JPH0446388Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0446388Y2
JPH0446388Y2 JP1987107572U JP10757287U JPH0446388Y2 JP H0446388 Y2 JPH0446388 Y2 JP H0446388Y2 JP 1987107572 U JP1987107572 U JP 1987107572U JP 10757287 U JP10757287 U JP 10757287U JP H0446388 Y2 JPH0446388 Y2 JP H0446388Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
housing
slider
contact
fpc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987107572U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6413682U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987107572U priority Critical patent/JPH0446388Y2/ja
Publication of JPS6413682U publication Critical patent/JPS6413682U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0446388Y2 publication Critical patent/JPH0446388Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案はフレキシブル・プリンテツド・サーキ
ツト(以下FPCと云う)、または可撓性回路板の
超小型無挿抜力コネクタに関する。
B 従来の技術及びその問題点 板金材料を打ち抜いて、その切断面の一部を接
触面として形成した接続子(以下、本明細書では
フオーク型接続子、または単に接続子という)
と、スライダとを組み合わせた超小型のFPC用
無挿抜力コネクタは、従来、第8図及び第9図に
示されたようなタイプが知られている。以下、こ
れらの型の無挿抜力コネクタについて説明する。
従来のFPC用の超小形無挿抜力コネクタは、
第8A図及び第8B図に示した第1のタイプと、
第9A図及び第9B図に示した第2のタイプのも
のが知られている。これらの無挿抜力コネクタに
用いられている接続子は印刷回路板のスルーホー
ルにはんだ付けされるソルダー・テールを持つて
いる。第8A図に示した無挿抜力コネクタはスラ
イダ81を持ち上げてFPC84を装着する前の
状態を示し、第8B図はスライダ81とFPC8
4との重ね合わせた後、両者を共に押し下げて
FPC84とフオーク型接続子83とを接続させ
た状態を示している。
第8図に示した第1のタイプのコネクタの問題
点を以下に説明すると、第1の問題は、はんだ付
け処理の間で接続子のフオーク部分の整列(アラ
イメント)が、下記の原因によつて劣化すること
である。接続子83のソルダー・テール86と印
刷回路基板85のスルーホールとをソルダー・デ
イツプ処理ではんだ付けする時に熔融はんだによ
り接続子の脚部に力が加わつた上、ハウジングが
加熱されて膨張するので、接続子83全体がハウ
ジング82に対して動かされる傾向が生じる。フ
オーク状に形成された接続子83の上部と、ソル
ダーテール86との間の距離が大きいコネクタに
おいては、接続子の固定部を中心とした回転モー
メントが大きくなるので、この傾向が強くなり、
フオーク状の先端部が可成り移動させることにな
る。この移動により接続子83のフオーク部分の
アライメントが悪化し、また、個々の接続子の移
動量は一様ではないので、接続部89の先端部が
一列に並ばないでジグザグ状になる。接続部89
のアライメントの劣化は、平坦面を持つスライダ
81を押し下げた時、FPCの導体と接続子の接
続部89の接触点との間の接触圧が、所定の接触
圧の範囲外になり、最悪の場合、ある接続子は
FPCの導体と所定の電気的接続が達成されない
事態が生じる。多極コネクタの場合、接触圧のバ
ラツキが大きいことは、製品の信頼度が低くな
る。
第1のタイプのコネクタの第2の問題は、コネ
クタが高温の雰囲気で用いられる場合、接続部8
