JPH04502268A - 安全かみそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 安全かみそり 技術分野 本発明は、安全かみそりに係り、特に、ブレード部材が薄膜の形であり、この薄 膜が複数の鋭利なエツジの形の孔を有し、この孔がこの薄膜の面に分布する複数 の分離されたカッティング・エツジを形成している安全かみそりに関する。この ようなブレードを、以下の説明においては、「有孔ブレード」として引用する。

発明の開示 本発明によれば、有孔ブレードを備え、この有孔ブレードが薄膜保持具に取り付 けられ、かつ、鋭利な直線状のトリミング・エツジ装置を有する安全かみそりを 提供することができる。

好ましいのは、前記エツジが、通常の場合、使用のために手を触れることができ ないものの、薄膜保持具を、この安全かみそりの柄に対して部分的に有効に移動 させることによって、操作し得る状態にすることが可能のものであることである 。

このようにすれば、この安全かみそりは、通常の場合、有孔ブレード形のかみそ りとして有効に操作することが可能となり、この有孔ブレードの形のかみそりは 、代表的な場合には、往復運動させて「ごしごし擦り付けるような操作」を行う ことができるものであり、鋭利なエツジの装置が、トリミング操作、例えば、も みあげや口髭を刈り込むような操作等を必要とするときに、使用することができ るものである。

図面の簡単な説明 第１図及び第２図は、それぞれ髭剃りモードの長さ及びトリミング・モードの長 さに、調節することができる部分を有するかみそりの各斜視図、第３図、第４図 及び第５図は、それぞれ通常の髭剃りモード、固定された位置及びトリミング・ モードにある状態におけるかみそりのパーツを示す断面図、第４Ａ図は第４図の 矢印ｒＡＪに沿った部分詳細図、第６図は第二型のかみそりの柄の斜視図、第７ 図及び第８図は、それぞれ通常の位置にある状態、及び、トリミング位置にある 状態における第二型のかみそりの断面図、第９図及び第１１図は、異なる操作位 置にある状態における第三型のかみそりを示す図面、第１０図及び第１２図は、 第９図及び第１１図のかみそりの細部を示す部分図である。

発明を実施するための最良の形態 本発明に基づくかみそりの幾つかの形を、例示的に、図面を参照して、詳細に説 明する。

図面に示すかみそりは薄膜の形の有孔ブレード１を備え、この有孔ブレードは、 この有孔ブレードの面に分布する鋭利な形のエツジを有し、かつ、トリミング中 エツジ３の形状の鋭利な形にされた１つの長軸方向のエツジを有する。

このブレードは薄膜搬送具５に取り付けられ、この薄膜搬送具５は支持部６に取 り付けられ、この支持部６は保護部材７と、その位置を決めるラグ８とを含み、 これによって、支持部６がカム９に取り付けられ、このカム９がかみそりの柄１ ０に固定されている。

支持部６は柄に取り付けられ、この支持部６を柄に取り付ける要領は、支持部６ を柄に対して、トリミング・エツジ３に平行な軸線を中心とする自由な揺動運動 をさせ得るように行われている。これは、従来、柄に固定された１対の固定の湾 曲したカム９の装置によって行われ、これは支持部の位置を決めるラグ８の湾曲 した溝に係合している。このカムと溝の曲率の中心は薄膜の面に接近した位置、 例えば図面に示す軸線「Ｃ」に配置されている。

；’ＩＪＩ搬送具は、薄膜を皮膚の輪郭に付加的に一致させる通常の髭剃りを行 っている時に、自由な揺動運動を行い得る範囲を有する。しかしながら、トリマ のエツジを露出させるためには、まず最初に、支持部を、その揺動運動の範囲の 一方の端部で、第４図に示すこの支持部を固定する位置に、ラッチングさせなけ ればならない。この目的のために、ラッチング用突出部１４は、一方又は両方の ラグ８に、カム９に隣接する部分と協働するように形成されている。第４Ａ図に 最も良く示すように、ラッチング用突出部１４は三角形のフィレットの形にされ 、この三角形のフィレットは、かみそりの通常の使用の場合には、支持部の移動 を停止させる作用を行う。しかしながら、使用者は、カムを、ラッチング用突出 部１４を越えて、第４図に示す突出部の中に強制的に跳ね上げる手動操作を行う ことができる。

