JPH0453900Y2 - - Google Patents

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JPH0453900Y2
JPH0453900Y2 JP1988057586U JP5758688U JPH0453900Y2 JP H0453900 Y2 JPH0453900 Y2 JP H0453900Y2 JP 1988057586 U JP1988057586 U JP 1988057586U JP 5758688 U JP5758688 U JP 5758688U JP H0453900 Y2 JPH0453900 Y2 JP H0453900Y2
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  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 考案の目的 [産業上の利用分野] 本考案は、クランプ等の締付具における物品挟
持用あご部材に関する。
[従来の技術] 定位置に固定される受側のあご部材と、ねじ等
の締付手段によつて所定の締付方向に締付移動さ
れる締付側のあご部材とを備え、これら一対のあ
ご部材に設けられた挟持部で被締付物を締め付け
るよう構成されたクランプが広く使用されてい
る。この種のクランプには、長手方向に沿つて連
続刻目を形成したレールに沿つて一方のあご部材
を移動させ、物品挟持時にはあご部材を刻目に係
合させて固定する方式のものもある。
[考案が解決しようとする課題] 上記クランプにおいて、被締付物の厚みに応じ
て両あごの間隔を調節する必要があるが、従来の
クランプはこの調節は簡単かつ迅速に行なえない
という問題点があつた。
ロ 考案の構成 [課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本考案は次のよう
な構成のあご部材を提供する。
すなわち、本考案にかかるクランプは、係止用
の刻目が長手方向に沿つて連続的に設けられたレ
ールと、該レールに沿つて相対移動する締付側と
受側の一対のあご部材で物品を挟持するクランプ
であつて、前記受側のあご部材は、前記レールに
対する角度を変えることによつて該レールの刻目
に対する咬合とその解除が行なわれる爪板と、該
爪板を保持するホルダと、爪板を刻目と咬合する
方向に常時付勢するバネとを備え、前記ホルダ
は、締付時の反力が爪板を刻目に食い込ませる方
向に作用するように該爪板を傾斜させて保持する
とともに、あご部材を一方向にのみ移動可能で反
対方向には移動不能とする咬合状態と、いずれの
方向にも移動自在な非咬合状態に爪板の角度を切
換操作可能に設けられていることを特徴としてい
る。
[作用] 締付時には爪板の咬合部とレールの刻目とが咬
合する咬合状態に爪板がホルダによつて保持さ
れ、両あご部材の間隔調節時には爪板の咬合部と
レールの刻目とが咬合しない非咬合状態に爪板が
ホルダによつて保持される。
上記咬合状態においては、あご部材が他方のあ
ご部材から離れる方向に移動することが規制され
るので、この状態で反対側のあご部材を所定の締
付方向に締付移動させることにより、両あご部材
の挟持部で被挟持物が締付挟持される。また、間
隔調節時には、ホルダを非咬合状態に切り替える
ことにより、爪板と刻目の咬合が解かれるので、
当該あご部材をいずれの方向にも自在に動かすこ
とができる。
[実施例] 以下、図面にあらわされた実施例について説明
する。ここに例示したクランプは長尺物の締付け
に使用するに適したもので、後述の当て具と組み
合わせて使用される。
クランプ30は、第1図乃至第6図に示すよう
に、一端部にねじ受体31が一体に設けられたレ
ール部材32と、一対のあご部材34,35と、
雄ねじ棒36とを備えてなる。以下、これらの各
部材について説明する。
レール部材32のレール部32aは、中央部両
面に長手方向沿いに凹条40が全長にわたつて設
けられた細長い板材で、上下の両端面には等間隔
の刻目41,…が鋸歯状に連続的に設けられてい
る。レール部32aの先端部にはあご部材35の
抜落ち防止用の係止部42が設けられている。図
中の44はレール部32aに摺動自在に装着され
た受座で、この受座は比較的柔い材質でできてお
り、それぞれの両側面に滑止め用の凹部45,…
が多数形成されている。なお、受座44はレール
部32aから取外し可能で、場合によつては受座
44,44を取り外したままでこのクランプ30
を使用してもよい。また、ねじ受体31は、下端
部に締付け用ねじ穴47が設けられている。
雄ねじ棒36は、前記ねじ穴47の雌ねじに螺
合する雄ねじ50aが外周部に成形され、先端部
51が球状に成形されたねじ部材50と、該ねじ
部材の後端部に固着された木製のグリツプ52と
からなる。
あご部材34,35はともに、後述する挟持用
当て具のレール溝7に咬合する横長の取付部55
を下部に備え、それぞれの取付部55,55が対
向するように取付穴56,56でレール部材のレ
ール部32aに遊嵌されている。
締付側あご部材34は、取付部55の背面部に
設けた凹部57に前記雄ねじ棒36の先端部51
が回転自在に嵌合され、該先端部51が凹部57
から逸脱しないように係止ピン58によつて係止
されている。したがつて、グリツプ52を回転さ