9の接触点とスライダ81の加圧面との間隔(接
点空間という)が大きくなつて、接触部の接触圧
が所定の値以下になる問題である。FPC84を
コネクタに装着した時、FPCが接触部89を左
方へ押し付ける力は、接続部89を撓め、そし
て、フオーク型の接続子83の全体を反時計方向
(第8図を基準として)に回転させる力を生じる。
接続子を回転させるこの力は、接続子をハウジン
グに圧入した基部83′に加えられる。接続部8
9の「へたり」(弾性限界を越えた歪による永久
変形)を防ぐため、接続子の基部83′と接続部
89の接触部との距離を大きくすると、基部に加
わる力が相対的に大きくなる。特に、高温度の雰
囲気中でコネクタが使用された場合、基部に加わ
る大きな応力のために、基部付近のプラスチツク
材が変形して「接点空間」が大きくなり、接触圧
が弱くなる。
接点空間が大きくなることには、他の理由があ
り、第1のタイプのコネクタの第3の問題として
以下に説明する。コネクタの小型化(コネクタの
高さを低くする)を行うために、接続子の基部8
3′と接続部の接触部89との距離を小さくした
時に、接続子の接続部89が「へたり」易くな
り、接点空間が変化する問題が生じる。
第1のタイプのコネクタの第4の問題は、コネ
クタのハウジングと回路基板との熱膨張係数の差
異に起因して生じるコネクタの残留歪に起因する
はんだクラツクの問題である。即ち、コネクタの
接続子を回路基板とはんだ付けする際に、コネク
タのハウジングと回路基板は共に加熱されるが、
両者の熱膨張係数が異なつているため、はんだ付
け処理工程の加熱中において、回路基板に対して
コネタクのハウジングは相対的に移動する。はん
だ付けが終了して回路基板及びコネクタが冷却す
ると、ハウジングと回路基板との間の上述の相対
的な移動に起因してコネクタの内部に歪が生じ
て、これがコネクタの残留歪となる。はんだコン
タクトの金属よりも軟らかいので、上述の残留歪
は、はんだ付け部に集中した応力を生じることに
なり、これがはんだクラツクの原因になると考え
られている。
次に、コネクタのハウジングを切断して無挿抜
力コネクタの一部を示す第9A図と、スライダ9
1が押し下げられた状態の無挿抜力コネクタの断
面図(第9B図)とを参照して、従来のフオーク
型接続子を持つ第2のタイプのコネクタを説明す
る。フオーク型接続子93をハウジング92へ圧
入して接続子を保持している第1のタイプのコネ
クタとは異なつて、第2のタイプのコネクタは、
接続子93のソルダー・テール96の根元と、接
続子の基部93′から上方に延びる脚部に設けら
たランス95と、その先端部に設けられたボス9
4とによつて、接続子93をハウジング92中に
保持している。第2のタイプのコネクタは、ハウ
ジングに接続子を固定する手段が第1のタイプの
ものとは異なつているので、上述の第1のタイプ
のコネクタと比較した場合、上述の第1の問題、
即ち、フオーク部分のアライメントが劣化する問
題や、第2の問題、即ち、接点空間が変化する問
題を回避することが出来る。然しながら、この3
点支持型のコネクタは、接点空間を所定の誤差範
囲内に制御するためには、スライダの厚さ、ハウ
ジングの壁や、ボスの寸法の製造誤差範囲、更に
ボス94を有する脚部片の折り曲げ精度の誤差範
囲などの因子が累積するためバラツキの少ない接
点空間を達成することは容易ではない。また、こ
の第2のタイプのコネクタには上述の第3の問題
(小型化における接点空間の問題)及び第4の問
題(はんだクラツクの問題)も残されている。
本考案の目的は、上述の問題を解決することに
あり、特に、FPCの端部導体と接続する複数個
の接続子の接触部のアライメントを常に一定に保
ち、これにより、FPCの多数の端部導体に対す
る接続子の接触圧を一定に保つことの出来る無挿
抜力のFPCのコネクタを提供することにある。
C 問題点を解決するための手段 本考案はコネクタのハウジングに組み合わされ
たスライダの加圧板に沿つて、ハウジングの開溝
部内にFPCの端部を無挿抜力で挿入した後、ス
ライダの加圧板を押し下げることによつて、開溝
部内に設けられた接続子の接触部とFPCの導体
との電気接続を行う型の無挿抜力のFPCコネク
タにおいて、ハウジングに対して接続子の接触部
が外力により変位されるのを最小限に抑えるた
め、ハウジングに対して接続子を固定する手段
を、接続子の接触部に出来るだけ近い位置に強固
に設けることと、この接触部にFPCを押し付け