支持部６は支持部６の残余の部分に固定されたプラットフォーム部１１を含み、 これに、薄膜搬送具が双安定の要領でクリップされる。第３図、及び、第４図に 示す「通常の」位置、又は「固定された」位置で、プラットフォーム部１１は薄 膜搬送具の下側に形成された溝に完全に係合する。しかしながら、パーツの弾力 性によって、この薄膜搬送具は支持部に対して角度をなすように、第５図に示す 位置まで移動することができ、この位置で、プラットフォーム部１１の前部の（ 左側の）エツジが、薄膜搬送具に形成されたデテント突出部１３を素早く移動さ せる。これは、固定された位置にある薄膜搬送具と支持部６と共に、トリミング 用の鋭利なエツジを露出させる。

これを要約すれば、かみそりは第１図に示す状態にあり、この状態では、トリミ ング・エツジ３が安全に隠された状態になり、支持部６と薄膜搬送具５が軸線Ｃ を中心として柄に対して揺動することができ、薄膜搬送具５を介して意図的に行 われる手動による移動によって、薄膜搬送具及び支持部を第４図に示す位置に移 動することができ、この位置では、トリミング・エツジ３は未だ隠れているが、 支持部は柄に固定保持されており、 さらに、同じ方向に行う手動操作によって、薄膜搬送具５を第２図及び第５図に 示す位置に跳ね出させ、エツジ３を露出させて使用可能の状態にすることができ 、以上の手順を逆に行えば、まず最初に、薄膜搬送具５を、支持部及び保護部材 に対して、この薄膜保持具５の通常の位置に復帰させ、その後に、支持部の軸線 Ｃを中心とする揺動運動を自由に行い得る状態にすることができる。

ここで注目すべき点は、ラッチング用突出部１４が対称形であるから、支持部を 第４図の端の位置に移動させることを、これとは逆方向の場合よりも少ない抵抗 で行い得るということである。さらに、これは、突出部１３の形状を、突出部１ ３を一方の方向に移動させるときよりも小さい相対運動抵抗が、他の方向に移動 させるときよりも小さくなるようにすることができ、従って、薄膜搬送具をその 通常の位置に戻すことを、支持部をその通常の位置に戻すよりも、少ない努力で 行い得る形状にすることができるということである。

パーツを第４図に示す位置に移動させる意図は、主としてトリミング・エツジの 露出を先行させることにあるが、この状態で、このかみそりは「固定ヘッド」の かみそりとして申し分なく操作することができる。

以上説明したかみそりは使捨て型のかみそりの形状にすることも可能であり、こ の場合には、支持部６を柄に取り外さないように結合させる。このような構造に する代りに、支持部を柄のカムに取り外し得るように取り付け、又は、薄膜搬送 具（及び薄膜）を支持部に取り外し得るように取り付けて、薄膜と薄膜搬送具と を、支持部と共に、又は、支持部なしに、交換可能のブレードカートリッジ形に 形成することができる。

第６図、第７図、及び、第８図に示す形態では、有孔ブレード１は、通常の髭剃 りのために設けられている孔２の他に、薄膜の一方のエツジに隣接する位置にあ って列をなす形の細長い孔３１を有する。これらの孔の内側のエツジは鋭利な形 にされて、一連の並んでいる直線的なトリミング用エツジ３１Ａを形成している 。

このかみそりには、かみそりの通常の使用の際にトリミング・エツジ３１Ａを隠 すための可動形保護部材がない。その代りに、これらの部材は、柄に対するブレ ードの姿勢の通常の範囲で、皮膚を清潔にすることができるようにするために、 簡単に位置決めされる。

薄膜搬送具５もカム９に保持されて、第７図に示す中央の位置の何れかの側に、 かみそりを通常のように使用する時に揺動運動をさせる範囲を有する。トリミン グ・エツジを作動させる必要がある時には、薄膜保持具を第７図に示すように時 計回りの方向に揺動させて、カムを強制的にラッチング用突出部１４に跳ね出さ せ、薄膜保持具５を第８図に示す位置に固定させ、この位置で、トリミング・エ ツジ３１Ａがブレードの薄膜の前側で「高く跳ね出した」位置にある。

