により搬送される上部搬送路と、該
燃焼により発生した排気ガスを排気し、該上部搬送路に
設けられた排気装置と、該上部搬送路を通過した該ごみ
を分別回収する分別回収装置と、から成ることを特徴と
するごみ焼却炉である。

〔作用〕

本発明によれば、筒部内でごみを無騒音で燃焼し、無毒
、無臭な排気ガスを排気し、これによりごみの体積を減
少させる。さらに、熱回収蓄熱装置により燃焼による熱
を回収して、温度を制御し、炉壁を保護し、分別回収装
置により炭素等を回収できる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面を参照してその実施例に基づいて説
明する。

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線矢視図である。

投入口１からごみ２が投入され、下部搬送路３がごみ投
入口１に連通し、ごみ２が第１の搬送装置４により搬送
される。

また、第１の搬送装置４はごみ２を搬送する複数対の開
閉するドア機構から成るが、スクリュウ機構、あるいは
、ごみ２を押圧することにより搬送する押圧機構から構
成されてもよく、その構造は、特に、限定されない。

また、下部搬送路３内においてごみ２を加熱する加熱装
置１５と、加熱されたごみ２から溶融した溶融物を回収
する溶融物回収装置１６を備える。

溶融物回収装置１６はごみ２が落下しないように篩２０
を設ける。

この加熱装置１５による加熱温度を順次変化させるとご
み２の中の合成樹脂が順次溶解して、溶融物回収装置１
６へ落下し、蓄積される。

ここで、合成樹脂が除去されて、ごみ２の燃焼時に発生
ずる塩化ガス（塩酸）、ぶつ化ガス等の発生量を減少さ
せる。

筒部５は下部搬送路３の端部６に接続し、連通し、はぼ
垂直方向に立設され、空気孔７が設けられる。

圧縮装置８は筒部５まで搬送されたごみ２を押圧圧縮し
、シリンダ９８等から成る押し上げ装置９は押圧圧縮さ
れたごみ２を筒部５内で順次押し上げる。

次に、ヒーター、電磁波加熱装置等から成る燃焼装置１
０は押し上げられたごみ２を筒部５内で加熱して、燃焼
を促進させ、熱回収蓄熱装置２１で燃焼されたごみ２か
ら熱を筒部５内で回収し、筒部５外で蓄熱する。

燃焼装置１０の設ける箇所、数は適宜調整される。

熱回収蓄熱装置２１については後述する。

次に、上部搬送路１２を燃焼されたごみ２が、筒部５の
上部１３から第２の搬送装置３１により押圧されて搬送
される。

さらに、分別回収装置１４は上部搬送路１２を搬送され
たごみ２を篩３２により分別して、容器３３ａ、３３ｂ
により回収する。　さらに、この容器３３ａのごみを清
掃車等で回収する。

また、容器３３ｂに篩３２により分別回収された炭素粉
な再加熱用の燃料等に用いる。

また、排気装置３４は上部搬送路１２に設けられ、この
燃焼により発生した排気ガスを排気する。

また、この排気ガス中の臭気、塵、ＮＯ８等を、排気ガ
スを燃焼させたり、電気的に加熱することにより除去す
る。

さらに、中空内部に加熱体１７を有し、周壁に空気孔１
８が設けられ、筒部５の底部から立設されたガイドパイ
プ１９を設ける。

このガイドパイプ１９は筒部５内においてごみ２を上方
へ誘導するガイドとしての役割を果たす。

筒部５の空気孔７およびガイドパイプ１９の空気孔１８
がら空気が噴出されることにより、ごみ２が燃焼され、
また、空気孔７および空気孔】８からの空気が遮断され
、あるいは、窒素等が噴出されることにより燃焼が抑制
され、所定温度に制御される。

