JPH0462941B2 - - Google Patents

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JPH0462941B2
JPH0462941B2 JP62315230A JP31523087A JPH0462941B2 JP H0462941 B2 JPH0462941 B2 JP H0462941B2 JP 62315230 A JP62315230 A JP 62315230A JP 31523087 A JP31523087 A JP 31523087A JP H0462941 B2 JPH0462941 B2 JP H0462941B2
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JP
Japan
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base material
resin
layer
lid
flange
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JP62315230A
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Kazunori Sato
Otohiko Myauchi
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、各種飲料缶や缶詰容器などの缶容器
やこれに類したものの缶切りなどの補助道具なく
して開口できる缶様容器の蓋に関し、詳しくは合
成樹脂を主体とし、かつ、射出成形により製せら
れる缶様容器蓋に関する。
[従来の技術] 本発明者らは、先に、射出成形による合成樹脂
を主体とした上記のごとき補助道具なくして開口
(開缶)できる缶様容器についてその成形方法な
どを含めて各種の提案をしてきた(特開昭59−
215842号、同59−221256号、同59−229329号、同
60−23154号、同60−90130号公報、特開昭61−
197166号、〔特願昭60−34094号〕、特開昭63−
44443号〔同61−187482号〕など)。
当該射出成形による当該蓋の製法の一例は、第
6図に示すように、基材インサート用ロボツト2
5を用い、多層基材2をガイド部材(ストリツパ
ープレート)26内に挿入して、同図に示すよう
に、該ストリツパープレート26内に当該多層基
材2を固定して位置ずれを防止しつつ、次いで、
第7図に示すように型締めを行ない、金型(コア
型)27の面に折曲げセツトされた多層基材2と
金型(キヤビテイ型)28とのキヤビテイ29
に、溶融樹脂を、当該キヤビテイ型28の樹脂流
入路30を経て、ゲート31から射出して、多層
基材2上に当該射出樹脂層を有する蓋を得る。
一方、第9図イに示すような円盤状の多層基材
2を、同図ロに示すようなそれぞれ縦方向溝32
および33がほられた雄金型34と雌金型35の
間に、セツトし、次いで、雌金型35の中空部内
に雄金型34を挿入するなどして、同図ハに示す
ような、フランジ部(鍔部)5と胴壁部4と底部
3とを有する、当該周壁部4や鍔部5にリンクル
36が形成されたコンテナ様のプリフオームされ
た多層基材2′とし、このプリフオームされた多
層基材2′を、第10図に示すように、射出成形
金型37にセツトし、射出樹脂38を射出する方
法もある(特願昭61−187472号)。第11図は、
当該蓋の第13図に示すような把手部一例平面図
で、また、第12図はこの第11図−線に沿
う断面図で、多層基材2,2′には射出樹脂38
が積層されている。
当該射出成形による蓋本体39には、これら図
に示すように、当該射出樹脂38が積層されてい
ない、楕円帯状の部分40とその内部の〓部分4
1とがある。
当該楕円帯状の部分40と〓部分41との間の
射出樹脂が積層された部分42の図示左端部には
円柱状のボス43が二個立設されている。
当該ボス43には、第13図に示すように、図
示左端部に貫通孔44を有する、蓋開口のための
