JPH0445903Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0445903Y2 JPH0445903Y2 JP1986142142U JP14214286U JPH0445903Y2 JP H0445903 Y2 JPH0445903 Y2 JP H0445903Y2 JP 1986142142 U JP1986142142 U JP 1986142142U JP 14214286 U JP14214286 U JP 14214286U JP H0445903 Y2 JPH0445903 Y2 JP H0445903Y2
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- 239000002245 particle Substances 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 239000010419 fine particle Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
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Description
【考案の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
この考案は、複写機濃度を濃淡いずれの範囲に
調節しても、コピー物であることを知らしめる潜
像がコピー後の用紙のいずれかの箇所に現出する
機能をそなえた全域機能型コピー偽造防止用紙に
関する。
調節しても、コピー物であることを知らしめる潜
像がコピー後の用紙のいずれかの箇所に現出する
機能をそなえた全域機能型コピー偽造防止用紙に
関する。
［従来の技術］
微細な点及び線で印刷された背景と潜像からな
るコピー偽造防止用紙の表面は通常潜像が視認で
きず複写機にかけたときに潜像の存在が認められ
るようになつているが、複写機の急速な発達によ
つて濃淡の調節範囲が大幅に拡大されてくると、
用紙表面に記録された文字記号等はそのままの状
態にありながら潜像を視野から消去することが可
能となつてきた。つまり複写機の濃度調節を薄く
するにつれて背景と潜像の再現性が弱くなり遂に
は両者が殆ど再現されなくなるという問題が起き
ている。そこでこの問題を解決するために実開昭
61−122868号の公報に開示された技術がある。こ
の技術は、背景と潜像からなる潜像印刷層の上面
または下面にグラデーシヨン印刷層を設けること
によつて複写機濃度を薄くしても背景又は潜像の
いずれかが再現される結果潜像の存在が視認され
ることを所期している。
るコピー偽造防止用紙の表面は通常潜像が視認で
きず複写機にかけたときに潜像の存在が認められ
るようになつているが、複写機の急速な発達によ
つて濃淡の調節範囲が大幅に拡大されてくると、
用紙表面に記録された文字記号等はそのままの状
態にありながら潜像を視野から消去することが可
能となつてきた。つまり複写機の濃度調節を薄く
するにつれて背景と潜像の再現性が弱くなり遂に
は両者が殆ど再現されなくなるという問題が起き
ている。そこでこの問題を解決するために実開昭
61−122868号の公報に開示された技術がある。こ
の技術は、背景と潜像からなる潜像印刷層の上面
または下面にグラデーシヨン印刷層を設けること
によつて複写機濃度を薄くしても背景又は潜像の
いずれかが再現される結果潜像の存在が視認され
ることを所期している。
［考案が解決しようとする課題］
上述の従来技術は複写機濃度を薄くした場合の
対応として効果を発揮するが、複写機濃度を濃く
して再現させた場合には背景と潜像がともに黒暗
色に現出して両者の区別がつきにくく、したがつ
て潜像の存在が判読しにくいという問題点を有し
ていた。
対応として効果を発揮するが、複写機濃度を濃く
して再現させた場合には背景と潜像がともに黒暗
色に現出して両者の区別がつきにくく、したがつ
て潜像の存在が判読しにくいという問題点を有し
ていた。
［課題を解決するための手段］
この考案は従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、すなわち微細子で構成された背景ととも
に微細子で構成された複数個の潜像が表面に施さ
れ、該潜像が通常は視認されないがコピーをする
