JPH0450405A - 極低温用膨脹タービン用のタービン本体及び該タービン装置の静圧給気式のスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置 - Google Patents

極低温用膨脹タービン用のタービン本体及び該タービン装置の静圧給気式のスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置

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JPH0450405A
JPH0450405A JP16034590A JP16034590A JPH0450405A JP H0450405 A JPH0450405 A JP H0450405A JP 16034590 A JP16034590 A JP 16034590A JP 16034590 A JP16034590 A JP 16034590A JP H0450405 A JPH0450405 A JP H0450405A
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明登 町田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘリウム、水素、ネオン、アルゴン等を常圧
下で一200℃以下の極低温で液化する低沸点ガスを媒
体とする極低温用液化冷凍装置の寒冷発生用の極低温用
膨脹タービンと該タービン装置用の静圧給気式のスラス
トガスベアリングの負荷自動平衡装置に関する。
(従来の技術) 第4図及び第5図により従来技術を説明する。
第4図は低沸点ガスとしてヘリウムガスを用いた極低温
用液化冷凍装置の従来技術のフローダイヤグラムの一例
である。
ヘリウムガスを用いる液化冷凍装置には油噴射式のスク
リュー圧縮機が広く使用されており、該圧縮機44で昇
圧されたヘリウムガスはガス冷却器45、油分離器46
、吸着器47を順次流通することにより冷却され、油を
分離され、不純ガスを除去された後、吐出管48、次に
高圧ガス管49を経てコールドボックス50に入る。コ
ールドボックス50の内部は高真空に保たれ、外部から
の熱が内部の低温機器へ対流により侵入することを防止
している。
コールドボックス50内には6個の熱交換器51ないし
56が設置され、順次第1ないし第6熱交換器となって
いる。第1熱交換器51には流入口57より液体窒素が
流入しヘリウムガスと熱交換した後、流出口58より流
出する。高圧ガス管49を流れる高圧のヘリウムガスは
第1熱交換器51において前記の液体窒素と低圧ガス管
59を流れるスクリュー圧縮機44への戻りガスとによ
り冷却されて、前記熱交換器51の出口においてほぼ液
体窒素の温度まで冷却される。
第2熱交換器52を出たヘリウムガスの一部は、バイパ
ス管61を流れて第1段目の膨脹タービン62に流入し
膨脹仕事をして低圧低温のヘリウムガスとなり、バイパ
ス管63を流れて低圧ガス管59に流入し、第3熱交換
器53内で高圧ガス管49を流れる残りの高圧ガスと熱
交換してこれを冷却する。
また第4熱交換器54を出た高圧ガスの一部はバイパス
管64を流れて第2段目の膨脹タービン65に入り、膨
脹仕事をして低圧低温のヘリウムガスとなり、第5熱交
換器55で残りの高圧ガスと熱交換してこれを冷却する
第6熱交換器56で更に冷却された高圧ガスは、ジュー
ル・トムソン弁67に入り、ここで等エンタルピー膨脹
をしてその一部が液化し、液留容器68内に溜る。この
液は適宜の負荷70のために使用される。
液化しなかったヘリウムガスは飽和蒸気の状態で第6熱
交換器56へ戻り、膨脹タービン65の出口からのガス
と合流し、低圧ガス管59中を流れて、順次高圧ガス管
49を流れる高圧ガスと熱交換器内で熱交換した後、吸
込管6oを経てスクリュー圧縮機44に戻る。
前記のように高圧ガスと低圧ガスとはそれぞれの熱交換
器内で対向流で熱交換器し、また高圧ガスを液化するた
めに必要な寒冷熱は第1熱交換器51の液体窒素及び第
1、第2の膨脹タービン62゜65で与えられる。
次に、前記従来技術において使用されている第1及び第
2の膨脹タービン62.65の構造を第5図により説明
する。
コールドボックス5oの壁1に適宜のフランジ2が固定