せ、雄ねじ棒36を進退させることにより、あご
部材34はレール部32aに沿つて移動する。
受側あご部材35はレール部32aに沿つて摺
動可能な摺動あごで、上下に開口する中空部60
内に、ラチエツト爪としての2枚の爪板61,6
1および該爪板を保持するホルダ62が嵌装され
ており、これらでラチエツト装置Rを構成してい
る。爪板61は、中央部にレール部32aが挿通
される開口部64を有し、上部および下部にホル
ダ62に装着するための凸部65,66が形成さ
れている。開口部64はレール部32aの断面形
状よりも上下に長い穴であり、その上壁部67お
よび下壁部68がラチエツト爪の咬合部となつて
いる。また、ホルダ62は、斜めになつた胴部7
0に爪板の開口部64よりもさらに上下に長い開
口部71を有し、該胴部の上側には段付きのラチ
エツト解除操作部72が、下側にはラチエツト復
帰操作部73がそれぞれ形成されている。胴部7
0の前面部が爪板の保持位置であり、2枚の爪板
61,61は、それぞれの凸部65,66が上下
のガイド孔75,76に挿入された状態で、上下
にスライド可能に保持される。このホルダ62に
は細棒状の撓みばね77が設けられており、あご
部材35に装着されたときホルダ62全体が前方
に付勢されるようになつている。
第4図aはホルダ62が上位置に保持された咬
合状態をあらわし、このときは爪板61,61の
傾斜が大きく、爪板の咬合部67,68がレール
部32の連続刻目41,…に咬合するので、あご
部材35の図における右方向への移動が規制され
ている。ホルダ62はばね77の弾力によつて図
の位置に保持されているにすぎないので、あご部
材35を図の左方向に押せば、ばね77の弾力に
抗して爪板61,61が揺動し、咬合部67,6
8と刻目41との咬合が一時的に解除される。こ
のため、あご部材35を左方向に移動させること
は可能である。すなわち、爪板61,61、ホル
ダ62、連続刻目41,…等で構成されるラチエ
ツト装置Rの作用により、両あご部材34,35
の相互間隔が狭まる方向のみにあご部材35が移
動可能である。
第4図bはホルダ62が下位置に保持された非
咬合状態をあらわすもので、解除操作部72を操
作して該操作部の段部72aを中空部60の上部
壁面60aに係合させることにより、上記咬合状
態が解除される。この状態では、爪板61,61
の傾斜が咬合状態のときに較べ若干小さく起立状
態に近くなるので、爪板の咬合部67,68がレ
ール部32の連続刻目41,…に咬合しなくな
り、あご部材35はレール部32に沿つて左右両
方向に自由に移動させることができるようにな
る。この状態から前記復帰操作部73を押し上げ
ると、撓みばね77の作用によつてホルダ62が
元の咬合状態になる。
つぎに、第7図乃至第10図は物品挟持用当て
具の1例をあらわす。この物品挟持用当て具1の
本体1aは中空の棒状体で、長手方向に沿う一面
は平面状の挟持面2として形成され、該挟持面の
表面には合成樹脂等の比較的柔軟な材料でできた
カバー材3が被覆されている。挟持面2と反対側
の面には、クランプのあごへの取付用レール5と
して、端部6a,6aが内向きに屈曲する立上り
部6,6が両縁部に形成されており、該立上り部
の間に開口部が狭まつたC字形の取付溝7が形成
されている。そして、本体1aの両端面には、係
止部10aと指掛け部10bとが側面視L字形に
一体成形された係止部材10,10が設けられて
いる。この係止部材10は、本体1aの端部に垂
直に設けたピン11に基部10cが摺動自在に挿
通され、ピン11の下部に遊嵌するスプリング1
2によつて第8図における上向きの方向に付勢さ
れている。このため、常時は係止部10aの先端
部が前記溝7の端部を閉塞した状態となつている
が、指先で指掛け部10bを押し下げることによ
り、係止部材10が下動して取付溝7の端部が開
放されるようになつている。なお、本体1aは長
手方向(第7図および第8図における横方向)に
長尺に形成されているが、その長さは任意であ
り、必要に応じて種々の長さのものを用意してお
くと便利である。
また、図における15は位置決め具で、上板1
6aと下板16bとを薄肉の連結部16c,16
cで連結したスライド部材16と、上板16aお
よび下板16bの孔17,17に挿通され、上端
部につまみ19aが固着されたねじ部材19と、
下板16bの六角穴20に嵌着され、上記ねじ部
材19に螺合する六角ナツト21とからなる。こ
の位置決め部材15は、上板16aと下板16b
との間に前記立上り部の上部6a,6aが係合す
るよう本体のレール5に装着され、つまみ19a
を緩めた状態ではスライド部材16がレール5に
沿つて自由に移動することができるが、つまみ1
9aを締めると、ねじ部材19とナツト21の螺
合が進行し、下板16bが上板16aの方に引き
寄せられるので、下板16bおよび上板16aに
よつて立上り部の上部6a,6aが挟持され、ス
ライド部材16が定位置に固定されるようになつ
ている。
これらクランプ30および挟持用当て具1を用
いて長尺な物体を挟持するに際し、挟持用当て具
の取付溝7の適当な位置にあご部材の取付部55
を嵌合させるとともに、その両側に位置決め具1
5,15を締着して取付部55の嵌合位置を固定
化することにより、クランプの両あご部材34,
35に挟持用当て具1,1をそれぞれ取り付け