と背景と区別して視認される用紙であつて、表面
に三分の一を占める背景及び潜像が0.50程度の濃
度を有するインキで印刷した薄色面であり且つ表
面の三分の二を占める背景及び潜像が1.50程度の
濃度を有するインキで印刷した濃色面である一層
一色刷りの濃淡印刷層からなり、該濃淡印刷層の
濃色面の二分の一の部位にグラデーシヨン印刷層
をオーバープリント又はアンダープリントして、
前記問題点を解決したコピー偽造防止用紙を提供
することを所期している。
であり、すなわち微細子で構成された背景ととも
に微細子で構成された複数個の潜像が表面に施さ
れ、該潜像が通常は視認されないがコピーをする
と背景と区別して視認される用紙であつて、表面
に三分の一を占める背景及び潜像が0.50程度の濃
度を有するインキで印刷した薄色面であり且つ表
面の三分の二を占める背景及び潜像が1.50程度の
濃度を有するインキで印刷した濃色面である一層
一色刷りの濃淡印刷層からなり、該濃淡印刷層の
濃色面の二分の一の部位にグラデーシヨン印刷層
をオーバープリント又はアンダープリントして、
前記問題点を解決したコピー偽造防止用紙を提供
することを所期している。
［実施例］
縦長形とした用紙１の表面は、上部より下部に
向かい背景２とともに複数列の「コピー」と書し
た潜像３が施され、背景２は150線10％の網点微
細子で構成され、潜像３は50線10％の並行線微細
子で構成されている。そして表面の三分の一を占
める上部の背景２と潜像３は0.50の濃度を有する
すみインキで印刷した薄色面Ａであり、表面の三
分の二を占める中間部と下部の背景２及び潜像３
は1.50の濃度を有するすみインキで印刷した濃色
面Ｂであり、これら全体が一層一色刷りの濃淡印
刷層４となつている。なお、前記薄色面Ａと濃色
面Ｂは、いわゆるレインボー印刷方式によるもの
で、薄色面Ａは、あらかじめメジウムを用いて薄
色としたインキによつて形成され、これら濃淡の
インキをローラーに付けて印刷作業をするもので
あり、薄色面Ａと濃色面Ｂとの境界は画然とした
ものとはならない。また上記濃淡印刷層４におけ
る濃色面Ｂの二分の一の下部に、150線20％〜100
％の網点グラデーシヨン版６を用いてグラデーシ
ヨン印刷層５を0.50の濃度を有するすみインキで
オーバープリントし、それゆえ濃色面Ｂは上部よ
り下部が一層濃色となつている。
向かい背景２とともに複数列の「コピー」と書し
た潜像３が施され、背景２は150線10％の網点微
細子で構成され、潜像３は50線10％の並行線微細
子で構成されている。そして表面の三分の一を占
める上部の背景２と潜像３は0.50の濃度を有する
すみインキで印刷した薄色面Ａであり、表面の三
分の二を占める中間部と下部の背景２及び潜像３
は1.50の濃度を有するすみインキで印刷した濃色
面Ｂであり、これら全体が一層一色刷りの濃淡印
刷層４となつている。なお、前記薄色面Ａと濃色
面Ｂは、いわゆるレインボー印刷方式によるもの
で、薄色面Ａは、あらかじめメジウムを用いて薄
色としたインキによつて形成され、これら濃淡の
インキをローラーに付けて印刷作業をするもので
あり、薄色面Ａと濃色面Ｂとの境界は画然とした
ものとはならない。また上記濃淡印刷層４におけ
る濃色面Ｂの二分の一の下部に、150線20％〜100
％の網点グラデーシヨン版６を用いてグラデーシ
ヨン印刷層５を0.50の濃度を有するすみインキで
オーバープリントし、それゆえ濃色面Ｂは上部よ
り下部が一層濃色となつている。
而して150線10％の網点微細子で構成された背
景２と50線10％の並行線微細子からなる潜像３は
肉眼では見えにくく両者の区別も困難であるため
潜像３が容易に判読されることはないが通常濃度
に調節された複写機にかけると網点微細子は再現
されないため白地面となり、並行線微細子のほう
は再現されるため黒色に現出し、したがつてコピ
ー用紙１′は白地の背景２′に黒色の潜像３′が対
照をなして両者の区別が明らかとなりコピー物で
あることが判然とする（第４図）。但し上部薄色
部分の潜像は再現されない。
景２と50線10％の並行線微細子からなる潜像３は
肉眼では見えにくく両者の区別も困難であるため
潜像３が容易に判読されることはないが通常濃度
に調節された複写機にかけると網点微細子は再現
されないため白地面となり、並行線微細子のほう
は再現されるため黒色に現出し、したがつてコピ
ー用紙１′は白地の背景２′に黒色の潜像３′が対