るための加圧板を効率よく且つコンパクトに設け
ることとを両立させたことに特徴がある。
D 実施例 以下図面を参照して本考案の実施例を説明す
る。第2図は本考案の無挿抜力コネクタの実施例
の斜視図であつて、スライダ2をハウジング3の
上方に位置させた、無挿抜力コネクタ1のアンロ
ツクの状態において、FPCの端部がハウジング
3の開溝部に無挿抜力で挿入される状態を示して
いる。通常、無挿抜力コネクタ1は、アンロツク
の状態で、接続子10がハウジング3の底部から
突出した脚部、即ちソルダー・テールを、印刷回
路板7のスルーホールにはんだ付けする。なお、
冗長を避けるため、同一素子、又は同一の機能を
有する部分は、異なる図番でも、原則として同一
の参照数字を用いることとする。
第2図に示された無挿抜力コネクタ1の断面図
を示す第1図を参照して、本考案に用いられる接
続子10の構造を説明する。第1図から明らかな
ように、板金材料をプレス加工によつて一体的に
形成し、その破断面を接触面としたフオーク型接
続子10は、固定脚11と、第1接続脚12と、
第2接続脚13とを含んでいる。ハウジングに食
い込ませるための突起を有する細長い固定脚11
の下部は接続子10の基部を形成し、FPCと電
気的接続を行うための第1接続脚12は接続子1
0の基部から左方に突出し、更に上方に湾曲した
L字形の腕を有し、腕の先端部には固定脚11と
対向する位置に、FPC9の導体8と電気的接続
を行うための接触部14が設けられる。接触部1
4は接続子10の打抜き破断面側をFPCの導体
と電気接続を行う接触面としている。このような
湾曲部を持たせた第1接続脚は必要な機械的強度
と、弾性力とを充分な裕度を持つて与えることが
出来、また接触部14の接触面はFPCの導体と
係合したときに、FPCの引き抜き力に対抗する
充分な抵抗力と、良好な電気的接続とを与える形
状にされている。無挿抜力コネクタとして組み立
てられた後、印刷回路板7のスルーホールに挿入
され、はんだデイツプによりはんだ付けが行われ
る第2接続脚13は、接続子10の基部から湾曲
部16を経てスルーホールに係合する係合部15
を有している。後で説明するように、この湾曲部
はスルーホールとのはんだ付け部のクラツク(ひ
び割れ)の問題を解決するのに役立つ。
次に、本考案の無挿抜力コネクタ1のハウジン
グ3の細部を第1図及び第3図を参照して説明す
る。プラスチツク材料で一体的にモールドされた
ハウジング3は前壁部22、後壁部23及び一対
の側壁部24,24によつて囲まれた開溝部4を
有している。開溝部4はFPCの幅を受け入れる
に適した幅にされている。前壁部22には接続子
10の固定脚11を圧入して、これらを固定する
ための複数個の接続子固定スロツト25が穿たれ
ている。接続子固定スロツト25は、FPCの導
体の数及びピツチに対応した数と間隔で設けらて
いる。接続子10の固定脚11がこれらの固定ス
ロツト25に、ハウジングの底部から圧入されて
ハウジング3に固定された時、固定脚11とスロ
ツト25とが共働して、ただ1個の強固な保持部
分を構成して、接続子10の第1接続脚12は開
溝部4の中に位置し、第2接続脚13はハウジン
グ3の底面から突出するような構造に作られてい
ることは第1図及び第3図から明らかに理解する
ことが出来る。
ハウジング3の前壁部22と後壁部23とを結
合し、且つ各接続子を隔離し絶縁するための複数
個の隔壁26が設けらている。第1図で分かるよ
うに、これらの隔壁26は下方で幅が広く、上方
に向かつて幅が狭くなるようなテーパが付されて
いる。第1図及び第3図を参照すると理解できる
ように、ハウジング3と接続子10とが組み立て
られたときに、接続子10の接触部14は、
FPCの導体と良好な電気接続を行うように、隔
壁26の斜面を越えて、開溝部4の中に露出して
いることと、すべての接続子10の第1接続脚1
2、換言ればすべての接触部14は、前壁部22
の背面35から等距離に保たれており、第2接続
脚13からの外力によつて移動し難い構造になつ
ていることは注意を向ける必要がある。
ハウジング3の底面の四隅には台部27を設け
てハウジング3の下面と印刷回路板7の表面との
間に空隙を設ける。ハウジング3の前壁部22の
前面に位置する2個の溝部内に、スライダを固定
するロツク手段用の一対の係合突起28,28が
設けらている。なお、窪み部29(第3図)につ
いては後述する。ハウジング3の側壁部24の内
面は開溝部4の幅を限定し、FPCの9の両端部