把手部45を、当該貫通孔44からボス43の一
部を突出させ、超音波溶着により当該ボス43の
突出した部分を溶融させて取付するようになつて
いる。
第14図は当該把手部45を、ボス43を有す
る蓋本体39に取付して蓋46を構成した平面図
で、また、第15図はこの第15図−線に沿
う断面図を示す。
当該蓋46の開口に際しては、把手部45のボ
ス43との取付側に対する反対側(後端)を上方
向に持上げする。
前記のごとく、蓋本体39には楕円帯状の射出
樹脂の積層されていない部分40即ち多層基材
2′の表面が露出した部分があり、当該把手部4
5の開口に際しての持上げにより、当該露出部分
40の内周端縁に沿つて、当該露出部分40の切
断が行われ開口されるようになつている。
当該多層基材2,2′は例えば、その中間層6
がAl箔で、その両面に熱可塑性樹脂層7,8を
有するもので、薄手に構成されており、把手部4
5を持上げることにより、該把手部45先端が当
該露出部分(以下切欠部という)40にくい込み
して、当該切欠部40に沿つて上記のように切断
可能となつている。
第16図は当該蓋開口後の蓋46の平面図で、
また、第17図はこの第16図−線に沿う断
面図を示す。
この蓋46では、前述のように、ボス43に把
手部45を超音波溶着により取付している。そし
て、この把手部45は別工程で作られたもので、
このようにして、別に作られた把手部45を蓋本
体39に取付している。
一方、図示していないが、前記のような把手部
を前記射出の際に同時に形成することもできる。
しかし、このような同時成形により多層基材
2,2′表面に溶融射出樹脂38による把手部を
形成する場合には、把手部が多層基材2,2′に
密着してしまい開缶性を悪くするので、把手部の
裏面と多層基材とが接触する面に印刷インキなど
を施して当該把手部の多層基材2,2′からの剥
離性を向上させることが必要となる(特開昭59−
221256号公報)。
この印刷インキを施すなどの易剥離処理方法の
場合、精度よくその印刷インキを多層基材2,
2′などの表面に塗布することは難しいなどの難
点があるのに対し、上記のごとき、別製した把手
部45を、蓋本体39に、後で取付する方法はか
かる難点を解消できる。
本発明者らが製造した上記缶様容器蓋46は、
多層基材2,2′に溶融した射出樹脂38が密着
されることなどからレトルト特性が良好で、レト
ルト処理時など熱履歴により成形品が剥離を生ぜ
ず、また落下強度(落缶強度)が高く、さらに、
接着材などを用いないので食品衛生性に優れ、か
つ、Al箔6などの使用によりガスバリヤー性に
富み、比較的長時間の保存に耐えるとともに、切
欠部40を介しての開缶性も良好である。
しかし、いずれにしても、かかる蓋では、把手
部45の全体をフランジ部(鍔部)47の内側に
のみ設けるようにしているので、把手部45の長
さには限界が生じ、その為開缶性にも尚改善すべ
き点があり、また、把手部45を別製し、それを
蓋本体39に取付けるとかあるいは印刷インキを
塗布するなどの工程を要し、コストアツプとな
り、さらには、厚肉の把手部45を蓋本体39に
取付けすることなどからその落缶強度の点でも尚
改善すべき点がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明はかかる技術的背景の下、射出成形によ
る缶様容器蓋において把手部の長さの自由度を増
加させ、開缶性をより一層向上させ、工程を簡略
化し、また、より一層落缶強度を向上させること
のできる技術を提供することを目的とする。
本発明のその他の目的および新規な特徴は、本
明細書全体の記述および添付図面からも明らかと
なるであろう。
[問題点を解決するための手段] かかる本発明の目的は、最内層に熱可塑性樹脂
または当該樹脂組成物層(最内層樹脂層)を有す
る缶様容器の胴部に取付ける蓋であつて、 (A) 底部と該底部の周縁に立設された周壁部と該
周壁部の周縁に前記底部に対し平行に延設され
た鍔部とから成り、中間ガスバリヤ性基材層と
前記胴部の最内層樹脂層および後述する射出樹
