JPH04504983A - 工具ホルダー及び急速回転スピンドル - Google Patents

工具ホルダー及び急速回転スピンドル

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JPH04504983A
JPH04504983A JP50486190A JP50486190A JPH04504983A JP H04504983 A JPH04504983 A JP H04504983A JP 50486190 A JP50486190 A JP 50486190A JP 50486190 A JP50486190 A JP 50486190A JP H04504983 A JPH04504983 A JP H04504983A
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ジェラルダン ロジェ
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シャルミーユ テクノロジーズ エス アー
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 工具ホルダー及び急速回転スピンドル 本発明は対称軸の回りに回転する工具を移送することができるようになすと共に 回転軸と平行な回転軸の回りにスピンドル/工具組立体を回転させるように設計 された機械加工ヘッドに着脱し得るようにそれを締め付けることができるように なした工具ホルダーとスピンドルに関し、詳細には例えばEDM中ぐり、旋削、 フライス削りに使用される電気加工用の電極工具を保持するのに適した工具ホル ダー及びスピンドルに関する。
機械加工ヘッドに締め付け、その対称軸(Z)に沿って進み、この軸の回りに円 形運動をなし、この運動を角度的に割り出しする(C軸)ことかできる工具ホル ダーと回転スピンドルは既知である。電気加工の分野では、かかる装置は長い電 極を用いて穴を中ぐりするために使用する。その冷却は電極工具内を循環する流 体により行う。その参考例は特にスイス国特許CH628557号又はヨーロッ パ特許出願EP173749号に開示されている。
しかし現存する装置は特に中実の工具を用いて毎分当たり数千回転の速度の回転 スピンドルで加工を行う。その理由は、工具、工具ホルダー、回転スピンドルを 冷却するために適当な加工流体の供給を行うのが困難であることにある(この供 給はスピンドルが一層急速に回転するにつれて更に困難になる)。その理由は、 シールが成る用途に使用する毎分当たり数千回転の回転速度と流量に耐えること ができないからである。シールの大きな磨滅が急速に起こり、これが装置の運転 を不能にする。
現在かかる速度は特に適当な加工速度を得るために小さい直径の電極ロッドを用 いるEDMフライス削りの如き成る一定の場合には必要である。
それ故、本発明の目的は例えばZ軸とC軸をもつ機械加工ヘッドに締め付け、毎 分当たり数千回転の回転速度での加工を可能となす工具ホルダーと回転スピンド ルを提供することにある。
請求の範囲1と5に記載の工具ホルダーとスピンドルをもつ装置はかかる加工を 実施することができる。
噴射装置、特に環状噴射により工具のみならず工具ホルダーとスピンドルもシー ルの、特にスピンドルをスピンドル本体に連結するOリングシールの緊密性を損 なうことな(有効に冷却される。このため少なくとも1か月又はそれ以上の期間 にわたり毎分2.000回転又はそれ以上例えば毎分5.000回転で加工を行 うことができる。毎分10.000回転の速度を得ることもできる。
電気加工特にEDM加工の場合、これは100 / cm、2 を越える高密度 電流で電極工具を駆動することができ、過度に高いジュール効果に起因する加熱 の不安と装置の変形に起因する精度のロスを生じることがない。
