JPH0447410Y2 - - Google Patents

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JPH0447410Y2
JPH0447410Y2 JP1989053310U JP5331089U JPH0447410Y2 JP H0447410 Y2 JPH0447410 Y2 JP H0447410Y2 JP 1989053310 U JP1989053310 U JP 1989053310U JP 5331089 U JP5331089 U JP 5331089U JP H0447410 Y2 JPH0447410 Y2 JP H0447410Y2
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  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は内燃機関のオゾン発生装置に関わり、
更に詳しくは発生させたオゾンを上記内燃機関に
効率良く送り込むようにしたオゾン発生装置の改
良に関する。
[従来の技術] 周知の通り、内燃機関にはエンジンが用いられ
ており、その上流にキヤブレターがあり、吸入空
気管、燃料タンクへとつながれている。
そして従来から、吸入空気中のオゾン含有率を
高くすると、キヤブレター内において燃料粒子の
まわりの吸入空気中のオゾンの量が多くなるので
酸化作用が促進され、燃焼効率が高くなり燃費が
向上するとされているので、吸入機関にオゾン発
生器を取り付けたものが幾つかあつた。
その一つの従来例を挙げると、吸入空気管上に
おいてその中心に一方の電極を配し、その壁面に
他方の電極を配し、二つの電極間に無声放電を生
ぜせしめオゾンを発生させるものがあつた。
上記従来技によれば、確かにオゾン発生器によ
つてオゾンが発生しキヤブレター内へと吸入され
ていくものであつた。しかしながら、この場合吸
入空気管の全領域が無声放電領域であるので、オ
ゾンは中心に配設された電極周辺に発生し、そこ
に留まるので酸素の物性上O2に戻つてしまい、
吸入されていく空気中のオゾン含有率が低下して
しまうという問題点があつた。
このような問題点を解消することが可能な提案
が特開昭59−136555号公報にて提案されている。
上記公報にて提案されている「内燃エンジン用
イオン化装置」は、外側電極の略前面でオゾンを
発生させるようにするとともに、オゾンを発生さ
せる領域と、発生させたオゾンをエンジンに移動
させる領域とを分けて形成されているので、機構
が複雑になつていた。
すなわち、この場合にはガラス管を設けその内
部を不活性ガスで満たすとともに、上記ガラス管
内に内部電極を設けている。また、上記ガラス管
の外部には上記ガラス管を略囲むようにして、多
数の孔が形成された銅製の外側電極が設けられて
いる。
そして、上記内側および外側電極間に高電圧が
印加されることにより、上記ガラス管の外面と上
記外側電極との間にオゾンを生成するとともに、
生成したオゾンを上記外側電極に形成されている
多数の孔を介して上記外側電極の外部に出し、エ
ンジンに向かう空気流中に漏洩させるようにして
いる。
[考案が解決しようとする課題] 上記「内燃エンジン用イオン化装置」の場合
は、外側電極の略前面にわたつてオゾンを生成さ
せるためにガラス管を設け、上記ガラス管の内部
に内部電極を配設するとともに、不活性ガスを満
たすようにしているので、構造が複雑となり、製
作に手間がかかつてコスト高になつてしまう問題
があつた。
本考案は上述の問題点にかんがみ、電極の略全
面にわたつてオゾンを発生させることができると
ともに、発生させたオゾンがO2に戻る機会が少
ないオゾン発生器の構造を簡素化できるようにす
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は次の技術的
手段を有する。すなわち、実施例に対応する添付
図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考案
はエンジン2に連結されている吸入空気管4中に
接続して用いられる内燃機関のオゾン発生装置に
おいて、 上記オゾン発生装置1は全体として筒状に形成
されているとともに、オゾン発生用の放電電極と
して用いられる棒状電極9が長手方向に沿つて複
数本配設されることにより、上記オゾン発生装置
1の内部が長手方向に沿つて第1の領域および第
2の領域に区画されており、 上記第1の領域には、上記棒状電極9に対して
所定の間隔を存して他方の放電電極が平行に配設
されていて、上記棒状電極9と他方の放電電極と
の間で無声放電させてオゾンを発生させるための
領域として機能されるようになされているととも
に、 上記第2の領域は、上記棒状電極9の間を通つ
て流れ込むオゾンが上記エンジン2の方向に移動
するためのオゾン移動領域として機能されるよう
になされていることを特徴とする内燃機関のオゾ
ン発生装置である。
[作用] 上記構成に基づくと、このオゾン発生装置は無
声放電によりオゾンを発生させるのは勿論のこ
と、無声放電を生じさせるための電極の配置によ
って、オゾン発生器の内部が第1の領域と第2の
