JPH0454230Y2 - - Google Patents

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JPH0454230Y2
JPH0454230Y2 JP1987039861U JP3986187U JPH0454230Y2 JP H0454230 Y2 JPH0454230 Y2 JP H0454230Y2 JP 1987039861 U JP1987039861 U JP 1987039861U JP 3986187 U JP3986187 U JP 3986187U JP H0454230 Y2 JPH0454230 Y2 JP H0454230Y2
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vibration
loom
spring
damper
vibrations
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は織機の防振構造に関するものであ
る。
(従来の技術) 一般に織機は第6図に示すように、左右一対の
サイドフレーム1の後部(同図の右方)に支持さ
れたワープビーム2から送り出される経糸Tを複
数枚のヘルドフレーム3に導き、駆動機構4によ
りヘルドフレーム3を上下動させて経糸を開閉口
させ、経糸開口内に緯入れ装置5にて緯糸を緯入
れし、緯入れされた緯糸をロツキングシヤフト6
にスレイソード7を介して支持されたスレイ8上
に装備した筬9により筬打ちし、織布Wを織成す
る。従つて、織機の運転時にはヘルドフレーム3
の上下運動に伴う上下振動及びスレイ8の前後方
向への揺動による筬打ち運動に起因する前後方向
の振動が生じる。そして、この振動は織機の高速
化に伴い激しくなる。振動にともなう作業環境の
悪化、他の装置への悪影響を防止するため、織機
の据付に際しては、機台の振動が床面に対して直
接伝達されないように配慮する必要がある。
従来、織機のサイドフレーム底面と床面の間に
振動を吸収する弾性部材を介在させてボルトで締
付け固定しているものがある。この場合直接床面
にボルト締めしているものに比較して上下振動を
吸収することはできるが、前後方向の振動の吸収
効果は僅かであり、又据付部材に与える衝撃も大
きい。そこで、第6図に示すように床面Fに穴1
0を形成し、織機全体を支持する支持盤11の一
部が前記穴10内に収容される状態で支持盤11
をばね12で支持する方法が実施されている。
又、実公昭48−18937号公報には第7,8図に示
すように、取付ボルト13を有しばね作用を有す
る弯曲板14の内面にゴム等の弾性材15を密着
させたパツドを、織機の脚部16の下面にナツト
17で締付け固定するものが提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、前者の方法を採用する場合には、織
機の振動により据付部すなわち床面Fに対する加
振力を小さくするためには支持盤11の質量を大
きくする必要があり、支持盤11を収容するため
の穴10を掘る作業をすることをも含めて設置作
業が大掛かりとなる。また、支持盤11をばね1
2でのみ支持する構造のため、床面Fへの振動伝
達を和らげることはできるが、振動そのものを減
衰させることはできない。又、前者の方法あるい
は後者の方法を採用するいずれの場合において
も、織機はその運転条件の違いにより床面に対す
る加振力が異なるので、防振効果を高めるために
は加振力に対応して防振機構を構成するばねある
いは弾性材を用意する必要があるが、前記従来方
法特に後者のパツドを使用する場合には、加振力
に対応する多数の異なるパツドを準備しておかな
ければならないという不都合がある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの考案において
は、織機のサイドフレームの脚部が載置される床
面の複数箇所に防振装置を配設し、同防振装置内
にはその防振装置に対し着脱可能に個別形成した
防振ユニツトを各脚部の加振力に対応した所定数
に増減可能に収容し、同防振ユニツトを織機側か
ら同織機を設置する床面への振動伝達を防止する
スプリングと同スプリングの中央部を配置される
振動防止用ダンパとの組合せにより構成した。
(作用) 従つて、この考案においては、織機の脚部を支
持する防振装置は防振装置内に収容される防振ユ
ニツトの数を各脚部の加振力に対応して所定数に
増減した状態で使用される。従つて、織機の運転
条件に対応して防振装置の防振作用が最大限に発
揮される。又、各防振ユニツトはスプリングとダ
ンパとが組み合わされているため、スプリングが
床面への振動伝達を防止し、ダンパが振動を減衰
させる作用をなし、両者の作用が相俟つて効果的
な防振作用が行われる。
(実施例) 以下この考案を具体化した一実施例を第1〜4
図に従つて説明する。第1図に示すように織機は
そのサイドフレーム1の脚部1aの4個所におい
て防振装置18上に固定支持されている。第2,
3図に示すように、防振装置18は一対の上板1
9及び底板20を備え、上板19は底板20の四
隅部に立設されたガイドロツド21に沿つて上下
動可能に配設されるとともに、ガイドロツド21
の上端に形成されたフランジ部21aによりガイ
ドロツド21からの離脱が不能となつている。上
板19の中央部には防振装置18をサイドフレー
ム1の脚部1aに固定するためのボルト22が突
設されている。上板19及び底板20の間には防
振ユニツト23が脚部の加振力に対応した所定数
(この実施例では5個)着脱可能に収容されてい
る。防振ユニツト23は上下一対のスプリング押
え24とスプリング受け25間にスプリング26
が介装されるとともに、その中央部にダンパ27
が配設されている。ダンパ27としてはゴム、シ
