JPH0452349A - 木造軸組に対する軽量気泡コンクリートスラブ構造 - Google Patents

木造軸組に対する軽量気泡コンクリートスラブ構造

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JPH0452349A
JPH0452349A JP16248790A JP16248790A JPH0452349A JP H0452349 A JPH0452349 A JP H0452349A JP 16248790 A JP16248790 A JP 16248790A JP 16248790 A JP16248790 A JP 16248790A JP H0452349 A JPH0452349 A JP H0452349A
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wooden framework
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Yoshikatsu Mizutani
吉克 水谷
Masashi Nagai
永井 昌志
Masaru Morioka
盛岡 優
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築物の屋根、床等の水平部位において、木
質系の梁よりなる木造軸組に対し、軽量気泡コンクリー
トパネル(以下、ALCパネルという。)を用いて構成
したスラブ構造に関するものである。なお、本明細書に
おいて「水平部位」とは壁等の垂直部位に対する語であ
り、完全な水平部位のみならず、水平から多少類いた部
位も含む。
[従来の技術] 在来の木造軸組構法による建築物の床構造は、第3図及
び第4図に示すように、木質系の大梁21と小梁22に
より矩形状に構成された木造軸組23と、該木造軸組2
3の上に組まれた複数本の木質系の根太24と、該根太
24の上に敷設された複数枚の木質系の床板25とから
構成されている。
また、上記床構造にALCパネルを組み合わせたものと
して、第5図に示すように、木質系の梁21により矩形
状に構成された木造軸組23と、該木造軸組23の上に
組まれた複数本の木質系の根太24と、該根太24の上
に敷設された複数枚の床板25と、該床板25の上にヒ
ス止めされたALCパネル26とからなる床構造も提案
されている(実開昭61−117827号公報)。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記二つの木造軸組構法による床構造には、
次のような問題(1)(2)があった。
(1)いずれの床構造も多数本の根太24を必要とし、
その組付に特殊技能と熟練と多大の手間とを要するので
、最近の人手不足とも相俟って、工期の長期化や高コス
ト化を招いている。また、根太24という小型木材を多
数本使用するので、耐火性も低下する。
(2)いずれの床構造においても、建築物に加わる地震
力や風圧力等の外力によって発生する水平面内剪断力を
、専ら木造軸組23が負担している。
そして、上記床板25やALCパネル26は積載荷重の
みを負担し、水平面内剪断力は負担していなかった。特
に、ALCパネル26はがなりの面内剪断耐力を保有し
ているのに、これを有効に生かすことなく無駄にしてい
たのである。従って、水平面内剪断力に対する性能を向
上させるには。
高価な断面積の大きい梁21,22を使用したり、梁2
1.22の組付構造を強固にしたりする必要があった。
そこて、まず上記問題(1)の解決のために考えられる
のは、鉄骨造の建築物に用いられているALC床スラブ
構造を木造建築物の床構造に転用することである。すな
わち、一般的な鉄骨造のALC床スラブ構造は、第6図
に示すように、鉄骨梁27により矩形状に構成された鉄
骨フレーム28と、該鉄骨フレーム28の上に載せるよ
うに配置されたALCパネル26とからなり、該ALC
パネル26の両端を鉄骨梁27で支持するため、根太を
必要としない。そして、鉄骨梁27に溶接固定された取
付ブレート2つに目地鉄筋30を通し、該目地鉄筋30
を埋めるようにして目地にモルタル31を充填すれば、
該ALCパネル26を固定することができるので、施工
は簡単に行うことができる。
ところが、この鉄骨造のALC床スラスラフ構造造建築
物の床構造に転用しても、前記間M(2)の解決にはな
らない。なぜならば、このALC床スラブ構造において