第３図は本実施例を構成する熱回収蓄熱装置２１の構成
図である。

次に、熱回収蓄熱装置２１は、筒部５の内壁を構成する
第１の容器１１と、第１の容器１１に充填される流体状
熱媒体と、筒部５の外部に設けられる第２の容器２３と
、第１の容器１１に接続連通され、第２の容器２３内を
通過するように設けられるパイプ２４と、第１の容器ｌ
ｌ内で加熱された流体状熱媒体がパイプ２４内をポンプ
２５により第２の容器２３内を循環されたときに、流体
状熱媒体から熱を吸収し、蓄熱する蓄熱材２６とから成
る。

パイプ２４は流体制御用の弁２４を有する。

第１の容器ｌｌ内の流体状熱媒体が筒部５内におけるご
み２の燃焼による熱を吸収する。

次に、この熱回収蓄熱装置２１の蓄熱材２６は水、無機
塩類、または、低融点金属から成る。

次に、この無機塩類はＮａＮ０ｚ　、ＮａＮＯ３、ＫＮ
Ｏ３、ＫＮＯ２、Ｎａｃｌ、Ｂａｃｌ、Ｋｃｌの内の１
以上から構成されても良い。

また、この無機塩類はこの無機塩類に水分が加わった水
溶液から構成されても良い。

この低融点金属はＳｎ、および、Ｐｂの内の１以上から
成る。

また、この低融点金属はＳｎ、および、Ｐｂの内の１以
上と、Ｂｉ、Ｓｂ、Ａｓ、Ｃｄの内の１以上とから構成
されても良い。

流体状熱媒体は水、油、溶融液等から成る。

第２の容器２３は外壁板と、内壁板とから成り、この間
は真空状態に保持され、あるいは、重の壁板から構成さ
れて断熱効果を有する。

本実施例では、蓄熱材２６は無機塩類、または、低融点
金属から構成されることが好適であるが、水を用いても
良い。

常温ではこの無機塩類、または、低融点金属から構成さ
れる蓄熱材２６は固体状であるが、流体状熱媒体の熱に
より蓄熱され、蓄熱を続行し、所定温度に達すると溶解
を開始し、さらに、蓄熱を続行する。

蓄熱材２６の全部が溶解した後も蓄熱が続行され、さら
に、温度が上昇する。

その後、逆に、パイプ内を循環する流体状熱媒体を蓄熱
材２６に蓄熱された熱により加熱し、所定温度まで低下
すると固体化を開始し、全体が凝固潜熱を発生しながら
、固体化されるまで、同じ温度での給熱を続行する。