脂とそれぞれ熱接合できる各熱可塑性樹脂また
は当該樹脂組成物層とを備えた少なくとも三層
構造の多層基材と、 (B) 該多層基材の前記周壁部および鍔部の前記缶
様容器の胴部取付側とは反対面に積層され、か
つ、当該鍔部の外周縁に下方向に形成された射
出樹脂より成る樹脂層と、 (C) 前記多層基材の鍔部の外部に突出した突出部
と当該多層基材の鍔部および周壁部の胴部取付
側とは反対面上に積層した連結部と当該多層基
材の底部の胴部取付側とは反対面上に積層した
蓋本体部とから成り、これら突出部と連結部と
蓋本体部とは一体に連結されている射出樹脂製
把手部と、 (D) 当該把手部の連結部の両側端部外側に設けた
前記多層基材の周壁部と鍔部の一部露出部分と
当該把手部の蓋本体部の外周に沿つて設けた当
該多層基材の底部の一部露出部分とから成る切
欠部であつて、これら各露出部分は連結してい
る切欠部と、 を備えて成ることを特徴とする射出成形による缶
様容器蓋により達成される。
[作用] 本発明による缶様容器蓋では、底部とその周縁
に立設された周壁部とその周縁に前記底部に対し
平行に延設された鍔部とから成る多層基材の当該
底部と周壁部と鍔部とに射出樹脂層が積層されて
いるとともに、当該鍔部の外周部にも射出樹脂層
が形成されている。
当該底部には、当該周壁部に沿つて帯状の切欠
部が形成されている。
また、当該周壁部にも二本の帯状の切欠部が形
成され、さらに鍔部にも二本の帯状の切欠部が形
成されており、前記底部の帯状の切欠部は、当該
周壁部の当該切欠部と連結され、さらに、当該周
壁部の当該切欠部は鍔部の切欠部と連結されてい
る。
これら底部における切欠部、周壁部における切
欠部および、鍔部における切欠部の内側は、蓋開
缶のための把手部を形成しており、当該底部にお
ける切欠部内側の蓋本体部と周部および鍔部にお
ける切欠部内側の連結部とは連結されている。
本発明では、さらに、この把手部の一部を、鍔
部の外部に突出するようにして、当該突出部と前
記周壁部および鍔部における連結部とさらに底部
における蓋本体部とを連結するようにする。
蓋開口に際しては、上記鍔部の外部に突出した
突出部を引張り次いで持上げするようにする。
上記の当該突出部は連結部および蓋本体部と一
体に連設されて一つの把手部を形成しており、ま
た、これら把手部分の両側に形成された切欠部も
連結しているので、当該突出部を引上げすること
により順次鍔部から周壁部、周壁部から底部へと
切断されていき、蓋の開口が行われるようになつ
ている。
このように、把手部の一部を鍔部の外部に突出
させ、また、把手部や切欠部を、上記のように開
缶されるように構成したので、次のような改善を
図ることができる。即ち、把手部を鍔部の外部に
突出させるようにしたので、把手部の長さの自由
度がアツプし、把手部のモーメントも長くなつた
ので開口性能をより一層向上させることができ、
また、従来のごとき把手部取付工程を省略でき、
また、易剥離のための印刷工程なども不要とな
り、工程が簡略化され、コストを低減させること
ができ、さらに、厚肉の把手部を底部に取付ける
必要がないし、また、把手部を落缶時の衝撃を受
けることの少ない鍔部の外部に突出させるように
したので、落缶強度も向上させることができた。
さらに、その成形上、射出成形により、把手部
を別製することなく同時成形が可能で、また、切
欠部を、周壁部の下部周縁に沿つて全体に周設す
ることができるので、フルオープン可能な缶様容
器蓋を形成することができた。
[実施例] 次に、本発明を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
第1図は本発明の実施例を示す蓋(上蓋)の平
面図、第2図はこの第1図−線に沿う断面図
である。
当該蓋1を構成する多層基材2′は、第9図ハ
に示すような、平板状の多層基材2を予じめプリ
フオームしたコンテナ様のもので、底部3と該底
部3の周縁に立設された周壁部4と該周壁部4の
周縁に前記底部3に対し平行に延設された鍔部5
とから成る。
多層基材2′,2は、この実施例では三層構造