本発明の1実施例によれば、環状シールを嵌着したスピンドル中の液体入ロチヤ ンネルはできるだけ小さい直径(例えば100ffllTl直径スピンドルでは 、チャンネルは6Mの直径をもつ)。このシールは回転スピンドルを冷却回路を スピンドル本体に配置した冷却剤分配チャンバに連通させる。機械加工ヘッドか ら来て、スピンドル本体、回転スピンドル、工具ホルダーを通って工具の回りに 噴射される冷却液体のための緊密なチャンネルを提供する。このため、この入口 チャンネルではシールに対する周速度をできるだけ低くし、従ってシールの急速 回転運動4こ対する抵抗力とその使用寿命を増大させる。従って十分な冷却液体 流量を供給するのが適当ではあるが、出来るだけ細い入口チャンネルを使用する ことができる。
本発明の他の実施例では、スピンドルの回転を制御するモータがスピンドル本体 と回転スピンドルにより形成される組立体の外部に設けられる。スピンドル本体 /スピンドル/工具ホルダー/工具組立体は通常はロボットアτムを備えた既知 型式の自動電極交換品により操作することができ、また従来の工具マカジンに貯 蔵することができる十分にコンパクトな構造が得られる。
他の実施例では、回転モータはエンコーダとデイバイダを取付けられ、回転スピ ンドル(それ故、工具ホルダーと工具)をC軸による回転が始まる前に置かれる 基準位置に対して所定の角度をなす角度位置に置くことができる。このためスピ ンドル本体/スピンドル/工具ホルダー/工具組立体のすべての素子が回転する 物体である限り、角度検出器の重量に起因する問題点を排除し、高速回転中の良 好なバランスを得ることができる。
回転スピンドルとモータ間の連結は例えばスピンドルにモータ運動を伝えるベル トを保護するリンク素子により行う。本発明の成る実施例では、このリンク素子 はモータと共に又はこの素子の頂部に設けられかつモータの基部に備えた対応す る部品に挿入される網材又はグリップと共に作動する磁気部品の如き手段を取付 けられる。これによりモータ回転のスピンドルへの伝達は妨害されない。スピン ドルをもつ装置の高さが如何なるものであっても、機械加工ヘッドにモータを取 付ける高さはそれがリンク素子と共に作動するように調節できる。
スピンドル本体/スピンドル/工具ホルダー/工具組立体が取付けられる機械加 工ヘッドの可動素子は一般に、既知の如くZ軸とC軸により運動し、後者の運動 は割り出しされる。3〜軸回転スピンドルはこうして得られ、C軸は上記組立体 の成る素子の自動ロック、解放に使われる。
スピンドル本体/スピンドル/工具ホルダー/工具組立体は標準の市販の連結部 品を用いて機械加工ヘッドに取付けられる1一般に、この部品は機械加工ヘッド に取付けたままにされ、本発明のスピンドル本体を備えた締め付は具と共に作用 する手段を備える。
連結部品は好適には機械の数値制御装置により作動される既知の空気圧又は液圧 システムにより自動的にロック、解放されるように構成する。これにより、機械 加工ヘッド又はその連結部品の位置決め基準を変更することなく、種々のスピン ドル本体/スピンドル/工具ホルダー/工具組立体は機械加工ヘッドに自動的に 据え付けられる前に一緒に予め既知型式の付属品マガジンに入れて保管しておく ことができる。更に、付属品製造者によって、機械加工ヘッドに取付けた同じ部 品はスピンドル本体上に取付けた種々の締め付は体に連結することができる。
従ってこの組立体は一般に、締め付は体をもつスピンドル本体を含み、これをヘ ッドが備えた標準連結部品上に取付けられるようになす。既知のロボット交換器 でも、このようにすれば、調節を何らなすことなしに、鈍くなった工具を修正ス テーションへ運び、それを直接に加工位置に再取付けすることができる。
