JPH0452360Y2 - - Google Patents

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JPH0452360Y2
JPH0452360Y2 JP448588U JP448588U JPH0452360Y2 JP H0452360 Y2 JPH0452360 Y2 JP H0452360Y2 JP 448588 U JP448588 U JP 448588U JP 448588 U JP448588 U JP 448588U JP H0452360 Y2 JPH0452360 Y2 JP H0452360Y2
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door
door frame
guide plate
electric wire
upper edge
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電気錠の通電金具に係り、特に、電
気錠への電力供給線や信号線(以下総称して単に
電線という)を外部から操作される恐れがなく、
また、構造が簡単で作動が確実な通電金具に関す
る。
〔従来の技術および課題〕
通常、電気錠は、蝶番、ピボツトヒンジあるい
はフロアヒンジ等の扉の吊金具の軸を中心として
回動する扉の自由側端縁付近に装着されているの
で、電線は、扉の中を通して、蝶番等が取付けら
れる扉の支持側端縁付近から外部に導出され、扉
の回動による電線の損傷を防止し得るように構成
された通電金具を介して、扉枠側に固定された電
線に接続される。
従来の通電金具は、例えば実公昭52−40301号
公報に記載されているように、いわゆる旗蝶番様
に構成されており、電線は、その一方の羽根板、
通常の蝶番ではピボツト軸に相当する中空のパイ
プ部、および他方の羽根板を通つて扉枠側に導出
される。
この通電金具は、扉を開けたときにも電線が外
部に露出せず見栄えは良いが、実際に扉の担持す
る他の蝶番の回動軸と、上記中空のパイプの中心
軸とを整合させなければならないので、扉を担持
する蝶番の種類に制限がある。また、同様の理由
により、扉の扉枠との隙間、すなわちいわゆるチ
リ寸法も一定に限定されるので、任意の扉に取付
けることができない、など種々の不都合がある。
一方、従来の他の通電金具は、実開昭62−
84175号公報に記載されているように、扉から室
内側に導出された可撓性の電線を、扉の支持側端
縁付近においてU字形のループを形成させつつ扉
枠側に接続するように構成されている。
しかして、かかる構成の通電金具は、室内側と
は言え電線がU字形のループを形成して露出する
ので、例えば子供がぶら下がることにより電線が
切断される恐れがある、など外部から電線を操作
され易いという不都合がある。
また、従来のさらに他の通電金具として、扉の
開閉による扉の支持側端縁と扉枠との相対運動を
利用して回路を開閉する電気接点部を備え、この
電気接点部により扉側の電線と扉枠側のそれとを
相互に接続するようにしたものが市販されてい
る。
しかしながら、この型式の通電金具は経年使用
により接点部の接触不良が生じるので、長期間の
使用により信頼性が低下する、という不都合があ
る。
〔考案の目的〕
そこで、本考案の目的は、外部から電線を操作
される恐れがなく、しかも構造が簡単で作動の確
実性を長期間確保できる通電金具を提供するにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、扉閉止
時扉の上端縁に沿つてこれと扉枠との間に配設さ
れる中空の揺動レバー、およびこの揺動レバーの
両端部にそれぞれ接続され、相互に反対方向に突
出する第1および第2の一対の中空の導線筒を備
えた接続体と、上記第2導線筒と摺動可能に係合
する案内長孔を開口させた誘導板とを有し、この
誘導板を扉の上端縁およびこれに対向する扉枠の
何れか一方に装着すると共に、扉の回転軸近傍に
おける他方に第1導線筒を回動自在に支承させ、
扉枠側からの電線を上記接続体を通して扉の電気
錠に接続するようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明す
る。
本考案による通電金具は、以下に述べる接続体
および誘導板を有し、第1図に示すように、これ
ら接続体1および誘導板2は、扉3の回転軸付近
における扉3の上端縁と扉枠4との間に配設され
ている。
しかして、上記接続体1は例えば第2図および
第3図に示すように構成されている。すなわち、
第2図において全体を符号1で示す接続体は、偏
平な中空の揺動レバー5と、この揺動レバー5の
両側部にそれぞれ接続され、相互に反対方向に突
出する第1および第2導線筒6および7を備えて
いる。図示の実施例における揺動レバー5は、第
