JPH0450647Y2 - - Google Patents

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JPH0450647Y2
JPH0450647Y2 JP19411786U JP19411786U JPH0450647Y2 JP H0450647 Y2 JPH0450647 Y2 JP H0450647Y2 JP 19411786 U JP19411786 U JP 19411786U JP 19411786 U JP19411786 U JP 19411786U JP H0450647 Y2 JPH0450647 Y2 JP H0450647Y2
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resonant
circuit
low frequency
bass
variable resistor
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は音響再生システムにおける低音音量調
整回路に関する。
背景技術 第5図に低音音量調整回路の従来例を示す。こ
の装置においては、オペアンプ1の非反転入力端
に抵抗2を介してオーデイオ信号が供給され、オ
ペアンプ1の非反転入力端と反転入力端との間に
は可変抵抗器3が設けられている。可変抵抗器3
の可動子とアースとの間には共振回路4が接続さ
れている。またオペアンプ1の反転入力端と出力
端との間には帰還抵抗5が接続されている。
かかる従来の低音音量調整回路においては、共
振回路4において設定された低域周波数1を中心
に増幅利得が変化し、その中心周波数1から周波
数が上下に離れるに従つて増幅利得の変化幅が減
少する。可変抵抗器3が低音コントロールボリユ
ームとして作動し、可変抵抗器3の可動子を矢印
Aの方向に移動させると、オペアンプ1の非反転
入力端への入力レベルが低下し、またオペアンプ
1による増幅利得が減少するので低音カツト(降
下)となる。また可変抵抗器3の可動子を矢印A
とは逆方向に移動させると、オペアンプ1の非反
転入力端への入力レベルが上昇し、またはオペア
ンプ1による増幅利得が増大するので低音ブース
ト(上昇)となる。従つて、可変抵抗器3を調整
することにより第6図に示すように低音域におい
て可変周波数特性を得ることができる。
また、かかる従来の低音音量調整回路において
は、可変抵抗器3を調整することにより利得を増
大させると、中心周波数1の利得上昇と共にその
前後の周波数帯域、例えば、周波数2付近の200
〜300Hzの帯域も中心周波数1の利得上昇より小
さいが利得上昇する。この200〜300Hzの帯域は車
室内のような狭い再生環境下では伝達特性で上昇
する帯域であり、この帯域の利得上昇はこもつた
音となつて聴取される原因となつていた。また第
7図に示す共振回路4の共振特性におけるQを上
げるとQが低い場合に比べて周波数2付近の帯域
の利得は低下するが、周波数3付近の重低音域の
利得も低下して低音不足を感ずるという欠点があ
る。
考案の概要 そこで、本考案の目的は、車室内のような狭い
再生環境下におけるこもり音を防止しかつ低音不
足を防止することができる低音音量調整回路を提
供することである。
本考案の低音音量調整回路は、第1低域内の入
力オーデイオ信号に対して第1共振信号を発生す
る第1共振回路と、該第1共振回路の共振中心周
波数より大でかつ第1低域に含まれる第2低域内
の入力オーデイオ信号に対して第2共振信号を発
生する第2共振回路と、第1及び第2共振信号を
互いに逆方向にレベル変化させて出力する調整手
段と、調整手段から出力された第1及び第2共振
信号の各レベルに応じた周波数特性によつて入力
オーデイオ信号を増幅する増幅手段とを含み、第
1低域のうちの第2低域を除く帯域と第2低域と
における利得の増減が互いに逆方向に変化するよ
うにしたことを特徴としている。
実施例 以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
第1図に示した本考案の一実施例たる低音音量
調整回路において、第5図に示した従来回路と同
一部分は同一符号で示されており、可変抵抗器3
の両端間には抵抗7、可変抵抗器8及び抵抗9が
直列に接続されている。抵抗7の抵抗値は抵抗9
の抵抗値より大きくされている。可変抵抗器8の
可動子とアースとの間には共振回路10が接続さ
れている。また可変抵抗器10と可変抵抗器3と
は連動するようになつている。その他の構成は第
5図に示した回路と同様である。なお、共振回路
4の共振中心周波数が100Hz以下の1に、また共
振回路10の共振中心周波数が150〜300Hz付近の
2に設定されている。また共振回路10のQは共
振回路4のそれより高くされている。
かかる構成の本考案による低音音量調整回路に
おいては、周波数2を中心とする帯域では可変抵
抗器3及び共振回路4による増幅利得の変化が抵
抗7,9、可変抵抗器8及び共振回路10によつ
て打消されるように作用する。
すなわち、共振回路4から発生する第1共振信
号レベルが可変抵抗器3によつて調整され、また
共振回路10から発生する第2共振信号がレベル
が可変抵抗器8によつて調整される。今、可変抵
抗器3の可動子を矢印Bの方向に移動させると、
それに連動して可変抵抗器3の可動子該矢印Cの
方向に移動する。これにより、可変抵抗器3及び
共振回路4によつてオペアンプ1の非反転入力端
への入力レベルが上昇し、またオペアンプ1によ
る増幅利得が増大するので低音ブーストとなる。
ところが、抵抗7,9、可変抵抗器8及び共振回
路10によつて周波数2を中心とする帯域ではオ
ペアンプ1の非反転入力端への入力レベルを低下