更に、機械加工ヘッドに取付けた連結部品は好適には、機械の数値制御装置から の信号をスピンドルを駆動するモータへ伝えるように、また加工中に測定された パラメータの変動により制御するように設計することによって例えばスピンドル が自身の軸の回りを回転する速度を調整するように、また更に、C軸とZ軸によ りフライス削りと運動順序が自動的に、例えば工作工具組立体は機械加工ヘッド と種々の型式と形状の工具(在来のEDM沈み工具、EDMフライス削り装置等 )をもつ組立体用のマガジン間でのロボットアームの単純な運動により自動的に 交換される。前記運動は成る一定の締め付は体のロックと解放を制御するために 数値制御装置により伝えられる適当な信号と同期する。又は工具ホルダーが回転 スピンドルに取付けられ、またそれから自動的に除去されるとき、同じスピンド ルを保持しながら、その回転スピンドル装置に関連した工具/工具ホルダー組立 体のみを自動的に交換することができる。従って工具より多いスピンドルは必要 ない。
本発明の工具ホルダーとスピンドルをもつ装置は多数の変形が可能である。上記 説明はEDMフライス削り電極を掴み、スピンドル/スピンドル本体の外部に取 付けたモータにより駆動される回転スピンドルに固定された本発明の工具ホルダ ーを示す図面につき幾つかの実施例を説明したに過ぎない。
第1図は組立体の軸線方向断面を示し、これは電極工具Iを含み、工具ホルダー 5のクランプ2に掴まれた円筒形ロッドの形をなす。工具ホルダー5は回転スピ ンドル6に固定され、スピンドル本体に取付ける。スピンドル本体は既知の締め 付は素子に連結する。これは20で示す。
締め付は素子20は第一連結素子を構成し、第2連結素子から自動的に着脱でき る。後者はチャックで構成し、EDM機械加工ヘッドの移動部分に固定する。こ の部品20は溝22をもつ掴みヘッド21でつくる。チャックは“休止”位置で 玉軸受を溝22に突入させ、締め付ける機構を備える。液圧又は空気圧を加わえ て、この機構は作動し、軸受を解放し、ロッド2Iを引っ込める。ロボットアー ムは本発明の装置を機械加工ヘッドから付属品マガジン、回転ステーション又は 修正ステーション又はラックへ移動させることができる。このロボットアームは それを溝22の下で掴む。
機械加工ヘッドはサーボ機構をもち、これはEDM機械の数値制御で作動し、こ の可動素子を垂直に(Z軸)動かし、Z軸(C軸、必要に応じて割り出しされる )と平行な軸の回りに回転させる。部品20はスピンドル本体IOにねじで取付 ける。
スピンドル6の垂直スリーブ7は中空であり、円筒形チャンバ17を囲み、肩8 を限定した後円錐形凹み16に入る。肩はばね9の支持体として作用し、チャン バ17の頂部の方へ突っ張りピストン18を押し戻す。
スリーブは円形部品11を支持し、その中心からチャンネルの開いたロッド11 ’が垂直に上昇する。チャンネルは冷却液体25を枝管13に供給する。前記枝 管は対称軸に平行にスリーブの回りに配置する。それらは十分な潅厩をする多数 (4)のものからなる。
6ミリ直径のシール4は前記ロッドの上端を囲み、自身の軸の回りに自由に回転 する。シールはビトン(ルベリとグイゴズにより市販される)製である。部品4 用に他のシールも使用できる。
先細穴16に開(環状凹み15はスリーブ7の下部にあり、枝管13により供給 される噴射チャンバを構成する。このチャンバは工具ホルダー5に径方向に配置 したチャンネル27と連通ずる。
部品11はピニオン41、Oリングシール43を囲む部品42、玉軸受40a、 40bをスリーブ7の肩7′に対して保持するようねじによりスリーブ7に取付 ける。シール43は斜め接触軸受40a、40bに予荷重を加わえることを可能 にする。
前記軸受はスピンドルをスピンドル本体に連結しそれを急速にその軸の回りに回 転させると共にスピンドル本体を静止させておく。ガード44を肩7′に螺着す る。ガードの側面は傾斜し、機械加工領域での全寸法を出来るだけ小さくする。
チャンバ17内に突っ張りピストン18を設け、これはばね9により上に動き、 工具ホルダー5の突出部I9を支持する。
この部品18のベース45は中心スロットを開けられ、突出部19の端で広い領 域14と掛合させられる。
