JPH0453511Y2 - - Google Patents

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JPH0453511Y2
JPH0453511Y2 JP5686088U JP5686088U JPH0453511Y2 JP H0453511 Y2 JPH0453511 Y2 JP H0453511Y2 JP 5686088 U JP5686088 U JP 5686088U JP 5686088 U JP5686088 U JP 5686088U JP H0453511 Y2 JPH0453511 Y2 JP H0453511Y2
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JP
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partition wall
drain valve
water
gap
flow
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JP5686088U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は蒸気配管などに取り付けて、蒸気中の
水滴を分離して系外に排出する気水分離器に関
し、特に分離部と排水弁部を隙間を残して離隔す
る隔壁の構造に関する。
流体を旋回せしめて遠心力の作用で蒸気中の水
滴を外側に振り出して分離する分離器の分離効率
は、流体の旋回を強くする程良くなる。しかし、
排水弁部は、分離された水滴が流入するように、
分離部から空間的に連続しているので、旋回を強
くすればするほどその影響を強く受け、排水弁の
正常な作動が妨げられる。
従来の技術 そこで従来は、実公昭62−42238号公報に示さ
れているような気水分離器の隔壁が用いられてい
た。これは、上方に遠心力による気水分離部を、
下方に排水弁部を配し、その間を水滴が流れる隙
間を残して隔壁で隔てた気水分離器において、隔
壁を縦長の逆カツプ状とし、その下端部に隔壁の
内外を連通する開口を開け、当該連通開口部に旋
回水流を弱める邪魔板を配置したもので、水滴の
流れる隙間を大きくしても邪魔板により旋回流の
影響を受けにくくして、一旦分離された水滴が再
び出口に運ばれることを防止すると共に、排水弁
部に溜つた水が旋回流により凹状になることを防
止して排水弁の正常な作動が妨げられることのな
いようにしたものである。
本考案が解決しようとする課題 上記の従来技術では、排水弁の正常な作動が妨
げられることはないが、なお一旦分離された水滴
が気体と共に出口に運ばれてしまう不都合があつ
た。すなわち、隔壁は逆カツプ状で、旋回流を弱
めることができるのは邪魔板の設けられた隔壁の
下部のみであり、隔壁の側面および上部において
は旋回流はなんら弱められることがなく出口側へ
方向転換して出ていくために、一旦分離され隔壁
の外表面に付着した水滴が気体と共に出口へ運ば
れるためである。
水滴の流れる隙間を小さくすれば、旋回流の影
響は少なくなるが、多量の水が流入してきた場合
に排水弁部への流入が遅れて滞留し、気体と共に
出口へ運ばれてしまう。
従つて、本考案の技術的課題は、通常時には水
滴の流れる隙間を排水弁部が旋回流の影響を受け
ない程度に小さくすると共に、多量の水が流入す
る場合には滞留しないだけの隙間を確保して、一
旦分離された水滴が再び気体と共に出口に運ばれ
ないようにすることである。
課題を解決するための手段 上記の技術的課題を解決するために講じた本考
案の技術的手段は、上方空間に旋回による遠心力
で気水を分離する分離部を設け、下方空間に排水
弁部を配置して、上記分離部と排水弁部との間を
水滴が流れる隙間を残して隔壁で隔てた気水分離
器において、隔壁の一部もしくは全体を熱応動部
材で形成して、低温時は上記隙間が多くなるよう
にし、所定の温度に達すると上記隙間が少なくな
るようにしたものである。
作 用 上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
多量の水が流入してくるのは、蒸気通気初めな
どの流体温度の比較的低い場合である。熱応動部
材で形成された隔壁は低温時において多くの隙間
を形成し、多量に流入してくる水は滞留すること
なく排水弁部に流入する。また、通気初めにおい
ては流体の流速は低速であるために旋回流も低速
となり、隙間が多くても排水弁部が影響を受ける
ことはない。定常状態になると、配管や装置は昇
温し多量の水は発生しなくなると共に隔壁による
隙間は小さくなり、排水弁部は旋回流の影響をな
んら受けることはなくなる。
考案の効果 多量の水が流入してくる場合は隔壁による隙間
は大きく、水が分離部に滞留することはなく気体
と共に出口に運ばれることはない。また、通常時
においては隙間は小さく排水弁部は旋回流の影響
を受けることはない。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する(第1図参照)。
入口1と出口2を設けた上本体3と、分離部4
と排水弁部5を有する本体6をボルト30で結合
するとともに、本体6に蓋部材7をボルト31で
結合してケーシングを形成する。
分離部4は、入口1から流入してきた流体を旋