に構成されている。その中間層は、ガスバリヤー
性基材層6である。その上面には、熱可塑性樹脂
または当該樹脂組成物層(以下内層という)7が
形成されている。当該内層7表面には、当該蓋1
の射出成形に際し、射出樹脂が射出される。
一方、ガスバリヤー性基材層6の下面にも、熱
可塑性樹脂または当該樹脂組成物層(以下外層と
いう)8が形成されている。当該外層8表面は、
最内層樹脂層を有する缶様容器の胴部に当接され
熱接合される。
コンテナ様にプリフオームされた多層基材2′
の前記周壁部4および鍔部5には、射出樹脂より
なる樹脂層9,10がそれぞれ積層されている。
また、当該鍔部5の樹脂層10の外周縁には、
下方向に、射出樹脂よりなる樹脂層11が延在し
ている。
この樹脂層11の内面と多層基材2′の外層8
の周壁部4外面との間に、缶様容器を構成する胴
部21の上端部を嵌合して、当該蓋1を当該缶様
容器胴部21に取付けするようになつている。
多層基材2′の底部3上面には、把手部12の
一部を構成する、円形部分13Aと一部が当該円
形部分13Aから突出した帯状部分13Bをもつ
蓋本体部13が形成され、この蓋本体部13の当
該帯状部分13Bに連設して多層基材2′の鍔部
5および周壁部4表面には帯状の連結部14が形
成され、さらに、当該連結部14に連設して、か
つ、当該鍔部5の外部に突出して、円形の指差込
貫通孔15を有する円形の先端部16をその先端
に備えた帯状の突出部17が形成されている。
当該蓋1の周壁部4樹脂層9下端には、多層基
材2′の底部3が一部露出した部分(以下底部に
おける切欠部という)18が蓋本体部13の外周
に沿つて形成されている。
当該底部における切欠部18は、把手部12の
一部を構成する連結部14の両側端部外側に設け
た、多層基材2′の周壁部4および鍔部5の一部
露出部分(以下周壁部および鍔部における切欠部
という)19と連結されている。
突出部17の連結部14近傍には、当該突出部
17の幅方向に、V字のヒンジ部(溝部)20を
設ける。当該ヒンジ部20は、V字以外のU字形
状などに構成されていてもよい。
第3図は当該蓋1を缶様容器の胴部21に取付
して成る斜視図で、同図にて、22は底蓋であ
る。
同図に仮想線で示すように、突出部17を前記
ヒンジ部20で折曲げして、その裏面を胴部21
に当接しておくことができる。
蓋1の開缶に際し、突出部17の指差込のため
の貫通孔15に指を入れ、当該突出部17を手前
側に引張り、持上げすると、鍔部5および周壁部
4の把手部12の一部を構成する連結部14の両
側に設けた二本の帯状の切欠部19が順次切断さ
れ、次いで、底部における切欠部18が切断さ
れ、缶切りなどの補助道具なくして蓋1をフルオ
ープンで開缶することができる。
第4図は開缶後の蓋の平面図、第5図は第4図
−線に沿う断面図である。
これら図にて、23は開缶後の蓋本体部13が
除去された開口部分、24は同連結の除去部分で
ある。
本発明においては、上記切欠部18,19の幅
を3m/m以下とすることが、開缶に際しての多
層基材2′,2の切断を容易にすることができる
ことが判つた。
本発明に使用される多層基材2′,2は、前記
実施例では三層構造のものを例示したが、四層以
上から成つていてもよい。
当該多層基材2′の中間層を構成するガスバリ
アー性基材6は、酸素や水分などの透過を防ぐ、
いわゆるガスバリアー性を備えていることが必要
である。
ガスバリアー性基材6の例としては、金属箔、
シート、フイルムなどが挙げられる。
金属箔の代表例としてはアルミニウム箔(以下
単にアルミ箔という)が挙げられ、本発明は、特
に、このアルミ箔がガスバリアー性基材6として
成る缶様容器蓋に係るものである。その他ガスバ
リアー性基材6の例としては、エチレン酢酸ビル
ニ共重合体のケン化物、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアミド、ポロアクリロニトリル等のシート、フ
イルム等が挙げられる。
本発明に係る缶様容器蓋1は、前述のように、
このガスバリアー性基材6を有する多層基材2′,