3図に示すように、それぞれ一面が開口した浅い
箱状体で、両端部を半円形に成形した一対のレバ
ーキヤツプ5a,5aを有してなり、これらを第
2図に示すように入子状に嵌合させ、一方のレバ
ーキヤツプ5aの開口端縁に一体に突設された結
合爪5b(第3図参照)を、他方のレバーキヤツ
プ5aの底面部に開口した対応する受け孔5cに
挿通させた後内側に折曲し、これら複数の結合爪
5b,5bにより他方のレバーキヤツプの底面を
抱持するようにして、一対のレバーキヤツプ5
a,5aを一体的に結合している。
そして、第2図に示すように、一方のレバーキ
ヤツプ5aの端部の開口にフランジ付の第1導線
筒6が内側から嵌め込まれ、そのフランジをレバ
ーキヤツプ5の底面に例えばプロジエクシヨン溶
接することにより、第1導線筒6が揺動レバーの
一端に接続される。同時に、第1導線筒6の内孔
が揺動レバー5の内部空間に連通する。他方の揺
動レバーキヤツプ5aの他端部にも同様にして第
2導線筒7が接続される。(第3図参照)。このよ
うにして、揺動レバー5の両端部にそれぞれ第1
および第2導線筒6,7が接続され、これらは相
互に反対方向に突出することになる。
一方、第1図に示すように、扉3の回転軸付近
における上端縁には、その長さ方向に沿つて、誘
導板2が装着されている。この誘導板2は、第4
図に示すように、中央部に第2導線筒7と摺動可
能に係合する案内長孔2aを開口させた細長い板
状体であつて、この案内長孔2aを介して、扉3
の内部空間は外部空間に連通している。
他方、接続体の第1導線筒6は、例えば第1図
および第4図に示すように、取付板8に回動自在
に嵌着され、この取付板8を介して、扉3の回転
軸近傍における扉枠4の上枠下面に装着される。
なお、第4図において符号9は止め輪を示し、こ
の止め輪9は第1導線筒6の軸線方向のストツパ
としてその外周部に嵌着されている。
そして、第1図乃至第4図に示すように、電気
錠への電線10は、扉枠4側から接続体1を通し
て扉3の内部空間に導入され、例えばカプラー1
1(第1図)を介して電気錠12に接続される。
〔作用〕
上記のように構成された本考案の一実施例によ
る通電金具は、第1図および第5a図に示す扉閉
止時には、接続体1を構成する揺動レバー5は、
誘導板2と相互に平行な関係角度を保つて、扉3
の上端縁と扉枠4との間の間隙に収納される。ま
た、第2導線筒7は扉3の回転軸から最も遠い一
端において案内長孔2aと係合している。
扉3を開けると、誘導板2を介して扉の上端縁
に連結された第2導線筒7が扉に従動するので、
接続体1は第1導線筒6を中心にして回動する。
このとき、一般には扉3の回転軸と接続体1のそ
れとは一致していないから、誘導板の案内長孔2
aに対する第2導線筒7の関係位置が変化し、し
たがつて第2導線筒7は案内長孔2aに沿つて摺
動すると共にわずかの角度回動する。
第5図に示すように扉3の回転軸(蝶番)が第
1導線筒6に関して扉開放方向にあるときには、
第2導線筒7は誘導板の案内長孔2aに沿つて扉
3の支持側端縁(蝶番の羽根板取付面)に近接す
る方向に移動し、第5b図に示す扉3が直角に開
いた状態を経て扉が180°開いたときには、第5c
図に示すように、第2導線筒7は案内長孔2aの
他端に移動する。
この過程において、第1および第2導線筒6,
7付近における電線10はわずかの角度(第5図
では約135°)捩られると共に、第1図および第5
図から明らかなように、扉3内の電線10の上端
が第1図で右方に移動する。扉3が閉じるときに
は、上記した電線の捩りが元の状態に戻ると共
に、扉3内の電線の上端が第1図示の位置に復帰
する。
このように、本考案による通電金具は、扉3の
開閉による電線10への影響を、主に電線の捩れ
に変換して吸収する。
〔他の実施例〕
なお、本考案を実施するにあたつては、図示の
実施例に限定されることなく、種々に変形して実
施することができる。
例えば、図示の実施例では誘導板2を扉3の上
端縁に装着するものとしたが、これは扉枠4側に
電線10が移動できる空間があれば、誘導板2を
扉枠4側に装着し、第1導線筒6を扉3の上端
縁、望ましくは扉の支持側端縁近傍に回動自在に
支承させてもよい。
また、図示の実施例においては、扉3の開閉時
第2導線筒7に従動する電線10を扉3内におい
て上下方向に延在させ、その上端を水平方向に振
るようにしたが、これは電線をスパイラル状に巻
き、このスパイラル状に巻いた電線10を誘導板
2に平行な水平方向に張設して(図示せず)、第
2導線筒7の移動によりこのスパイラルが伸縮す
るようにしてもよい。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、接
続体の第1導線筒を扉の回転軸近傍に回動自在に
支承すると共に、誘導板の案内長孔に第2導線筒
を摺動可能に係合させ、扉枠側からの電線を接続
