JPH0454770Y2 - - Google Patents

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JPH0454770Y2
JPH0454770Y2 JP1985013840U JP1384085U JPH0454770Y2 JP H0454770 Y2 JPH0454770 Y2 JP H0454770Y2 JP 1985013840 U JP1985013840 U JP 1985013840U JP 1384085 U JP1384085 U JP 1384085U JP H0454770 Y2 JPH0454770 Y2 JP H0454770Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 建物内で栽培される植物に充分なる光量を付与
するようにした採光装置に関し、とくに太陽によ
る採光が不充分若しくは不可能な建物の隅部、玄
関、建物の陰等で栽培される植物に光フアイバー
を利用して充分な光量を付与するように工夫した
採光装置に関するものである。
「従来の技術」 従来採光が不充分若しくは不可能な栽培状況で
植物を生育させる場合は、通常持ち運びができる
鉢植等に於ては、そのつど窓際に移動して採光し
ており、その他のものについてはこれといつて適
切な方法がなく困難視されているのが現況であつ
た。尚採光装置若しくは人工光エネルギーの照光
装置等の技術文献の一例として下記のものがあ
り、特公昭53−29614号公報では、園芸用ビニー
ルハウスにフレームを介して角度調節可能な反射
板を設けて、太陽光線の照射角度に対応して反射
板の角度を可変する構成の園芸用ビニールハウス
等の反射採光装置であり、また特公昭58−10042
号公報では、植物を育成栽培するにあたり、セレ
ンまたはセレン化物を、光線の反射体または/お
よび濾過体として用いることを特徴とする植物栽
培方法で、セレンまたはセレン化物に反射、また
は透過した光線を利用するものであり、更に特開
昭58−56617号公報では、赤、緑、青の単色陰極
線管を複数個配置して、各々の陰極線管の発光を
調節することにより、栽培植物に与える光エネル
ギーの照度と波長を可変とした植物栽培用照光装
置であり、これらのものが技術文献として散見さ
れる。
一方光フアイバーを介して採光する発明又は考
案としては、特開昭60−12913号公報の植物栽培
装置、実開昭61−64259号公報の態様鋼結合器つ
き室内用植木台等の技術文献が散見される。
また光フアイバーの焼き付きを防止するため、
赤外線フイルターを採光装置に使用する発明とし
ては、特開昭59−147305号公報の光フイルター装
置、特開昭59−148010号公報の集光レンズがあ
る。
「考案の解決しようとする問題点」 従来の一般的な採光方法では、移動可能な簡易
なものにかぎられており、それ以外の栽培植物に
は不向であること。また技術文献によるもの、例
えば特公昭53−29614号公報では、確かに建物の
陰、隅部等ほとんど太陽光線の当らない部分に
も、太陽光線を与えることはできるが、少くとも
屋根が透光性を有する部材であることが必要条件
とされている。したがつてその他の部材で構築さ
れている例えば通常の家屋ビル等では充分なる採
光は期待できないこと、器具を屋外に設置さうる
ことから保守管理が大変であること等の問題点が
ある。また特公昭58−10042号公報では、セレン
またはセレン化物を利用する栽培方法であり、本
考案のように光量を補充したり、光量のすべてを
得るようにするものとは、その趣旨並びに目的が
異なります。更に特開昭58−56617号公報は、人
工光エネルギーを利用するものであり、本考案の
ように太陽光線を有効利用するものとは、その趣
旨並びに目的を異にし、全く別の考案であるし、
また資源を要する問題がある。そして又光量の不
足により、光合成作用の低下を招来し、生育に支
障をきたすと共に、収穫量の減少とか、果実等に
於ては甘味不足という品質低下をもたらす大きな
要因となるものである。
更に、前記光フアイバーを利用する採光装置
は、確かに植物に必要とする光エネルギーを採光
できる。
しかしながら、太陽光に含まれる赤外線等のよ
うに、光フアイバーに害を与える光線を有効に吸
収できず、例えば、光フアイバーの焼き付き現象
とか、光フアイバーの伝搬能力の向上には、今だ