2を切断し開口するようになつており、その易開
封性や、製品とした場合の落下強度、破缶強度、
成形時の破断強度との関連などから、当該アルミ
箔などのガスバリアー性基材6の厚みは50μ以下
好ましくは9〜30μであることが望ましい。
また、このような厚みとすることにより、完全
焼却が可能となり、また、焼却カロリーも5000〜
6000kcal/Kgに低下させ、缶公害の問題に対処で
きる。
多層基材2′,2の内層7および外層8を構成
する樹脂としては、熱により溶融する樹脂、代表
的には熱可塑性合成樹脂が使用される。
内外層7,8とも同一の樹脂により構成されて
いてもよいし、異なつた樹脂により構成されてい
てもよい。
これら内外層7,8をガスバリアー性基材6に
形成する場合、接着剤あるいはフイルム状のホツ
トメルト接着剤などの接着剤樹脂層を介して又は
介さずに形成することができる。
内層7および外層8の厚みは、前述のガスバリ
アー性基材19と同様の理由から片面で100μ以
下であることが好ましい。
本発明においては、当該外層8と当該胴部21
との溶着強度を0.8〜3Kg/15mmとすることが好
ましい。0.8Kg/15mm未満では落缶時に缶内容物
のリーク(漏れ)トラブルを生じ、また、3Kg/
15mmを越えると、開口性を悪くする。
本発明において樹脂層9,10,11および把
手部12を形成する際に使用される射出樹脂38
には各種のものが使用できるが、合成樹脂例えば
レトルト殺菌時の高温に対し、秀れた耐熱性を有
するポリプロピレン、エチレンポリプロピレン共
重合体等のポリオレフイン系合成樹脂が例示され
る。
射出樹脂38に無機質充填剤を混合してもよ
い。無機質充填剤を混合することにより、次のご
とき利点がある。
缶様容器の寸法安定性が向上し、収縮率が低
下し有利となる。
耐熱性が向上し、熱変形温度が上昇し、レト
ルト上有利となる。
焼却カロリーが低下し、燃焼路などをいため
ず、公害防止上有利となる。
剛性をもたせることができ、商品の流通上有
利となる。
熱伝導が良好となり、レトルト上有利とな
る。
コストを低減できる。
無機質充填剤としては、一般に合成樹脂および
ゴムの分野において広く使われているものであれ
ばよい。これらの無機質充填剤としては、食品衛
生性が良く、酸素および水と反応しない無機化合
物であり、混練時および成形時において分解しな
いものが好んで用いられる。該無機質充填剤の例
としては、金属の酸化物、その水和物(水酸化
物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、
これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別され
る。該無機質充填剤の代表例としては、酸化アル
ミニウム(アルミナ)、その水和物、水酸化カル
シウム、酸化マグネシウム(マガネシア)、水酸
化マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹およ
び鉛白のごとき鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、
炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、ホワ
イトカーボン、アスベスト、マイカ、タルク、ガ
ラス繊維、ガラス粉末、ガラスビーズ、クーレ、
ケイソウ土、シリカ、ワラストナイト、酸化鉄、
酸化アンチモン、酸化チタン(チタニア)、リト
ボン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏など)、
ケイサンジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸
バリウム、ドロマイト、二硫化モリブデンおよび
砂鉄があげられる。これらの無機質充填剤のう
ち、粉末状のものはその径が20ミクロン以下(好
適には10ミクロン以下)のものが好ましい。また
繊維状のものでは、径が1〜500ミクロン(好適
