JPH045725A

JPH045725A - オペレータズコンソール用表示装置

Info

Publication number: JPH045725A
Application number: JP2108133A
Authority: JP
Inventors: Makoto Taira; 多比良　誠; Nobuyuki Yokogawa; 横川　信幸
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1990-04-24
Filing date: 1990-04-24
Publication date: 1992-01-09
Anticipated expiration: 2014-01-27
Also published as: JP2851914B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はオペレータズコンソール用表示装置に関し、特
にプロセス制御用計算機等に適用されたマンマシン装置
としてのオペレータズコンソールに適したものであり、
複数の表示画面を有し、これらの表示画面を用いて１つ
の大画像を表示し且つ連動してスクロールさせたり、或
いはそれぞれの表示画面を単独で動作させて別個の画像
を表示させる機能を有するオペレータズコンソール用表
示装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の表示装置としては特開昭５５−９２７６号に開示
される表示装置がある。この文献による表示装置では、
複数台のＣＲＴを利用して複数の表示画面を設け、複数
の表示画面のそれぞれに大画像の一部を表示させること
により、全体として広い画面を形成するように構成され
ている。この表示装置では、複数台のＣＲＴについて共
通に使用される単一の制御部及び単一の画像メモリ部を
設け、制御部等を共用させて構成している。これによっ
て、複数の表示装置を連結して構成する場合に比較して
、構成を簡略化し且つ製作コストを低減することができ
、またデータ処理のための他の特別な外部装置を必要と
しないため各ＣＲＴにおける画像表示の動作の高速化を
達成することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来の表示装置は、前述した通り、１台の制御部で複数
台のＣＲＴの表示動作を受は持つように構成されている
ので、ＣＲＴの台数が増加すると制御部の負荷が増加し
、表示能力が低下するという不都合がある。また当然の
ことながら、有効な表示能力を発揮させるためには増加
できるＣＲＴの台数が制限されることになる。また複数
のＣＲＴのうちの一部のＣＲＴについて独立に画面表示
を行わせようとする場合において画像メモリか１つであ
るので表示内容について制限を受け、制限を受けた小さ
いメモリ領域の画像データの範囲内でしか画面を選択で
きないという問題も有している。

本発明の目的は、ＣＲＴ等の画像表示装置を複数備え、
これらの複数の画像表示装置を連動させて１つの大きな
画像を表示動作させることができ、且つ操作入力装置か
らの指令に基づき複数の画像表示装置に表示された１つ
の大画像に関し連動したスクロールを行うことができ、
また画像表示装置の追加設置を容易に行うことができ、
更に他の画像表示装置の表示内容に影響を与えることな
く、任意の一部の画像表示装置を独立に動作させて個別
の表示内容を表示することのできるオペレータズコンソ
ール用表示装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る第１のオペレータズコンソール用表示装置
は、装置全体を管理する主制御装置と、画像情報を記憶
する記憶装置と、複数の画像表示装置とを備え、これら
の画像表示装置のそれぞれの画面を所定の配列関係で配
置することにより少なくとも１つの大画面が形成された
オペレータズコンソール用表示装置において、画像表示
装置のそれぞれに設けられた複数の画像表示制御装置で
あり且つ画像表示装置の間で画像表示に関し相互に関係
データのやり取りを行い複数の画像表示装置が連動して
スクロール動作を行う機能を有する複数の画像表示制御
装置と、複数の画像表示制御装置の間を接続す“る伝送
手段と、画像表示制御装置の少なくともいずれか１つに
付設された操作入力装置とからなることを特徴とする。

本発明に係る第２のオペレータズコンソール用表示装置
は、前記第１の構成において、複数の画像表示制御装置
が、それぞれ、対応する画像表示装置の画面の表示容量
よりも大きい記憶容量を有する画像メモリと、この画像
メモリの記憶内容のうち画面上で表示する部分を座標と
して設定する位置レジスタと、位置レジスタの位置デー
タに基づき画像メモリから表示用画像データを取出して
画像表示装置の画面に表示する表示領域制御器とを有し
、操作入力装置で位置レジスタの内容を更新するように
構成され、操作入力装置で複数の画像表示制御装置の位
置レジスタのいずれか１つの内容を更新したとき、他の
画像表示制御装置の位置レジスタが更新され、複数の画
像表示装置の画面が連動してスクロールされることを特
徴とする。

