JPH0454748B2 - - Google Patents

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JPH0454748B2
JPH0454748B2 JP14814382A JP14814382A JPH0454748B2 JP H0454748 B2 JPH0454748 B2 JP H0454748B2 JP 14814382 A JP14814382 A JP 14814382A JP 14814382 A JP14814382 A JP 14814382A JP H0454748 B2 JPH0454748 B2 JP H0454748B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern
polishing
primary
metal body
line
Prior art date
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Expired
Application number
JP14814382A
Other languages
English (en)
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JPS5938387A (ja
Inventor
Toshiaki Kiuchi
Yoshinobu Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP14814382A priority Critical patent/JPS5938387A/ja
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Publication of JPH0454748B2 publication Critical patent/JPH0454748B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルミニウム、ステンレス、黄銅さ
らには銅等の金属体の表面に所望パターンの線模
様を附形する金属表面への模様成形方法に関する
もので、さらに詳言すれば、他の線模様部分から
区割される目的とする線模様部分の形状を自由に
設定することができるようにすることを目的とし
たものである。
アルミニウム、ステンレス、黄銅さらには銅等
の金属体表面のもつ装飾効果の優れた光沢を製品
の外観の装飾に利用することが多分野で応用され
ている。
この金属体表面のもつ光沢、すなわち金属感を
そのまま装飾効果を現出させる要素として作用さ
せる金属装飾体は、母体となる金属体の表面を鏡
面状としてその輝きを強調させておき、金属体表
面で反射された反射光線の輝きにより優れた装飾
効果を得ることができていた。
しかしながら上記説明から明らかなように、従
来のこの種の金属装飾体は、母体となる金属体の
表面を鏡面状としているために、金属体の表面で
反射される光線は、単一な方向性しかもたず、こ
のため全体が一様に輝いて視覚されるだけとな
り、輝きの形態が単調となる不満があつた。
この不満を解消すべく従来金属体の表面を、例
えば、回転駆動される多数の研磨体により研磨し
て、金属体の表面に多数の細い円弧状の溝を削設
して円形線模様を成形し、この円形線模様により
金属体表面を極めて細い凹凸のあるものとし、も
つて金属体表面で反射される光の反射角度を乱反
射に近い状態として優れた光学的装飾効果を現出
させる手法が採用されるようになつてきた。
上記した金属体の装飾手法は、それなりに優れ
たものなのであるが、金属体表面に附形される多
数の細い溝である線模様は、研磨体による金属体
表面の研磨によつて附形されるのであり、また研
磨体は、一般に一定の線形、例えば円形とか直線
に沿つて駆動されて研磨動作を行なうものである
ので、成形される線模様の各細い溝は一定の円弧
または直線となり、これがため成形される線模様
はどうしても一定の全く同じ形態となつてしまつ
ていた。
それゆえ、この上記した表面に線模様を附形し
た金属体は、そのわずかな傾斜変位により動的な
光学的装飾効果を現出することができるのである
が、その現出される動的な光学的装飾効果が金属
体表面全域においてほぼ均一であり、これがため
変化に乏しいものとなつてしまつていた。
この変化の不足を補うべく、金属表面の一部に
線模様を附形しないものもあるが、この線模様を
附形しない金属体表面部分の形状を自由な形状に
正確に設定することができないために、目的をも
つた装飾効果を現出させるまでには至らないもの
となつていた。
本発明は、上記した従来例における不満を解消
すべく創案されたもので、同一金属体表面でも、
所定の形態の多数の細い溝の線模様を成形した表