先細穴26はスピンドル6の穴16に入る。突出部19は広い長方形領域14で 終端する。工具ホルダーの対称軸に直角の平面でとった寸法はピストン18の端 のスロットの寸法より僅かに小さい。もし工具ホルダーが4分の1回転をすれば この領域14はベース45により保持される。
工具ホルダー5の着脱は自動的に例えばそれをベース45のスロットに向き合う ラックの所定位置に固定することによって行う。必要なことは、Z軸に沿って装 置を下げること、スピンドル6をアンロックすること、4分の1回転させ、それ をZ軸に沿って上昇させることである。装置をアンロックするため流体(オイル 又は圧縮空気)をチャンバ17の頂部に圧力噴射する。これによりピストン18 を下方へ押す。上記操作を逆にすると、工具ホルダーを4分の1回転させ、ベー ス45からそれを解放し、スピンドル6から解放する。導管47はチャンバI7 へ空気圧又は液圧供給部46から圧力流体を供給する。流体はスピンドル本体を 機械加工ヘッドに連結したとき自動的に作動する弁により解放される。上記導管 は環状部品23内でスピンドル本体10内にあり、前記部品23はその下にあり 、部品Il内にある。
機械加工電流は2つのばね31によりロッド11’に押し付けた2つの中空カー ボンブラシ30により装置に供給される。
電流はスピンドル6と工具ホルダー5を経て電極工具に伝える。
それ故、スピンドル/工具ホルダー組立体の有効な冷却が重要である。
スピンドル本体IOは冷却液体25のために分配チャンバ24として作用する。
必要なことはスピンドル本体lOをスピンドル6の円筒形ロッド11′に嵌合さ せるだけである。本体lOが締め付は体と整列するのはこのロッドが締め付は体 20に対して中心にあるときのみである。部品24のシール32は平面゛29に 沿って自由に置かれる。
・円筒形穴は工具ホルダー5に噴射チャンバ28を形成する。
・前記チャンバは径方向溝27により供給され、クランプ2を受入れるように形 成した穴と連通ずる。クランプ2は径方向溝を開けられ、圧力流体25をチャン バ28から電極1の表面に流′出させる。
工具ホルダー5に電極1を固定するため、クランプ2を部品5に設けた座部に次 いで電極1に掛合させ、インセクタ50を位置決めさせ、ナツト51を螺入して 全体を工具ホルダー5の下端に保持させれば十分である。環状インセクタ50は 電極1に対向する壁と電極の表面間にスペースhを残すように形成される。この スペースhは装置の形状を基礎として決定される。
冷却液体25の粘度とその噴射圧力は液体Fのフィルムが電極1を囲むようなも のとする。
色々な形状のクランプ2は種々の形状と重量の工具にそれらをマツチさせるため に備える。
モータ33は下部にグリップ34をもつ。これはリンク素子36上の対応するグ リップ37に掛合する。ベルト35はモータ33により作動するピニオン52の 回転をスピンドル6のピ1’、18.42.44により形成された組立体をスピ ンドル本体10の内側で回転させる。
モータ33は機械の数値制御装置に接続する。ヨーロッパ特許出願第281.5 12号に記載された如き既知のサーボ機構とサーボ回路によりモータ33(従っ て本発明の装置)の回転数は電極工具1と加工される工作片間に発生する各スパ ークの瞬間電圧Uiの変動に基づき調整される。これは工具1を最大速度で回転 させることを可能にすると共に、加工の欠陥と加工領域を浸す誘電体の劣化を防 ぐが、加ニスロットの汚染の程度は、使用する電流密度に対してできるだけ多く の材料を除去するのには十分であるが、加工条件における劣化又は誘電体の破壊 の結果として、加工を完全に停止させる高さよりも僅かに低くなす。
この装置は所定の電流密度で除去できる材料の最大量に相当する最適回転速度を 得ることができる。
明らかに多(の実施例が可能である。前述の如く、スピンドル本体lOのスピン ドル6の回転駆動装置を提供するモータ33はスピンドル本体IQに設けること ができる。この場合、ベルト35は省(ことができ(全リンク素子36も同様に )、モータ33が直接スピンドル6のピニオン41を作動する。
