JPH0455187Y2 - - Google Patents

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JPH0455187Y2
JPH0455187Y2 JP1985115484U JP11548485U JPH0455187Y2 JP H0455187 Y2 JPH0455187 Y2 JP H0455187Y2 JP 1985115484 U JP1985115484 U JP 1985115484U JP 11548485 U JP11548485 U JP 11548485U JP H0455187 Y2 JPH0455187 Y2 JP H0455187Y2
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slat
shutter curtain
shutter
noise
slats
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JP1985115484U
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシヤツターの消音構造に係り、特にシ
ヤツターカーテンの上下動時における、巻取ホイ
ール及びガイドレールでの金属同士の衝打や摺動
により発生する騒音を低減する消音シヤツターに
関するものである。
〔従来の技術〕
従来のシヤツターは、金属製スラツトの長手方
向上縁に外向きインターロツク部を、また下縁に
内向きインターロツク部を形成してあり、複数の
スラツトを連結するために、上下に隣接するスラ
ツトの外向きインターロツク部と、他のスラツト
の内向きインターロツク部同士が直接的に、ある
いは金属止具を介在させて連繋し、シヤツターカ
ーテンを形成していた。而もシヤツターカーテン
の最上端部は、シヤツター開口部上方に配設した
巻取ホイールの周面にボルト等により固着し、ま
た両端部はシヤツター開口部両側に配設した金属
製等のガイドレールの溝に嵌挿するように構成し
ている。そしてシヤツターカーテンの開閉動作に
際しては、巻取ホイールの一方向の回転作動で、
シヤツターカーテンが巻取ホイールに巻取られつ
つ、あるいはシヤツターカーテンを巻戻しつつ、
ガイドレールの溝に案内させ、上下動していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来のシヤツターは、シヤツター
カーテンの開閉時に次のような問題点があつた。
イ シヤツターカーテンの巻取りに際しては、巻
取ホイールの周面で一巻き巻取つたスラツト
に、二巻き以降のインターロツク部が連続的に
衝打しながらスラツトを巻取るので、金属同士
が衝打する騒音が必然的に発生した。
ロ シヤツターの開閉操作に際しては、シヤツタ
ーカーテンの両端部がガイドレールの溝内で表
裏方向に揺れながら上下動するため、スラツト
と溝壁との金属同士が衝打しつつ摺動すること
になつて、騒音が発生した。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記問題点を解決し、シヤツターの開
閉時に発生する騒音を低減する消音シヤツターを
開発したもので、具体的な手段として次のように
構成した。
即ち、長手方向上下縁の一方に外向きインター
ロツク部を、他方には内向きインターロツク部を
有する金属製スラツトからなり、前記スラツトの
内向きインターロツク部と、他のスラツトの外向
きインターロツク部同士を係合して連繋するシヤ
ツターカーテンを形成し、該シヤツターカーテン
の最上端部は巻取ホイールに固着され、両端部は
ガイドレールの溝に案内され、前記巻取ホイール
の作動で上下に開閉するシヤツターカーテンにお
いて、前記スラツトと同一長さの合成樹脂からな
り、長手方向上下縁の一方に前記スラツトの内向
きインターロツク部に係合する外向き湾曲部が、
また他方に他のスラツトの外向きインターロツク
部に係合する内向き湾曲部が形成された断面略S
字形であつて、さらに長手方向両側面に前記スラ
ツトの表裏方向の幅より突出する曲面形状の表側
膨出部と裏側膨出部が形成された消音係合体を各
スラツト間に介在連繋した消音シヤツターを構成
したものである。
〔作用〕
本考案による消音シヤツターは、上下に隣接す
るスラツトのインターロツク部間に、合成樹脂製
の消音係合体を介在連繋しているので、巻取ホイ
ールでのシヤツターカーテン巻取時には、金属製
スラツトと消音係合体の表側あるいは裏側膨出部
が接触し、金属同士の衝打は生じない。また消音
係合体の表側膨出部、裏側膨出部間の幅は、スラ
ツト表裏方向の幅より突出する長さであるので、
ガイドレールの溝内でシヤツターカーテンが表裏
方向に揺れながら上下動しても、前記消音係合体
の膨出部が溝内を衝打しつつ摺動し、スラツトは
溝壁に接触しなくなる。
さらに、消音係合体の表側膨出部および裏側膨
出部は曲面形状であるので、シヤツターカーテン
巻き取り時に、既に巻き取られているスラツトの
姿勢や位置に関わらず膨出部のいずれの部位でも