領域とに区画され、上記第1の領域がオゾンを発
生させるための領域として機能するようになされ
るとともに、上記第2の領域は上記発生させたオ
ゾンがエンジンの方向に移動するための移動領域
として機能するように構成されることにより、発
生したオゾンは連続的にエンジンに吸入されて行
くことになり、電極周辺に次々とオゾンが発生し
てもオゾンは一定箇所に留まることがなく、した
がつて、オゾンがO2に戻ることがほとんどなく
なる。
[実施例] 次に、添付図面に従い本考案の好適な実施例を
詳述する。
第1図に示すように、1はエンジンであり、そ
の上流に従来周知のキヤブレター3がある。キヤ
ブレター3には図示せざるエアクリーナーにつな
がる吸入空気管4と図示せざる燃料タンクと燃料
ポンプにつながる燃料管5が入つている。
以上のように配置しエンジン2を始動させたと
き、その回転により吸気負圧が生じ、その負圧に
よつて空気がキヤブレター3に吸い込まれ、その
空気がキヤブレター3内における吸気道を通ると
き、キヤブレター3内に負圧が発生する。これに
より、燃料管5から燃料が吸い込まれ霧状になり
空気と混合されてエンジン2に吸い込まれ、エン
ジン2が回転するものである。
本実施例のオゾン発生装置は上記過程におい
て、霧状になる燃料のまわりの空気中のオゾン含
有率を高くして、燃焼効率を高め、もつて燃費を
向上するようにしたものである。そのために、キ
ヤブレター3上流の吸入空気管4上にオゾン発生
装置1を取り付けたものである。
オゾン発生装置1の第1例として、第3図およ
び第4図に示すように、吸入空気管4の両端に絶
縁物より成る取り付け体11を取り付ける。そこ
に流入する空気の流れを阻害しないような金網状
の支持体12を取り付け、輪状のカーボンフアイ
バー等で作られた電極支持体10を取り付け、そ
の電極支持体10間に棒状電極9を電極支持体1
0の縁に沿つて等間隔に配設する。そして、高電
圧電源8と接続されたもう一方の電極13を取り
付け体11間に配設する。
第1図に示すように、高電圧電源8はピツクア
ツプコイル8a、増幅部8b、高電圧発生コイル
8cより成つている。そして、吸入空気量の多少
にかかわらず電圧を一定としたならば、単位吸入
空気量に対してのオゾン含有率が変わつてしまう
ので、エンジン2の上流から吸気負圧検出管6を
導き出している。そして、その端に吸気負圧を検
出する吸気負圧検出端7を取り付け、その吸気負
圧検出端7と増幅部8bとを接続することによ
り、吸入空気量に応じて高電圧の大きさを変化さ
せるようにしている。例えば、吸入空気量に応じ
て20.000ボルトから30.000ボルトの範囲で変化さ
せるようにしたものである。つまり、エンジン2
が高回転のときは、オゾン発生量を多くし、その
反対にエンジン2が低回転のときオゾン発生量を
少なくするようにしている。
上記構成に基づき、エンジン2が回転すると吸
気負圧が発生し、エアクリーナーから吸入空気が
吸い込まれるとともに、燃料タンクから燃料が吸
入される。これらの空気および燃料は混合霧化さ
れた後にエンジン2に吸い込まれて燃焼すること
により、自動車が走行するものである。
ここで、上記オゾン発生装置1について着目す
ると、壁面電極13と棒状電極9との間で無声放
電を生じさせ、棒状電極9周辺にオゾンを発生さ
せるものである。本実施例においては、棒状電極
9を第4図に示すように、中心と壁面電極13と
の間に所定の間隔を開けて8本配設している。
このように、棒状電極9を配設することによ
り、筒状に形成されている壁面電極13の内部が
第1の領域と第2の領域とに区画される。
上記第1の領域は、棒状電極9と壁面電極13
との間に形成されものであり、これらの電極9,
13に高電圧を印加してオゾンを発生させる領域
として用いられる。
一方、第2の領域は上記第1の領域で発生した
オゾンがエンジン2に移動するための移動領域と
して機能するものである。上記オゾンの移動によ
つて棒状電極9周辺のオゾン分布率が低くなるの
で、オゾンの物性上O2へ戻る機会が少なくなる。
これにより、発生したオゾンはそのままの状態、
すなわち、O3の状態でキヤブレター3を介しエ
ンジン2へと吸い込まれて行く。この結果、燃料
と混合霧化された状態を見てみると、燃料粒子の
まわりの空気中のオゾン含有率が高くなり、燃焼
効率が高くなり、よつて燃費が向上するとされて
いる。
上記したように、本実施例においては棒状電極
9を吸入空気管4の中心と平面との間に複数本発
生し、上記壁面との間に無声放電を生じさせるこ
とによりオゾンを発生させる。そして、発生させ
たオゾンが無声放電領域以外の領域を通つて移動
することができるようにしたものである。すなわ
ち、発生オゾンがエンジンの方向に移動するため
の移動領域15を設けたものである。
オゾン発生装置1の第2例としては、第5図お
よび第6図に示すように、高電圧電源8と接続さ
れた電極14を中心に配設するものが考えられ
る。このように構成すると、発生するオゾンの移
動領域は壁面と棒状電極9との間の周辺領域16
となる。この場合においても効果や構成について
は第1例と同じである。
以上のように、本考案のオゾン発生装置1は、