リコンオイルダンパ、エアダンパあるいは第4図
に示すように多数の金属ワイヤ28を搦めたもの
が使用される。
次に前記のように構成された防振装置の作用を
説明する。さて、この考案の防振装置を使用する
場合には、サイドフレーム1の脚部1aの底面4
個所に防振装置18をボルト22により固定す
る。そして、織機の運転条件により各脚部に生じ
る加振力に適した数の防振ユニツト23を上板1
9及び底板20間に収容する。防振ユニツト23
は上板19及び底板20間に単に挟持されている
構成のため、防振ユニツト23の着脱操作は、織
機をジヤツキ等で支持した状態で極めて容易に行
われる。
各脚部の加振力に対応した数の防振ユニツト2
3を防振装置18に収容した状態で織機の運転が
行われると、各駆動機構の作動により生じる振動
が脚部1aから防振装置18に伝達される。防振
装置18の防振ユニツト23がスプリング26と
ダンパ27との組み合せにより構成されているた
め、上板19に加えられた振動はスプリング26
により床面Fへの伝達が防止され、又ダンパ27
により振動が減衰される。すなわち、ダンパ27
が振動を減衰させるため、織機が長時間運転され
ても、防振装置18が共振減少を起すことが確実
に防止され、スプリング26との相乗効果により
床面Fに対する振動伝達を効果的に減少させる。
ダンパ27としてオイルダンパを使用する場合、
織機の長時間運転によりオイルの温度が上昇する
が、オイルにシリコンオイルを使用すれば長時間
運転にも十分対処できる。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、防振ユニツト23のスプリン
グ押え24あるいはスプリング受け25を上板1
9あるいは底板20に対してボルト等で固定する
構成にしたり、第5図に示すように上板19及び
底板20に防振ユニツト23を構成するスプリン
グ26及びダンパ27を収容するための凹部19
a,20aを形成し、同凹部19a,20aにス
プリング26及びダンパ27を着脱可能に収容す
るようにしてもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば織機の
サイドフレームの脚部を支持する防振装置に収容
される防振ユニツトの数が各脚部の加振力に対応
した数に増減できるため、織機の運転条件に応じ
て最適の条件で防振装置を発揮することができ
る。又、各防振ユニツトがスプリングとダンパと
の組み合わせにより構成されているため、スプリ
ングによる振動伝達の防止とダンパによる振動の
減衰作用とが相俟つて効果的な防振が行われる。
又、個別形成する防振ユニツトは同一規格のもの
が一種類だけでよく、当該ユニツトの形成作業が
容易であると共に、床面に穴を掘つて織機を設置
する方法に比較して設置作業が容易で経費も安価
になるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図はこの考案を具体化した一実施例を
示すものであつて第1図は概略斜視図、第2図は
防振装置の平面図、第3図は第2図のA−A線断
面図、第4図はダンパの一例を示す概略図、第5
図は変更例の防振装置を示す部分断面図、第6図
は従来装置を示す一部破断斜視図、第7図は別の
従来装置であるパツドを織機の脚部に装着した状
態の断面図、第8図は同じく床面に据付けた状態
の断面図である。 サイドフレーム1、脚部1a、防振装置18、
上板19、底板20、防振ユニツト23、スプリ
ング26、ダンパ27、床面F。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 織機のサイドフレームの脚部が載置される床面
    の複数箇所に防振装置を配設し、同防振装置内に
    はその防振装置に対し着脱可能に個別形成した防
    振ユニツトを各脚部の加振力に対応した所定数に
    増減可能に収容し、同防振ユニツトを織機側から
    同織機を設置する床面への振動伝達を防止するス
    プリングと同スプリングの中央部に配置される振
    動防止用ダンパとの組合せにより構成した織機の
    防振構造。
JP1987039861U 1987-03-18 1987-03-18 Expired JPH0454230Y2 (ja)

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JP1987039861U JPH0454230Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JP1987039861U JPH0454230Y2 (ja) 1987-03-18 1987-03-18

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JPS63145872U JPS63145872U (ja) 1988-09-27
JPH0454230Y2 true JPH0454230Y2 (ja) 1992-12-18

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ID=30853430

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102371263B1 (ko) * 2020-06-29 2022-03-07 육영주 직물 제조 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61184245A (ja) * 1985-01-31 1986-08-16 リンダウエル、ドルニエ、ゲゼルシヤフト、ミツト、ベシユレンクテル、ハフツング 織機の機械脚部における振動絶縁装置

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