安定的に支持する。さらには、消音係合体同士が
重なつた場合でも、膨出部の曲面同士がいずれの
部位でも当接するので、安定的な坐りが得られて
シヤツターカーテン巻き取り中あるいは巻き取り
後にズレて巻き崩れが起きるといつたことがな
い。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図面の第1図は、スラツトと消音係合体の連結
状態を示す一部省略のシヤツターカーテンの斜視
図、第2図は消音係合体の断面斜視図、第3図は
シヤツターカーテンを正巻きで巻取つている状態
を示す一部省略の側断面図、第4図はシヤツター
カーテンを逆巻きで巻取つている状態を示す一部
省略の側断面図、第5図はガイドレールの平面断
面図、第6図は消音係合体の他の実施例を示す断
面斜視図である。
シヤツターカーテンSは第1図に示す如く、金
属製スラツト1の長手方向上下縁の一方を外向き
に湾曲して外向きインターロツク部2を形成し、
また他方を内向きに湾曲して内向きインターロツ
ク2′を形成して、該スラツト1のインターロツ
ク部2′と、これに隣接する他のスラツト1のイ
ンターロツク部2とを消音係合体3にて連繋して
いる。
該消音係合体3は、ナイロン樹脂等の合成樹脂
製で、金属との衝打を考慮して許容範囲の軟性を
得るように硬度を低下して成型してある。該消音
係合体3は第2図に示す如く、棒状を成し、スラ
ツト1と同じ長さに形成し、長手方向上下縁の一
方に外向き湾曲部4を、他方に内向き湾曲部5を
夫々曲成している。そして外向き湾曲部4は、一
方のスラツト1の内側に湾曲したインターロツク
部2′と、又内向き湾曲部5は隣接する下方のス
ラツト1の外側に湾曲したインターロツク部2と
に係合し、順次スラツト1と消音係合体3とを介
在連繋している。更に、消音係合体3の長手方向
両側面には、スラツト1の表裏方向の幅より突出
する表側膨出部6及び、裏側膨出部7を夫々形成
している。該両膨出部6,7の内、表側膨出部6
は、前記外向き湾曲部4の内側面から、水平態よ
り下方に延出する傾斜状を成しており、又裏側膨
出部7は前記内向き湾曲部5の内側面から水平態
より下方に延出する傾斜状を成している。表側膨
出部6の傾斜は、シヤツターカーテンSを巻取る
時に、雨水をシヤツターケース内に持ち込まない
ように形成したもので、雨水持込みに伴う種々の
不具合を回避するよう雨仕舞を良好にする。
以上のように構成したシヤツターカーテンS
は、その最上端部をシヤツター開口部(図示せ
ず)の上方に配設した巻取ホイール8の周面に、
ボルト9等により固着している(第3図参照)。
更にシヤツターカーテンSの両端部は第5図に示
す如く、シヤツター開口部両側部に、垂直かつ開
口部が対向状となるように配設したガイドレール
10の溝壁11に嵌挿している。
シヤツターの主な騒音発生源は、前記した如く
その開閉操作時にあるので、シヤツターカーテン
Sの開閉操作について説明すれば、まず、巻取ホ
イール8側における消音態様については、第3図
に示す如くシヤツターカーテンSを開放するに際
して、巻取ホイール8を右方向に回転することに
より、シヤツターカーテンSを巻上げる。この際
消音係合体3の裏側膨出部7のみが巻取ホイール
8の周面に衝打し、衝打した位置を支点としてシ
ヤツターカーテンSを巻取る。更に一巻き巻取つ
たシヤツターカーテンSの上には二巻き目のシヤ
ツターカーテンの消音係合体3の裏側膨出部7
が、スラツト1上を衝打しながら順次シヤツター
カーテンSを巻取る。上記実施例はシヤツターカ
ーテンSの正巻き態様であるが、逆巻き態様もま
た同様の状態となる。すなわち第4図に示す如
く、巻取ホイール8に一巻き巻取られたシヤツタ
ーカーテンSは、消音係合体3の裏側膨出部7が
巻取ホイール8の軸芯から放射状に突出し、二巻
き目のシヤツターカーテンSのスラツト1表面が
裏側膨出部7に衝打し、衝打した位置を支点とし
てシヤツターカーテンSを順次巻取る。
次にガイドレール10側の消音態様について
は、第5図に示す如く、消音係合体3の表側膨出
部6及び裏側膨出部7が、スラツト1の表裏方向
の幅より突出しているので、ガイドレール10の
溝壁11内でシヤツターカーテンSが表裏方向に
揺れながら上下動するとき、溝壁11にはスラツ
ト1は接触せず、前記両膨出部6,7が衝打しつ
つ摺動する。
消音係合体3の他の実施例を第6図に示す。消
音係合体3を樹脂成型する際に、金属等からなる
断面略消音係合体の形状に沿つて形成した芯材1
2を型に内嵌し、消音係合体3′を一体化成型す
る。該消音係合体3′を適用することにより、シ
ヤツターカーテンSにおける消音係合体3′の強
度を保持することが可能となる。
また他の実施例として消音係合体を強硬度ウレ
タンからなるゴム質の弾性体で成型し、シヤツタ
ーカーテンSの消音係合体として適用してもよ
い。
更に消音係合体は棒状に拘泥することなく板状
に成型し、一種のスラツトとして適用可能なこと
は勿論である。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので、次のよう