面部分が現出する光学的装飾効果の状態と、異な
る形態の多数の細い溝の線模様を成形した表面部
分が現出する光学的装飾効果の状態とでは、その
現出される態様が全く異なつたものとなることを
利用し、同一の金属体表面に1次加工により所定
の形態の線模様を形成した後に、この表面に一定
のパターンのマスクを附形した状態で異なる形態
の線模様を2次加工により成形することにより、
前記マスクのパターン通りの1次加工だけを施さ
れた部分を表面に残留させ、もつて単一金属体表
面に異なる光学的装飾効果を現出する部分を成形
するようにしたものである。
以下本発明を図面を参照して説明する。
本発明は、金属体1の表面2に、研磨体3の研
磨により多数の細い溝の線模様である1次模様4
を附形する1次研磨工程イと、硬化インキをパタ
ーン印刷して所望形状のパターン硬化被膜6を附
着成形する印刷工程ロと、研磨体3′の研磨によ
り、前記1次模様4の細い溝に交叉する多数の細
い溝の線模様を削設して2次模様5を成形する2
次研磨工程ハと、そして前記パターン硬化被膜6
を溶剤により除去うする洗滌工程ニとを順に施し
て表面2に線模様を成形する金属体表面への模様
成形方法である。
図示実施例の場合、研磨体3は回転駆動されな
がら、その端面を表面2に押付けて、この表面2
を研磨するものとなつているので、1次研磨工程
イにより表面2に附形される1次模様4は多数の
円形線模様が隣接位置する形態のものとなる。
この1次研磨工程イにより表面2に附形される
1次模様4の形態は全く限定されるものではな
く、研磨体3として別の構造のものを使用するな
り、研磨体3による研磨作業と同時に金属体1を
所定線形に沿つて移動させるなりして種々の変化
に富んだ形態の1次模様4を得ることができる。
ただし、2次研磨工程ハにより1次模様4を施
した表面2にさらに異なる形態の線模様を削設追
加して、1次模様4とはできる限り異なつた形態
の2次模様5を得る必要があることから、1次模
様4の形態は比較的単純なものであることが望ま
しい。
1次模様4を成形した表面2にパターン硬化被
膜6を附設する印刷工程ロは、通常の印刷技術に
従つて行なえば良い。
ただこの印刷によつて表面2上に附設されるパ
ターン硬化被膜6は充分な硬度が要求されるもの
であるために、例えばエポキシ系硬化型インキに
より所望のパターンで印刷した後、焼付けにより
硬化させるのが望ましい。
また、このパターン硬化被膜6は、次の2次研
磨工程ハにより、パターン硬化被膜6の位置する
表面2部分以外の部分への研磨動作がより円滑に
達成されるように、第3図図示の如く、その厚さ
は、1次模様4を形成する線模様の細い溝を完全
に埋めてはいるが、表面2上からできる限り突出
しないものとされている。
これはこのパターン硬化膜6により表面2上に
現出されるパターン区域の形状が、よりパターン
硬化膜6が形成する形状と等しくなるようにする
ためである。
2次研磨工程ハは、このパターン硬化被膜6の
附設されかつ1次模様4の成形された表面2に施
されるものであるために、2次研磨工程ハにより
実際に研磨を受けるのは、パターン硬化被膜6の
附着していない表面2部分だけである。
この2次研磨工程ハにより削設成形される多数
の細い溝の線模様は、1次模様4における細い溝
に交叉する形態で成形されるものとなつており、
この2次研磨工程ハによる研磨により、1次模様
4は現出する光学的装飾効果の全く異なる2次模
様5となる。
この2次研磨工程ハにより1次模様4を2次模
様5に成形するのに使用される研磨体3′として
は、特に限定されるものではなく、例えば図示実
施例の場合、研磨体3′は1次研磨工程イにおけ
る研磨体3と全く同一のものを用い、単に回転駆
動方向を逆方向に設定したものとなつている。
もちろん、この際この研磨体3′で削設される
多数の細い溝が1次模様4の多数の細い溝に交叉
すべく、その表面2における研磨位置を設定する
ことは言うまでもない。
いづれにせよ、この2次研磨工程ハは、1次研
磨工程イのように表面2を多数の細い溝を全く新
たに削設成形するというのではなく、すでに1次
研磨工程イにより研磨された表面2に、単に1次
模様4の多数の細い溝に交叉する多数の細い溝を
削設するだけであり、1次模様4までも削設して
しまうまで研磨しないように注意する必要があ
る。
この2次研磨工程ハによりパターン硬化被膜6
の附着された表面2部分以外の表面2には2次模
様5が成形されることになり、それゆえ洗滌工程
ニによりパターン硬化被膜6を洗い落すと、パタ
ーン硬化被膜6により設定された所定のパターン
で1次模様4のままの表面2部分が露出すること
になり、これによつて2次模様5の附形された表
面2の中に1次模様4の表面2部分が所望のパタ
ーン形状で位置する表面構造を得ることができる
ことになる。
このパターン硬化被膜6の洗い落しは通常の手