には1〜300ミクロン)であり、長さが0.1〜6mm
(好適には0.1〜5mm)のものが望ましい。更に、
平板状のものは径が30ミクロン以下(好適には10
ミクロン以下)のものが好ましい。これらの無機
質充填剤のうち、特に、平板状(フレーク状)の
ものおよび粉末状のものが好適である。
その他射出樹脂に顔料など各種添加剤を添加し
てもよい。
[発明の効果] 本発明によれば、射出成形による缶様容器蓋に
おいて、把手部の長さの自由度を増加させ、開缶
性をより一層向上させ、工程を簡略化し、落缶強
度をより一層向上させることのできる技術を提供
することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す蓋の平面図、第
2図は第1図−線断面図、第3図は当該蓋を
缶様容器を構成する胴部に取付けてしてなる斜視
図、第4図は開缶後の当該蓋の平面図、第5図は
第4図−線断面図、第6図〜第8図はそれぞ
れ蓋成形工程の説明図、第9図イ〜ハおよび第1
0図はそれぞれ蓋成形工程の他の例を説明する説
明図、第11図は従来例を示す蓋本体の平面図、
第12図は第11図−線断面図、第13図は
把手部の一例平面図、第14図は当該把手部取付
後の蓋の平面図、第15図は第14図−線断
面図、第16図は当該蓋の開缶後の平面図、第1
7図は第16図−線断面図である。 1……蓋、2,2′……多層基材、3……底部、
4……周壁部、5……鍔部、6……ガスバリヤー
性基材層、7……内層(熱可塑性樹脂または当該
樹脂組成物層)、8……外層(熱可塑性樹脂また
は当該樹脂組成物層)、9……周壁部樹脂層、1
0……鍔部樹脂層、11……鍔部の外周縁に形成
された樹脂層、12……把手部、13……蓋本体
部、14……連結部、15……指差込孔、17…
…突出部、18……多層基材の底部の一部露出部
分(底部における切欠部)、19……多層基材の
周壁部と鍔部の一部露出部分(周壁部と鍔部にお
ける切欠部)、20……ヒンジ部、21……缶様
容器の胴部、22……缶様容器の底部、23……
開口部分、24……連結部除去部分、25……基
材インサート用ロボツト、26……ストリツパー
プレート。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 最内層に熱可塑性樹脂または当該樹脂組成物
    層(以下最内層樹脂層という)を有する缶様容器
    の胴部に取付ける蓋であつて、 (A) 底部と該底部の周縁に立設された周壁部と該
    周壁部の周縁に前記底部に対し平行に延設され
    た鍔部とから成り、中間ガスバリヤ性基材層と
    前記胴部の最内層樹脂層および後述する射出樹
    脂とそれぞれ熱接合できる各熱可塑性樹脂また
    は当該樹脂組成物層とを備えた少なくとも三層
    構造の多層基材と、 (B) 該多層基材の前記周壁部および鍔部の前記缶
    様容器の胴部取付側とは反対面に積層され、か
    つ、当該鍔部の外周縁に下方向に形成された射
    出樹脂より成る樹脂層と、 (C) 前記多層基材の鍔部の外部に突出した突出部
    と当該多層基材の鍔部および周壁部の胴部取付
    側とは反対面上に積層した連結部と当該多層基
    材の底部の胴部取付側とは反対面上に積層した
    蓋本体部とから成り、これら突出部と連結部と
    蓋本体部とは一体に連結されている射出樹脂製
    把手部と、 (D) 当該把手部の連結部の両側端部外側に設けた
    前記多層基材の周壁部と鍔部の一部露出部分と
    当該把手部の蓋本体部の外周に沿つて設けた当
    該多層基材の底部の一部露出部分とから成る切
    欠部であつて、これら各露出部分は連結してい
    る切欠部と、 を備えて成ることを特徴とする射出成形による缶
    様容器蓋。
JP62315230A 1987-12-15 1987-12-15 射出成形による缶様容器蓋 Granted JPH01167051A (ja)

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