な幾多の効果が生じる。
イ シヤツターカーテンを開放する際に発生する
巻取ホイール側での巻取り騒音は、スラツトと
消音係合体とが衝打するので、金属同士の衝打
より騒音が極端に低減する。
ロ シヤツターカーテン開閉時に発生するガイド
レール側での騒音は、消音係合体の両側面に膨
出部を形成し、スラツト表裏方向の幅より突出
しているので、溝壁にはスラツトは接触せず、
消音係合体の膨出部が衝打しつつ摺動し、金属
同士の騒音より極端に低減する。
ハ 前記イ),ロ)により、シヤツターの主な騒
音発生源の騒音が抑制可能な消音シヤツターを
得ることが可能となる。
ニ 消音係合体の表側膨出部の形状を、外向き湾
曲部の内側面から水平態よりやや下方に延出す
る傾斜状としたので、シヤツターカーテン巻取
り時に雨水をシヤツターケース内に持込まず、
雨水持込みに伴う種々の不具合が回避可能とな
り、雨仕舞が良好となる。
ホ 従来ガイドレールの溝に、合成樹脂等の消音
当て板を挿着するものがあるが、本考案の場
合、消音係合体が溝内を案内されるので、消音
当て板を挿着する必要がなくなる。
ヘ 既製のスラツトに消音係合体を連繋するのみ
の組立てであるので、シヤツターカーテンの組
立てが容易であると共に、組立て自動化が可能
となる。
ト 消音係合体に着色することにより、シヤツタ
ーカーテンの美感を高めることが可能となる。
チ 消音係合体の表側膨出部および裏側膨出部は
曲面形状であるので、シヤツターカーテン巻き
取り時に、巻き取られているスラツトの姿勢や
位置に関わらず膨出部のいずれの部位でも安定
的に支持する。さらには、消音係合体同士が重
なつた場合でも、膨出部の曲面同士がいずれの
部位でも当接するので、安定的な坐りが得られ
てシヤツターカーテン巻き取り中あるいは巻き
取り後にズレて巻き崩れが起きるといつたこと
がない。
リ 消音係合体は外向き湾曲部と内向き湾曲部を
形成した断面略S字形であるので、スラツトに
外向きインターロツク部と内向きインターロツ
ク部を形成した通常の既設のシヤツターに適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るものであり、第1図は、ス
ラツトと消音係合体の連繋状態を示す一部省略の
シヤツターカーテンの斜視図、第2図は消音係合
体の断面斜視図、第3図はシヤツターカーテンを
正巻きで巻取つている状態を示す一部省略の側断
面図、第4図はシヤツターカーテンを逆巻きで巻
取つている状態を示す一部省略の側断面図、第5
図はガイドレールの平面断面図、第6図は消音係
合体の他の実施例を示す断面斜視図である。 S……シヤツターカーテン、1……スラツト、
2,2′……インターロツク部、3,3′……消音
係合体、4……外向き湾曲部、5……内向き湾曲
部、6……表側膨出部、7……裏側膨出部、8…
…巻取ホイール、10……ガイドレール、11…
…溝壁、12……芯材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 長手方向上下縁の一方に外向きインターロツク
    部を、他方には内向きインターロツク部を有する
    金属製スラツトからなり、前記スラツトの内向き
    インターロツク部と、他のスラツトの外向きイン
    ターロツク部同士を係合して連繋するシヤツター
    カーテンを形成し、該シヤツターカーテンの最上
    端部は巻取ホイールに固着され、両端部はガイド
    レールの溝に案内され、前記巻取ホイールの作動
    で上下に開閉するシヤツターカーテンにおいて、 前記スラツトと同一長さの合成樹脂からなり、
    長手方向上下縁の一方に前記スラツトの内向きイ
    ンターロツク部に係合する外向き湾曲部が、また
    他方に他のスラツトの外向きインターロツク部に
    係合する内向き湾曲部が形成された断面略S字形
    であつて、さらに長手方向両側面に前記スラツト
    の表裏方向の幅より突出する曲面形状の表側膨出
    部と裏側膨出部が形成された消音係合体を各スラ
    ツト間に介在連繋したことを特徴とする消音シヤ
    ツター。
JP1985115484U 1985-07-27 1985-07-27 Expired JPH0455187Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006045834A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Bunka Shutter Co Ltd シャッタ装置
JP5096706B2 (ja) * 2006-07-26 2012-12-12 三和シヤッター工業株式会社 シャッターカーテンの静音構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS587038U (ja) * 1981-07-01 1983-01-18 株式会社トヨトミ 振動燃焼防止用排気ダンパ

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