JPH0449115Y2 - - Google Patents

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JPH0449115Y2
JPH0449115Y2 JP11682486U JP11682486U JPH0449115Y2 JP H0449115 Y2 JPH0449115 Y2 JP H0449115Y2 JP 11682486 U JP11682486 U JP 11682486U JP 11682486 U JP11682486 U JP 11682486U JP H0449115 Y2 JPH0449115 Y2 JP H0449115Y2
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JP
Japan
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packaging material
bag
fender
density polyethylene
low
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JP11682486U
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JPS6323293U (ja
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  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車部品特にフエンダーの輸送時に
使用される包装材に関する。
〔従来の技術〕
近年、自動車の輸出台数の増大に伴なつて発生
している経済摩擦を回避するため、自動車部品を
輸出し、相手国内でこれを組み立てて完成車とす
る方式が盛んとなつてきた。
このため自動車部品の輸出も増え続けている
が、輸送時に該部品の破損、傷つきがなく、簡便
でコストの安い包装技術の確立が要望されてい
る。
本考案はかかるニーズに答えるものであつて、
自動車部品、特にフエンダーの包装技術に係るも
のである。
従来フエンダーの輸送をする場合、夫々のフエ
ンダーの上下の端の形にあわせた凹部を複数個有
するポリエチレンビーズ発泡体の緩衝材を作製し
ておき、フエンダーの上端及び下端を該緩衝材の
凹部を嵌合せしめ、更にこれを木箱等に入れて輸
送していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この方法では多種多様のフエンダーに
対し、夫々ビーズ発泡体成形用の金型を必要と
し、金型作製に多大の労力と費用がかかるという
問題があつた。
加えて、この方法でもフエンダー塗面保護が充
分でなく輸送中に塗面のキズがしばしば発生して
しまうという問題点もあつた。
本考案は上記した従来の問題点を解決するもの
であつて、従来のようなフエンダーにあわせた金
型作製という繁雑で費用のかかる方式ではなく、
簡便で経済的であり、しかも輸送中の塗面のキズ
の発生を完全に防止できる優れた包装材を提供す
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕 すなわち本考案は、シート下部を折り畳み、そ
の両側端部を固着することによつて形成された袋
部を有し、中央に該袋部上端に達する垂直な切り
込みを設け、これと十字をなすように包装材のほ
ぼ中心部に水平な切り込みを設けた合成樹脂製積
層シートからなる自動車部品用包装材である。
以下本考案の包装材について一実施例の図面に
もとづき説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の包装材の平面図である。又、
第2図はその使用態様を示す説明図である。
第1図中の2は下部に設けられた袋部であり、
本考案の包装体を構成する特殊積層シート1の下
端を約1/4折り込み、両側端部5,5′をヒートシ
ールすることによつて形成したものであつて、第
2図に示すようにフエンダーの基部を挿入するた
めの役割を有している。
なお、全体を袋体にしないのは、そうすると切
り込み、曲げ包装に手間がかかり、テープ貼りも
難しくなり、しかも全体に嵩張つた包装体とな
り、収納スペースの面でも不利となるからであ
る。
本考案の包装体の端部6は熱溶融処理が施され
ている。
第1図中の3は中央に設けられた垂直な切り込
みで先端がほぼ袋部上端にかかる位置に達してい
る。第1図中の4は本考案の包装材のほぼ中央即
ち、袋部上端より約5〜10cmの位置に水平方向に
設けられた切り込みで長さは約40〜60cmである。
上記3と4の切り込みだけで多種類のフエンダ
ーに対応して、夫々を容易に包み込むことができ
るということは当初予測のつかなかつた驚くべき
ことであつた。
なお、該切り込みは鋭利な刃物でカツトしても
よいが、好ましくは熱刃で溶断する。熱刃で溶断
することにより切断部位が溶着し、端部のほつれ
がなくなり、包装作業もしやすくなるからであ
る。
第2図にみるように当該切り込みを入れた部分
をフエンダーの形状にあわせ折り込み、端部は粘
着テープ等により止めれば、簡単にフエンダーの
包装体ができる。
これを木箱に密に充填し輸送をすれば、途中で
キズがつく等のトラブルは全く発生しない。
これが可能となつたのは、本考案の包装材を構
成する特殊な積層シートの貢献している部分が大
きい。
