JPH0453080B2 - - Google Patents

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JPH0453080B2
JPH0453080B2 JP60039068A JP3906885A JPH0453080B2 JP H0453080 B2 JPH0453080 B2 JP H0453080B2 JP 60039068 A JP60039068 A JP 60039068A JP 3906885 A JP3906885 A JP 3906885A JP H0453080 B2 JPH0453080 B2 JP H0453080B2
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JP
Japan
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electrode
ray generating
ray
generating substance
discharge
Prior art date
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JP60039068A
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JPS61198598A (ja
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Yukio Kurosawa
Hiroshi Arita
Kunio Hirasawa
Yoshio Watanabe
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G2/00Apparatus or processes specially adapted for producing X-rays, not involving X-ray tubes, e.g. involving generation of a plasma
    • H05G2/001X-ray radiation generated from plasma
    • H05G2/003X-ray radiation generated from plasma being produced from a liquid or gas

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はX線発生装置に係り、特にX線リソグ
ラフイ用で高温のプラズマを用いたX線発生装置
に関する。
〔発明の背景〕
近年、集積回路製造の技術的進歩は極めて急速
であり、リソグラフイ装置の加工パターンの最小
幅はサブミクロンの領域に入ろうとしている。
このサブミクロンの領域では、もはや光による
露光では鮮明な加工を施すことは困難なので、軟
X線を用いたリソグラフイ装置が必要になる。そ
こで、強力な軟X線源が求められている。
軟X線発生源としては、対陰極型X線管、シン
クロトロン放射光、高温プラズマからのX線を発
生する各種X線源が存在する。
しかし、X線源のうち、対陰極型は輝度が小さ
いという欠点があり、シンクロトロン放射光は輝
度は充分にあるが設備が高価格になるので、リソ
グラフイ用のX線発生装置としては、プラズマX
線源が有望視されている。
このプラズマX線源として、例えば真空スパー
ク式のものが存在する(特開昭58−188040号)。
この従来例は第3図に示すように、大気圧より
も低い圧力雰囲気内に一対の電極3,4を対向し
て設け、一方の電極4の軸中心部にはX線発生金
属である液体金属Gaよりなる心部14が設けら
れている。これらの電極3と4の間には、放電用
の大電流を負荷する電源1が接続されている。こ
れらの電極3と4は、外側に設けられた第三電極
5に電圧をかけない状態では放電しないようなギ
ヤツプ長に保たれている。
この従来例でのX線の発生にあつては、まず電
極3と4の間に電圧を印加する。次に第三電極5
にパルス状の電圧をかけると、第三電極5と電極
4との間で放電が生じ、このとき発生する電子と
イオンが電極3と4間の空間に拡散することによ
り電極3と4の間で放電が発生する。この放電時
に、電極4の軸中心部のGaが大量に蒸発し、大
電流放電によるZピンチ現象によりGaを主体と
するプラズマが高温に加熱される。高温状態のプ
ラズマでは、Ga原子のK穀やL穀の電子が穀外
にたたき出されたり、その空孔に電子が落ち込ん
だりするような現象が生じて、特性X線を放出す
るようになる。
しかし、上記従来のX線発生装置では、ほぼ数
100キロアンペア程度の大電流放電が第三電極5
を介して生じやすいので、第三電極5の摩耗が大
きくなる。したがつて、第三電極5を頻繁に取り
換える必要が出てくる。
また、上記電極3内のGaが放電によつて蒸発
する場合、Ga蒸気の発生位置が均一でないため
に、Zピンチの発生位置が異なることによりX線
発生点の位置の再現性が悪いという問題がある。
この問題によつて、リソグラフイでは何回も多重
露光する場合には、X線発生点の位置のずれによ
り像のずれが生じることになる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、電極間に放電を開始させるた
めのトリガー電極(第3電極)の消耗が小さいX
線発生装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、真空容器内に対向して配置される一
対の対向電極のうち少なくとも一方を中空とし、
この中空部に第三電極とX線発生用の物質を配設
し、この第三電極とX線発生用の物質の放電によ
り生じた蒸気を対向電極間に供給して、対向電極
間に放電を開始し、プラズマ状態を形成してX線
を発生させるX線発生装置である。
上記本発明の構成において、中容部に配設され
た第三電極は、真空容器内の対向電極間の大電流
放電に触れないために、その消耗を防げるもので
ある。
〔発明の実施例〕
次に、本発明の実施例について説明する。な
お、前記の従来例で説明した部分と同一の部分に
ついては、同じ符号を付しその説明を省略する。
第1図は本発明に係るX線発生装置の一実施例
を示す構成断面図である。
図において、大気圧より低い圧力雰囲気、例え
ば10-4Pa程度の圧力で真空容器内に少なくとも
一対の電極3,4が対向して設けられている。そ
して、一方の電極3の軸中心部には中空部が設け
られ、この中空部に第三電極8が電極3の基底部
に設けられた絶縁物よりなる支持体11によつて
支持されて配置されている。
上記第三電極8の外側には、絶縁物層9が設け
られ、絶縁物層9と電極3との間には、所望の特
性X線を放出する物質、例えばGaなどの金属1
0が充填されている。この特性X線を出す物質の