第９図、及び、第１０図に示すかみそりは、第６図ないし第８図に示したかみそ りとほぼ同様であり、相違している点は、薄膜保持具をラッチングする装置がト リミングを行う位置にあることである。この形態の場合には、柄が手動によって 起動される摺動ラッチング部に取り付けられ、この摺動ラッチング部が、柄の長 孔２１に摺動し得るように取り付けられたロッド２０と、外側で操作するボタン とを備えている。ロッドは、二〇ロッドの下側の端部に１対の丸いリブ２３を有 し、この長孔の側部は凹部２４．２６を形成し、この凹部２４．２６は、上側及 び下側で対をなしてリブと協働するためのものである。

ラッチング部の、下側の後退位置にある時の状態を第９図に示し、この状態で、 このラッチング部は、リブ２３を下側の対をなしている凹部２４に係合させ、か つ、この状態で、薄膜保持具５を自由に揺動させて、通常の髭剃りを行うように することができる。トリミング操作を行うためには、ラッチング部を、このラッ チング部の上側の延長位置まで押し出す。ロッドの上側の端部は、薄膜保持具５ の下側に係合して、この保持具を、その端の位置まで、第１１図に示すように時 計回りに揺動させる。パーツは全て、この位置に、リブ２３を上側の対をなして いる凹部２６の中に係合させることによって、保持される。これを第１２図に示 す。

ラッチングをその下側の位置に手動で戻せば、薄膜保持具が再び自由に揺動する 状態になる。

特表平４−５０２２６８　（４） 国際調査報告

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．表面に鋭利な複数のエッジの孔（２）を有する有孔ブレード（１）を備え、 前記ブレード（１）が薄膜保持具（５）の中に取り付けられた安全かみそりにお いて、安全かみそりが、さらに、鋭利で弾力的なトリミング・エッジ（３、３１ Ａ）を備えて成ることを特徴とする安全かみそり。
2. ２．前記エッジ装置が前記ブレード（１）に形成されて成ることを特徴とする請 求の範囲第１項に記載の安全かみそり。
3. ３．前記エッジ装置（３、３１Ａ）が、使用のために、通常の場合、手が触れる ことがなく、薄膜保持具（５）が、かみそりの柄（１０）に対して移動すること によって、選択的に操作されることを特徴とする請求の範囲第１項又は第２項に 記載の安全かみそり。
4. ４．薄膜保持具（５）が支持部（６）に取り付けられ、支持部（６）がかみそり の柄（１０）に取り付けられ、前記支持部が保護部材（７）を含み、保護部材（ ７）が、通常の場合、エッジ装置（３）を隠れた状態にすることが可能であり、 かつ、薄膜保持具（５）が支持部（６）に対して移動することによって、エッジ 装置（３）を露出させた状態にすることが可能であることを特徴とする請求の範 囲第３項に記載の安全かみそり。
5. ５．薄膜保持具（５）が、２つの操作位置のうちの何れかの操作位置を占めると いう要領で行われる双安定の方法を用いて、支持部（６）に結合され、かつ、薄 膜搬送具５を弾力的に拘束するための装置が設けられて成ることを特徴とする請 求の範囲第４項に記載の安全かみそり。
6. ６．ブレード（１）が薄膜保持具（５）に湾曲した状態で保持され、支持部（６ ）が保護部材（７）に取り付けられて、ブレード（１）の曲率の軸線に平行な水 平軸線を中心として揺動運動し、かつ、支持部（６）に、その揺動運動の範囲の 端の位置に選択的に支持するための指示装置（１４）が設けられて成ることを特 徴とする請求の範囲第４項又は第５項に記載の安全かみそり。
7. ７．前記薄膜保持具（５）が柄に取り付けられて通常の使用位置の間を移動し、 この状態で、使用のためにエッジ装置に手が触れることを殆ど完全に防止するこ とが出来、かつ、その端の位置で、エッジ装置が使用位置にあることを特徴とす る請求の範囲第３項に記載の安全かみそり。
8. ８．薄膜保持具（５）が、ブレード部材（１）を湾曲した状態に支持し、かつ、 ブレード（１）の曲率の軸線に平行な軸線を中心とする揺動運動を行い得るよう に柄に取り付けられ、薄膜搬送具が端の位置まで移動させられ、この端の位置で 、この薄膜搬送具が揺動運動に逆らって保持され、この状態で、エッジ装置（３ １Ａ）が使用に供せられることを特徴とする請求の範囲第７項に記載の安全かみ そり。