JPH0450106Y2 - - Google Patents

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JPH0450106Y2
JPH0450106Y2 JP1986132470U JP13247086U JPH0450106Y2 JP H0450106 Y2 JPH0450106 Y2 JP H0450106Y2 JP 1986132470 U JP1986132470 U JP 1986132470U JP 13247086 U JP13247086 U JP 13247086U JP H0450106 Y2 JPH0450106 Y2 JP H0450106Y2
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JP
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receiving roller
bag material
material strip
conveyor
cooling
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JP1986132470U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はインフレーシヨン成形法により成形
された合成樹脂製の偏平チユーブ帯(ガゼツトチ
ユーブを含む)を所定間隔毎に横断方向にヒート
シールしてこのヒートシール部材の近傍を切断し
てボトムシール型の袋を製造する装置に係るもの
であり、殊にヒートシール部を形成する溶着装置
を備えた製袋機に関するものである。
〔従来技術、問題点〕
一般に重量物用の袋、水分の多いもの又は油つ
けの多いものなど用の袋においては、厚手のフイ
ルムや、リニヤポリエチレン或はナイロンとポリ
エチレンを貼り合わせたものなど、所謂熱溶着す
るときのヒートシールバーの加熱許容温度が狭い
フイルム若しくは中低圧、又は高圧ポリエチレン
のフイルムが用いられるが、従来これらのフイル
ムにおいては、熱溶着後の搬送による引つ張り力
によつて前記ヒートシール部が搬送方向に伸ばさ
れ、ヒートシール部のシール強度が低下したり、
ヒートシール部の偏平チユーブ帯が、その幅方向
に収縮したりして歪曲し体裁が悪くなる。また熱
溶着するときのヒートシールバーの加熱許容温度
範囲が狭いフイルムにおいては、僅かな温度変化
によつても溶着不良になる。
そこで従来は製袋機の運転速度を低下、例えば
40袋/分以下にして比較的低温度で熱溶着をおこ
なつている。しかしながら、これでは能率が悪く
採算がとれない。また、ヒートシールバーが受け
ローラから離反直後に冷却部材をヒートシール部
に押しつけ前記ヒートシール部を冷却する装置も
知られているが、往復運動機構が多くなり、振動
が起こり故障の原因となるし、装置が高価とな
る。また冷却装置の種類によつては袋素材帯の偏
肉厚やガゼツト部の形状などによつて、搬送途中
の袋素材帯が蛇行したり、過弛緩、過緊張の繰り
返しにより、ヒートシール部の融着不良をおこす
おそれがある。
〔解決しようとする問題点〕
この考案は前記のようなフイルムでも熱溶着す
るときの前記許容温度範囲が狭くならず、しかも
ヒートシール部が伸ばされたり、歪曲することな
く、シール強度のある袋を製造できる装置を市場
に提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は袋素材帯を順次搬送する一対挾持型
の間嵌駆動コンベヤーの上流側に、表面弾性層の
受ローラとこれに前記コンベヤーの停止時毎に接
離する前記受けローラの母線上に長いヒートシー
ルバーとよりなる溶着装置が設けてあり、前記コ
ンベヤーの下流側には前記溶着装置によつて溶着
されて形成されたヒートシール部の近傍の前記袋
素材帯を横断方向に切断する切断装置が設けてあ
り、前記コンベヤーと受ローラの周速度は相等し
く、かつ同期駆動する装置において、 前記受ローラに極く接近して、かつ非接触の空
冷乃至水冷の冷却ローラが、前記受ローラに平行
に少なくとも一個設けてあり、前記受ローラのヒ
ートシーラ接触位置から下流側に少なくともほゞ
半周前記袋素材帯が巻きつく袋素材帯放熱搬送路
が設けてあり、また前記冷却ローラのうちの少な
くとも一個の周面には前記受ローラを離れた直後
の袋素材帯を更にほゞ半周以上巻きつける袋素材
帯冷却搬送路が設けてあり、 前記冷却ロールの周速度は、受ローラの周速度
と等しく、歯車伝動機構によつて完全同期させて
あることを特徴とする製袋機とすることによつて
問題点を解決した。
〔実施態様〕
今この考案を実施態様に基づいて説明する。
実施態様 1 第1図に示すものであつて、10は一対挾持型
