JPH0450965Y2 - - Google Patents

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JPH0450965Y2
JPH0450965Y2 JP1983037853U JP3785383U JPH0450965Y2 JP H0450965 Y2 JPH0450965 Y2 JP H0450965Y2 JP 1983037853 U JP1983037853 U JP 1983037853U JP 3785383 U JP3785383 U JP 3785383U JP H0450965 Y2 JPH0450965 Y2 JP H0450965Y2
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cooling water
oil
coolant
work roll
roll
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JP1983037853U
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JPS59143505U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、圧延材の局部的な伸びに起因する平
坦度の低下を防止するワークロールのサーマルク
ラウン制御を効果的になし得る圧延機のロールク
ーラント供給装置に関する。
近年、板材の圧延において、ますますその板材
の形状に対する製品精度の要求は厳しいものがあ
り、特に板材の形状、就中、平坦度に対する改善
要求が大きなものとなつている。圧延現象の解析
により、圧延時に生じる塑性加工熱に起因するワ
ークロールのサーマルクラウンの挙動によつて平
坦度が影響を受けることが知られ、このため、ワ
ークロールのサーマルクラウンを制御する手段が
種々提案されており、ワークロールに対する圧延
油(ロールクーラント油)をそのバレル軸方向に
おいて制御する方式が多用されている。
ところで、この種のロールクーラント供給装置
としては、従来、第1図に示すものがあつた。同
図において、1,1は冷間圧延機のワークロー
ル、2,2はバツクアツプロール、3n,3nは
クーラント油噴射ノズル列である。クーラント油
噴射ノズル列3nは、第2図に示す如く、噴射口
をワークロール1に向けてそのバレル軸方向に順
次所定間隔を隔てて冷間圧延機入側に配設され、
該ワークロール1のバレル軸方向所定幅Zを冷却
ゾーンとして受け持つ複数のクーラント油噴射ノ
ズル3,3…からなり、これらは、それぞれ制御
弁5を具える個別配管4…及びポンプ6を具える
主配管7を通してクーラント油循環タンク8に接
続されている。クーラント油循環タンク8内のク
ーラント油Cは水に潤滑油を混入したエマルジヨ
ン型のクーラント油である。9は集水台、10は
水補給管、11は潤滑油補給管である。20はク
ーラント油供給制御装置であつて、圧延材Sの幅
方向形状を検出して形状パラメータ(信号)を出
力する形状検出器30の該出力を受けて上記幅方
向所定間隔位置xにおける形状パラメータと目標
形状パラメータとの局部差Δε(x)を演算し、該
差Δε(x)外0である上記幅方向所定間隔位置に
対応するクーラント油噴射ノズル3の制御弁5に
開弁信号を送出する。
上記形状パラメータと目標パラメータとの局部
差Δε(x)はワークロール1に生じたサーマルク
ラウンによるバレル軸方向の摩擦係数の不均一に
起因するが、上記装置によれば、ワークロール1
のサーマルクラウン発生部分により多くのクーラ
ント油Cが噴射されるため、サーマルクラウンが
低減され、圧延材Sの平坦度が改善される。
しかしながら、従来のサーマルクラウン制御に
使用されるクーラント油Cは、水に数%の油脂分
を懸濁させたいわゆるエマルジヨン型のクーラン
ト油であり、このためもともと奪熱効果が余りよ
くない上、クーラント油の供給系統における配管
内における油脂分の凝脂、閉塞を防止する観点か
ら低温に維持することが出来ず、約60℃程度の温
度で循環使用されるため、ワークロール1との温
度差が小さく低奪熱効果が助長され、クーラント
油供給系統だけを有している従来装置ではサーマ
ルクラウンの速やかな低減はむずかしいと云う問
題があつた。
本考案は、この問題点に鑑みてなされたもの
で、クーラント油(潤滑油)供給系統の他に、圧
延機の出側において下側ワークロールのパスライ
ンと平行な中心線よりも下方側に、ワークロール
のサーマルクラウンを制御する冷却水を潤滑油噴
射ノズルの配設間隔よりも密に供給する冷却水供
給系統を設けることにより、ワークロールと圧延
材との潤滑性を確保し、冷却水による発錆を起こ
すことなく、従来に比し、ワークロールの冷却効
果を大幅に高めることができ、ひいてはロールの
サーマルクラウンを制御できるようにしたロール
クーラント供給装置を提供することを目的とす
る。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第3図において、40nは冷却水噴射ノズル列で
あつて、第4図に示す如く、ワークロール1のバ
レル軸方向に順次所定間隔を隔てて並ぶ多数の冷
却水噴射ノズル40,40…からなり、第5図に
拡大して示す如く、各冷却水噴射ノズル40は、
噴射口を下側ワークロール1に向け且つバツクア
ツプロール2側に下げて圧延機出側のパスライン
と平行なワークロール中心線よりも下方に配設さ
れている。そして、冷却水噴射ノズル40,40
…は、それぞれ配管41,41…を介して、冷却
水源42に連通された主配管43に接続され、下
側ワークロール1のバレル軸方向所定幅z(<Z)
を冷却ゾーンとして受け持つ。また、各配管41
には制御弁44が介装されている。各制御弁44
には、開弁・閉弁信号が冷却水供給パターン制御
装置50から個別に与えられる。45は水遮蔽板
であつて、ブラシ状の水切り部45aを有し、該
水切り部45aを下側ワークロール1に当てて冷
却水噴射ノズル40nとパスラインとの間に配設
されている。
上記冷却水供給パターン制御装置50は、クー
ラント油供給制御装置20から形状パラメータと
目標パラメータとの局部差Δε(x)(信号)を受
けて、差Δε(x)>kである上記幅方向所定間隔
位置に対応する冷却水噴射ノズル40の制御弁4