本発明に係る第３のオペレータズコンソール用表示装置
は、前記第２の構成において、位置レジスタの入口側に
第１の切替器を設け、この第１の切替器で伝送手段を介
して送られる他の画像表示制御装置からの位置レジスタ
の更新内容を受は付けるか否かを選択するようにしたこ
とを特徴とする。

本発明に係る第４のオペレータズコンソール用表示装置
は、前記第２又は第３の構成において、位置レジスタの
出力側と伝送手段との間に第２の切替器を設け、この第
２の切替器で位置レジスタの更新内容を他の画像表示制
御装置に対して送るか否かを選択するようにしたことを
特徴とする。

本発明に係る第５のオペレータズコンソール用表示装置
は、前記第３又は第４の構成において、第１の切替器及
び第２の切替器の動作状態を操作入力手段によって選択
するようにしたことを特徴とする。

本発明°に係る第６のオペレータズコンソール用表示装
置は、前記第２の構成において、画像表示制御装置との
間でそれぞれの位置レジスタを更新するために用いられ
る伝送手段は、主制御装置及び記憶装置と画像メモリと
の間のデータ交換に用いられるデータバスが共用される
ことを特徴とする。

本発明に係る第７のオペレータズコンソール用表示装置
は、前記第３又は第４の構成において、第１の切替器及
び第２の切替器のそれぞれの動作状態を示す表示手段が
設けられることを特徴とする。

〔作用〕

本発明によるオペレータズコンソール用表示装置では、
複数台備えられた画像表示装置のそれぞれに専用の画像
表示制御装置（画像メモリを含む）を設け、この専用の
画像表示制御装置で対応する画像表示装置の画像表示動
作を制御するようにし、これによって画像表示装置の増
設を容易に行うことが可能となる。各画像表示装置の画
像表示制御装置は、それらの間で、各画像表示装置の表
示内容を所要の関係を維持して連動させて表示するため
のデータをやり取りする機能を有し、これによって各画
像表示装置の画面を組み合わせて大画面を作ることがで
き、大画像を表示することができると共にそれぞれの画
面を連動させてスクロールすることができるように構成
される。また各画像表示制御装置における連動スクロー
ル動作に関与する位置レジスタの入口側及び出口側の少
なくともいずれか一方に切替器を設け、これらの切替器
の動作状態を操作することにより連動表示又は単独表示
を各画像表示装置において任意に選択することができる
。切銃器の動作状態は表示手段で表示され、これにより
操作者は各画像表示装置の状態を知る。

〔実施例〕

以下に、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第６図は本発明に係る表示装置を有するオペレータズコ
ンソールが適用されたプロセス制御システムの全体構成
図を示す。第６図において、オペレータズコンソール１
は通信接続線路２を経由して制御用計算機３と接続され
、制御用計算機３との間で制御データ及びプラントデー
タ等の授受を行っている。制御用計算機３は工事配線４
を経由してプラント５に接続され、プラント内のセンサ
から検出信号を受は取ったり、プラント内の構成要素で
ある自動開閉バルブのアクチュエータや電動モータ等に
動作制御のための指令を送ったりしている。オペレータ
ズコンソール１には、例えば４台のＣＲＴ６　ａ〜６ｄ
によって形成された４つの表示画面が正面部に設けられ
ており、これらのＣＲＴ６ａ〜６ｄの画面にはプラント
５のシステム構成図の一部が表示され且つこのシステム
構成図によってプラント５の運転状態がグラフィカルに
表示される。この図示例では、ＣＲＴ６ａ〜６ｄは例え
ば縦２列、横２列で配列されている。４台のＣＲＴ６ａ
〜６ｄの表示画面だけでは面積的にプラント５のすべて
の構成をグラフィカルに表示できないので、プラント５
の一部に関してグラフィカル表示が行われている。しか
しながら、４台のＣＲＴ６８〜６ｄの各表示画面をあた
かも１つの画面の如く連動させてスクロールすることに
より４台のＣＲＴ６ａ〜６ｄで表示される内容を移すこ
とができ、これによってプラントのシステム全体を表示
させることができる。また７は操作入力装置であるキー
ボードである。

