JPH0449691Y2 - - Google Patents

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JPH0449691Y2
JPH0449691Y2 JP6389988U JP6389988U JPH0449691Y2 JP H0449691 Y2 JPH0449691 Y2 JP H0449691Y2 JP 6389988 U JP6389988 U JP 6389988U JP 6389988 U JP6389988 U JP 6389988U JP H0449691 Y2 JPH0449691 Y2 JP H0449691Y2
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JP
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valve
bellows
valve body
pressure
movable wall
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JP6389988U
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  • Control Of Fluid Pressure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は減圧弁、即ち、通過する流体そのもの
のエネルギーにより弁体の開度を変化させ、一次
側圧力から所定の二次側圧力に減圧する自動調整
弁に関し、特に弁体を開閉するための可動壁の構
造に関する。可動壁とは、直動形の減圧弁におい
てはダイヤフラムやベローズ等の圧力応動部材自
体であり、パイロツト作動形の減圧弁においては
ピストン等の圧力応動部材の応動により可動する
ものである。
減圧弁の使用上においては、弁体の全閉時の締
切り昇圧が問題になる。すなわち、締切り昇圧が
高くなると減圧弁の2次側の装置内の圧力も高く
なり装置の損傷等を引き起こすからである。
上記締切り昇圧を高くする要因の一つに、可動
壁の傾きにより弁体が完全に全閉しないことが考
えられる。
従来の技術 そこで従来は、特開昭62−103717号公報に示さ
れているような可動壁を軸の中心に位置させ傾か
ないようにしたものが用いられていた。これは、
減圧弁の可動壁であるピストンの端壁を半球状に
形成して、弁口から噴出した流体が半球面を流れ
ることによりピストンが自ら中心に位置して傾く
ことを防止したものである。
本考案が解決しようとする課題 この場合、弁体が完全に全閉するために必要な
変位量をピストンが確保出来ずに、ピストンは中
心に位置しているが弁体が全閉せずに締切り昇圧
が高くなる問題があつた。すなわち、弁体が使用
時に部分的に偏摩耗して、その偏摩耗した分だけ
傾いて着座しなければ全閉しない場合に、ピスト
ンはシリンダーとの隙間を圧力を維持して且つ摺
動可能なように微小に形成しなければならないた
めに傾くことが出来ず、弁体が全閉しないためで
ある。
本考案の技術的課題は、可動壁が自ら中心に位
置するとともに、弁体が偏摩耗等により傾いて着
座しなければならない場合においては可動壁もそ
の変位量分だけ変位できるようにして、弁体が全
閉することを妨げずに締切り昇圧を防止すること
である。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するために講じた本考案の技
術的手段は、減圧弁の可動壁をベローズで形成
し、当該ベローズの外径をベローズを収容するケ
ーシングの内径より所望の変位量分だけ小さく形
成し、上記ベローズの弁体側端部をほぼ半球状に
形成して、ベローズの変位を弁体に伝えるように
したものである。
作 用 可動壁はベローズで形成され、ベローズの外径
にはベローズが変位できるだけの隙間が形成され
ているために、弁体が傾いて着座しなければなら
ない場合において、可動壁も弁体の傾きに応じて
変位できる。
弁口から噴出した流体は可動壁に向かつて直進
する。その途中で半球面に当たり、その表面に沿
つて流れる。従つて、半球面は弁口からの噴出流
に対して自ら中心に位置する。
考案の効果 可動壁は自ら中心に位置するとともに、弁体が
偏摩耗等により傾いて着座しなければならない場
合においては、その傾きに応じて変位することが
できる。従つて、弁体は完全に全閉することがで
き、締切り昇圧を防止することができる。
実施例 上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明
する。(第1図参照) 本実施例は気水分離器部100と排水弁部11
0を有したパイロツト作動形減圧弁に本考案の可