十分とは云えない処である。
また赤外線フイルターを採用する採光装置は、
確かに充分の光線を遮断できるが、特開昭59−
148010号公報の発明の如く、集束部材の一部であ
り、十分な赤外線の遮断ができないこと、又は特
開昭59−147305号公報の発明の如く、赤外線フイ
ルターが回動する構成では、必ずしも集束部材へ
の赤外線の遮断が十分でないこと、殊に赤外線フ
イルター回動のための付帯設備が必要となり、も
つて装置が複雑、かつ大型化し、一般家庭用の植
物栽培用の採光装置には不向であること等の課題
がある。
「問題点を解決するための手段」 そこで本考案は、集束部材の前面に、かつ集束
部材をほぼ完全に隠蔽する曲面状の赤外線吸収フ
イルターを介して、赤外線を防遊することによ
り、太陽光線の熱による光フアイバーの焼き付き
防止及び光フアイバーの伝搬能力を向上させるこ
と、また前記赤外線吸収フイルターを集束部材の
前方に、簡易に装置すること、及び採光装置の簡
略化を図ること、並びに一般家庭用の植物栽培採
光装置として、簡易に利用できること、等を目的
として、下記の構成を採用する。即ち、本考案
は、建物内に配置された栽培用植物の近傍に、そ
の先端が到る光フアイバーの他端を、建物外に位
置させ、かつこの光フアイバーの他端近傍に集束
部材を設け、前記光フアイバーの焼き付きを防止
及びこの光フアイバーの伝搬能力の向上を図るた
めに、前記集束部材の全体を隠蔽し、かつ静置状
態に配設される曲面状の赤外線吸収フイルターを
備え、前記集束部材で収れんされた主として可視
光線を前記光フアイバーに入射させ、ついでにこ
の光フアイバーを介して可視光線を栽培用植物に
照射若しくは分散照射するように構成した赤外線
吸収フイルターを備える光フアイバーを利用した
植物栽培用採光装置である。
「作用」 次に本考案の作用を説明すると、建物1の例え
ば他の建物の陰、隅部等ほとんど太陽光線の当た
らない部分で栽培される植物2は当然のことなが
ら光量が不足する。しかし本考案では、反射鏡、
凸レンズ等の集束部材4を介して収れんされた太
陽光線Aが光フアイバー3等に入射され、かつこ
の集束部材4には赤外線吸収フイルター5が備え
てあるので、ここで赤外線が除かれ主として可視
光線のみが入射される。この入射された光は建物
1内に配設された光フアイバー3等のコア内をジ
グザグ状に伝搬されてその先端に到り放射され
る。したがつてその先端近傍に位置する植物2に
照射されることになり充分なる光量が期待できる
のである。尚前述の如く赤外線吸収フイルター5
を設けて赤外線を吸収するように構成したので、
物体に吸収されて熱エネルギーに変る、いわゆる
熱作用が大きい赤外線が光フアイバー3等に入射
せず、熱による光フアイバー3等の焼き付きを防
止できること、またコアに入射されるはずの赤外
線が除かれることになり、この除外された量のみ
可視光線が入射されることになつて、光フアイバ
ー3の可視光線の光量増大によりその伝搬能力が
向上すること等の利点がある。
「実施例」 本考案の一実施例を図面の基づいて説明する
と、1は透光性を有さない部材を主として構築さ
れた家屋、ビル、農業ハウス等の建物で、この建
物1内の隅部若しくは他の建物との陰あるいは太
陽光線の全く当たらない所に栽培用の植物2が配
置されており、この植物2の近傍には建物1内に
配線された光フアイバー3若しくは光フアイバー
ケーブルの先端が位置しており、かつこの光フア
イバー3若しくは光フアイバーケーブルの他端は
建物1外に位置していて、この一例では建物1の
屋上に位置していて、この一例では建物1の屋上
に位置している。4は凸レンズ若しくは反射鏡よ
りなる太陽光線A収れん用の集束部材で、この集
束部材4には、当該集束部材4をほぼ隠蔽する大
きさで、かつ曲面状を呈する赤外線吸収フイルタ
ー5が備けられている。尚赤外線吸収フイルター
5は集束部材4に一体的に、静置状態に配備す
る。例えば、第1図のように赤外線吸収フイルタ
ー5を集束部材4の前方(いわゆる太陽光線側)
に設け、予め集束部材4に入射する太陽光線から
赤外線を除くようにするか、また図示しないが赤
外線吸収フイルター5を集束部材4の収れん側に
設ける構成とする。そして集束部材4は建物1の
屋上にフレーム(図示せず)を介して設置されて
いるが、その他光フアイバー3等の配線により他
の箇所に設置したり、或いは太陽光線Aの照射角
度に対応して可動式とすることもできる。尚以上