る。なお、取付部55および位置決め具15を取
付溝7に嵌合させるときは、係止部材10を押し
下げて取付溝7の端部を開放させておく。
例えば、第11図に示すような2枚の細長い板
材80,81をL字形に突き合わせて挟持する場
合に基づいて操作方法を説明すると、あご部材3
4,35の間隔を被挟持物80,81の幅Bより
も広めに取り、その間隔部に被挟持物を配置して
からあご部材35を間隔が狭まる側に移動させ、
両あご部材に取り付けられた挟持用当て具1,1
で被挟持物を挟み込む。あご部材34,35の間
隔を広げるときは、あご部材35のホルダ62を
前記下位置にしておくことにより、あご部材35
を円滑で迅速に移動させることができる。また、
あご部材35を間隔が狭まる側に移動させるとき
は、ホルダ62を前記上位置にしておくと、あご
部材35が逆戻りせず、確実に被挟持物を挟み込
むことができる。締付けを行なうときはホルダ6
2を上位置にし、しかるのち雄ねじ棒36のグリ
ツプ52を所定方向に回し、あご部材34を図に
おける右方向に前進させれば、ねじの作用によつ
て一対の挟持用当て具1,1で被挟持物が強固に
締め付けられる。
この挟持用当て具1は長尺で、横に長い挟持面
2を有するので、長大な物体を挟持するのに適し
たものであり、またレール溝7の任意の位置にク
ランプのあご部材34,35を取り付けられるの
で、締付け個所を随意に調節することができ、適
切な締付挟持を行なうことがきる。さらに、一対
の挟持用当て具を2組またはそれ以上のクランプ
で締め付けるようにすれば、さらに効果的な締付
けを行なうことができる。挟持用当て具1はあご
部材34,35に予め取り付けておくので、操作
は簡単である。
なお、挟持用当て具1およびクランプ30は各
種長さのものを用意しておき、被挟持物の大きさ
や、その挟持個所に応じて適当長さのものを選択
して使用するようにすればよい。
ハ 考案の効果 以上の説明から明からなように、本考案にかか
る物品挟持用クランプは、爪板の保持角度が小さ
くなる方向に爪板が逃げることのできる逃げ機構
の働きで、両あごの間隔が広くなる方向への摺動
あごの移動を規制するラチエツト機能が作用する
とともに、このラチエツト機能が働く咬合状態と
ラチエツト機能が作用しない非咬合状態とに容易
に切り替えることができるため、受側および締付
側両あごの間隔を簡単かつ迅速に調節することが
でき、しかも締付が確実に行なえるようになつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるクランプの1例の平面
図、第2図はその側面図、第3図は締付側のあご
部材の断面図、第4図a,bは受側の摺動あご部
材の互いに異なる状態をあらわす断面図、第5図
a,bは爪板の正面図と側面図、第6図a,bは
ホルダの正面図と側面図、第7図は挟持用当て具
の平面図、第8図はその正面図、第9図はその側
部断面図、第10図は位置決め具の断面図、第1
1図はクランプおよび挟持用当て具の使用状態を
あらわす図、第12図はその要部の断面図であ
る。 1……挟持用当て具、2……挟持面、5……レ
ール、15……位置決め具、30……クランプ、
32……レール部材、34……締付側あご部材、
35……受側あご部材(摺動あご)、41……刻
目、61……爪板、62……ホルダ、67,68
……咬合部、R……ラチエツト装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 係止用の刻目が長手方向に沿つて連続的に設け
    られたレールと、該レールに沿つて相対移動する
    締付側と受側の一対のあご部材で物品を挟持する
    クランプであつて、前記受側のあご部材は、前記
    レールに対する角度を変えることによつて該レー
    ルの刻目に対する咬合とその解除が行なわれる爪
    板と、該爪板を保持するホルダと、爪板を刻目と
    咬合する方向に常時付勢するバネとを備え、前記
    ホルダは、締付時の反力が爪板を刻目に食い込ま
    せる方向に作用するように該爪板を傾斜させて保
    持するとともに、あご部材を一方向にのみ移動可
    能で反対方向には移動不能とする咬合状態と、い
    ずれの方向にも移動自在な非咬合状態に爪板の角
    度を切換操作可能に設けられていることを特徴と
    するクランプ。
JP1988057586U 1988-04-27 1988-04-27 Expired JPH0453900Y2 (ja)

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JP1988057586U JPH0453900Y2 (ja) 1988-04-27 1988-04-27

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JPH01163066U JPH01163066U (ja) 1989-11-14
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JPS5993871U (ja) * 1982-12-13 1984-06-26 山崎 隆夫 締付金具

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