の間歇駆動コンベヤー(一対の挾持型ローラを含
む)であつて、その上流側には表面に弾性層(シ
リコンゴム)11が設けてあつて、前記コンベヤ
ー10と同期同周速度で回転する受ローラ12と
これに前記コンベヤー10及び受ローラ12の停
止時毎に接離する前記受ローラ12の母線方向に
長いヒートシールバー13よりなる溶着装置14
が設けてあり、前記コンベヤーの下流側には前記
溶着装置14によつて溶着されて形成された袋素
材帯Fのヒートシール部Sの近傍の前記袋素材帯
Fを横断方向に切断する切断装置15が設けてあ
る。こゝまでの構造は公知の装置と同一である。
16は前記受ローラ12からコンベヤー10ま
で搬送される袋素材帯Fが通過する位置に設けた
1個の冷却ローラであり、空冷式でも水冷式でも
特に限定はない。
この冷却ローラ16の一つは前記受ローラ12
の周面に極接近して、かつ非接触に受ローラ12
と平行に設けてあり、受ローラ12に導かれた袋
素材帯Fはヒートシールバー13の接触する若干
上流側位置においてガイドバー乃至ガイドローラ
17によつて案内されて後受けローラ12に接し
ヒートシールバー13の接触位置から略半周以上
の角αの範囲受ローラ12に巻きついた放熱搬送
路が形成され、受けローラ12から送り出される
袋素材帯Fは僅かな区間Dだけ空間を通過して、
次に前記冷却ローラ16の外周面に角βの範囲に
巻きついた冷却搬送路が形成され、この角βの範
囲も略半周以上としてある。
冷却ローラ16の外周面を離れた袋素材帯Fは
適当なガイドローラ18を経て前記コンベヤー1
0に導かれている。
前述の受ローラ12と冷却ローラ16の周速度
は等しく、歯車機構よりなる伝達機構19によつ
て完全に同期運転されるように連結されている。
実施態様1の作用 このように構成しているこの態様のものにおい
て、コンベヤー10、受ローラ12、冷却ローラ
16を同周速度同期駆動させると袋素材帯Fは一
定長さづつ間歇搬送され、その停止時毎に前記溶
着装置14によつて溶着されて、横断方向にヒー
トシール部Sが前記一定長さの間隔をおいて形成
され、これらヒートシール部Sは順次受けローラ
12の周面に融着したまゝ受けローラ12と共に
移行しながら、放熱搬送路を通過し、或は程度固
化した状態で、受ローラ12から冷却ローラ16
に受け渡され、次に冷却ローラ16の外周面に巻
きついた冷却搬送路において、前記ヒートシール
部Sの大部分冷却ローラ16に吸収されこのヒー
トシール部Sは固化し、ガイドローラ18を経て
コンベヤー10に引き込まれ、切断装置15によ
つてヒートシール部Sの近傍が横断方向に切断さ
れて、底シール型の袋が順次製造される。
この態様において、コネベヤー10,受ローラ
12及び冷却ローラ16はすべて歯車機構からな
る周速度が同一になる伝動機構19により伝動さ
れているから、これらは完全に同期同速駆動され
ヒートシールバー13位置から、コンベヤー10
位置までの袋素材帯Fには過緊張や、過弛緩が起
らないで搬送される。
実施態様 2 実施態様1と同一符号のところは同一の構成部
分乃至構成部材であり、同一の作用効果を奏す
る。
異なるところは、冷却ローラ16とガイドロー
ラ18との間に更にもう一個の第2の冷却ローラ
20が設けてあり、このローラ20も第1の冷却
ローラ16と極く接近し、これと非接触に設けて
あり、周速度も他のローラと同一でこれも前記歯
車機構よりなる伝動機構19によつて連結してあ
る。
従つて、第1の冷却ローラ16に巻き付いてい
る袋素材帯Fの角β1は実施態様1の角βより遥か
に大きく、凡そ、270°に達した長い冷却搬送路を
形成し、また第2の冷却ローラ20の表面におい
ても、凡そβ2=180°の間袋素材帯Fが巻き付いた
冷却搬送路が形成されている。第2冷却ローラ2
0も空冷式でも、水冷式でもよい。
またこの態様においては、第2冷却ローラ20
からコンベヤー10に至るまでの間に設けてある
数個のガイドローラ18も、前記伝動機構19に
よつて、同周速度、同期駆動する。
実施態様2の作用 この実施態様の装置を運転すれば袋素材帯が掛
合している受ローラ12からコンベヤー10に至
るすベてのローラが同周速度同期間歇回転し、こ
の過程の袋素材帯Fを過弛緩、過緊張を与えるこ
となく搬送し、実施態様1と同様ヒートシールバ
ー12によつて受ローラ12上で袋素材帯Fを溶
着して形成されたヒートシール部Sは受ローラ1
2及び第1の冷却ローラ16上でほゞ固化した後
更に第2の冷却ローラに受け継がれて、この周面
に送り付けられて、これに熱を奪われ、ほゞ完全
に固化してコンベヤー10に引き込まれる。
前述の冷却ローラ16及び20は水冷式でもよ
いが、慣性が大きく、間歇運転時の制御手段が大
型化するため、空冷式が好ましく、中空ローラと
して、内側に外気を強制供給するようブローワと