される。そしてタービンハウジング3の一端側の円筒部
4が高圧配管部5と低圧配管部7に溶接によって連結固
定され、他端側のフランジ部6がフランジ2に支持固定
される。
タービンハウジング3内に収納される回転体部分は次の
ような構造となっている。
8はベアリングホルダー 9はラジアルベアリング、I
Oa 、  lObはスラストベアリング、11はスラ
ストスペーサー、17は座金、14は回転軸、15はタ
ービンインペラー、16はブレーキブロワーインペラー
、である。スラストベアリング10! 、  lObは
スラストスペーサー11、座金17とともにボルト20
によりベアリングホルダー8に一体に固定される。
前記の回転体部分はベアリングハウジング21内に収納
され、ベアリングホルダー底板22を介してボルト23
でベアリングホルダー8に固定された後、タービンイン
ペラー15の背面スペーサー24を小ネジ25でベアリ
ングホルダー底板22に取付けた後、タービンインペラ
ー15が適宜の固定手段26により回転軸14に固定さ
れる。インシュレーションスペーサ−27、ノズルリン
グ30及びデフユーザー31がボルト32でベアリング
ハウジング21に一体に固定される。
前記のように一体化されたベアリングハウジング21を
タービンハウジング3に収納するに際しては、スプリン
グ入り四弗化エチレン樹脂製シール部材33をタービン
ハウジング3の円筒部4に挿入した後に収納する。一方
、ベアリングハウジング21がタービンハウジング3の
フランジ部6にボルト34により固定される。
次にブレーキブロワーインペラー、16が適宜の固定手
段35により回転軸14に固定され、ブロワ−ハウジン
グ36をベアリングハウジング21に取付け、ブロワ−
スロート37がブロワ−カバー38にボルト4Gにより
一体に固定される。そしてブロワ−ハウジング36とブ
ロワ−カバー38がボルト41によりベアリングハウジ
ング21に固定される。
次に前記膨張機の作動について説明する。
バイパス管61又は64の低温高圧のヘリウムガスは高
圧配管部5を通って膨脹タービンの円筒部4内に流入し
、ノズルリング30とデフユーザー31で形成されてい
るノズル部39からタービンインペラー15のタービン
ブレード18内を断熱膨脹しながら低温低圧のヘリウム
ガスとなってデフユーザー31から低圧配管部7を経て
バイパス管63又は66から低圧ガス管59に流出する
膨脹タービン内でのヘリウムガスはタービンインペラー
15、回転軸14及びブレーキブロワーインペラー、1
6等からなるタービン回転体を回転させることによって
膨脹仕事を行ない、ブレーキブロワーインペラー、16
の圧縮仕事として回収消費される。このように膨脹ター
ビンはヘリウムガスの断熱膨脹によって発生する膨脹仕
事をタービン回転体の回転仕事によって回収し、これに
よりヘリウムガスを低1温にして寒冷を発生させるもの
である。
スラストベアリング10! 、 10b 、ラジアルガ
スベアリング9には一般にヘリウムガスによるガスベア
リングが使用されており、ガスベアリングの特性上、常
温で使用されるのが一般的である。
したがって膨脹タービンの運転時はベアリングハウジン
グ21からブレーキブロワーインペラー、16の側は常
温下の雰囲気にあり、一方タービンインベラ−15、ノ
ズルリング30及びデフユーザー31の側は極低温下の
雰囲気にある。
このような従来形式の膨脹タービンを回転数一定のもと
て連続運転していくと、必要な寒冷発生量を維持するた
めには高圧配管部5に連なるタービン人口弁を開けて、
タービン流入ガス量を多くしなければならない。ところ
でタービン人口弁が開いていくと、タービンハウジング
3の円筒部4内の圧力が上昇してノズルリング30とデ
フユーザー31で形成されているノズル部39の出口圧
力が上昇する。このためタービンインペラー15、ノズ
ルリング30とタービンインペラー15の背面スペーサ
ー24との間に介在する間隙28を通り高圧ガスがベア
リングホルダー8内の空間19に流入し、該空間19の
圧力が上昇する。
一方、タービンインペラー15の下面にはデフユーザー
31で膨脹した低圧のガス圧力が作用しているためその
上面に作用する高圧のガス圧力との圧力差に基いて、該
インペラー15には下方へのスラスト荷重が増大するこ
とになり、回転軸14のスラスト盤13とスラストベア