をガイドする垂直面を有し、側壁部24の外面は
スライダと嵌合する溝を有し、この溝の中にスラ
イダ2の段部45(第4図)と係合するストツパ
30が設けらている。
第4図を参照すると、本考案に従つたスライダ
2を背面方向から見た斜視図が示されている。ス
ライダ2は加圧板41と、天板部42と、一対の
側部43,43と、一対のロツク手段44,44
とで構成され、プラスチツクにより1体的のモー
ルドされている。下方に段部45が設けられた1
対の側部43は全体として逆にL字型を有し、第
2図から分るように、ハウジング3の側壁部の1
対の溝に嵌め込んで、スライダ2をハウジング3
に組み込んだとき、側部43の段部45が、ハウ
ジング3のストツパ30と係合して、スライダ2
がハウジング3から脱落しないようにする。スラ
イダの1対のロツク手段44はハウジング4の突
起28と係合するためにスロツト46が設けられ
ている。スライダ2の加圧板41は第1図から理
解出来るように、前面は天板部42に対して垂直
な平面を形成しているのに反して、背面は天板部
の上表面に連続した面で出発して、下方に向つて
図示のような傾斜面を構成している。なお、ハウ
ジング3の隔壁26に付されるテーパの角度は、
加圧板41の傾斜の角度とほぼ同じに作られる。
また、加圧板41の先端の厚さは、スライダ2を
最高位(即ち、スライダの段部45がハウジング
のストツパ30と係合する位置)まで持ち上げた
とき、接続子10の接続部14の接触面と加圧板
41の間にFPCの端部を無挿抜力で差し込むこ
との出来る空隙を作り、且つ加圧板の機械的強度
を損なわないような寸法に選ばれる。加圧板のス
トロークと、加圧板がFPCを接触部の方に移動
させる距離とは加圧板の加圧面の傾斜角で一義的
に決められるが、この傾斜角が大きすぎると(垂
直線に対して、)コネクタのロツク時に加圧板が
外れ易くなり、且つ加圧板の先端部の厚さが薄く
なり機械的強度が損なわれるし、傾斜角が小さす
ぎるとFPCと接続子の接触部との間に充分な接
触圧力が生じない。本考案の実施例では、加圧位
のストロークが約2mmで、角度は12°で良好な結
果を得た。
第1図に示されているように、スライダの側部
43をハウジングの側壁部24の溝に嵌着し、且
つスライダの加圧板41を開溝部4の中に差し込
むことにより、本考案の無挿抜力コネクタが得ら
れる。第1図は組み立てられたコネクタのアンロ
ツク状態が示されている。
次に、実施例の作用について説明する。第2図
に示された態様の無挿抜力コネクタは、先づ印刷
回路7のスルーホールの中にその第2接続脚13
を差し込んで、はんだデイツプ等適宜の方法では
んだ付けが行われる。このはんだ付け作業の際の
フラツクスにより接続子が汚染されないようにハ
ウジングの脚部27によつてハウジングの底部を
回路板の表面と離隔してある。また、この実施例
に示されたような、湾曲部を有する第2接続脚
は、ハウジング3及び回路板7に使用されたプラ
スチツク材料の熱膨張の差異に基づくはんだクラ
ツク(ひびわれ)の問題を防止することが出来
る。
次に、印刷回路板にはんだ付けされた無挿抜力
コネクタは、第5図に示されているように、コネ
クタ1に対してFPC9を斜めにして開溝部4に
挿入すると、FPCの先端部は加圧板41の傾斜
面と隔壁26の傾斜面に沿つてガイドされ、開溝
部4の底面に到達する(第1図参照)。次に、第
6図に示されるように、スライダ2の天板部42
を押し付けると、加圧板の垂直面はハウジング3
の前壁部22の背面35(第1図参照)を摺動し
つつ、FPCの導体8を接続子10の接触部14
の押し付ける。スライダ2の押し下げが続き、ス
ライダのロツク手段44の先端部がハウジングの
ロツク手段用の係合突起28を越えてロツク手段
のスロツト46が係合突起28と係合した時(ロ
ツク状態−第7図)、加圧板41の先端は、開溝
部4のほぼ底部に達し、加圧板41はFPCの導
体8を接続子10の方へ押し付けて接触部14と
の良好な電気的接続が達成される。
ここで本考案のコネクタの作用効果に言及する
と、本考案のコネクタ1において、接続子10の
固定脚11がハウジングの前壁部22に圧入さ
れ、強固の固定されており、接続子10の接触部
14と固定脚11とが対向している構造としたの
で、複数個の接続子の接触部14の整列(アライ
メント)がスライダの押圧力によつて乱されるこ
とがなく、しかも、コネクタの高さを低くするこ
とが可能である。つまり、接触部とスライダ面と
の間隔、即ち「接点空間」を変動させる因子は、