無声放電によりオゾンを発生させるのに加えて、
棒状電極9を吸入空気管4の中心と壁面との位置
に配したので、発生させたオゾンの移動領域とし
て中心領域15、または周辺領域16を内部に残
すことができ、よつてオゾンがO2に戻る機会を
少なくできる。このため、オゾンをそのままの状
態でキヤブレター3を介しエンジン2に送ること
ができ、燃料粒子のまわりの空気中のオゾン含有
率を高め、燃焼効率を高め、よつて燃費を向上さ
せるものである。
しかも、本考案のオゾン発生装置の場合は、構
造が簡単なので容易に製作することができ、従つ
て電極の略全面にわたつてオゾンを発生させるこ
とができるとともに、発生させたオゾンがO2
戻る機会が少ないオゾン発生器の製造コストを大
幅に低減させることができる。
[効果] 以上詳述した如く本考案によれば、吸入空気管
の壁面と中心との間に棒状電極を配設し、上記棒
状電極により上記吸入空気管の内部を第1の領域
と第2の領域とに区画し、上記第1の領域をオゾ
ン発生領域とするとともに、第2の領域をオゾン
移動領域としたので、発生したオゾンが上記移動
領域に流れ込み、キヤブレターを介しエンジンに
連続的に吸入されて行くようになる。したがつ
て、電極周辺に次々とオゾンが発生してもオゾン
は一定箇所に留まることがなく、これにより、オ
ゾンがO2に戻る機会がほとんどなくなり、エン
ジン内における空気中のオゾン含有率を高め、燃
焼効率を高め、よつて燃費を向上させるという利
点を有するオゾン発生装置を簡素化することがで
き、これにより、上記オゾン発生装置を容易に製
作することが可能となり、製造コストを大幅に低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案の実施例を示し、第1図はオ
ゾン発生装置の配置図、第2図はオゾン発生器内
部の棒状電極の斜視図、第3図は第1例のオゾン
発生器の側面からの断面図、第4図は第1例のオ
ゾン発生器の正面からの断面図、第5図は第2例
のオゾン発生器の側面からの断面図、第6図は第
2例のオゾン発生器の正面からの断面図である。 図中、1……オゾン発生器、2……エンジン、
3……キヤブレター、4……吸入空気管、5……
燃料管、6……吸気負圧検出管、7……吸気負圧
検出端、8……高電圧電源、8a……ピツクアツ
プコイル、8b……増幅部、8c……高電圧発生
コイル、9……棒状電極、10……電極支持体、
11……取り付け体、12……支持体、13……
壁面電極、14……中心電極、15……中心領
域、16……周辺領域、である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジン2に連結されている吸入空気管4中に
    接続して用いられる内燃機関のオゾン発生装置に
    おいて、 上記オゾン発生装置1は全体として筒状に形成
    されているとともに、オゾン発生用の放電電極と
    して用いられる棒状電極9が長手方向に沿つて複
    数本配設されることにより、上記オゾン発生装置
    1の内部が長手方向に沿つて第1の領域および第
    2の領域に区画されており、 上記第1の領域には、上記棒状電極9に対して
    所定の間隔を開けて他方の放電電極が平行に複数
    本配設されていて、上記棒状電極9と上記他方の
    放電電極との間で無声放電させてオゾンを発生さ
    せるための領域として機能するようになされてい
    るとともに、 上記第2の領域は、上記棒状電極9の間を通つ
    て流れ込むオゾンが上記エンジン2の方向に移動
    するためのオゾン移動領域として機能するように
    なされていることを特徴とする内燃機関のオゾン
    発生装置。
JP1989053310U 1989-05-09 1989-05-09 Expired JPH0447410Y2 (ja)

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JP1989053310U JPH0447410Y2 (ja) 1989-05-09 1989-05-09

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JPH02144650U JPH02144650U (ja) 1990-12-07
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136555A (ja) * 1982-09-29 1984-08-06 アム−エア・リミッテッド・パ−トナ−シップ 内燃エンジン用イオン化装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59136555A (ja) * 1982-09-29 1984-08-06 アム−エア・リミッテッド・パ−トナ−シップ 内燃エンジン用イオン化装置

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JPH02144650U (ja) 1990-12-07

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