次に前記オペレータズコンソール１の内部構造を第１図
に基づいて説明する。第１図において、１０はメインプ
ロセッサであり、メインプロセッサ１０はＣＲＴ６ａ〜
６ｄの表示動作、各種の指令発生動作、データ伝送・処
理動作等の各種動作を全体的に管理するものであり、バ
ス１１を介して記憶装置１２と各ＣＲＴに対応して設け
られたＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄとに接続されてい
る。記憶装置１２と各ＣＲＴ制御装置との間、及び各Ｃ
ＲＴ制御装置の間は前記バス１１で接続されているので
、このバスによって相互にデータのやり取りが行われる
。記憶装置１２には、各種制御動作のためのプラグラム
、ＣＲＴ画面に換算して例えば２５６枚分のグラフィッ
ク表示用の画像データ、その他に標準計器用の例えば４
０００頁分のデータ等を記憶している。またＣＲＴ制御
装置１１３ａ〜１３ｄは、それぞれ対応するＣＲＴの表
示動作を制御するために設けられており、各ＣＲＴはそ
れぞれ専用の制御装置を有している。また各ＣＲＴ６８
〜６ｄは操作入力装置７ａ、７ｂ。

７ｃを備えており、これらはそれぞれ対応するＣＲＴ制
御装置に接続されている。なおＣＲＴ６ｃ及び６ｄでは
操作入力装置の図示が省略されている。またＣＲＴの目
的に応じて、操作入力装置が省略される場合もある。Ｃ
ＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄにおいてハード構成の面で
内部構造は同じである。そこで、第２図に基づいてＣＲ
Ｔ制御装置１３ａの内部構造について説明する。

第２図においてＣＲＴ６ａ、操作入力装置７ａ及び７ｂ
、バス１１は第１図及び第６図において説明したものと
同じである。ＣＲＴ制御装Ｗ１３ａにおいて、２１は画
像メモリであり、この画像メモリ２１の容量はＣＲＴ６
ａの表示画面領域の例えば４倍に相当する容量を有して
いる。画像メモリ２１の内部に描かれた矩形領域２１Ａ
はＣＲＴ６ａの表示画面領域に対応する表示領域であり
、表示領域２１Ａで規定された画像内容がＣＲＴ５ａの
画面に表示される。また、この表示領域２１Ａは矢印で
示されるように画像メモリ２１内を移動させてスクロー
ルを行うことができるので、画像メモリ２１に記憶され
た範囲内においてこの表示領域２１Ａの移動に伴ってＣ
ＲＴ６ａの表示内容がスクロールされることになる。画
像メモリ２１はバス１１に接続されており、画像メモリ
２１に記憶される画像データはＣＲＴ制御装置１３ａか
らの転送要求及びメインプロセッサ１０の転送指令に従
って記憶装置１２から適宜に転送される。

転送される画像データの内容は、他のＣＲＴ制御装置の
画像メモリの画像データと所要の関係にある場合もある
し、関係が全くない場合もある。すなわち各ＣＲＴ６ａ
〜６ｄの画面が関連しながら連動してスクロールされる
場合には、各ＣＲＴ制御装置の画像メモリに記憶される
画像データは、ＣＲＴ６ａ〜６ｄの画面配列位置を考慮
して関係付けられる。またＣＲＴ６ａのみの画面に独自
に画像表示させる場合には、他のＣＲＴ制御装置との関
係は全くない。またＣＲＴ６ａの表示内容を決める表示
領域２’ｌＡの移動動作は表示領域制御器２２によって
制御される。

更に第２図において、２３はレジスタ部であり、レジス
タ部２３には位置レジスタ２３ａと画面属性レジスタ２
３ｂと画面番号レジスタ２３ｃが含まれる。位置レジス
タ２３ａは画像メモリ２１上の表示領域２１Ａの位置座
標（ｘ、　ｙ）を格納する機能を有する。この位置レジ
スタ２３ａの格納する位置データが表示領域制御器２２
に与えられ、表示領域制御器２２は位置データ（ｘ、　
ｙ）に基づき表示領域２１Ａの位置を制御する。位置レ
ジスタ２３ａに格納される位置データは、レジスタ部２
３とバス１１の間を接続する連動表示可否切替器２４（
オン状態にある場合）を介して外部より更新又は変更す
ることができ、また操作入力制御器２５を介して接続さ
れる前記の操作入力装置７ｂを用いて更新又は変更する
ことができる。従って、位置レジスタ２３ａに格納され
る位置データを、外部からの自動的制御操作によって又
は操作入力装置７ａを利用した手動的入力操作によって
連続的に更新すれば、表示領域制御器２２の機能により
ＣＲＴ６ａにおいてスクロール動作を行うことができる
。