モータ33が外部の場合、リンク素子36にそれを連結するグリップ34.37 は磁気リンクの如き他の既知のシステムと置き換えることができる。
スピンドル本体は自動的であってもなくても、連結部品20乃至22とは異なっ た他の既知のシステムを用いる機械加工ヘッドに設けることができる。
工具ホルダーをスピンドルに締め付けるための又はスピンドル本体にスピンドル を締め付けるための又は締め付Q体20にスピンドル本体を取付けるためのシス テムを考えることもてきる。しかし、一方ではスピンドル本体とその連結部品と 機械加工ヘッド間でまた、他方では工具ホルダーとスピンドル間で自動的なロッ クと解放を可能ならしめる締め付は体を提供することは有利である。
特に、特許CH572,787号に記載された装置の1つ又は玉軸受とロッキン グソケットを用いる締め付けの如き他の既知のシステムは工具ホルダー5をスピ ンドル6に締め付けるために使用する。
ナツト51以外の手段は環状インセクタ50、クランプ2、工具1を工具ホルダ ー5に保持させるために用いることができる。
スピンドルと工具ホルダーの冷却液回路は上記実施例のものと異なる。
スピンドル6での回転に代えて、ガード44をスピンドル本体10に取付け、ス ピンドル6が回転する間静止させてお(。
他の実施例も有利に変更可能である。例えば、特に電極工具を小さいロッドとし ない場合にはこの工具はチャンネルを設けて、加熱しないように有効にa厩させ るようになすことができる。この場合、クランプに掴持した工具端に形成した中 心チャンネルと連通ずる中心チャンネルをもつクランプ2を備えるのが有利であ る。
また、特許CH572,787号に記載した如(、工具ホルダーが側部スタッド をもつこともできる。このスタッドはスピンドル6の止めと協働し、機械加工ヘ ッド(工具1をもつ)に対して決められた角度位置をもつようになす。それ故、 工具ホルダー(従って工具)は中心と角度位置の両者に関して大きな精度で据え 付は台に位置決めされる。この型式の締め付は手段は締め付は力を制御し迅速な 、有効なロッキング運動を行うことが可能である。色々な部品を掃除することが 蓉易である。最大の精度はあらゆる作業条件で得られる。締め付は力は締め付は 後の変形を無視できる程に弱い。新しい工具ホルダーを設置する毎に厳密に限定 された位置を得ることができる。
上述の如く、本発明の工具ホルダーと回転スピンドルをもつ装置は特にEDMフ ライス削りに有用である。
本発明の回転スピンドルは一般に回転数(従って電極の回転数)を、所定の加工 電流で除去すべき材料の最大量に相当する最適回転速度で加工するように低レベ ルのスパークと放出されたスパーク速度を監視するように、例えばサーボ機構を 調整することによって制御できる手段を備える。この例は例えばEP281.5 12号に記載されている。
電極工具の加工軌跡に沿う前進を加工面に接線方向の角度移動と又はこの面に平 行な直線運動と組合せることのみならず、これら3つの型式の運動を結合するこ とができる。従って前記電極の回転は回転軸に(従ってこの面に)平行な前後動 と組合せることができる。また電極は、それ自身の軸の回りを回転する間、この 第1の回転軸に平行な軸(C軸)の回りを回転できる。これらの色々な回転又は 直線移動は電極の色々な脈動、振動又は揺動と、また種々の直線又は角度的前後 動と組合せることができる。前者の例には例えばスイス特許646.894号に 記載したマイクロ軌跡の如きものがある。
また、部品を電極工具1に対して直線的又は角度的に加工するように移動させる こと、従ってEDMフライス削りの代わりにEDM旋削を実施することもできる 。