リング10i との間にあるクリアランスが減少して接
触を起し故障を生ずるおそれがある。なお、ベアリング
ホルダー8内の空間19のガスは排気管から適宜流出す
るように構成されているが運転状態により前記の故障の
発生を免れることはできない。
(発明が解決しようとする課題) 従来技術には前記のように問題がある。本発明はスラス
トガスベアリングの構造を改良し、かつ負荷に応じて自
動的に膨脹タービンの回転軸の上下位置の調節をして常
にそれを平衡状態に保つ負荷自動平衡装置を用いること
により、前記の問題点を解決することを目的とするもの
である。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明の極低温用膨脹タービンのタービン本体は、前記
の目的を達成するために次の構成を有している。
ベアリングハウジング、該ハウジング内にラジアルガス
ベアリングとスラストガスベアリングとにより支持され
た回転軸、該回転軸の一端に固定されたタービンインペ
ラー、前記回転軸の他端に固定されたブレーキブロワー
インペラー、、前記ラジアルガスベアリングの端面と前
記タービンインペラーとの間に介在されたタービンイン
ペラーの背面スペーサーからなる極低温用膨脹タービン
のタービン本体において、 前記スラストガスベアリングと前記ブレーキブロワーイ
ンペラー、との間に静圧給気式の補助スラストガスベア
リングを設けたこと 該補助スラストガスベアリングにおける前記ブレーキブ
ロワーインペラー、の背面側に高圧ガスの給気口を設け
たこと。
また本発明の極低温用膨脹タービン装置の静圧給気式の
スラストガスベアリングの負荷自動平衡装置は前記の目
的を達成するために次の構成を有している。
請求項1記載のタービン本体を液化冷凍装置の高圧配管
部及び低圧配管部に接続してあるタービンハウジング内
に収納設置したものにおいて、スラストガスベアリング
には給気弁を、また補助スラストガスベアリングにはス
ラスト負荷調整弁をそれぞれ有する給気管を設けまた前
記スラストガスベアリングから流出するガスの排気管を
設けたこと 膨脹タービンの回転軸のスラスト負荷の変動に応じて、 前記スラストガスベアリングへの給気流量が最小設定値
に至ったときには開放し最大設定値に至ったときには閉
鎖するとともに前記給気流量が前記両設定値の中間にあ
るときには該流量に対応して開度を調節できる 負荷自動平衡装置が前記補助スラストガスベアリングの
スラスト負荷調整弁に設けられていること。
更に本発明の極低温用膨脹タービン装置の静圧給気式の
スラストガスベアリングの負荷自動平衡装置は前記の目
的を達成するために次の構成を有している。
請求項2記載の負荷自動平衡装置において、ブレーキブ
ロワ−の吐出側に負荷調整弁を有する排気管を設けたこ
と 前記吐出側の吐出圧力が予定設定値を越えたときに開放
し以後は前記圧力が前記設定値を越える量に対応して開
度を調整できる ブレーキ量調整装置が前記負荷調整弁に設けられている
こと。
(作用) 極低温用膨脹タービンの運転中、回転軸のスラスト負荷
が規定値を越えて増大したときには、補助スラストガス
ベアリングの給気口から高圧ガスがブレーキブロワーイ
ンペラー、の背面側に流出して前記のスラスト負荷の増
大に対向する(第1の発明)。
前記において極低温用膨脹タービンの運転中、回転軸の
スラスト負荷が規定値を越えた運転領域においては、規
定値を越える量の大小に応じ前記給気口からの給気量を
大小に調節して前記負荷に自動的に平衡させる(第2の
発明)。
極低温用膨脹タービンの運転中、ブレーキブロワ−の吐
出側の圧力が規定値を越えたときはその超過量に応じて
前記ブレーキブロワ−の吐出回路の負荷調整弁の開度を
加減し前記ブレーキブロヮーのブレーキ量を調整する(
第3の発明)。
(実施例) 本発明の極低温用膨張タービン用のタービン本体と該タ
ービン用静圧給気式のスラストガスベアリングの負荷自
動平衡装置の一実施例を第1図ないし第3図により説明
する。図中、第5図と同一符号を付した構造部分は同一
の構・造部分からなっているのでその説明を省略する。
第2図の極低温用膨張タービンが第5図の従来技術と異
なる点は、後者の座金17を静圧給気式の補助スラスト
ガスベアリングIOcに構造変更してブレーキブロワー
インペラー、16の背面に高圧ガスを流出する給気口を