前記の如くレジスタ部２３の入口側には連動表示可否切
替器２４が設けられる。他方レジスタ部２３の出口側に
は連動操作可否切替器２６が設けられる。連動表示可否
切替器２４によれば、オン状態であるときに、バス１１
を介して他のＣＲＴ制御装置の位置レジスタの内容を受
は取り、位置レジスタ２３ａの内容を更新することがで
きる。

オフ状態のときには更新は行われない。連動操作可否切
替器２６は位置レジスタ２３ａの位置データをバス１１
を介して他のＣＲＴ制御装置に転送する機能を有するも
ので、オン状態のときに転送を行い、オフ状態のときに
は転送を行わない。連動表示可否切替器２４と連動操作
可否切替器２６のオンとオフの間の切替え動作は、オペ
レータが操作入力装置７ａを操作することにより、それ
ぞれ独立に行われ、又は連動させて操作することにより
同時に行われる。

以上のように、各ＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄでは、
表示領域制御器２２に対し位置データを与えると共に格
納された位置データが適宜に更新又は変更される位置レ
ジスタ２３ａと、連動表示可否切替器２４及び連動操作
可否切替器２６とを設けるように構成したため、複数の
ＣＲＴ６ａ〜６ｄのＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄに所
要の関係を保って制御動作を行わせることにより複数の
ＣＲＴ画面の表示を連動してスクロールすることができ
、また連動関係を切ることにより、各ＣＲＴ制御装置ご
と個別に画面表示することができる。

このようにＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄのそれぞれに
ついて連動可否を指定することができる。

すなわち、ＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄのすべての連
動表示可否切替器２４及び連動操作可否切替器２６がオ
ン状態にあるときには、いずれが１つの位置レジスタが
例えば手動により変更されるとすべての位置レジスタが
更新されるので、すべＴ、０）ＣＲＴ６ａ〜６ｄの表示
画面が連動してスクロールされることになる。また、成
るＣＲＴ制御装置の連動表示可否切替器２４をオフ状態
にすれば、連動操作可否切替器２６がオン又はオフの状
態であっても、他のＣＲＴ制御装置から与えられる位置
データを受取らないので、そのＣＲＴについては連動表
示は行われない。一方、連動操作可否切替器２６のみに
着目すれば、これがオン状態であるときは、当該ＣＲＴ
制御装置に接続された操作入力装置で位置レジスタを更
新した場合、その内容が他のＣＲＴ制御装置（当該ＣＲ
Ｔ制御装置の連動表示可否切替器２４がオン状態である
という条件の場合）に転送されるため、複数のＣＲＴの
画面を連動してスクロールすることができる。またオフ
状態であるときには、当該ＣＲＴ制御装置の位置レジス
タの内容を他のＣＲＴ制御装置に転送できないため、他
のＣＲＴの表示内容に影響を与えることなく、そのＣＲ
Ｔだけで画面のスクロールを行うことになる。

ここで、連動表示可否切替器２４及び連動操作可否切替
器２６のオンとオフの組み合わせに基づいた動作状態及
び表示装置の利用形態について説明を加える。切替器２
４と２６が共にオンの場合は、ＣＲＴ６ａ〜６ｄを組み
合わせて大画面を形成する場合に有効である。この大画
面では、どのＣＲＴからも大画面をスクロールすること
ができる。オペレータズコンソール１では通常表示装置
はこのように複数のＣＲＴが連動する大画面を形成する
ように用いられる。切替器２４と２６が共にオフである
場合は、当該ＣＲＴは連動動作から切り離されるので、
１台のＣＲＴとして表示動作を行うときに有効である。