本発明の主な利点の1つを説明した。本発明ではEDMの加工電流密度で、即ち I OA/cm、 2より高い、好適には50’A/cm、2で加工でき、また l 00 A/cm、 2に達することもできる。このため既知の回転電極工具 を用いてEDMで行われていた特に円形穴をきりもみ加工又は中ぐり加工し、リ ーマ加工、研磨加工をするのみならず、スパーク浸食法を用いて真の“フライス 削り”をすることができる。極めて単純な電極を用いて極めて複雑な形状を加工 することができる。電極工具が浸食されるべき形状とほぼ同じ容積をもつ従来の 電気浸食法と異なり、高電流密度のために大形の部品が小形の電極を用いて加工 できる。
形状が簡単であるため、既知のワイヤ電極と同様に電極は多量生産できる。この ため各特定の加工作業用の手段として作られた従来の沈み電極と比較してかなり 進歩している。
T形溝又は、例えば補強壁のための又は硬化鋼シートに長いかつ狭い凹みを作る のに必要な他の輪郭のための型の如く、古いフライス削りを用いては大きな困難 なしに得られない形状ですら作ることができる。事実、本発明はEDM用の長い 、細い電極を使用することができるが、通常のフライス削り工具は有効となすた めには大きく重くしなければならない。さもないと、工具の破壊を避けるために はフライス削りを遅くしなければならない。
更に、あらゆる形状の電極工具を本発明の装置に取付けることができる。事実、 この装置は工具の寸法と形状に拘らず、プログラミングの変更を要せずに、電極 工具の回転数を指示することができる。
本発明装置はその加工の安定性、確実性、簡単性により、自動高速EDMフライ ス削りを容易にかつ極めて完全に実施することを可能ならしめる。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ホルダーを剛性固定するのに十分な締め付け力を及ぼすスピンドルに先端部 を締め付ける手段を備えた回転体の形状をなす先端部と、クランプを嵌着する回 転体の形をなす穴を備え、工具先端部を剛性固定すると共に前記クランプはこの 穴に収容するのに適した輪郭をもち、前記穴と連通しかつ液体供給部に径方向チ ャンネルにより連結されたインセクタチヤンバを備え、前記クランプはこのクラ ンプに掴持された工具面にインセクタチヤンバから液体冷却剤を運ぶための径方 向溝をもち、前記穴の底にクランプを保持する環状インゼクタを備えたことを特 徴とする高速回転する工具を移送する工具ホルダー。
  2. 2.締め付け手段を備えた先端部は円錐形である、請求項1に記載の工具ホルダ ー。
  3. 3.締め付け手段は前記スピンドルに対して工具ホルダーの所定の角度位置にお いてのみ作動する、請求項1に記載の工具ホルダー。
  4. 4.工具に面する環状インゼクタの壁は前記工具の面から距離hの所に置かれ、 この距離hの大きさは工具をめぐる液体冷却剤のフィルムを形成するのに適する 、請求項1に記載の工具ホルダー。
  5. 5.機械加工ヘッドの可動部分に又はこの可動部分上に据え付けた中間締め付け 素子にスピンドル本体を固定するための締め付け部品をもつスピンドル本体と、 回転スピンドルを備え、前記回転スピンドルはa)工具ホルダーの先端部を受入 れる穴と、b)この穴の底に向かう力を工具ホルダーに及ぼすクランプ部品と、 c)液体冷却剤を供給するシールされた回路を備え、前記回路はスピンドル本体 を横切る小直径の入口チャンネルにより機械加工ヘッドの可動部分に設けた液体 出口に、又はこの可動部分上に設けた中間締め付け素子に連結され、また前記穴 と連通する環状噴射チャンバに連結され、小直径のOリングシールが前記入口チ ャンネルの回りでスピンドル本体に取付けられており、また毎分当たり数千回転 の速度で対称軸の回りに回転する回転モータを備えたことを特徴とする請求項1 に記載の工具ホルダーを固定しかつ高速で移送する装置。
  6. 6.工具ホルダーを受入れる穴は円錐形とする、請求項5に記載の装置。
  7. 7.スピンドル本体は液体冷却剤入口チャンネルに対して突っ張り部品により押 し付けられかつスピンドル/工具ホルダー/工具組立体に加工電流を供給するた めの少なくとも2つのカーボンブラシを備えた、請求項5に記載の電気浸食フラ イス削り又は旋削用の電気加工装置。