回するための旋回羽根8と、水切り筒9を同心状
に配置して形成する。水切り筒9の内部は出口2
に連通する。入口1から流入してきた水滴を含ん
だ流体は旋回羽根8で旋回され、質量の大きな水
滴は遠心力で外側に振り出され本体6の内壁に沿
つて流下し排水弁部5に至る。水滴が分離された
後の流体は水切り筒9の内部を通つて出口2に達
する。
排水弁部5は、排水弁室10内に中空フロート
11を自由状態で配置するとともに、蓋部材7に
弁座12を螺着して形成する。
中空フロート11の上部に半円板状の隔壁2
0,21を、隔壁取り付け部材22を介して取り
付ける。隔壁21は水平方向に摺動自在に取り付
けるとともに、隔壁20の一端23と隔壁21の
端部をコイル状のバイメタル24で連結する。隔
壁取り付け部材22の一端33は本体6は蓋部材
7の間に挟み込んで固定する。隔壁取り付け部材
22は中空フロート11の動きを保持する役目も
はたす。隔壁21には中空フロート11の動きを
保持する為の保持棒32を取り付ける。
蒸気の通気初め、すなわち、ケーシングを通過
する流体の温度が低い場合、コイル状のバイメタ
ル24は収縮して隔壁21を隔壁取り付け部材2
2側に移動させて、分離部4と排水弁部5の間に
は大きな隙間が形成される(第1図における実線
部)。入口1から流入してきた多量の水は、上記
の大きな隙間からただちに排水弁室10に流下し
て、中空フロート11を浮上させ、弁座12に設
けた弁口13を開弁し、排出口34から系外に排
出される。通気後定常状態になるとケーシングは
所定温度に達し、コイル状バイメタル24は伸長
して隔壁21を本体6の内周壁側に移動させて、
内周壁との隙間を小さくする(第1図における2
点鎖線部)。定常状態になると配管や装置の温度
も上昇して発生する水の量は少なくなるとともに
ケーシングを通過する流体の流速は速くなる。流
体の流速が速くなつても分離部4と排水弁部5の
間の隙間は小さいために、分離部4での旋回流は
排水弁部5にほとんど達せず、排水弁部5は旋回
流の影響を受けることはない。
本実施例においては、隔壁20,21を半円板
状の2枚の板で形成してバイメタル24で連結し
たが、1枚の椀状のバイメタルで形成することも
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の隔壁を有した気水分
離器の断面図である。 1……入口、2……出口、3……上本体、4…
…分離部、5……排水弁部、6……本体、8……
旋回羽根、10……排水弁室、20,21……隔
壁、22……隔壁取り付け部材、24……バイメ
タル、32……保持棒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方空間に旋回による遠心力で気水を分離する
    分離部を設け、下方空間に排水弁部を配置して、
    上記分離部と排水弁部との間を水滴が流れる隙間
    を残して隔壁で隔てた気水分離器において、隔壁
    の一部もしくは全体を熱応動部材で形成して、低
    温時は上記隙間が多くなるようにし、所定の温度
    に達すると上記隙間が少なくなるようにした、気
    水分離器の隔壁の構造。
JP5686088U 1988-04-26 1988-04-26 Expired JPH0453511Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5686088U JPH0453511Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26

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JP5686088U JPH0453511Y2 (ja) 1988-04-26 1988-04-26

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Publication Number Publication Date
JPH01166199U JPH01166199U (ja) 1989-11-21
JPH0453511Y2 true JPH0453511Y2 (ja) 1992-12-16

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JP4554053B2 (ja) * 2000-09-14 2010-09-29 株式会社テイエルブイ 気液分離器
JP4554057B2 (ja) * 2000-10-13 2010-09-29 株式会社テイエルブイ 気液分離器
JP4698879B2 (ja) * 2001-05-15 2011-06-08 株式会社テイエルブイ 排液弁を備えた気液分離器
JP4647834B2 (ja) * 2001-05-15 2011-03-09 株式会社テイエルブイ 排液弁を備えた気液分離器
JP5510788B2 (ja) * 2009-10-30 2014-06-04 三浦工業株式会社 気水分離器

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JPH01166199U (ja) 1989-11-21

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