切替器２４がオンで切替器２６がオフである場合は、他
のＣＲＴをスクロールすることなく、システム画面の一
部を探す場合に利用される。切替器２４がオフで切替器
２６がオンである場合は、見たいと思う画面の領域が他
のＣＲＴによって動かされることがないため、注目され
る画像領域を特定のＣＲＴに固定しておくときに利用さ
れる。なお、切替器２４がオンで他のＣＲＴからの操作
で連動スクロールされる場合には、表示中の画面は無視
される。

前記の連動表示可否切替器２４及び連動操作可否切替器
２６の動作状態は、前述の通り操作入力装置７ａによっ
て変更されるが、その状態は対応するＣＲＴの画面上に
おいてシンボルで表示される。第３図において、ＣＲＴ
６ｂの画面におけるシンボル２４ａは連動表示可否切替
器２４にオン動作状態を表すシンボルであり、シンボル
２６ａは連動操作可否切替器２６０オン動作状態を表す
シンボルである。

なお、前記の連動表示可否切替器２４と連動操作可否切
替器２６はＣＲＴ制御装置において必ず２つ設ける必要
ない。ＣＲＴの使用目的に応じて、例えば特定のＣＲＴ
については予め機能を限定させるため、いずれかを省略
することもできる。

更に第２図において、前記画面属性レジスタ２３ｂはグ
ラフィック画面や計器画面等のようにＣＲＴにおける表
示画面の種類を指定するデータを格納するレジスタであ
り、前記画面番号レジスタ２３ｃは複数のＣＲＴ画面の
番号を格納するレジスタである。これらのレジスタ２３
ｂと２３ｃは、位置レジスタ２３ａと同様に他のＣＲＴ
制御装置６ｂ〜６ｄによって更新されるし、また操作入
力装置７ｂによっても更新することができる。２７は呼
出し画面属性レジスタであり、連動表示で呼出す画面の
種類が予め登録されている。２８は画面番号レジスタ２
３ｂの内容が呼出し画面属性レジスタ２７の内容の中に
あるか否かを照合し、致するものがあれば後述される画
像データ呼出し器３０を起動する比較器である。２９は
分割画面番号レジスタであり、連動表示を行うときに各
ＣＲＴの設置位置に対応して表示を行うべき部分的な画
面の位置が予め登録されている。３０は画像データ呼出
し器であり、画面番号レジスタ２３ｃと分割画面番号レ
ジスタ２９の内容を受け、メインプロセッサ１０に対し
て必要な画像のデータの転送を要求する機能を有する。

画像呼出し器３０は、比較器２８での照合において一致
があったときに起動される。この起動の結果、連動表示
画面が画像メモリ２１に転送され、ＣＲＴ６ａに表示さ
れる。また他のＣＲＴ制御装置で連動表示する画面が呼
出された場合には、その画面の属性と画面番号がレジス
タ２３ｂと２３ｃに転送され格納される。

上記のように各ＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄに画面属
性レジスタ２３ｂと画面番号レジスタ２３０等を設ける
ようにしたため、複数のＣＲＴ６ａ〜６ｄのそれぞれに
分担領域を定め、且つＣＲＴ６ａ〜６ｄの各画面に表示
される画像を関連付けることができ、これにより各画面
によりなる大画面での連動スクロール動作を可能にする
。