本考案で使用する積層シートは第3図に示すよ
うな構造をとつている。
すなわち、2枚のプラスチツクフイルムの間に
同じ材質のプラスチツク発泡体とクロスシートを
入れ積層したシートを用いる。同じ材質のものを
用いるため、熱圧着により相互に簡単に接着し積
層シートとなる。又、端部及び袋部のヒートシー
ルも容易に行うことができ、且つ積層シート全体
が溶着するのでシール端部の強度が向上するとい
う効果を有している。
また、袋の内面はフエンダー塗面との摩擦で、
塗面に傷や曇りを発生させぬよう平滑にしておく
必要がある。そのため通常の熱ラミよりも平滑が
より得やすい溶融押し出しラミのほうが優れてい
る。
ここでプラスチツクとしては低密度ポリエチレ
ン(LDPE)が特に好ましい。
したがつて上、下のフイルムは10〜40μ好まし
くは20〜30μmのLDPEフイルムを用い、発泡体
は0.5〜2mm好ましくは1mmのLDPEフオーム
(好ましくは発泡倍率25倍で独立気泡型のもの)
を用い、クロスシートは他の三層より密度の高い
LDPEを用い、巾0.4〜1.6mm、延伸度4〜16倍
(ORS測定)の平フイラメントを平織したクロス
シートを用いるとよい結果が得られる。
なお、表面のLDPEフイルムには有機、無機の
スリツプ剤は含まれていない。含まれていると、
該ポリエチレンフイルムからスリツプ剤がブリー
ドアウトしフエンダー塗料と接触して、塗面に
傷、曇りを生じるからである。
上記実施例において、自動車部品のフエンダー
を包装する場合には第2図に示すように先ず袋部
にフエンダーの基部を挿入し、次ぎに袋から上に
出た部分を切り込みによつて2つにわかれた夫々
の片を持つて包みその端部を粘着テープ等で止め
ることによつて簡単に包装できる。
このとき中央部に設けられた十字型の切り込み
により、フエンダーの形状がいかように変わろう
とも簡単に包装することができる。
この包装したフエンダーを数個木箱等に動かな
いように充填し輸送すればよい。
〔考案の効果〕
上記実施例から明らかなように、本考案の包装
材はまず柔軟な発泡シートを用いることによつて
塗装表面の保護に好適となつているほか、クロス
シートの存在で切り込み部等の引裂強度が増大
し、且つ該クロスシートと他の積層材が一体シー
ルされているので袋体端部のシール強度も向上
し、包装時に破れ難い強い包装材となつている。
又、表面フイルムがあることにより、表面部に
マーク等の印刷が容易に行われるという実用的効
果も向上している。
さらに、同質の低密度ポリエチレンの材質を用
いることによつてヒートシールが簡単に行え、当
該包装材の構造が極めて簡単に行えるという利点
も有している。
かくして本考案のフエンダー包装材によつて、
フエンダーの輸送は安全にしかも安価に行うこと
が可能となつたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の包装材の平面図であり、第2
図はその使用態様を示す説明図であり、第3図は
本考案で用いる積層シートの断面図である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シート下部を折り畳み、その両側端部を固着
    することによつて形成された袋部を有し、中央
    に該袋部上端に達する垂直な切り込みを設け、
    これと十字をなすように包装材のほぼ中心部に
    水平な切り込みを設けた合成樹脂製積層シート
    からなる自動車部品用包装材。 2 自動車部品がフエンダーであることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の包装
    材。 3 積層シートが低密度ポリエチレンフイルム/
    低密度ポリエチレン発泡体/低密度ポリエチレ
    ンクロスシート/低密度ポリエチレンフイルム
    の構造を有するものであることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の包装材。
JP11682486U 1986-07-31 1986-07-31 Expired JPH0449115Y2 (ja)

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JP11682486U JPH0449115Y2 (ja) 1986-07-31 1986-07-31

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JPS6323293U JPS6323293U (ja) 1988-02-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5347326B2 (ja) * 2008-05-09 2013-11-20 川上産業株式会社 車両バンパー用包装材および車両バンパーの包装方法
JP5347331B2 (ja) * 2008-05-21 2013-11-20 川上産業株式会社 バンパー用包装材
JP5167951B2 (ja) * 2008-05-23 2013-03-21 川上産業株式会社 バンパー用包装材

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JPS6323293U (ja) 1988-02-16

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