該ベアリングIOcに設けるとともにスラストスペーサ
ー11にガス排出通路を設け、タービン本体の周辺装置
と連結してスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置
を構成した点にある。次に第1図及び第3図によりこれ
を詳述する。
第3図において、71はOリング、72ないし74はベ
アリングハウジング21内に設けられた高圧ガスの給気
接続口、75は低圧ガスの排気接続口、76ないし78
はスラストガスベアリングIOb 、  lOa及びI
Oc内にそれぞれ設けられた高圧ガスの給気通路、79
はスラストスペーサー11内に設けられた低圧ガスの排
気通路、81ないし83は高圧ガスの給気口である。
高圧ガス管系統101〔第1図〕からの高圧ガスは、給
気接続ロア2.73.74から給気通路76、77゜7
8に流入し、給気口81からはスラスト盤13の上面に
向けて、給気口82からはスラスト盤13の下面に向け
て、また給気口83からはブレーキブロワーインペラー
、16の背面に向けてそれぞれ流出する。
一方、給気口81.82から流出した高圧ガスは圧力低
下して排気通路79、排気接続ロア5を経て低圧ガス管
系統102〔第1図〕に流出する。給気口83から流出
した高圧ガスは圧力を低下して吐出空間43に流出する
。給気口83から流出する高圧ガスはブレーキブロワー
インペラー、16を介して回転軸14を上方へ移動させ
るスラスト力を発生する。
また第11図において39は熱交換器、42.43はそ
れぞれブレーキブロワ−の吸入空間及び吐出空間、86
はノズル部39の出口圧力センサ−,87は高圧ガスの
流量発信器、88はブレーキブロワ−の出口圧力センサ
−,91は高圧給気の回転制御弁、92はブレーキブロ
ワ−の回転制御弁、93はベアリングホルダー8内圧力
の圧力調整弁、94はスラスト負荷調整弁、95はブレ
ーキブロワ−の負荷調整弁、96はスラストガスベアリ
ングへの給気弁、97はタービン出口のサービス弁、9
9はガス循環系統、101は高圧ガス管系統(圧縮より
の)、1θ2は低圧ガス管系峡(蒸発器への)、103
ないし105は高圧の給気管、106は低圧の排気管、
!07 、 1.08は排気管、109は低圧の排気管
である。
ブレーキブロワ−の回転制御弁92、ベアリングホルダ
ー内の圧力調整弁93、ブレーキブロワ−の負荷調整弁
95、スラストガスベアリングの給気弁96、タービン
出口のサービス弁97はタービン制御回路の操作電源(
図示しない)を投入時に作動して全開になる。
タービン起動操作器(図示しない)の自動6Nにより高
圧給気の回転制御弁91の微開で高圧ガス管系統+01
から高圧給気管103を経て高圧ガスがタービンインペ
ラー15に導入され、回転軸14に固定されたタービン
インペラー15、ブレーキブロワーインペラー、16が
回転を開始し起動操作器(自動)の指示により回転制御
弁91は微開を続け、この結果、回転軸14はあらかじ
め設定された定常回転数に到達する。更にこの回転を続
けることにより寒冷発生量を維持するために回転制御弁
91は起動操作器の指示により開度を増し続ける。
この結果、高圧配管部5の高圧空間は次第に高圧で満た
され、タービンノズルに十分な圧力をかけ、高い膨脹比
を得ることができるが、同時にノズル部39の出口の空
間の圧力〔圧力センサー86により検出〕も上り、これ
が間隙28を通りこれに連なるベアリングホルダー8内
の空間19に流入しここの圧力も上昇する。これと相俟
って高圧ガス管系統101から給気弁96、高圧給気管
104、流量発信器87を経て負荷側の静圧給気式のス
ラストガスベアリング10+内に高圧ガスが導入され、
スラストガスベアリングIOx内の排気ガスが該ベアリ
ング+01の内径側の隙間から空間19に流入するため
にその圧力は更に上昇する。
設計上予定されたノズル出口の圧力と空間19内の圧力
が熱ロス等も考慮して(差圧によるガスの流れを防ぐた
め)同等の圧力になるように、圧力センサー86で圧力
を検出し、この圧力の信号電流に比例してベアリングホ
ルダー8内の空間19圧力の圧力調整弁93の開度を制
御し、排気管107から低圧ガス管系統へ流出するガス
量を調節する。
膨脹比が高くなるにつれて結果的にベアリングホルダー
8内の空間19の圧力が上昇することは前記のとおりで