させ、またオペアンプ1による増幅利得を減少さ
せるように作用するので第2図に実線で示すよう
に可動子を移動させるほど周波数2を中心とする
第2低域以外の周波数1を中心とする第1低域で
は増幅利得が増大し、第2低域では増幅利得はほ
とんどないか、若干減少するのである。
また可変抵抗器3の可動子を矢印Bとは逆方向
に移動させると、それに連動して可変抵抗器3の
可動子が矢印Cとは逆方向に移動する。これによ
り、オペアンプ1の非反転入力端への入力レベル
が低下し、またオペアンプ1によると増幅利得が
減少するので低音カツトとなる。ところが、抵抗
7,9、可変抵抗器8及び共振回路10によつて
周波数2を中心とする帯域ではオペアンプ1の非
反転入力端への入力レベルを上昇させ、またオペ
アンプ1による増幅利得を増大させるように作用
するので第2図に破線で示すように可動子を逆方
向に移動させるほど周波数2を中心とする第2低
域以外の周波数1を中心とする第1低域では増幅
利得が減少し、第2低域では増幅利得はほとんど
ないか、若干増大するのである。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示し
ている。第3図に示した低音音量調整回路におい
て、オペアンプ1の非反転入力端は抵抗11、そ
して共振回路10を介してアースされ、その共振
回路10の抵抗11側の一端は可変抵抗器12、
そして共振回路4を介してアースされており、単
一の可変抵抗器12によつて低音ブーストのみが
可能である。また第4図に示した低音音量調整回
路においては、スイツチ13a,13bによつて
低音ブーストと、低音カツトとが切換えられるよ
うになつている。
なお、上記した本考案の各実施例においては、
1チヤンネルのみを示したが、例えば、2チヤン
ネルステレオに第1図の回路を適用した場合には
同一の回路が各チヤンネル毎に設けられ、4つの
可変抵抗器が連動するように4連式のものが用い
られる。また第3図、又は第4図の回路を適用し
た場合には2連式の可変抵抗器が設けられる。
考案の効果 以上の如く、本考案の低音音量調整回路におい
ては、例えば、100Hz以下の周波数を中心に低域
のオーデイオ信号レベルを上昇させると共にを
200〜300Hzの中低域のレベル上昇を打消すように
制御するので車室内のような狭い再生環境下にお
けるこもり音を防止することができ、質の高い低
音を得ることかできる。また第2図に示したよう
に中低域のカツトが重低音域に悪影響を与えるこ
とがなく、低音不足を防止することができるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す回路図、第2図
は第1図の回路の動作特性を示す図、第3図及び
第4図は本考案の他の実施例を示す回路図、第5
図は低音音量調整回路の従来例を示す回路図、第
6図は第5図の回路の動作特性を示す図、第7図
は共振回路の共振特性を示す図である。 主要部分の符号の説明、1……オペアンプ、
3,8,12……可変抵抗器、4,10……共振
回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1低域内の入力オーデイオ信号に対して第1
    共振信号を発生する第1共振回路と、該第1共振
    回路の共振中心周波数より大でかつ前記第1低域
    に含まれる第2低域内の入力オーデイオ信号に対
    して第2共振信号を発生する第2共振回路と、前
    記第1及び第2共振信号を互いに逆方向にレベル
    変化させて出力する調整手段と、前記調整手段か
    ら出力された前記第1及び第2共振信号の各レベ
    ルに応じた周波数特性によつて入力オーデイオ信
    号を増幅する増幅手段とを含み、前記第1低域の
    うちの前記第2低域を除く帯域と前記第2低域と
    における利得の増減が互いに逆方向に変化するよ
    うにしたことを特徴とする低音音量調整回路。
JP19411786U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0450647Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19411786U JPH0450647Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP19411786U JPH0450647Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Publication Number Publication Date
JPS6397918U JPS6397918U (ja) 1988-06-24
JPH0450647Y2 true JPH0450647Y2 (ja) 1992-11-30

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ID=31150787

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JP19411786U Expired JPH0450647Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2549985Y2 (ja) * 1989-10-03 1997-10-08 オンキヨー株式会社 トーンコントロール回路

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JPS6397918U (ja) 1988-06-24

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