JPH04500771A - 長管骨を切除する内鋸のためのガイド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 長管骨を切除する白銅のためのガイド装置本発明は、長管骨を切除する白銅のた めのガイド装置に関する。

例えば背骨を長く又は短くしようとする場合に、もしくは骨のセグメントを移動 させようとする場合に、背骨を外側の骨膜から、又は内側の髄腔から切断するこ とが、公知である。

さて、外側からの骨切除は、通常、駆動する鋸によって行われる（ドイツ連邦共 和国特許出願公告第１４９１２１９号明細書）、この場合、骨が露出された後に 、まず骨膜が、次いで皮質が切断される。しかし、多くの血管を備えて骨の生命 を維持している骨膜が切断されると、治療時において生命力が損なわれてしまう 。

これに対して、穿孔された髄腔からの、つまり内側からの骨切除では、背骨を取 囲む骨膜管がほとんど傷つけられない、従って、骨接合範囲の生命力は損なわれ ない、また、髄内釘固定法を行おうとする場合、髄腔からの骨切除は特に有利で ある。なぜなら、髄内釘を挿入するための挿入路が、白銅を挿入するためにも使 用されるからである。そのおかげで、骨切除範囲においては骨膜管だけでなく軟 部も傷をつけられない。

さらに、内側からの骨切除においては、円形の鋸歯が使用される。そして、この 鋸歯を取付けられた中心軸は１通常圧縮空気によって回転させられる。また、鋸 歯の軸はガイドシステムによって案内されており、ガイドシステムのわずかなた わみによって、鋸歯が内側から皮質に押しつけられる（ドイツ連邦共和国特許出 願公告第１２８８２４１号明細書）、シかし、鋸歯の回転軸線とガイドシステム の回転軸線とが角度を成して交わっているので、鋸歯は軸方向に強い負荷を受け て、傘の形状に変形してしまう、その結果、正確な切断が行われくなる。つまり 、公知のガイドシステムの使用時に鋸歯によって付けられる切込みは、環状では なく、むしろ螺旋状にずれながら延びている。

本発明の課題は、背骨のあらゆる任意の箇所において、正確な円形の切込みを付 けなから髄腔側から皮質を切断し、しかも骨膜にはほとんど傷をつけないように する、長管骨を切除する白銅のためのガイド装置を提供することにある。

上記課題は、本発明によれば初めに述べたガイド装置において、長手方向に延び る軸部と、軸部の一端部の中央から突出する心棒と、心棒に長手方向移動可能か つ固定可能に取付けられたスペーサスリーブとが設けられており、上記心棒の局 面に、この心棒の軸線に対して平行な長手方向溝が形成されており、この長手方 向溝が、上記軸部に形成された長手方向切欠きへ続いており、この長手方向切欠 きが、上記長手方向溝に整合するように位置決めされており、かつ上記軸部を貫 通して延びていることによって解決されている。

上記手段において、長手方向溝は、有利には少なくとも底面に円形の横断面を有 している。そして、この横断面の半径が、軸部において偏心的な孔から成る長手 方向切欠きの半径に相当している。また、白銅の鋸歯が最大深さまで皮質内へ切 り込めるように、長手方向溝の深さは、長手方向切欠きを成す上記孔の直径、又 はこの孔内に案内される、白銅の軸の直径に相当している。

さらに、上記軸部は円筒形に形成されていてもよいが、心棒に対して同軸的に延 びている。

まず、鋸歯はその中心軸と共に、穿孔された髄腔内へ所期の骨切除箇所まで挿入 される。その後、鋸歯の細部が、心棒の長手方向溝内及び軸の孔内を貫通案内さ れる０次に、白銅が駆動されて、挿入された位置で皮質内へ切り込まされる。こ の場合、背骨に対する白銅の切除位置、つまり本発明によるガイド装置の最終位 置は、あらかじめ適当に管青へ向かって移動させられて固定されたスペーサスリ ーブによって規定される。