次に、上記構成を有するＣＲＴ制御装置に基づ＜ＣＲＴ
６ａ〜６ｄの連動スクロール動作を説明する。第４図に
おいて４１は連動表示される大画面全体の構成を示して
いる。９分割された矩形イ芝りの１つの大きさがＣＲ７
１台分の表示画面に相当する。第４図において各矩形の
右下に便宜的に数字を割付けているが、この数字が分割
画面番号である。上記の画面４１を表示するのに対して
、使用されるＣＲＴは４台であるから、ＣＲＴ６ａ〜６
ｄの各ＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄの画像メモリに対
し画面４１の全画像データを与える必要はない。ＣＲＴ
６ａ〜６ｄの設置位置を考慮して２１ａ〜２１ｄの如く
各ＣＲＴで表示を担当する分割画面番号を決めて画像メ
モリに記憶するように構成すれば、ＣＲＴ制御装置のそ
れぞれの画像メモリでは全体画面４１の半分以下の画面
領域を記憶するだけで済む。分割画面２１ａ〜２１ｄの
それぞれをＣＲＴ制御装置１３ａ〜１３ｄに対応させる
と、オペレータズコンソール１における表示画面では第
５図（Ａ）に示される如く表示される。これを例えばＣ
ＲＴ制御装置１３ａのレジスタ部２３等の構成で見てみ
ると、分割画面番号レジスタ２９には画面番号１，２，
４．５が格納され、画面番号レジスタ２３ｃには１が格
納され、位置レジスタ２３ａには分割画面２１ａの番号
１の画面を表示するように位置データが格納されている
。他のＣＲＴ制御装置１３ｂ〜１３ｄにおいても対応す
るＣＲＴの設置位置に応じて各レジスタの内容が格納さ
れている。また第５図の（Ａ）に示された４つの表示画
面において連動させて画面スクロールを行う場合、いず
れかのＣＲＴの制御装置の位置レジスタの内容を更新す
ると、その他のＣＲＴ制御装置の位置レジスタの内容が
、同分量更新されることになり、その結果第５図（Ｂ）
に示される如く大画面４１が複数のＣＲＴ６ａ〜６ｄに
跨がって移動することになって、連動スクロールが実行
される。

以上の実施例は次のような利点を有する。

複数のＣＲＴ６ａ〜６ｄのそれぞれにＣＲＴ制御装置１
３ａ〜１３ｂを設け、且つこれらのＣＲＴ制御装置を組
み合わせるように構成したため、ＣＲＴの台数が増加し
たとしても、増設が容易であり、画面の表示能力を低下
させることがない。

各ＣＲ７画面の連動スクロールを行うための位置レジス
タ２３ａの内容を対応させるデータ伝送手段としてＣＰ
Ｕバス１１を用いるようにしたため、ＣＲＴ制御手段の
増設に関し特別な装置を必要としない。

位置レジスタ２３ａの入力側と出口側にそれぞれ切替器
２４．２６を設けるように構成したため、各ＣＲＴを他
のＣＲＴと連動表示させるか、或いは単独に表示動作さ
せるかを任意に且つ容易に設定することができる。また
連動表示可否切替器２４及び連動操作可否切替器２６の
各動作状態は対応するＣＲＴの画面上に表示することが
できるので、誤操作を回避することができる。

大画面を表示するに当たって、ＣＲＴ制御装置ごとに分
割画面に対応する画像データを分担して表示を行わせる
ようにしたため、少ない画像メモリ容量で大画面表示及
び連動スクロールを行うことができる。また表示される
画面の属性と画面番号のそれぞれを格納し且つこれらの
データが他のＣＲＴ制御装置によって更新できるように
されたレジスタと、連動表示する画面の属性を予め登録
しておくレジスタとを設けることによって、例えば特定
の種類の画面を表示するときには、当該画面に係る画像
データを記憶装置１２から画像メモリに自動的に転送さ
せることができる。

前記実施例では画像表示装置してＣＲＴを用いたが、そ
の他の画像表示装置に本発明を適用できるのは勿論であ
り、またその台数も任意である。

〔発明の効果〕

以上の説明で明らかなように、本発明によれば、次の効
果が生じる。

複数の画像表示装置を備えるオペレータズコンソールに
おいて画像表示装置のそれぞれに専用の制御装置と画像
メモリを設は且つこれらの制御装置間を専用の伝送路又
はデータバスを利用して接続するようにしたために、画
像表示装置の台数を増設する場合にも表示能力を低下さ
せることなく、容易に増設することができる。また各画
像表示装置の制御装置の間において連動のスクロール表
示を行うことのできる構成を設けるようにしたため、複
数の画像表示装置の画面を１つの大画面として連動させ
ることができる。

