JPH0452225Y2 - - Google Patents

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JPH0452225Y2
JPH0452225Y2 JP1985055478U JP5547885U JPH0452225Y2 JP H0452225 Y2 JPH0452225 Y2 JP H0452225Y2 JP 1985055478 U JP1985055478 U JP 1985055478U JP 5547885 U JP5547885 U JP 5547885U JP H0452225 Y2 JPH0452225 Y2 JP H0452225Y2
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elevator
floor
car
call
house
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高層アパートメントのような個人居
住用住宅を備えた多階床住宅のエレベータ装置に
関する。
〔従来の技術〕
近年、人口の都市集中や地価の高騰等により、
個人居住用住宅より成る高層住宅(以下単に多階
床住宅という)が増加している。このような多階
床住宅には、居住者のためエレベータが設置され
ているのが通常である。居住者がエレベータを利
用する場合には、当該居住者の住居の階にあるエ
レベータ乗場へ行き、そこに設置されているエレ
ベータ呼びボタンを操作してエレベータかごをそ
の階に呼んで停止させ、エレベータかごに乗込ん
で目的の階を指示することになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、一般に多階床住宅においてはエレベ
ータの台数が少なく、又、その走行速度も遅い
(例えば、45m/分)ので、エレベータ呼びボタ
ンを操作してからエレベータかごが到着するまで
長時間を要することが多く、この間居住者はエレ
ベータ乗場に待たされるという不便があつた。そ
して、特にエレベータ乗場が外気に面している場
合には、冬は吹きさらしの状態、夏はムシ暑い状
態の中でエレベータ乗場に長時間待たされること
になり、病人や老人にとり極めて酷であつた。
このような問題を解決するため、従来、特開昭
57−1172号後公報に示されるような装置が提案さ
れている。しかし、この装置は内線電話設備のあ
る建造物、例えばホテル、オフイスビルデイング
等において利用可能であり、内線電話設備のない
一般の多階床住宅に対して適用することはできな
いし、又、適用する場合には設備費が高価なもの
になるという欠点があつた。
さらに、特開昭54−124461号公報には、複数台
のエレベータが備えられている高層建造物におい
て、ある階の応接室等に呼びボタンを設けるとと
もに、応接室からエレベータ乗場までの歩行所要
時間を予め設定しておき、前記呼びボタンが押さ
れたとき運行中の複数のエレベータかごのうち歩
行所要時間と見合う最適のエレベータかごを当該
階に停止させる装置が提案されている。また、特
開昭60−19673号公報には、ホテルにおいて、宿
泊客からホテル受付に出発時刻が予約されてお
り、かつ、宿泊室の室が施錠されたとき、運行中
の複数のエレベータかごのうち歩行所要時間と見
合う最適のエレベータかごを当該階に停止させる
装置が提案されている。
しかしながら、これら装置は極めて複雑な構成
となつていて、諸設備費が高価になるばかりでな
く、これらを多階床住宅に適用した場合、次のよ
うな欠点を生じる。
多階床住宅における各住宅の住人には、幼児か
ら老人まであらゆる年齢層の人、また健康な人や
障害をもつ人、さらに歩行の早い人遅い人等、
種々の人達が存在する。このため、上記各公報記
載の装置のように、予め歩行所要時間を設定して
おくことは不可能であり、無理に歩行所要時間を
設定すると、歩行時間が早い人はエレベータの待
ち時間が長くなり、歩行時間が遅い人はエレベー
タ乗場に行き着く前に他の階から呼びがあつたと
き待ち時間が極端に長くなるおそれが生じ、待ち
時間を短くするという目的を達成できなくなる。
本考案は、エレベータ乗場における待時間を短
くすることができる共に、エレベータの運転効率
を阻害することのないようにした多階床住宅のエ
レベータ装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、少なく
とも個人居住用の住宅より成り、エレベータが備
えられ、かつ、各階床のエレベータ乗場には前記
エレベータのかごの位置を表示する表示器および
前記かごの呼び登録を行う呼びボタンが備えられ
ている多階床住宅において、前記個人居住用の各
住宅に、前記表示器と同一機能を有する住宅用表
示器および前記呼びボタンと同一手段による前記
かごの呼び登録機能を有する住宅用呼びボタンを
設けるとともに、前記かごの階床位置を検出する
位置検出手段と、この位置検出手段で前記かごの
停止階床が検出されたとき、当該かごの扉が閉じ
ている状態で当該停止階床における前記住宅用呼
びボタンによる当該かごの扉の開放を阻止する扉
開放阻止手段を設けたことを特徴とする。
〔作用〕
住宅の居住者は住宅用表示器でエレベータのか
ごが何階にいるかを確認し、住宅用呼びボタンを
押した後、エレベータ乗り場までの自己の歩行所
要時間とかごの移動速度とを勘案して住宅を出
る。これによりエレベータ乗り場での待ち時間を