そして、位置決めされたガイド装置の回転により、鋸歯が申し分なく確実に半径 方向で案内されるのである、また、白銅の軸部は、初めは髄腔に対して中心に位 置決めされている。しかし、本発明のガイド装置における心棒の長手方向溝内及 び軸の孔内を案内されることによって、髄腔に対して半径方向外側へ向かって移 動させられる。そしてその後、軸部及び心棒と共に回転させられる。この時点で は、細部及び心棒の軸線が髄腔に対して中心に位置決めされている。さらに、内 鍔の軸が心棒の長手方向溝内に完全に受容されているので、この内鍔の鋸歯は、 鋸歯の周面と軸との間の半径方向はぼ全長にわたって、皮質内へ侵入できる。

本発明の構成によれば、長手方向で見て心棒の中間範囲が、長手方向溝の底面よ りも深い所に、他の範囲に比べて減寸された横断面を有している。そのため、内 鍔の軸が上記中間範囲では案内されない。従って、本発明のガイド装置は、湾曲 した髄腔内でも使用される。

このような構成において、心棒の先細り部側区分における長手方向溝が、局面に 接する孔として形成されていると、内鍔の軸は確実に案内される。

さらに、心棒の、軸部とは反対側の端部が先細りになっていると、本発明による ガイド装置は特に容すに髄通路内へ挿入される。

有利には、軸部の、心棒とは反対側の端部に、軸部を回転させる工具と係合する ための装置が設けられている。この装置は１例えば適当なスパナによって掴まれ る、軸部の周面に形成された六角頭部として、又は半径方向のレバーを差込まれ る孔として構成されてい特表平４−５００７７１　（３） る。

さらに、軸部と心棒とを貫通して延びる通路が設けられていてもよい、この通路 を介して、冷却液及び／又は洗浄液は供給され、かつ鋸による切り屑と共に排出 されるのである。この場合、冷却液は、内鍔の鋸歯に衝突すると遠心力によって 鋸ギャップ内へ押しやられ、それによって、切り出された切り屑を上記排出通路 へと押し流す。

さてここで、本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。

第１図は、本発明によるガイド装置の第１実施例を示す斜視図である。

第２図は、第１図によるガイド装置を、背骨内へ挿入された内鍔と共に示す斜視 図である。

第３図は、本発明によるガイド装置の第２実施例を示す斜視図である。

第１図〜第３図に示された装置は、円筒形の軸部１０を有している。そして、軸 部１０の一端部には六角頭部１２が形成されており、軸部１０の多端部からはこ の軸部１０と同軸的な円筒形の心棒２０が突出している。また、心棒２０の直径 は軸部１０の直径よりも小さい。さらに、スペーサスリーブ３０がこの心棒２０ に長手方向移動可能に取付けられており、かつ調節された軸方向位置で止めねじ ３１によって固定されるようになっている。このような構成では、軸部１０と心 棒２０とスペーサスリーブ３０とが共通の軸線２１を有している。また、上記心 棒２０の自由端部は、先細り部２４を備えている。

さらに、上記心棒２０の周面２２には、軸線２１に対して平行な長手方向溝２３ が形成されている。また、この長手方向溝２３に整合して軸線２１に対して平行 な長手方向切欠きが、孔１４として細部１０を貫通して延びている。しかも、こ の孔１４と上記長手方向溝２３とは、内鍔４３の軸４２（第２図）を受容できる ような寸法に形成されている。その上、軸部４２を受容するために、上記長手方 向溝２３は半円形の底部と周面２２に向かって延びる側面とを備えている。

以上の実施例とは異なる、第３図に示された実施例では、心棒２０が軸部側区分 ２５と先細り部側区分２７とを有しており、これら２つの区分に沿って長手方向 溝２３が延びている。さらに、軸部側区分２５と先細り部側区分２７との間には 中間区分２６が設けられている。中間区分２６は、長手方向溝２３をこの区分に 形成できないほど直径を前寸された横断面しか、備えていない。