本考案の新規な固定部分の位置とその簡単な構造
によつて、容易に制御することが出来、従つて、
接点空間のバラツキに起因する接触圧のバラツキ
が制御可能になり、その結果、製品が振動の多い
場所とか、或は、高温の雰囲気中で用いられて
も、予測しえない接触不良の問題を回避すること
が出来る。
次に、ロツク状態にある無挿抜力コネクタ1を
アンロツク状態にする場合について、第3図及び
第7図を参照して説明する。ハウジング3の窪み
部29に乗り出しているスライダの天板部42の
下面に指を当てて上方に押し上げると、スライダ
2の係合手段44のスロツト46と係合突起28
は係合が解かれて、スライダ2は接続子10の第
1接続脚12のばね力によつて上方にはね上る。
本考案のスライダのロツク解除手段は、指の力が
スライダを解除し易い方向へ変位する傾向を与え
るので、アンロツク状態にする作業性がよく、ま
た、印刷基板上に多数のコネクタの側面を密接し
て設ける必要のある場合は特に有利である。コネ
クタが前後に密に並べる必要のある場合には、実
施例のコネクタは従来と同様に側面からロツクを
解除しうること勿論である。
F 発明の効果 本考案は、小型の無挿抜力コネクタにおいて、
多数のFPCとの導体と多数の接続子との間に、
バラツキの少い所定の接触圧力を与え、且つ耐振
性が高く、熱による接触圧の性能劣化が少なく、
そしてFPCの挿抜の作業性を改良し、更に、コ
ネクタの高さを低くすることを可能とし、回路板
とコネクタとのはんだ付け部のはんだクラツクを
防止した電気接続性の信頼度の高いコネクタを提
供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に従つた無挿抜力FPCコネク
タの実施例の断面図、第2図は本考案の実施例を
説明するための斜視図、第3図は本考案の実施例
に使われるコネクタ・ハウジングを説明するため
の斜視図、第4図は本考案の実施例に使われるス
ライダを説明するための斜視図、第5図はFPC
をコネクタに挿入する態様を説明する図、第6図
は本考案のコネクタとFPCとを接続する動作を
説明する図、第7図は本考案の無挿抜力コネクタ
のロツク状態を示す図、第8図及び第9図は従来
の無挿抜力FPCコネクタを説明するための図で
ある。 2……スライダ、3……ハウジング、4……開
溝部、10……接続子、11……固定脚、12…
…第1接続脚、13……第2接続脚、14……接
触部、25……接続子固定用スロツト、41……
加圧板、44……ロツク手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 可撓性回路板の端部を挿入するための開溝部を
    形成している1対の側壁部と、前壁部と、後壁部
    とを有する1体的にモールドされたハウジング
    と、 該ハウジングの前壁部に穿たれた複数個の接続
    子固定用スロツトと、 上記ハウジングの底部から上記接続子固定用ス
    ロツトに圧入して接続子を上記ハウジングに固着
    するための固定脚と、該固定脚に対向し且つ上記
    開溝部内に露出した接触部を有する第1接続脚
    と、上記ハウジングの底面から突出し、印刷回路
    板のスルーホールとはんだ付けを行うための第2
    の接続脚とを含む複数個の接続子と、 上記ハウジングの上記開溝部に挿入力なしで差
    し込まれた可撓性回路板の上記端部を上記接触部
    に押圧するための傾斜面を付したスライダと、 該スライダを上記開溝部に圧入することによ
    り、上記可撓性回路板の端部の導体と上記接続子
    とを電気的に接続された時、上記スライダを上記
    ハウジングに係合するロツク手段と を具備する無挿抜力コネクタ。
JP1987107572U 1987-07-15 1987-07-15 Expired JPH0446388Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987107572U JPH0446388Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987107572U JPH0446388Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6413682U JPS6413682U (ja) 1989-01-24
JPH0446388Y2 true JPH0446388Y2 (ja) 1992-10-30