赤外線吸収フイルター5を備えた集束部材4につ
いて説明したが、場合によりこれに紫外線吸収フ
イルター(図示せず)を付設することもできる。
更にまた光フアイバー3の先端に凹レンズ、凸面
鏡等の分光部材(図示せず)を装設することも光
がより分光されて、広範囲の植物に照射できる効
果と、光フアイバー3の本数減少が期待できる。
「考案の効果」 本考案は、以上で詳述した構成、即ち、建物内
に配置された栽培用植物ぼ近傍に、その先端が到
る光フアイバーの他端を、建物外に位置させ、か
つこの光フアイバーの他端近傍に、前記光フアイ
バーの焼き付き防止及びこの光フアイバーの伝搬
能力の向上を図るために、当該光フアイバーの先
端に設けた集束部材をほぼ隠蔽する曲面状で、か
つ静置状態に赤外線吸収フイルターを設けた構成
である。
これにより、光フアイバー及びこれに付随する
付帯部材等の熱による焼き付きをほぼ完全、かつ
確実に防止できる効果、及び赤外線吸収フイルタ
ーの設置機構の簡略化、容易化が達成される。
また前記集束部材を隠蔽する赤外線吸収フイル
ターを曲面状とし、かつ静置状態に設けられる構
造の赤外線フイルターとしたので前記集束部材を
介して、光フアイバーに入射される例えば、赤外
線が効率的に除かれるので、この分だけ可視光線
を伝搬できる効果があり、究極的には、確実かつ
簡易に伝搬光量の拡充と、この拡充を介して光フ
アイバーの本数の減少が期待できること、また前
記伝搬光量の拡充を介して、十分な採光を、建物
内にある栽培植物に与えることができること、又
は赤外線吸収フイルターの寸法の小型化が達成さ
れること、等の実用上の効果を有する。
更に、本考案は集束部材を静置状態の、赤外線
吸収フイルターでほぼ完全に隠蔽し、かつ赤外線
フイルターを曲面状とし、集束部材を十二分に隠
蔽する構成としたので、赤外線を効率的に遮断し
得ること、装置全体の簡略化、植物栽培用採光装
置の取付の容易化又は設備費の軽減等に寄与でき
る効果、また比較的小さい赤外線吸収フイルター
でも、赤外線を効率的に遮断できる効果、及び一
般家庭でも容易に装着できるいわゆる家庭用の植
物栽培採光装置として利用できる効果、等の実用
的な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した模式図であ
る。 1……建物、2……植物、3……光フアイバ
ー、4……集束部材、5……赤外線吸収フイルタ
ー、A……太陽光線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 建物内に配置された栽培用植物の近傍に、その
    先端が到る光フアイバーの他端を、建物外に位置
    させ、かつこの光フアイバーの他端近傍に、集束
    部材を設け、前記光フアイバーの焼き付き防止及
    びこの光フアイバーの伝搬能力の向上を図るため
    に、前記集束部材の全体を隠蔽し、かつ静置状態
    に配設される曲面状の赤外線吸収フイルターを備
    え、前記集束部材で収れんされた主として可視光
    線を前記光フアイバーに入射させ、ついでこの光
    フアイバーを介して可視光線を栽培用植物に照射
    若しくは分散照射するように構成した赤外線吸収
    フイルターを備えてなる光フアイバーを利用した
    植物栽培用採光装置。
JP1985013840U 1985-02-02 1985-02-02 Expired JPH0454770Y2 (ja)

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JPS61131751U JPS61131751U (ja) 1986-08-18
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JPS59147305A (ja) * 1983-02-10 1984-08-23 Takashi Mori 光フイルタ−装置
JPS59148010A (ja) * 1983-02-14 1984-08-24 Takashi Mori 太陽光集光レンズ
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JPS61131751U (ja) 1986-08-18

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