凝固が完了すると加熱温度は徐々に低下する。

このため、無機塩類、または、低融点金属から構成され
る蓄熱材は水に対して、同じ容積での蓄熱容量が大きく
、蓄熱効率が高く、装置自体の容積を小型化できる。

密閉部材２７と蓄熱材２６との開の空間２８は中性ガス
であるＮ２、不活性ガスであるＡｒ等により充填される
。

この中性ガス、不活性ガスにより蓄熱材２６および第２
の容器２３の内壁の酸化が防止される。

この無機塩類は、例えば、Ｎ　ａ　Ｎ　０２、ＮａＮＯ
ｓ　、ＫＮＯｚ　、ＫＮＯｚ　、Ｎａｃｌ、Ｂａｃｌ、
Ｋｃｌの内の１以上から成る。

さらに、無機塩類は無機塩類に水分が加わった水溶液か
ら構成されても良い。

低融点金属は、例えば、Ｓｎ、および、Ｐｂの内の１以
上から成る。

さらに、低融点金属はＳｎ、および、Ｐｂの内の１以上
と、Ｂｉ、Ｓｂ、Ａｓ、Ｃｄの内の１以上とから構成さ
れても良い。

以上例示した、蓄熱材２６の材料の混合割合等により蓄
熱材の溶解温度を変更できる。

また、無機塩類、あるいは、低融点金属の構成成分の配
合によって任意の凝固温度を実現することができる。

蓄熱材２６である無機塩類、低融点金属の材料は上述の
ものに限定されないことはもちろんである。

また、以上の本実施例は床２９上に支台３０により支え
られる。

また、燃焼装置１０、加熱装置１５および加熱体１７に
おいては深夜電力を用いることが経済的である。

［発明の効果１本発明は以上説明したように、筒部内でごみを無騒音で
燃焼し、無毒、無臭な排気ガスを排気し、これによりご
みの体積を減少させる。さらに、熱回収蓄熱装置により
燃焼による熱を回収し、温度を制御し、炉壁を保護し、
分別回収装置により炭素等を回収できるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の断面図、第２図は第１図の
Ａ−Ａ線矢視図、第３図は本実施例を構成する熱回収蓄
熱装置の構成図である。１・・・ごみ投入口　　　２・・・ごみ３・・・下部搬
送路　　　４・・・第１の搬送装置５・・・筒部　　　
　　　８・・・圧縮装置９・・・押し上げ装置　　１４
・・・分別回収装置１９・・・ガイドパイプ　２１・・
・熱回収装置３１・・・第２の搬送装置

Claims

【特許請求の範囲】　１　ごみが投入されるごみ投入口と、該ごみ投入口に連通し、該ごみが第１の搬送装置により搬送される下部搬送路と、該下部搬送路の端部に接続し、連通し、ほぼ垂直方向に立設され、空気孔が設けられる筒部と、該筒部まで搬送された該ごみを押圧圧縮する圧縮装置と、該押圧圧縮されたごみを該筒部内で押し上げる押し上げ装置と、該押し上げられたごみを該筒部内で加熱して、燃焼させる燃焼装置と、該押し上げられ、燃焼されたごみから熱を該筒部内で回収し、該筒部外で蓄熱する熱回収蓄熱装置
と、該燃焼されたごみが、該筒部の上部から第２の搬送装置により搬送される上部搬送路と、該燃焼により発生した排気ガスを排気し、該上部搬送路に設けられた排気装置と、該上部搬送路を通過した該ごみを分別回収する分別回収装置と、から成ることを特徴とするごみ焼却炉。　２　該下部搬送路内において該ごみを加熱する加熱装
置と、該加熱されたごみから溶融した溶融物を回収する溶融物回収装置と、を備えた請求項１記載のごみ焼却炉。　３　中空内部に加熱体を有し、周壁に空気孔が設けら
れ、該筒部の底部から立設されたガイドパイプを備えた
請求項１または２記載のごみ焼却炉。　４　該第１の搬送装置は該ごみを搬送する複数対の開
閉するドア機構から成る請求項１ないし３のいずれかに
記載のごみ焼却炉。　５　該第１の搬送装置は該ごみを搬送するスクリュウ
機構から成る請求項１ないし３のいずれかに記載のごみ
焼却炉。　６　該第１の搬送装置は該ごみを押圧することにより
搬送する押圧機構から成る請求項１ないし３のいずれかに記載のごみ焼却炉。　７　該熱回収蓄熱装置は、該筒部の内壁を構成する第１の容器と、該第１の容器内に充填される流体状熱媒体と、該筒部の外部に設けられる第２の容器と、該第１の容器に接続連通され、第２の容器内を通過するように設けられるパイプと、該第１の容器内で加熱された流体状熱媒体が該パイプ内をポンプにより該第２の容器内を循環され
たときに、該流体状熱媒体から熱を吸収し、蓄熱する蓄
熱材と、から成る請求項１ないし６のいずれかに記載のごみ焼却炉。　８　該蓄熱材は水、無機塩類、または、低融点金属か
ら成る請求項７記載のごみ焼却炉。　９　該無機塩類はＮａＮＯ＿２、ＮａＮＯ＿３、ＫＮ
Ｏ＿３、ＫＮＯ＿２、Ｎａｃｌ、Ｂａｃｌ、Ｋｃｌの内
の１以上から成る請求項８記載のごみ焼却炉。　１０　該低融点金属はＳｎ、および、Ｐｂの内の１以
上から成る請求項８または９記載のごみ焼却炉。　１１　該低融点金属はＳｎ、および、Ｐｂの内の１以
上と、Ｂｉ、Ｓｂ、Ａｓ、Ｃｄの内の１以上とから成る
請求項８または９記載のごみ焼却炉。