さて、第２図に示された背骨５０において、髄腔５２が公知の形式で穿孔される と、まず、軸４２に取付けられた内鍔４３の刃が、骨切除されるべき箇所まで挿 入される６次いで、上記軸４２が心棒２０の長手方向溝２３内と軸部１０の孔１ ４内とを貫通案内され、最後に軸部１０から外側へ案内される。その後、図示さ れていない駆動モータとの接続により、本発明の装置が、上記軸４２を回転させ ながらも内鍔４３の刃の軸方向位置を変化させずに、背骨５０へのスペーサスリ ーブ３０の当接まで、この背骨５０の奥へ向かって前方へ押し出される。この場 合、スペーサスリーブ３０のストッパ位置は予め調節されている。このように、 内鍔４３の軸４２は、背骨５０内への上記装置の差込み時には既に駆動されてい る。その結果、内鍔４３の刃は、切込み５１を形成しながら所定箇所で皮質内へ 切り込んでいく、また、上記軸４２が長手方向溝２３と孔１４との輪郭形状にほ ぼ合うように案内されるおかげで、上記切込み５１の深さは、内鍔４３の刃の最 大切込み深さに相当している。さて、スペーサスリーブ３０が背骨５０の挿入箇 所に当接すると、軸４２に取付けられた締付はスリーブ４０が、軸部１０の六角 頭部１２に当接するまで前方へ向かって移動する。

そして、当接した箇所で締付けねじ４１によって固定される。今や、内鍔４３が 駆動されている状態で、本発明の装置は、軸部１０の六角頭部１２に係合するス パナによって約３６０°ゆっくりと回転させられる。

その結果、内鍔４３の刃が、髄腔５２側から背骨５０の皮質内へ環状の切込み５ １を形成する。しかしこの場合、背骨５０を取囲む骨膜はほとんど傷つけられな い。

国際調査報告

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．長管骨（５０）を切除する内鋸（４３）のためのガイド装置において、長手 方向に延びる軸部（１０）と、軸部（１０）の一端部の中央から突出する心棒（ ２０）と、心棒（２０）に長手方向移動可能かつ固定可能に取付けられたスペー サスリーブ（３０）とが設けられており、上記心棒（２０）の周面（２２）に、 この心棒（２０）の軸線（２１）に対して平行な長手方向溝（２３）が形成され ており、この長手方向溝（２３）が、上記軸部（１０）に形成された長手方向切 欠き（１４）へ続いており、この長手方向切欠き（１４）が、上記長手方向溝（ ２３）に整合するように位置決めされており、かつ上記軸部（１０）を貫通して 延びていることを特徴とする、長管骨を切除する内鋸のためのガイド装置。
2. ２．長手方向溝（２３）が、少なくとも底面に円形の横断面を有しており、この 横断面の半径が、軸部（１０）において偏心的な孔から成る長手方向切欠き（１ ４）の半径に相当しており、長手方向溝（２３）の深さが、長手方向切欠き（１ ４）を成す上記孔の直径に相当している、請求項１記載のガイド装置。
3. ３．軸部（１０）が円筒形に形成されており、かつ心棒（２０）に対して同軸的 に延びている、請求項１又は２記載のガイド装置。
4. ４．長手方向で見て心棒（２０）の中間範囲（２６）が、長手方向溝（２３）の 底面よりも深い所に、他の範囲に比べて減寸された横断面を有している、請求項 １から３までのいずれか１項記載のガイド装置。
5. ５．心棒（２０）の先細り部側区分（２７）における長手方向溝（２３）が、周 面（２２）に接する孔として形成されている、請求項４記載のガイド装置。
6. ６．心棒（２０）の、軸部（１０）とは反対側の端部が先細りになっている、請 求項１から５までのいずれか１項記載のガイド装置。
7. ７．軸部（１０）の、心棒（２０）とは反対側の端部に、軸部（１０）を回転さ せる工具と係合するための装置（１２）が設けられている、請求項１から６まで のいずれか１項記載のガイド装置。
8. ８．上記装置（１２）が、軸部（１０）の周面に形成された六角頭部として構成 されている、請求項７記載のガイド装置。
9. ９．軸部（１０）と心棒（２０）とを貫通して延びる通路が設けられており、こ の通路を介して、冷却液及び／又は洗浄液が供給され、かつ鋸による切り屑と共 に排出される、請求項１から８までのいずれか１項記載のガイド装置。