段を用いれば良いのであつて、例えばエポキシ系
硬化型インキでパターン硬化被膜6を成形した場
合には、溶剤としてトリプレンを用いて、前記パ
ターン硬化被膜6を洗滌すれば良い。
このように本発明によれば、金属体1の表面2
に異なる形態の削設模様を一緒に附形することが
できると共に、一方の削設模様を所望する自由な
形状とすることができるので、光学的装飾効果の
組合せと共に形状による装飾効果をも得ることが
できることになる。
なお、本発明により成形された金属体表面は、
そのままでも充分な装飾効果を発揮するのである
が、この表面に合成樹脂の透明コートを介して合
成樹脂の多色被膜層を被覆成形することにより、
輝きの動的変化に加えて色光線の変化をも装飾と
して利用できることになる。
以上の説明から明らかな如く、本発明は、異な
る形態の削設線模様を金属体の単一表面上に附形
することができると共に一方の削設線模様の形状
を自由に設定することができるので、異なる光学
的装飾効果を設定された形状に従つて現出させる
ことができ、これにより現出される装飾に意味を
持たせることができ、また通常の研磨工程と、印
刷工程と、そして洗滌工程とだけによつて実施で
きるので、実施が容易であり、さらにパターンの
設定は印刷だけにより決定でき、かつ正確に達成
されるので、一定品質の装飾製品を確実に得るこ
とができる等多くの優れた効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の工程順を示す説明図である。
第2図は、1次研磨工程の具体例を示す斜視図で
ある。第3図aはパターン硬化被膜の成形例を示
す外観斜視図である。第3図bは、1次模様を成
形された表面に対するパターン硬化被膜の附形例
を示す要部縦断拡大図である。第4図は2次研磨
工程を示す斜視図である。第5図は完成された模
様の一例を示す外観図である。 符号の説明、1……1次研磨工程、ロ……印刷
工程、ハ……2次研磨工程、ニ……洗滌工程、1
……金属体、2……表面、3,3′……研磨体、
4……1次模様、5……2次模様、6……パター
ン硬化被膜。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 金属体表面に、 研磨体の研磨により多数の細い溝の線模様であ
    る1次模様を附形する1次研磨工程と、 硬化インキをパターン印刷して所望形状のパタ
    ーン硬化被膜を附着成形する印刷工程と、 研磨体の研磨により、前記1次模様の細い溝に
    交叉する多数の細い溝の線模様を削設して2次模
    様を附形する2次研磨工程と、 前記パターン硬化被膜を溶剤により除去する洗
    滌工程 とを順に施す金属体表面への模様成形方法。
JP14814382A 1982-08-26 1982-08-26 金属体表面への模様成形方法 Granted JPS5938387A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14814382A JPS5938387A (ja) 1982-08-26 1982-08-26 金属体表面への模様成形方法

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JP14814382A JPS5938387A (ja) 1982-08-26 1982-08-26 金属体表面への模様成形方法

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JPS5938387A JPS5938387A (ja) 1984-03-02
JPH0454748B2 true JPH0454748B2 (ja) 1992-09-01

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JP14814382A Granted JPS5938387A (ja) 1982-08-26 1982-08-26 金属体表面への模様成形方法

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JPS6179786A (ja) * 1984-09-27 1986-04-23 Dainippon Printing Co Ltd エツチング調金属化粧板の製造方法
JPWO2015151325A1 (ja) * 2014-03-31 2017-04-13 クリナップ株式会社 金属板、収納庫および金属板の表面加工方法

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JPS5938387A (ja) 1984-03-02

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