動壁の構造を用いた例である。
弁ケーシング1で入口2と出口3を形成する。
入口2は1次側の高圧流体源に、出口3は2次側
低圧域に接続する。
弁体4を弁口5の入口2側端の弁座6にコイル
バネ7で弾性的に付勢して配置する。
弁体4の上部に可動壁室8を設けて可動壁であ
るベローズ11を配し、一端をベローズ保持部材
9で保持し、他端の弁体4側をほぼ半球面51に
形成するとともに、中央部10を弁体4に当接せ
しめる。ベローズ11の外径とベローズ保持部材
9の内径との間は環状の空間50を設ける。
入口2とベローズ11内部を連通する1次圧通
路12にパイロツト弁13を配置する。ダイヤフ
ラム14をその外周縁をフランジ15,16の間
に挟んで取り付ける。ダイヤフラム14の下方空
間は2次圧通路17を通して出口3に連通する。
パイロツト弁13の弁棒18の頭部端面はダイヤ
フラム14の下面中央に当接する。ダイヤフラム
14の上面にばね座19を介して、圧力設定用の
コイルバネ20を当接せしめる。調節ねじ21を
弁ケーシング1にねじ結合して取り付ける。調節
ねじ21を左右に回転すると、圧力設定バネ20
のダイヤフラム14を押し下げる弾性力が変わ
る。この圧力設定バネ20の弾性力を基準値とし
て、ダイヤフラム14はその下面に作用する2次
側圧力に応じて湾曲し、弁棒18を変位せしめて
パイロツト弁13を開閉する。この結果、1次側
流体圧力がベローズ11内に導入され、ベローズ
11が可動して弁体4が変位せしめられ、入口2
の流体が弁口5を通つて出口3に流れる。これ
は、2次側の流体圧力が低下すると弁口5が開
き、上昇すると閉じるように自動的に作動する。
弁口5の下方に気水分離器部100を配する。
円筒形状の隔壁部材30と弁ケーシング1で環状
空間31を形成し、入口2から流入してきた流体
を遠心力により気水分離するための旋回羽根32
を取り付ける。気水分離された気体は隔壁部材3
0の内側を通り弁口5を介して出口3へ通ずる。
気水分離された水滴は弁ケーシング1の内周に沿
つて滴下し排水弁部110に達する。排水弁部1
10は、溜つた水滴の水位により排水弁座111
を開閉する中空のフロート弁112を、フロート
カバー113内に自由状態で配して形成する。排
水弁座111は排水口114に連通する。
弁口5から噴出した流体は、出口3側に流れる
と共にベローズ11の下端に形成した半球面51
に沿つて流れることにより、半球面51とベロー
ズ11は噴出流に対して自ら中心に位置する。弁
体4の弁表面56の一部が偏摩耗等により変形
し、弁表面56が傾いて弁座6に着座しなければ
ならない場合、ベローズ11は可動壁室8内の環
状の空間50内にて変位することができ、弁体4
の弁座6への完全な全閉を妨げることはなく、弁
体4の締切り時に出口3側すなわち2次側が昇圧
することはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の減圧弁の断面図であ
る。 2……入口、3……出口、4……弁体、5……
弁口、8……可動壁室、9……ベローズ保持部
材、11……ベローズ、51……半球面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 減圧弁の可動壁をベローズで形成し、当該ベロ
    ーズの外径をベローズを収容するケーシングの内
    径より所望の変位量分だけ小さく形成し、上記ベ
    ローズの弁体側端部をほぼ半球状に形成して、ベ
    ローズの変位を弁体に伝えるようにした、減圧弁
    の可動壁の構造。
JP6389988U 1988-05-13 1988-05-13 Expired JPH0449691Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6389988U JPH0449691Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JP6389988U JPH0449691Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01173807U JPH01173807U (ja) 1989-12-11
JPH0449691Y2 true JPH0449691Y2 (ja) 1992-11-24

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JP6389988U Expired JPH0449691Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JPH01173807U (ja) 1989-12-11

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