も、前記外力によって発生する水平面内剪断力のほとん
どを鉄骨フレーム28が負担している。そして、ALC
パネル26は積載荷重のみを負担すればよかったため、
ALCパネル26の取付構造も、鉄骨フレーム28に加
わる水平面内剪断力をALCパネル26に有効に伝達す
るものではなかっな。従って、ALCパネル26が保有
する面内剪断耐力を有効に生かすことはできず、ALC
パネル26の面内剪断耐力が働くより前に、ALCパネ
ル26の取付部分(取付プレート29付近)に局部破墳
を生じてしまうこともあり、水平面内剪断力に強い床構
造としては適当でなかった。また、ALCパネル26を
鉄骨フレーム28の上に載せるので、床面が高くなると
いう問題もあった。
以上の問題は、床構造以外の例えば屋根等の水平部位に
ついても同様である。
本発明の目的は、根太を不要とし、施工の容易化、工期
の短縮、低コスト化等が可能となり、簡単な構造で水平
面内剪断力に対する性能を大巾に向上させることができ
るとともに、床面、屋根面等の水平部位の高さを低く抑
えたり、剛性及び遮音性を高めたり、耐火性を向上させ
たりすることができる新規な木造軸組に対するALCス
ラブ構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の木造軸組に対する
ALCスラブ構造は、建築物の屋根、床等の水平部位に
おいて木質系の梁により矩形状に組み付けられた木造軸
組と、該木造軸組の内周の矩形状空間に嵌め込まれた複
数枚のALCパネルと、これらのALCパネルの下面両
端部を支持する支持手段とを備えており、前記木造軸組
の内周の四面に対峙するALCパネルの小口面は該四面
に直接的に又は充填材を介して間接的に面当りしている
構成とした。
[作用] この木造軸組に対するALCスラブ構造によれば、在来
の木造軸組構法のような根太を必要とせず、木造軸組に
複数枚のALCパネルを嵌め込み、これらのALCパネ
ルの下面両端部を支持アンクルによって支持させ、木造
軸組の内周の四面に対峙するALCパネルの小口面を該
四面に直接的に又は充填材を介して間接的に面当りさせ
る、という簡単な工程で施工することができる。すなわ
ち、その施工には特殊技能も熟練も多大の手間も要しな
い。
建築物に加わる地震力や風圧力等の外力によって発生す
る水平面内剪断力については、従来のように木造軸組だ
けに負担させるのではなく、該木造軸組の内周に嵌め込
まれているALCパネルにも前記面当りによって有効に
伝達して負担させるので、該ALCパネルの保有する面
内剪断耐力を有効に機能させることになる。
また、木造軸組の内周にALCパネルを嵌め込むので、
床面の高さを低く抑えることができる。
また、ALCパネルを使用するので、木質系の床板を使
用した場合に比べて床面の剛性及び遮音性が高まる。ま
た、ALCパネルを使用するので、根太等の小型木材を
使用しないことと併せて、耐火性に優れる。
[実施例] 以下、本発明を床の木造軸組に対するALCスラブ構造
に具体化した実施例について、第1図及び第2図を参照
して説明する。
立設された複数本の木質系の通柱1の間には、複数本の
木質系の大梁2が、例えば2.7〜3.6mの相互間隔
で平行に並ぶように略水平に組み付けられている。これ
らの大梁2には、該大梁2と直交交差する複数本の木質
系の小梁3が、例えば1.8mの相互間隔で平行に並ぶ
ように略水平に組み付けられている。これらの大梁2と
小梁3により、複数の矩形状空間を有する矩形状の木造
軸組4が構成されている。
前記木造軸組4の各矩形状空間から見て、各小梁3の内
側面のやや落とし込まれた箇所には、ALCパネル5の
支持手段としての鋼材よりなる支持アングル6が小梁3
の略全長にわたって略水平に配設され、小梁3に対して
ボルト止めされている。そして、木造軸組4の内周の各
矩形状空間には複数枚のALCパ本ルジル5め込まれ、
これらのALCパネル5の下面両端部は前記支持アング
ル6によって支持されている。これらのALCパネル5
の上面は、木造軸組4の上面と路面−であるか又は木造
軸組4の上面よりやや落とし込まれている。
前記木造軸組4の内周の四面に対峙するALCパネル5
の小口面は該四面に直接的に又はモルタル等の充填材を
介して間接的に面当りしている。
すなわち、各ALCパネル5の両端の短辺小口面は小梁
3の内側面に面当りしており、各矩形状空間における最
側端の二枚のALCパネル5の両側端の長辺小口面は大