少なくすることができる。又、かごの停止階床に
おける各住宅用呼びボタンを押しても、扉開放阻
止手段により、停止しているかごの扉を開けるこ
とはできず、これにより、各住宅内でいたずらに
呼びボタンを押して停止階床でかごの扉を開いた
ままの状態とし、エレベータの運行を阻止する行
為が防止される。
〔実施例〕
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の実施例に係る呼び装置の配置
図である。図で、21〜2nは多階床住宅におけ
る2階の各住宅、91〜9nは同じく9階の各住
宅を示す。これら住宅に付された符号について、
例えば、符号2nは2階の第n番の住宅を、符号
9nは9階の第n番の住宅を意味する。なお、3
階〜8階の住宅の図示は省略されている。Cはこ
の多階床住宅に備えられているエレベータかごで
ある。
20CLは2階のエレベータ乗場に設けられて
いる呼び装置、90CLは9階のエレベータ乗場
に設けられている呼び装置であり、それぞれ、呼
びボタン20A,90A,1階から9階のかごC
の位置を示す表示灯20L1〜20L9,90L1
90L9を有する。同じく21CL〜2nCL,91
CL〜9nCLは各住宅の呼び装置であり、エレベ
ータ乗場の呼び装置と同様、それぞれ呼びボタン
および表示灯を有する。
第2図は第1図に示す呼び装置の回路図であ
る。図で、21A〜2nAは第1図に示すように
2階の各住宅の呼び装置21CL〜2nCLにおけ
る呼びボタン、91A〜9nAは同じく9階の各
住宅の呼び装置91CL〜9nCLにおける呼びボ
タンである。2P1,9P1,2P2,9P2,2P3
9P3は図示しないかご位置検出装置の接点であ
り、エレベータかごCが、例えば2階に位置する
ときは、接点2P1,2P3が閉じ、接点2P2が開
く。2Rは2階の呼び登録リレーであり、2階の
各呼びボタン20A〜2nAに接続されるととも
に、接点2R2および自己保持接点2R1を有する。
9Rは9階の呼び登録リレーであり、9階の各呼
びボタン90A〜9nAに接続されるとともに接
点9R2および自己保持接点9R1を有する。DRは
各階のエレベータ乗場の呼びボタン20A〜90
Aによつて再開扉させる再開扉リレーである。な
お、20L1〜9nL1,20L9〜9nL9は第1図に
示すように1階〜9階の各表示灯を示す。
次に、本実施例の動作を説明する。今、仮にエ
レベータかごCが2階に停止している状態で、住
宅9nの住人がこれを呼ぶ場合の動作を例示す
る。エレベータかごCが2階に停止していると、
接点2P1,2P3は閉じ、接点2P2は開く。接点
2P3の閉成により各階の呼び装置の表示灯のう
ち2階を示す表示灯20L2〜9nL2が点灯し、各
階のエレベータ乗場および各階の各住宅において
は、エレベータかごCが2階にあることが判る。
この状態で、住宅9nの呼びボタン9nAが押
されると、呼びボタン9nAと接点9P2を介して
呼び登録リレー9Rが励磁され居室内でエレベー
タかごCの呼び登録がなされる。この励磁は自己
保持接点9R1、接点9P2を介して自己保持され
る。呼び登録リレー9Rの励磁により、2階に停
止していたエレベータかごCは上昇駆動され、各
階毎に対応する表示灯を点灯させながら9階に到
着する。9階に到着すると、接点9P1,9P3
閉じ、接点9P2が開く。接点9P3の閉成により、
各階の表示灯のうち9階を示す表示灯20L9
9nL9が点灯するとともに、接点9P2の開放によ
り呼び登録リレー9Rの励磁が解除され、エレベ
ータは開扉する。エレベータかごCが2階から9
階まで上昇するのに要するおよその時間は判つて
いるので、住宅9nの住人はこの時間に合わせて
9階のエレベータ乗場に行けばよく、そうするこ
とでエレベータ乗場に長時間待たされることはな
くなる。
なお、エレベータ乗場の呼びボタンを押してエ
レベータかごCを呼ぶ場合も動作は同じであるが
ただ、住宅内の呼びボタンを押す場合とは次の点
で異なる。即ち、例えば9階にエレベータかごC
が停止し、閉扉したまま他の階で呼び登録される
のを待機中の状態にあるとする、この場合、9階
のエレベータ乗場に来た人が、エレベータかごC
に乗るためエレベータ乗場の呼びボタン90Aを
押すと、呼び登録リレー9Rが励磁され、この接
点9R2を閉じる。このとき、エレベータかごC
は9階にあるので接点9P1は閉じており、上記
接点9R2の閉成により再開扉リレーDRが励磁さ
れ、エレベータの扉が再開扉され、エレベータか
ごCへの乗込みが可能となる。これに対して、上
記のように9階にエレベータかごCが閉扉して待
機中、9階の各住宅91〜9nの呼びボタン91
A〜9nAが押されると、この場合、エレベータ
かごCは9階にあるので接点9P2は開いており、
呼び登録リレー9Rは励磁されず、したがつて、
再開扉リレーDRは励磁されず、エレベータの扉
は開かない。これにより、各住宅において、呼び
ボタンを押してエレベータかごCをその階に停止
させたままにしておく事態を阻止することがで
き、エレベータの運転効率の低下を防止する。
このように、本実施例では、高層住宅における
各階の個々の住宅に、エレベータの呼び登録を行
なう呼び装置を設けたので、エレベータ乗り場に
おける長時間の待機を防ぐことができる。又、
個々の住宅における呼び装置ではエレベータの扉
の再開扉ができないようにしたので、エレベータ
の運転効率を阻害することはない。
さらに、各住宅にエレベータのかご位置を表示