あるが、このときタービンインペラー15を挟んで低圧
配管部7の低圧空間の圧力と空間19の圧力との圧力差
をタービンインペラー15が受けて低圧配管部7側に押
されるため、これが負荷側のスラストガスベアリングI
Qaに対する負荷となり、更にブレーキブロワ−の吸入
空間42にかかる圧力が回転軸14断面積分の負荷とな
る。
なお、回転運動の安定化のために反負荷側のスラストガ
スベアリング1llbを装着しここにも高圧ガスを導入
しているが、そのまま負荷側のスラストガスベアリング
leaの負荷になっている。このように次第に大きくな
るスラスト負荷を負荷側のスラストガスベアリングIO
aで受けているのであるが十分には受けきれていない。
これに対処するため回転軸14のスラスト盤13の直径
を大きくして荷重面積を増やす方法もあるが、回転軸1
4は高速回転をしているためスラスト盤13が遠心力破
壊を起す。そこでこれを避けるため、静圧給気式の補助
スラストガスベアリング]Oeを取付け、ここに高圧給
気管105、スラスト負荷調整弁94を経て高圧ガスを
導入するようにし、回転軸14のスラスト盤13の直径
を従来寸法のままとした。
前記のように構成することにより、運転中スラスト負荷
が増加して回転軸14が下方へ移動し、負荷側のスラス
トガスベアリングIOaの高圧ガスの給気口82から流
出する高圧ガスの流量が減少したときは、その流量を流
量発信器87によって検出し、その値が予定していた最
小流量設定値に至つたときはその信号電流により補助ス
ラストガスベアリング10cの給気弁94が開いて高圧
ガスを給気口83から導入してブレーキブロワ−ひいて
は回転軸14に上方へのスラスト力を与え、流量発信器
87の流量に比例して、該弁94の開度を制御すること
により安定した運転が得られる。
また、予定した最大流量設定値に至ったときは、流量発
信器87の信号電流により補助スラストガスベアリング
10cの給気弁94は閉じる。
また一方、ブレーキブロワーインペラー、16により発
生した圧力と給気口83から導入されたガスによる圧力
とがブレーキブロワ−の吐出空間43に導かれる。
このため、該空間43の圧力が予定された設定値に至っ
たときは、出口圧力センサ−88の信号により、ブレー
キブロワ−の負荷調整弁95が開き該圧力を排気管10
8を介して低圧ガス管系統102に逃してやり、出口圧
力センサ−88の信号電流に比してその開度が制御され
るのでブレーキブロワ−のブレーキ量を一定に保持する
ようにし運転状態を安定させることができる。出口圧力
センサ−88の検出圧力が予定した設定値以下になると
負荷調整弁95は閉じる。
また、ブレーキブロワ−を流れるガスはガス循環系統9
9を閉サイクルで循環流動するようになっており、回転
制御弁92の開度を加減することによりブレーキブロワ
−の回転を調整することができる。熱交換器39は閉サ
イクル内のガスを冷却するためのものである。
〔発明の効果〕
極低温用膨脹タービンの運転中、回転軸のスラスト負荷
が規定値を越えて増大すると、これを感知して補助スラ
ストガスベアリングの給気口から高圧ガスがブレーキブ
ロワーインペラー、の背面側に流出されるので、これに
より前記のスラスト負荷の増大に対抗する逆方向のスラ
スト力が発生し、運転状態の安定を保持することができ
る(第1の発明)。
前記において極低温用膨脹タービンの運転中、回転軸の
スラスト負荷が規定を越えた運転領域においては、規定
値を越える量の大小に応じ前記給気口からの高圧ガスの
給気量が大または小に調節され、前記負荷に自動的に平
衡するようにされる(第2の発明)。
極低温用膨脹タービンの運転中、ブレーキブロワ−の吐
出側の圧力が規定値以上になると、その超過量に応じて
前記ブレーキブロワ−の吐出回路の負荷調整弁の開度が
加減されるため、前記ブレーキブロワ−のブレーキ量が
調節される(第3の発明)。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスラストガスベアリングの負荷自動平
衡装置の実施例のフローシートダイヤグラム、第2図は
本発明の極低温用膨脹タービンの実施例の縦断面図、第
3図は前記膨張タービンスラストベアリング部の拡大縦
断面図、第4図は極低温用液化冷凍装置のフローシート
ダイヤグラム、第5図は極低温用膨脹タービンの従来技
