JPH046149Y2 - - Google Patents

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JPH046149Y2
JPH046149Y2 JP1987171115U JP17111587U JPH046149Y2 JP H046149 Y2 JPH046149 Y2 JP H046149Y2 JP 1987171115 U JP1987171115 U JP 1987171115U JP 17111587 U JP17111587 U JP 17111587U JP H046149 Y2 JPH046149 Y2 JP H046149Y2
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synthetic resin
heating
wire
heater
carbon
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JP1987171115U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は暖房便座、パネルヒータ等の面状ヒ
ータに関し、その目的は暖房の必要個所のみに炭
素繊維等の発熱素材を集約化させ、発熱体の断線
がなく、炭素繊維等の使用量並びに暖房に要する
電力を削減でき、更に感電をも防止できる面状ヒ
ータの提供にある。
(従来技術及びその問題点) 従来、面状ヒータとして板状合成樹脂成形体中
に炭素粉又は炭素繊維等を混入して構成されたも
のがあり、例えば実公昭41−10783号「発熱体」、
特公昭49−19073号「導電ポリマ心からなる絶縁
された導体組立体」、実公昭35−5038号「可変抵
抗体」、実公昭39−22077号「絶縁被覆ヒータ線」
が具体的に例示される。
実公昭41−10783号公報においては、管体の内
部に炭素、鉄粉、合金粉等の発熱物質を装填して
内部を真空にするとともに両端に電極が設けられ
た「発熱体」が、特公昭49−19073号公報では導
電粒子が分散して充填された導電ポリマ心がポリ
マ絶縁体に被覆されてなる技術が、実公昭35−
5038号公報では導電性ゴム、プラスチツクのよう
な伸縮材料性導電線条の周囲にゴムが被覆されて
なる技術が、実公昭39−22077号公報では複数本
の金属抵抗線と導電性繊維との混合撚り線よりな
るヒータ芯線の上に耐熱性絶縁プラスチツクを被
覆してなる技術がそれぞれ開示されている。
しかしながら、上記した実公昭41−10783号の
炭素等からなる発熱物質を装填した「発熱体」を
成型させて「面状ヒータ」を得た場合には、「発
熱物質」が成型体の全体に均一に分散されている
ので、加熱を必要とする面状ヒータ表面のみなら
ず、加熱を必要としない面状ヒータ裏面等にも同
様に発熱物質が含有され、またこの裏面の発熱物
質にも通電が行われることとなり、発熱物質の使
用量並びに暖房に要する電力が必要以上に大きく
なり、不経済となる問題があつた。
また、実公昭39−22077号「絶縁被覆ヒータ線」
ではヒータ芯線を複数本の金属抵抗線と導電性繊
維との混合撚り線にて構成しているが、係る技術
においては、電気布団、電気毛布等の絶縁被覆ヒ
ータ線に使用する場合には好適であるが、面状ヒ
ータのように屈曲させた発熱体として使用する場
合には熱衝撃により金属抵抗線が断線しやすくな
り、金属抵抗線が断線した場合には導電性繊維の
みの電気的導通では、集約された効果的な暖房効
果が得られないという問題があつた。
また、実公昭35−5038号「可変抵抗体」及び特
公昭49−19073号「導電ポリマ心からなる絶縁さ
れた導体組立体」はともにゴム又はポリマ絶縁体
の中にカーボン粉末或いは金属粉末、又は他の導
電粒子を充填した技術であるが、カーボン粉末等
導電粒子は充填量が多くなればその発熱体に柔軟
性がなくなり、「面状ヒータ」のように屈曲状態
に変形することが困難となる問題があつた。
(問題を解決するための手段) この考案では可撓性の合成樹脂チユーブ内に炭
素繊維と炭素粉末とが相互に隙間を保持して充填
されて発熱線材が構成され、この発熱線材が板状
合成樹脂成形体に一体に埋設されてなる面状ヒー
タを提供することにより上記問題点を解決する。
(実施例) この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の一実施例に係る面状ヒータ
の一種である暖房便座を説明する図で、図中1は
暖房便座を示す。
暖房便座1は板状合成樹脂成形体2に発熱線材