また複数の画像表示装置の間の連動スクロール動作を画
像表示装置の専用の制御装置のそれぞれに設けた位置レ
ジスタ等を用いて行う場合において、位置レジスタの入
口側及び出口側の少なくともいずれか一方に切替器を設
け、この切替器のオン・オフ動作を操作入力装置で任意
に選択することにより連動表示又は独立表示を選択する
ことでき、使い易さが向上し、非常に便利である。また
各切替器のオン・オフの動作状態を表示する表示手段を
設けるようにしたため、操作性を向上することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る表示装置の内部構成図、第２図は
ＣＲＴ制御装置の詳細構成図、第３図は切替器の動作状
態を示すシンボルを示した図、第４図は大画面の分割方
法の一例を示す図、第５図はＣＲＴにおける画像表示と
連動スクロール状態を示す図、第６図はオペレータズコ
ンソール及びプロセス制御システム全体を示す図である
。〔符号の説明〕１・・・・−・オペレータズコンソール２・・・・・・
通信接続線３・・・・・・制御用計算機５−・瞭・・・プラント６ａ〜６ｄ・・ＣＲＴ７・・・・・・キーボード７ａ〜７Ｃ・・操作入力装置１０・・・・・メインプロセッサ１１・・・・・バス１２・・・・・記憶装置１３ａ〜１３ｂ拳寺・ＣＲＴ制御装置２１・・・・・画像メモリ２２・・・・・画像領域制御器２３・・・・・レジスタ部２３ａ・・・・位置レジスタ２４・・・・・連動表示可否切替器２６・・・・・連動操作可否切替器２４ａ、２６ａ−−Φシンボル第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）装置全体を管理する主制御装置と、画像情報を記
憶する記憶装置と、複数の画像表示装置とを備え、これ
らの画像表示装置のそれぞれの画面を所定の配列関係で
配設することにより少なくとも１つの大画面が形成され
たオペレータズコンソール用表示装置において、前記画
像表示装置のそれぞれに設けられた複数の画像表示制御
装置であり且つ前記画像表示装置の間で画像表示に関し
相互に関係データのやり取りを行い複数の画像表示装置
が連動してスクロール動作を行う機能を有する前記画像
表示制御装置と、複数の前記画像表示制御装置の間を接
続する伝送手段と、前記の画像表示制御装置の少なくと
もいずれか１つに付設される操作入力装置とからなるこ
とを特徴とするオペレータズコンソール用表示装置。
（２）請求項１記載のオペレータズコンソール用表示装
置において、複数の前記画像表示制御装置は、それぞれ
、対応する前記画像表示装置の画面の表示容量よりも大
きい記憶容量を有する画像メモリと、この画像メモリの
記憶内容のうち前記画面上で表示する部分を座標として
設定する位置レジスタと、前記位置レジスタの位置デー
タに基づき前記画像メモリから表示用画像データを取出
す表示領域制御器とを有し、前記操作入力装置で前記位
置レジスタの内容を更新するように構成され、前記操作
入力装置で複数の前記画像表示制御装置の位置レジスタ
のいずれか１つの内容を更新したとき、他の画像表示制
御装置の位置レジスタが更新され、複数の前記画像表示
装置の画面が連動してスクロールされることを特徴とす
るオペレータズコンソール用表示装置。
（３）請求項２記載のオペレータズコンソール用表示装
置において、前記位置レジスタの入口側に第１の切替器
を設け、この第１の切替器で前記伝送手段を介して送ら
れる他の画像表示制御装置からの前記位置レジスタの更
新内容を受け付けるか否かを選択するようにしたことを
特徴とするオペレータズコンソール用表示装置。
（４）請求項２又は３記載のオペレータズコンソール用
表示装置において、前記位置レジスタの出力側と前記伝
送手段との間に第２の切替器を設け、この第２の切替器
で前記位置レジスタの更新内容を他の前記画像表示制御
装置に対して送るか否かを選択するようにしたことを特
徴とするオペレータズコンソール用表示装置。
（５）請求項３又は４記載のオペレータズコンソール用
表示装置において、前記第１の切替器及び前記第２の切
替器の動作状態を前記操作入力手段によって選択するよ
うにしたことを特徴とするオペレータズコンソール用表
示装置。
（６）請求項２記載のオペレータズコンソール用表示装
置において、前記画像表示制御装置との間でそれぞれの
位置レジスタを更新するために用いられる前記伝送手段
は、前記主制御装置及び前記記憶装置と前記画像メモリ
との間のデータ交換に用いられるデータバスが共用され
ることを特徴とするオペレータズコンソール用表示装置
。
（７）請求項３又は４記載のオペレータズコンソール用
表示装置において、前記第１の切替器及び前記第２の切
替器のそれぞれの動作状態を示す表示手段が設けられる
ことを特徴とするオペレータズコンソール用表示装置。