する表示装置を設けたので、住宅における呼びボ
タンを押した後適切なタイミングでエレベータ乗
場に行くことができる。即ち、各住宅の居住人そ
れぞれは、自己の住宅からその階のエレベータ乗
場までどの程度の時間で行けるか知つており、か
つ、エレベータの速度も経験的、感覚的に知つて
いるので、表示装置におけるエレベータかご位置
を見て上述のように呼びボタンを押し、自己の歩
行所要時間とエレベータ速度とを見合わせながら
自己の住宅を出発すれば、待ち時間の少ない適切
なタイミングでエレベータかごに乗ることができ
るのである。
これにより、前記特開昭54−124461号公報およ
び特開昭60−19673号公報記載のような複雑な装
置を必要とせず、かつ、各住宅の全ての居住人は
自己にとつて最適のタイミングでエレベータ乗場
に行くことができるという、上記各公報記載のよ
うなオフイスやホテルのエレベータ装置では得る
ことができない特有の効果を得ることができる。
なお、上記実施例の説明では、9階までの高層
住宅の例について説明したが、階数は9階に限定
されることはない。又、呼び装置は希望する住宅
にのみ設置するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案では、多階床住宅に
おける個々の住宅に表示器および呼びボタンを設
けたので、安価な設備により、エレベータ乗り場
における待時間を短かくすることができる。即
ち、各住宅の住居人は、呼びボタンを作動させた
後、自己の歩行所要時間と、エレベータの位置、
速度とを見合わせながら自己の住居を出発すれ
ば、最小の待ち時間でエレベータかごに乗ること
ができ、多階床住宅特有の機能を発揮することが
できる。
また、個々の住宅の呼びボタンではエレベータ
の扉の再開扉ができないようにしたので、エレベ
ータの運転効率を阻止することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る多階床住宅のエ
レベータ装置の表示器および呼びボタンの配置
図、第2図は第1図に示す装置の回路図である。 21〜2n,91〜9n……各階の住宅、20
A〜90A……各階のエレベータ乗場の呼びボタ
ン、21A〜2nA,91A〜9nA……各住宅の
呼びボタン、C……エレベータかご、2R,9R
……呼び登録リレー、DR……再開扉リレー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 少なくとも個人居住用の住宅より成り、エレベ
    ータが備えられ、かつ、各階床のエレベータ乗場
    には前記エレベータのかごの位置を表示する表示
    器および前記かごの呼び登録を行う呼びボタンが
    備えられている多階床住宅において、前記個人居
    住用の各住宅に、前記表示器と同一機能を有する
    住宅用表示器および前記呼びボタンと同一手段に
    よる前記かごの呼び登録機能を有する住宅用呼び
    ボタンを設けるとともに、前記かごの階床位置を
    検出する位置検出手段と、この位置検出手段で前
    記かごの停止階床が検出されたとき、当該かごの
    扉が閉じている状態で当該停止階床における前記
    住宅用呼びボタンによる当該かごの扉の開放を阻
    止する扉開放阻止手段を設けたことを特徴とする
    多階床住宅のエレベータ装置。
JP1985055478U 1985-04-16 1985-04-16 Expired JPH0452225Y2 (ja)

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JP1985055478U JPH0452225Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JP1985055478U JPH0452225Y2 (ja) 1985-04-16 1985-04-16

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JPS61171783U JPS61171783U (ja) 1986-10-24
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54124461A (en) * 1978-03-22 1979-09-27 Mitsubishi Electric Corp Platform call register for elevator
JPS6019673A (ja) * 1983-07-12 1985-01-31 三菱電機株式会社 エレベ−タの予約運転装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54124461A (en) * 1978-03-22 1979-09-27 Mitsubishi Electric Corp Platform call register for elevator
JPS6019673A (ja) * 1983-07-12 1985-01-31 三菱電機株式会社 エレベ−タの予約運転装置

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JPS61171783U (ja) 1986-10-24

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