4に開弁信号を与える。ここで、kはクーラント
油循環タンク8に設けられた液面計60の出力h
に基づいて、噴射される冷却水Wの総量Σq(q:
冷却水噴射ノズル40の噴射量)が冷却水許容供
給量Q(t)を超えないように定められる。この
冷却水許容供給量Q(t)は、蒸発、飛散、ある
いは圧延材に付着することにより逃散するクーラ
ント油Cの量に相当する。
この構成においては、下側ワークロール1のク
ーラント油Cを受けるサーマルクラウン発生部分
に更に冷却水Wが噴射される。この冷却水噴射領
域は、本実施例では、第4図に示すように、クー
ラント油噴射領域と同じではないが、常に各サー
マルクラウン発生部分内の最大部分をカバーし得
る様に、且つ、微小領域に対応せしめるように、
クーラント油噴射領域よりも細分割(z<Z)さ
れている。
冷却水Wはクーラント油Cと同温度であつて
も、その奪熱効果はクーラント油Cよりも相当に
大きいので、冷却水Wとして常温の水を用いると
クーラント油Cに比較して高い冷却効果が得られ
るが、冷却水(工業用水)そのものは、常温のも
のを用いることによつて、そのサーマルクラウン
に対する制御能力は極めて大なるものとなり、従
つて、本実施例では、上記サーマルクラウン発生
部分の温度が速やかに低下し、圧延材の幅方向平
坦度が速やかに改善される。
本実施例では、冷却水Wが下側ワークロール1
の下半部に向けて噴射されるので、該冷却水Wが
ワークロール1を介して圧延材Sに付着する心配
が無く、更に、本実施例では、水遮蔽板45があ
るために、下側ワークロール1に噴射された冷却
水Wの飛沫が圧延材Sに付着するのを防止できる
ので、冷却水Wにより圧延材Sに錆が発生するの
を確実に防止できる。
また、ワークロール1の圧延に伴う温度上昇
は、その出側において最高温度を示し、入側に到
るに従つて低下するので、このような高温部であ
る出側に冷却水噴射ノズル40を配置して冷却を
旋すことにより、サーマルクラウンを効果的に制
御することができる。
さらに、冷却水噴射ノズル40とクーラント油
噴射ノズル3との噴射幅の関係をZ>zとするこ
とにより、サーマルクラウンの制御をきめ細かく
行なうことができる。
なお、この実施例では、制御弁5,44の開閉
を制御してクーラント油Cと冷却水Wの上記バレ
ル軸方向供給パターンを自動制御しているが、本
考案の用途は、この種の制御を有するものに制限
されるものではない。
以上の如く、本考案によれば、クーラント油
(潤滑油)の供給系統に加え、圧延機出側におい
て下側ワークロールのパスラインと平行な中心線
よりも下方側に、冷却水を潤滑油噴射ノズルの配
設間隔よりも密に供給する冷却水供給系統を設け
ることにより、ワークロールと圧延材との間に必
要な潤滑を与えつつ、従来に比してワークロール
の冷却効果を大幅に高め、且つ、サーマルクラウ
ンの制御をきめ細かく行なうことができ、しかも
冷却水による圧延材の発錆を心配することなく、
上記効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のロールクーラント供給装置の供
給系統フローと制御部分を示す図、第2図は上記
従来例におけるロールクーラント油噴射ノズル列
の平面図、第3図は本考案によるロールクーラン
ト供給装置の実施例の供給系統と制御部分を示す
図、第4図は上記実施例における冷却水噴射ノズ
ル列の平面図、第5図は上記実施例の要部拡大図
である。 1……ワークロール、3……クーラント油噴射
ノズル、3n……クーラント油噴射ノズル列(潤
滑油供給系統)、4……配管、5……制御弁、7
……主配管、8……クーラント油循環タンク、2
0……クーラント油供給制御装置、30……形状
検出器、40……冷却水噴射ノズル、40n……
冷却水噴射ノズル列(冷却水供給系統)、41…
…配管、42……冷却水源、43……主配管、4
4……制御弁、45……水遮蔽板、50……冷却
水供給パターン制御装置、60……液面計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 圧延機の入側に、上下ワークロールのバレル軸
    方向に該ワークロールおよび/または圧延材に対
    してニート油、パーム油あるいはエマルジョン型
    クーラント油等の潤滑油を噴射する複数の噴射ノ
    ズルを所定間隔を隔てて配設してなる潤滑油供給
    系統を設ける一方、 前記圧延機の出側であつて下側ワークロールの
    パスラインと平行な中心線よりも下方側に、ワー
    クロールのサーマルクラウンを制御する冷却水を
    前記噴射ノズルの配設間隔よりも密に供給する冷
    却水供給系統を設けたことを特徴とするロールク
    ーラント供給装置。
JP3785383U 1983-03-16 1983-03-16 ロ−ルク−ラント供給装置 Granted JPS59143505U (ja)

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JP3785383U JPS59143505U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 ロ−ルク−ラント供給装置

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JP3785383U JPS59143505U (ja) 1983-03-16 1983-03-16 ロ−ルク−ラント供給装置

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JPS59143505U JPS59143505U (ja) 1984-09-26
JPH0450965Y2 true JPH0450965Y2 (ja) 1992-12-01

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Cited By (1)

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WO2023003004A1 (ja) * 2021-07-21 2023-01-26 日本センヂミア株式会社 圧延機、タンデム圧延機、および圧延機用クーラント供給機構

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