術の縦断面図である。 5・・高圧配管部、7・・低圧配管部、9・・ラジアル
ガスベアリング、+01 、 IOb  ・スラストガ
スベアリング、IOc   ・補助スラストガスベアリ
ング、14・・回転軸、15・・タービンインペラー 
16・・ブレーキブロワーインペラー、 24・背面ス
ペーサー、83・・給気口、91・・回転制御弁、92
・・回転制御弁、93・・圧力調整弁、94・・スラス
ト負荷調整弁、95・・負荷調整弁、96・・給気弁、
104 、105 ・・給気管、1o7゜1θ8  ・
排気管。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ベアリングハウジング、該ハウジング内にラジア
    ルガスベアリングとスラストガスベアリングとにより支
    持された回転軸、該回転軸の一端に固定されたタービン
    インペラー、前記回転軸の他端に固定されたブレーキブ
    ロワーインペラー、前記ラジアルガスベアリングの端面
    と前記タービンインペラーとの間に介在されたタービン
    インペラーの背面スペーサーからなる極低温用膨脹ター
    ビンのタービン本体において、前記スラストガスベアリ
    ングと前記ブレーキブロワーインペラーとの間に静圧給
    気式の補助スラストガスベアリングを設けるとともに該
    補助スラストガスベアリングにおける前記ブレーキブロ
    ワーインペラーの背面側に高圧ガスの給気口を設けたこ
    とを特徴とする極低温用膨脹タービン用のタービン本体
  2. (2)請求項1記載のタービン本体を液化冷凍装置の高
    圧配管部及び低圧配管部に接続してあるタービンハウジ
    ング内に収納設置した極低温用膨脹タービン装置の静圧
    給気式のスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置に
    おいて、スラストガスベアリングには給気弁を、また補
    助スラストガスベアリングにはスラスト負荷調整弁をそ
    れぞれ有する給気管を設けまた前記スラストガスベアリ
    ングから流出するガスの排気管を設けるとともに、膨脹
    タービンの回転軸のスラスト負荷の変動に応じて、前記
    スラストガスベアリングへの給気流量が最小設定値に至
    ったときには開放し最大設定値に至ったときには閉鎖す
    るとともに前記給気流量が前記両設定値の中間にあると
    きには該流量に対応して開度を調節できる負荷自動平衡
    装置が前記補助スラストガスベアリングのスラスト負荷
    調整弁に設けられていることを特徴とする極低温用膨脹
    タービン装置の静圧給気式のスラストガスベアリングの
    負荷自動平衡装置。
  3. (3)請求項2記載の極低温用膨脹タービン装置の静圧
    給気式のスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置に
    おいて、ブレーキブロワーの吐出側に負荷調整弁を有す
    る排気管を設け、前記吐出側の吐出圧力が予定設定値を
    越えたときに開放し以後は前記圧力が前記設定値を越え
    る量に対応して開度を調整できるブレーキ量調整装置が
    前記負荷調整弁に設けられていることを特徴とする極低
    温用膨脹タービン装置の静圧給気式のスラストガスベア
    リングの負荷自動平衡装置。
JP16034590A 1990-06-19 1990-06-19 極低温用膨脹タービン用のタービン本体及び該タービン装置の静圧給気式のスラストガスベアリングの負荷自動平衡装置 Expired - Fee Related JPH0784841B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0626301A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Kobe Steel Ltd 膨張タービン
JP2018031381A (ja) * 2011-10-19 2018-03-01 クライオスター・ソシエテ・パール・アクシオンス・サンプリフィエ 極低温液体膨張タービン

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