3が一体に埋設されている。
板状合成樹脂成形体2にはABS樹脂(アクリ
ロニトリルーブタジエン−スチレン共重合樹脂)、
ポリスチレン樹脂、ポリエステル樹脂等の熱可塑
性樹脂が好適に使用される他、これらに代えて熱
硬化性樹脂も用いられる。
発熱線材3は第2図に示すように可撓性の合成
樹脂チユーブ4内に発素材材として炭素繊維5と
炭素粉末6とが相互に隙間を保持して充填されて
構成されている。
合成樹脂チユーブ4には前記板状合成樹脂成形
体2に使用するものとして掲げた熱可塑性樹脂等
が好適に使用されるが、板状合成樹脂成形体2に
用いたものと同一素材を用いるのが最も望まし
い。
炭素繊維5としては長形(5〜20mm)、短形
(5mm未満)のいずれの形状でもよく、ピツチ系、
ポリアクリロニトリル系のいずれもが好適に用い
られる。
このような発熱線材3は板状合成樹脂成形体2
中に完全に埋設するか、或いは一部を露出させて
板状合成樹脂成形体2表面に埋設するか、いずれ
であつてもよい。
尚、図中7は発熱線材3の端部に連結された端
子である。
この考案の一実施例に係る暖房便座1の構成は
以上の通りであり、次にこの暖房便座1の最適な
製造法を第3図A乃至Dにおいて工程順に示す。
第3図Aに示すように、発熱線材3を適当な形
状に屈曲させて金型8内に配置する。
発熱線材3は内部に充填された炭素繊維5と炭
素粉末6とが相互に隙間を保持して充填されてお
り、この炭素繊維5等が流動することにより自在
に屈曲変形する。
尚、発熱線材3の配置は必ずしも下型9内であ
る必要はなく、上型10に仮止めしたり、或いは
上型10と下型9との間に張架しておいても成形
は可能である。
第3図Bに示すように、下型9内に合成樹脂成
形材料11を熱溶融状態で注入ノズル12から注
入しながら、第3図Cに示すように下型9とシヤ
ーエツジ付の上型10とを噛合させることによ
り、その圧力で合成樹脂成形材料11を金型8内
の隅々まで押し広げる。
第3図Dに示すように、上型10を下型9から
分離し、下型9内の暖房便座1を取出す。
次にこの考案の一実施例に係る暖房便座1の使
用状態を説明する。
端子7を介して発熱線材3に通電を行うと、炭
素繊維5とこの相互に隙間を保持して充填された
炭素粉末6とがそれぞれ相互の接触個所を介して
順次通電され、その通電抵抗により発熱線材3全
体が発熱する。
長期使用により暖房便座1の板状合成樹脂成形
体2に部分的にひび割れが生じても合成樹脂チユ
ーブ4が露出するのみで、炭素繊維5及び炭素粉
末6が露出することはない。
(考案の効果) この考案は可撓性の合成樹脂チユーブ内に炭素
繊維と炭素粉末とが相互に隙間を保持して充填さ
れて発熱線材が構成され、この発熱線材が板状合
成樹脂成形体に一体に埋設されてなる面状ヒータ
であるから以下の効果を奏する。
すなわち、発熱素材である合成樹脂チユーブ内
に相互に隙間を保持させて炭素繊維と炭素粉末と
が充填されているので、合成樹脂チユーブ内に発
熱素材が効率良く集約化され、しかもこの炭素繊
維及び炭素粉末相互の隙間により発熱線材が自在
に屈曲変形しうるので、発熱体自体の断線を生じ
させず少量の発熱素材を面状ヒータの発熱に必要
な部分に集約化して配設することができ、暖房に
必要な発熱素材の使用量、並びに暖房に要する電
力を削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る暖房便座の
一部切欠平面図、第2図は発熱線材の他の例の断
面図、第3図A乃至Dはこの考案に係る暖房便座
の成形法の説明図である。 1……暖房便座、2……板状合成樹脂成形体、
3……発熱線材、4……合成樹脂チユーブ、5…
…炭素繊維、6……炭素粉末。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可撓性の合成樹脂チユーブ内に炭素繊維と炭素
    粉末とが相互に隙間を保持して充填されて発熱線
    材が構成され、この発熱線材が板状合成樹脂成形
    体に一体に埋設されてなる面状ヒータ。
JP1987171115U 1987-11-09 1987-11-09 Expired JPH046149Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4110783Y1 (ja) * 1964-12-24 1966-05-20
JPS4919073A (ja) * 1972-04-14 1974-02-20

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