Family

ID=31342107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987107572U Expired JPH0446388Y2 (ja) 1987-07-15 1987-07-15

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0446388Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0515744Y2 (ja) * 1988-06-24 1993-04-26
JP2568313Y2 (ja) * 1992-07-02 1998-04-08 日本航空電子工業株式会社 基板間接続用コネクタ
CN2850023Y (zh) * 2005-11-04 2006-12-20 富士康(昆山)电脑接插件有限公司 电连接器
JP4669529B2 (ja) * 2008-04-23 2011-04-13 京セラエルコ株式会社 コネクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917579B2 (ja) * 1978-09-08 1984-04-21 日本放送協会 動補正ノイズ低減方式

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917579U (ja) * 1982-07-23 1984-02-02 星電器製造株式会社 フレキシブルプリント配線板用コネクタ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5917579B2 (ja) * 1978-09-08 1984-04-21 日本放送協会 動補正ノイズ低減方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6413682U (ja) 1989-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5906498A (en) Electrical connector having joint structure to connect electrical connecting element to circuit board
US9478924B2 (en) Electrical connector
US9716326B2 (en) Electrical connector
KR100933401B1 (ko) 커넥터
KR101119768B1 (ko) 커넥터 세트 및 그에 사용하기 위한 조인터
US9876297B2 (en) Connector
JP5197216B2 (ja) 多接点端子を有する電気コネクタ
WO2013085037A1 (ja) コネクタ
JP2001196130A (ja) Fpc/ffc用ロック機構付きコネクタ
JP4521351B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2012099276A (ja) コンタクト及びコネクタ
JP3106967B2 (ja) 基板用コネクタ
JPH0446388Y2 (ja)
JP4121538B1 (ja) アライメントプレートおよび電気コネクタ
JPH08124638A (ja) 表面実装型コネクタ及びその電気コンタクト
JP2515432Y2 (ja) 回路基板用電気コネクタ
JP2001250623A (ja) 端子構造
JPH0935829A (ja) タインプレート及びタインプレート付きコネクタ
JP6959884B2 (ja) プラグコネクタ、レセプタクルコネクタ及びコネクタ
US6776664B1 (en) Electrical connector with retention and guiding means
KR20090090247A (ko) 접속용 소켓
JP2001052788A (ja) Fpcとプリント基板間の電気コネクタ装置
JPH0757825A (ja) コネクタ
JP5077820B2 (ja) 端子整列板および端子整列板付き実装部品
EP0886349B1 (en) Improved single-sided, straddle mount printed circuit board connector