JPH04503390A - 消音装置を備えたねじロータ機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 消音装置を備えたねじロータ機械 本発明は入口側および／または出口側に取付けられた消音装置を備えたねじロー タ機械に関する。

ねじロータ機械の音響を緩和する課題は、通常の場合のように少くとも利用しう る空間が制限されるときには、解決が困難である。

これは主として入口管および出口管の双方、とくに出口管が機械において緩和し なければならない大振幅の低周波数の騒音を伝達するからである。

この目的に適した消音器はいわゆるラバール・ノズルである。この公知のラバー ル・ノズルのいちじるしい特徴の一つは、限界流量−音速への切換えが、一定の 圧力比を超えるとき最小流通面積において起こることである。したがってラバー ル・ノズルは非直線的抵抗であって、そこを消音器内側の大きい圧力変動は通過 することができない、この作用は低周波圧力変動の場合とくにいちじるしく、通 常大容積の消音器を要する。ラバール・ノズルを有効に利用するため、絞りは平 均流量が音速の直ぐ下にあるように実施される。

しかしながら、絞り作用の適用はまったく微妙である。静的ガス流量を変化する とき、最小面積に最大ガス流量を適用することが必要であり、その訳はそうでな ければ損失が大き過ぎるからである。これはまた弱い消音効果またはまったく消 音効果のないことが部分負荷において起こることを意味している。

本発明の目的は、機械のほぼ全容量範囲に亘って有効な、少くとも一つの消音器 を備えた、ねじロータ機械を提供することにある。

この目的は、特許請求の範囲第１項に記載された特徴を有する本発明の機械によ って達成される。はぼ一定のばね力によって偏倚される可動弁体はラバール・ノ ズルを通る圧力降下をほぼ一定に保つように作用し、それによりガス速度を音速 の直ぐ下に維持することを可能にし、この特徴は機械の容量に無関係に、ラバー ル・ノズルの特徴である。弁体の運動も緩和されなければならず、そこで機械の 容量を変化するときのようなガス流量の遅い変化だけが影響する。

以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。唯一つの図面は消音装置を備えた 本発明ねしロータ機械の例示的実施例の縦断面図である。

図示の機械は冷凍装置の一部を構成するねじロータ圧縮機１および駆動モータで あり、これらの機械部分は蒸発器３の上に取付けられている。入口管４は蒸発器 から圧縮Ｉ１１の低圧側に達し、出口管５は圧縮機から（図示しない）冷凍回路 に達している。

出口管５は圧縮機の出口ボート６から延び内部にラバール・ノズル８が設けられ る管ベンド７に連結される。玉弁零体９は前記ノズルに対して軸方向運動するた めラバール・ノズル８の下流に軸支され、前記運動は、管ベンド７の壁に取付け られるシールされた通孔１１に摺動可能に取付けられたピストンロッド１０によ って実施される。

ピストンロッド１０には円筒形ハウジング１３に摺動可能に取付けられたピスト ン１２が取付けられている。ハウジング１３は内部にばね１４を設けられ、ばね １４は弁体９をノズル８の流通開孔８Ａと密封接触するように作用する。ハウジ ング１３内部には液体、適当なのはオイルが収容され、二つの菅１６の中間で絞 り弁１５に連通し、管はハウジング１３の端壁付近に連通している。弁１５は制 限または絞り面積を調節する装置１７を備えている。

ばね１４はほぼ一定のばね力を有し、そのばね力は圧縮機を出るオイルおよび冷 媒粒子と混合されたガス流のため弁体９を十分開くようにされ、ガス流はノズル ８と弁体９の間を通るとき音速近くまで加速される。

ガス流に変化が起こるとき、ノズル８に対する弁体９の位置は変化し、一方ばね １４はノズル８において一定圧力降下を維持する。ガス流に加えられる迅速な脈 動は他方では弁体に影響することがなく、その訳は絞り弁１５はピストン１２の 、およびそれによるピストンロッドｌＯおよび弁本体９の遅い運動のみを許すか らである。

ノズル内側の大きい圧力変動はノズルの圧力を上昇し、それによってノズルと弁 体との間隙における限界流量への瞬間的切換えを促進し、それによって、これら の騒音発生圧力変動または衝撃波がノズルを通ることを阻止する。

この結果、きわめて小さい大きさの装置によって、圧縮機からのガスの互いに異 なった流速における有効な音響緩和がもたらされる。これはとくに低周波数衝撃 波において促進されるが、それは通常大容積の消音器を必要とし、圧縮機出口側 の場合におけるように高圧管に設けることは困難である。

本発明は図示の実施例に限定されるものでな（、変型が請求の範囲に記載の発明 思想の範囲内においてなしうろことが理解されよう。

たとえば、弁体９は流れ方向に延長し必要に応じてハウジング１３内に管１６お よび弁１５を図示のように配置することなしに弁体の運動を緩和する要求を達成 するような重量を有′する材料から製造することができる。そうでなければ、絞 弁がピストン１２の開口内に設けられそれによって管１６および弁１５を廃止す ることもできる。

ピストンロッド取付装置もまた完全に管ベンド７内にまたは対応する真直ぐな管 継手内に設置することができる。

鎖線２０内に示したように、この種の消音器を圧縮機入口に設けることもできる 。

圧縮機の出口側は、ときには、オイル分離器と一体にすることができ、その場合 、消音器はオイル分離器に取付けられきわめてコンパクトな消音ユニッＩ−の一 部を構成する。

国際調査報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．入口側および／または出口側（４，５）に消音装置を設けられたねじロータ 機械において、入口ポートおよび／または出口ポート（たとえば６）付近に取付 けられたラバール・ノズル（８）は前記ノズル下流に設けられ、ほぼ一定のばね 力に抗して軸方向に移動しうる弁体（９）と共働して、緩衝力（１５）の影響に よつて制御される最少流通面積（８Ａ）に容量停止から全容量まで機械の容量が 増加するときゼロから最大容量まで連続的に増加し、流量を前記最小流通面積（ ８Ａ）において音速の直ぐ下に維持することを特徴とする、前記ねじロータ機械 。
2. ２．弁体（９）はハウジング（１３）に収容された液体充填シリンダ内で移動し うるピストン（１２）に連結され、前記ピストンは絞弁（１５）を有する導管（ １６）内に液体流を駆動するように作用する、請求項１に記載の機械。
3. ３．ハウジング（１３）は前記導管の管ベンド（７）付近で機械の入口導管およ び／または出口導管（５，７）の外部に取付けられ、ピストンロッド（１０）は ピストン（１２）と弁体（９）を連結しかつ管ベンド（７）の壁を貫通している ことを特徴とする、請求項２に記載の機械。
4. ４．絞弁（１５）を有する導管（１６）はハウジング（１３）の壁の内部または 外部に設けられ、絞弁（１５）はそれを調節する装置を設けられまたハウジング 外側に固定装置（１７）を有することを特徴とする、請求項３に記載の機械。