梁2の内側面に面当りしている。これらの面当りには次
の態様がある。
■ALCパネル5の両端又は両側縁の小口面が共に木造
軸組4の内周の面に直接的に面当りしている態様。
■ALCパネル5の片端又は片側縁の小口面が木造軸組
4の内周の面に直接的に面当りし、ALCパネル5の他
端又は他側縁の小口面が木造軸組4の内周の面に充填材
を介して間接的に面当りしている態様。
■第2図に示すように、ALCパネル5の両端又は両側
縁の小口面が共に木造軸組4の内周の面に充填材7を介
して間接的に面当りしている態様。
なお、大梁2の内側面に対峙しないALCパネル5の長
辺小口面は互いに当接され、その目地にはモルタルが充
填されている。
以上のように構成された木造軸組4に対するALCスラ
ブ構造によれば、次のような作用及び効果を奏する。
(1)在来の木造軸組構法のような根太を必要とせず、
木造軸組4に複数枚のALCパネル5を嵌め込み、これ
らのALCパネル5の下面両端部を支持アングル6によ
って支持させ、木造軸組4の内周の四面に対峙するAL
Cパネル5の小口面を該四面に直接的に又は充填材7を
介して間接的に面当りさせる、という簡単な工程で施工
することができる。すなわち、その施工には特殊技能も
熟練も多大の手間も要しないので、施工の容易化、工期
の短縮、低コスト化等が可能となる5(2)また、建築
物に加わる地震力や風圧力等の外力によって発生する水
平面内剪断力については、従来のように木造軸組4だけ
に負担させるのではなく、該木造軸組4の内周に嵌め込
まれているALCパネル5にも前記回当りによって有効
に伝達して負担させるので、該ALCパネル5の保有す
る面内剪断耐力を有効に機能させることになる。
従って、簡単な構造で水平面内剪断力に対する性能を大
巾に向上させることができる。
(3)木造軸組4の内周にALCパネル5を嵌め込むの
で、床面の高さを低く抑えることができる。
(4)ALCパネル5を使用するので、木質系の床板を
使用した場合に比べて床面の剛性及び遮音性が高まる。
(5)ALCパネル5を使用するので、根太等の小型木
材を使用しないことと併せて、耐火性に優れる。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1)本発明は、床置外の例えば屋根等の水平部位に具
体化することもできる。
(2>ALCパネルの下面両端部を支持する支持手段は
前記支持アングル6に限定されず、例えば小梁3の内側
面を段付きに形成し、その段部を支持手段とすることも
できる。
[発明の効果] 本発明の木造軸組に対するALCスラブ構造は、上記の
通り構成されているので、根太を不要とし、施工の容易
化、工期の短縮、低コスト化等が可能となり、簡単な構
造で水平面内剪断力に対する性能を大巾に向上させるこ
とができるとともに、床面、屋根面等の水平部位の高さ
を低く抑えたり、剛性及び遮音性を高めたり、耐火性を
向上させたりすることができる優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明をALC床スラブ構造に具体化した実施
例を示す斜視図、第2図は同じく断面図、第3図は従来
の木造軸組構法による床構造を示す斜視図、第4図は同
じく断面図、第5図は従来の別の床構造を示す斜視図、
第6図は従来の鉄骨造のALC床ス床スラブ金遣す斜視
図である。 2・・・大梁、   3・・・小梁、 4・・・木造軸組、 5・・・ALCパネル、6・・・
支持手段としての支持アングル、7・・・充填材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、建築物の屋根、床等の水平部位において木質系の梁
    (2)(3)により矩形状に組み付けられた木造軸組(
    4)と、該木造軸組(4)の内周の矩形状空間に嵌め込
    まれた複数枚の軽量気泡コンクリートパネル(5)と、
    これらの軽量気泡コンクリートパネル(5)の下面両端
    部を支持する支持手段(6)とを備えており、前記木造
    軸組(4)の内周の四面に対峙する軽量気泡コンクリー
    トパネル(5)の小口面は、該四面に直接的に又は充填
    材(7)を介して間接的に面当りしていることを特徴と
    する木造軸組に対する軽量気泡コンクリートスラブ構造
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