  8. 8.回転モータはスピンドル本体に設けられ、回転スピンドル上に設けた歯車を 作動させる、請求項5に記載の装置。
  9. 9.回転モータは機械加工ヘッドの可動部分に設け、スピンドル本体はモータと スピンドルを連結する駆動ベルトを含む連結素子を備える、請求項5に記載の装 置。
  10. 10.連結素子は回転モータの下に置いた対応する手段と協働するためのグリッ プシステム又は磁気部品の如き手段を備える、請求項9に記載の装置。
  11. 11.回転モータはスピンドルの回転速度が加工中に測定したパラメータの変化 により制御されるように調節できる、請求項5に記載の電気浸食フライス削り装 置。
  12. 12.回転モータは所定の角度位置にスピンドル及び/又は工具ホルダーを位置 決めするエンコーダを備えた、請求項5に記載の装置。
  13. 13.請求項1に記載の工具ホルダーを備えた、請求項5に記載の装置。
  14. 14.ロボットアームが、 −工具/工具ホルダー組立体を備えた請求項5に記載の装置を掴み、その間数値 制御装置により送られる適当な信号がこの装置を機械加工ヘッド上の締め付けか ら解放し、−それを機械の次に置いた付属品マガジンへ送り、次いで−新しい工 具/工具ホルダー組立体を備えた、請求項5に記載の他の装置をこのマガジンか ら選択し、−それを機械加工ヘッド上の締め付け部の向かい側にもっていき、そ の間数値制御装置がそれをこの締め付け部にロックするための適当な信号を送る ことを特徴とする数値制御加工機械上の請求項1に記載の工具ホルダーに取付け られた工具を交換する装置。
  15. 15.ロボットアームが、 −工具/工具ホルダー組立体を備えた請求項5に記載の装置を掴み、その間数値 制御装置により送られる適当な信号がこの装置を機械加工ヘッド上の締め付けか ら解放し、−それを工具ホルダーを保持するためのラックに移送し、その間適当 な信号が数値制御装置により送られて、工具ホルダーを回転スピンドルから解放 し、次いで−第2工具を備えた請求項1に記載の第2工具ホルダーの向かい側に 装置をもっていき、その間適当な信号がこの工具ホルダーを回転スピンドルにロ ックするために数値制御装置により送られ、次いで −機械加工ヘッド上の締め付け部の向かい側に装置を戻し、その間適当な信号が それをこの締め付け部にロックするため数値制御装置により送られることを特徴 とする数値制御加工機械上で請求項1に記載の工具ホルダーに取付けられた工具 を交換する装置。
  16. 16.ロボットアームが自動ロック・解放システムと協働し、前記システムが請 求項5に記載の装置を機械加工ヘッドの可動部分に固定し、前記システムは数値 制御装置により送られる適当な信号により次の如く作動し、即ち−この工具/工 具ホルダー組立体を嵌着した装置を機械加工ヘッドの可動部分上のその締め付け 部から除去し、−それを仕上げステーションへ送り、次いで−それを戻してこの 締め付け部に再ロックする如く作動することを特徴とする数値制御加工機械上の 請求項1に記載の工具ホルダーに取付けた鈍くなった工具を修正する方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08112731A (ja) * 1994-10-18 1996-05-07 M S T Corp:Kk 工具ホルダ
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JP2021024074A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 株式会社ソディック 放電加工装置の放電加工ユニット

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