層10は、前記絶縁物層9によつて直接第三電極
8に接する部分がないようになつている。
電極3と第三電極8は、スイツチ17を介して
コンデンサ16に接続され、コンデンサ16は充
電装置15によつて数KVに充電されている。
一方、電極3と電極4は、コンデンサ2と大電
圧電源1よりなるパルス大電流電源に接続され、
このコンデンサには電源装置1により数10KVに
充電されている。
上記電極3の電極4側には、第三電極8とX線
発生用物質10との間での放電によつて生じた蒸
気、例えばGaなどの蒸気が発生する空間12が
設けられ、この空間12の先端には、金属蒸気を
対向する電極3方向に供給するための供給口13
が設けられている。
次に、本実施例においてX線を発生するには、
まずスイツチ17を閉極することによつて、第三
電極8とX線発生用物質10との間で放電を開始
させる。この放電は、X線発生用物質10の前記
空間12との端部で行われ、この放電によつてX
線発生用物質の蒸気が発生する。この放電によつ
て、大量に発生した特性X線を放出する物質の蒸
気が供給口13を通つて電極3と4との間に一部
イオン化されて供給される。このとき、電極3と
4の間には、パルス大電流電源によつて高電荷が
蓄積されているために、特性X線を放出する物質
の蒸気によつて電極3と4との間に大電流パルス
放電が生じる。これによりZピンチ現象が生じ
て、高温プラズマが発生し、特性X線が放射され
る。
上記本実施例においては、第三電極8とX線発
生用物質10との間に絶縁層が存在するために、
第三電極8とX線発生用物質10との間の通電が
防がれ、両者の間で放電が十分行われることにな
る。また上記ガス供給口13は、電極4の中空部
に比べて径の大きさが絞られているために、この
開口部から供給されるX線発生用物質の蒸気が均
一に電極3と4の間に供給されることになる。し
たがつて、X線の発生位置は安定し、リソグラフ
イの露光の際も例えば多重露光をしたとしても十
分鮮明な画像を得られることになる。この開口部
13は、通常数mmぐらいまでのものが望ましく、
特に望ましいのは1mm〜2mmぐらいのものであ
る。
本実施例の電極の寿命をある程度保とうとする
と、電極3内に設けたX線発生用物質10の量を
多くする必要がある。この際、量を多くすること
によつて電極3の径は大きくなるので、供給口1
3の大きさを中空部に対して絞ることはより有効
である。しかし、あまり絞りの程度を大きくする
と、X線発生用物質の蒸気が対向する電極3に供
給されないことになるため、通常は1mm〜2mmが
好ましい。
上記本実施例では、第三電極を一方の電極に設
ける構成としたが、両方の電極に第三電極を設け
ることもできる。両方の電極に設けたときには、
X線発生用物質の量が多くなるために、X線発生
の寿命が向上する。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第2図は本発明に係るX線発生装置の一実施例
を示す電極部の断面図である。
図において、前記実施例と異なる点は、X線を
放出する物質10が絶縁物であるイオウであり、
第三電極8との間に絶縁物質層9が設けられてい
ない点である。
イオウは絶縁物であるために、第三電極8を直
接囲むように配置しても、第三電極との間で通電
が生じない。したがつて、第三電極に電圧をかけ
ればX線発生物質における沿面放電が起こる。こ
の放電によつて、イオウが蒸発し、電極3と4の
間に供給口13から供給され、大電流放電が生じ
る。
上記本実施例によれば、絶縁物層9がないこと
から製造が簡単となる効果を有する。また絶縁物
層9がない分、X線発生用物質であるイオウ10
の量を多くすることができるため、寿命が向上す
る。また絶縁物層9がないことにより、供給口1
3を絞ることが容易となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るX線発生装
置によれば、真空容器内に対向配置された電極内
に放電を開始するための第三電極が、直接この電
極間の大電流アークに接触しない。したがつて、
第三電極の損耗が十分防がれるために、第三電極
の交換頻度を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るX線発生装置の一実施例
を示す断面構成図、第2図は第三電極が設けられ
た中空の電極の他の実施例を示す断面構成図、第
3図は従来のX線発生装置の構成図である。 1……大電流電源、3,4……対向電極、8…
…第三電極、9……絶縁物質層、10……X線発
生用物質層、13……金属蒸気供給口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空中に対向する1対の対向電極と、少なく
    とも一方の対向電極内部に設けた中空部と、該中
    空部を設けた電極の対向面と反対側の端面に固着
    した絶縁支持材と、該絶縁支持材を介して前記中
    空部内に設けた第3電極と、該第3電極と前記中
    空部内壁との間に充填するX線発生物質と、前記
    第3電極と前記中空部を設けた電極との間に電圧
    を印加し前記中空部内で放電させる電源と、前記
    中空部を設けた電極の先端に設け前記放電により
    生じたX線発生物質の蒸気を前記対向電極間に供
    給する供給口とを備えたことを特徴とするX線発
    生装置。 2 前記第3電極の先端を残して被覆する絶縁被
    覆材を設け、前記X線発生物質が金属でなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載のX線
    発生装置。 3 前記第3電極が無被覆で、前記X線発生物質
    が絶縁物でなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載のX線発生装置。 4 特許請求の範囲第1項において、前記供給口
    が、前記第3電極およびX線発生物質とからなる
    領域より狭小にされていることを特徴とするX線
    発生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2608501B2 (ja) * 1991-12-24 1997-05-07 安生 渡辺 ストレッチャー

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58188040A (ja) * 1982-04-28 1983-11-02 Toshiba Corp X線発生装置
JPS59108249A (ja) * 1982-12-13 1984-06-22 Fujitsu Ltd X線発生方法及びx線発生装置

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