連結するか(図示してない)、中空ローラの両端
を解放し、一端又は両端に中空ローラと共に回転
する軸流型乃至遠心力型送風翼21を取付けてお
くとよい(第3図参照)。
〔効果〕
叙上のように構成し作用をなすこの考案のもの
においては、袋素材帯Fが受けローラ12及び冷
却ローラ16又は冷却ローラ16及び20巻き付
いた状態で搬送されるため、受けローラ12の表
面と袋素材帯Fとの接触摩擦力及び冷却ローラ1
6又は16と20と袋素材帯Fの接触摩擦力によ
り、両者は一体化状態で搬送され、製造された袋
のヒートシール部Sの伸びまたは収縮が袋素材帯
Fの幅方向にも長さ方向にもなく、 また、受ローラ12と冷却ローラ16又は16
と20とは非接触で完全に同期同速間歇強制駆動
であるから、これら各ローラを順次袋素材帯が受
け継がれて搬送される間にも袋素材帯Fには過弛
緩、過緊張なく、しかも相互に非接触であるため
袋素材帯Fの偏肉厚や、ガゼツトなどがあるもの
においても、袋素材帯が蛇行搬送されるおそれは
殆んどなく、よつて、各ヒートシール部Sは安定
状態のまゝ固化し、この部分は歪曲せず、シール
強度も向上し、外観もきれいである。
実験例では一袋の長さ500mmで袋素材帯Fとし
てリニヤポリエチレンの厚さ50μmmのものを用い
ヒートシールバー13先端部の温度が約250乃至
300℃と広い範囲で、かつ80袋/分以上の加工が
可能となり、従来例と比較すれば加熱許容温度範
囲及び能率が共に2倍以上となつた。
また従来加工がむずかしいとされていたナイロ
ンポリエチレンの貼り合せフイルムの加工、並び
に中低圧、高圧ポリエチレンフイルムの加工も容
易にできる。以上の外従来と同様に薄手のフイル
ムについても、シール加工できることは謂うまで
もない。
冷却ローラ16又は16と20が共に水冷式の
場合は冷却効果が優れている。他方これらが空冷
式のときは軽量となり、間歇運転時の発停時の慣
性力が小さく運動制御が容易で、装置の振動も少
なく、袋素材帯Fに過緊張弛緩を与えるおそれが
きわめて少ないし、装置も簡素化される。
実施態様2のものにおいては、冷却ローラが1
6と20と2個順次設けて、これらに受けローラ
12を離れた袋素材帯Fが順次巻き付くようにし
て掛合するようにして、冷却搬送路を設けたから
袋素材帯Fをより長い時間安定な状態で保持する
から、ヒートシール部Sの状態がより安定した
まゝ固化でき、その強度、外観共に良好となる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るものを示すものであつ
て、第1図は実施態様1の原理的な機構を示す側
面図、第2図は実施態様2の原理的な機構を示す
側面図、第3図は冷却ローラの一例を示す縦断正
面図、および第4図袋素材帯の一部を示す斜視図
である。 図中の符号、10……コンベヤー、11……弾
性層、12……受けローラ、13……ヒートシー
ルバー、16,20……冷却ローラ、19……伝
動機構、F……袋素材帯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 袋素材帯を順次搬送する一対挾持型の間歇駆動
    コンベヤーの上流側に、表面弾性層の受ローラと
    これに前記コンベヤーの停止時毎に接離する前記
    受けローラの母線上に長いヒートシールバーとよ
    りなる溶着装置が設けてあり、前記コンベヤーの
    下流側には前記溶着装置によつて溶着されて形成
    されたヒートシール部の近傍の前記袋素材帯を横
    断方向に切断する切断装置が設けてあり、前記コ
    ンベヤーと受ローラの周速度は相等しく、かつ同
    期駆動する装置において、 前記受ローラに極く接近して、かつ非接触の空
    冷乃至水冷の冷却ローラが前記受ローラに平行に
    少なくとも一個設けてあり、前記受ローラのヒー
    トシーラ接触位置から下流側に少なくともほゞ半
    周前記袋素材帯が巻きつく袋素材帯放熱搬送路が
    設けてあり、また前記冷却ローラのうちの少なく
    とも一個の周面には前記受ローラを離れた直後の
    袋素材帯を更にほゞ半周以上巻き付ける袋素材帯
    冷却搬送路が設けてあり、 前記冷却ロールの周速度は、受ローラの周速度
    と等しく、歯車伝動機構によつて完全同期させて
    あることを特徴とする製袋機。
JP1986132470U 1986-08-29 1986-08-29 Expired JPH0450106Y2 (ja)

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JPS6339535U JPS6339535U (ja) 1988-03-14
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