体を通して扉の電気錠に接続するようにしたの
で、扉の開閉による電気錠への影響を電線のわず
かな角度の捩れという形で吸収することができ
る。この捩れ角は、導線筒外の電線の各単位長さ
の部分の捩れ角の積分値であるから、電線の各部
分の捩れは微小であり、電線の疲労による破断等
が発生する余地はない。
また、扉と扉枠との間の電線は接続体内に収納
されているから、外部から電線を操作される恐れ
は皆無となる。
さらにまた、電気接点部を備えず、扉枠からの
電線を直接に電気錠に接続するので、構造が簡単
なことと相まつて、通電金具としての作動の確実
性が飛躍的に向上する。
加えて、接続体の回転軸と扉のそれとを一致さ
せなくてもよいので、本考案を任意の扉に適用す
ることができる、など種々の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による通電金具を装
着した扉の線図的正面図、第2図は接続体の一部
断面側面図、第3図はその構造の一例を説明する
ための斜視図、第4図は通電金具の構成の一例を
示す斜視図、第5図は通電金具の作動を説明する
ための扉支持部の線図的平面図である。 1……接続体、2……誘導板、2a……案内長
孔、3……扉、4……扉枠、5……揺動レバー、
6……第1導線筒、7……第2導線筒、8……取
付板、10……電線、12……電気錠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 扉閉止時扉の上端縁に沿つてこれと扉枠との
    間に配設される中空の揺動レバー、およびこの
    揺動レバーの両端部にそれぞれ接続され、相互
    に反対方向に突出する第1および第2の一対の
    中空の導線筒を備えた接続体と、上記第2導線
    筒と摺動可能に係合する案内長孔を開口させた
    誘導板とを有し、この誘導板を扉の上端縁およ
    びこれに対向する扉枠の何れか一方に装着する
    と共に、扉の回転軸近傍における他方に第1導
    線筒を回動自在に支承させ、扉枠側からの電線
    を上記接続体を通して扉の電気錠に接続するよ
    うにしたことを特徴とする通電金具。 2 上記誘導板を扉の上端縁に装着した請求項1
    に記載の通電金具。 3 上記誘導板を扉の上端縁に対向する扉枠に装
    着した請求項1に記載の通電金具。
JP448588U 1988-01-18 1988-01-18 Expired JPH0452360Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP448588U JPH0452360Y2 (ja) 1988-01-18 1988-01-18

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JP448588U JPH0452360Y2 (ja) 1988-01-18 1988-01-18

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JPH01109560U JPH01109560U (ja) 1989-07-25
JPH0452360Y2 true JPH0452360Y2 (ja) 1992-12-09

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ID=31207040

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JP448588U Expired JPH0452360Y2 (ja) 1988-01-18 1988-01-18

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JP (1) JPH0452360Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9482043B2 (en) 2013-03-07 2016-11-01 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Hinged door

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9482043B2 (en) 2013-03-07 2016-11-01 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Hinged door

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JPH01109560U (ja) 1989-07-25

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