照をなして両者の区別が明らかとなりコピー物で
あることが判然とする（第４図）。但し上部薄色
部分の潜像は再現されない。
複写機の濃度を最高濃度に調節すると濃淡印刷
層の濃色面Ｂは上下部とも背景２及び潜像３が再
現されて黒色となり背景と潜像の区別が困難とな
るが、0.50程度の濃度を有する薄色面Ａにおける
網点微細子からなる背景２は再現されないため潜
像２が明瞭に現出する。つまり第５図示のように
コピー用紙１′の上部三分の一には白地の背景
２′の中に黒色の潜像３′が認められる。
層の濃色面Ｂは上下部とも背景２及び潜像３が再
現されて黒色となり背景と潜像の区別が困難とな
るが、0.50程度の濃度を有する薄色面Ａにおける
網点微細子からなる背景２は再現されないため潜
像２が明瞭に現出する。つまり第５図示のように
コピー用紙１′の上部三分の一には白地の背景
２′の中に黒色の潜像３′が認められる。
上記と逆に複写機を最低濃度に調節すると濃淡
印刷層４の薄色面Ａ及び濃色面Ｂの上部二分の一
の背景２と潜像３は夫々再現しないので両者の区
別がされなくなるが、濃色面Ｂの下半分にはグラ
デーシヨン印刷層５がオーバープリントされてい
るのでこの部分の潜像３は再現され背景２と区別
される。つまり第６図示のようにコピー用紙１′
の下部三分の一の部位には潜像３′が現出して明
瞭に認められる。
印刷層４の薄色面Ａ及び濃色面Ｂの上部二分の一
の背景２と潜像３は夫々再現しないので両者の区
別がされなくなるが、濃色面Ｂの下半分にはグラ
デーシヨン印刷層５がオーバープリントされてい
るのでこの部分の潜像３は再現され背景２と区別
される。つまり第６図示のようにコピー用紙１′
の下部三分の一の部位には潜像３′が現出して明
瞭に認められる。
なお上述実施例ではグラデーシヨン印刷層５を
濃淡印刷層４の上面にオーバープリントした状態
を示しているが、この逆にグラデーシヨン印刷層
５を濃淡印刷層４の下面にアンダープリントして
も同目的を達成でき、また背景２と潜像３の微細
子形状を上記実施例とは逆にすれば背景が再現さ
れ潜像が再現されなくなるが、これも本案の自由
な実施範囲に属することは勿論である。
濃淡印刷層４の上面にオーバープリントした状態
を示しているが、この逆にグラデーシヨン印刷層
５を濃淡印刷層４の下面にアンダープリントして
も同目的を達成でき、また背景２と潜像３の微細
子形状を上記実施例とは逆にすれば背景が再現さ
れ潜像が再現されなくなるが、これも本案の自由
な実施範囲に属することは勿論である。
［考案の効果］
この考案は用紙１はに施された三分の一を占め
る背景２と潜像３がインキ濃度0.50程度の薄色面
Ａであり、また三分の二の部分が濃度1.05程度の
濃色面Ｂに分かれるため複写機の通常濃度と高濃
度に対応して用紙のいずれかの箇所に潜像３が視
認できる状態に現出するとともに濃色面Ｂの二分
の一の部位にグラデーシヨン印刷層５を設けてあ
るため複写機濃度を薄く調節した場合は当該部位
に潜像が明瞭に現出し、したがつて通常濃度・高
濃度・体濃度という複写機の調節範囲の全域にわ
たつて潜像が必ず現出する効果がある。
る背景２と潜像３がインキ濃度0.50程度の薄色面
Ａであり、また三分の二の部分が濃度1.05程度の
濃色面Ｂに分かれるため複写機の通常濃度と高濃
度に対応して用紙のいずれかの箇所に潜像３が視
認できる状態に現出するとともに濃色面Ｂの二分
の一の部位にグラデーシヨン印刷層５を設けてあ
るため複写機濃度を薄く調節した場合は当該部位
に潜像が明瞭に現出し、したがつて通常濃度・高
濃度・体濃度という複写機の調節範囲の全域にわ
たつて潜像が必ず現出する効果がある。
第１図は本案用紙の平面図、第２図は第１図の
イ−イ線断面図、第３図は第１図の部分拡大平面
図、第４図乃至第６図は本考案をコピーした状態
を示し第４図は通常濃度、第５図は高濃度、第６
図は低濃度の各平面図、第７図はグラデーシヨン
版の平面図である。 １……用紙、２……背景、３……潜像、４……
濃淡印刷層、５……グラデーシヨン印刷層、Ａ…
…薄色面、Ｂ……濃色面。
イ−イ線断面図、第３図は第１図の部分拡大平面
図、第４図乃至第６図は本考案をコピーした状態
を示し第４図は通常濃度、第５図は高濃度、第６
図は低濃度の各平面図、第７図はグラデーシヨン
版の平面図である。 １……用紙、２……背景、３……潜像、４……
濃淡印刷層、５……グラデーシヨン印刷層、Ａ…
…薄色面、Ｂ……濃色面。
Claims (1)
- 微細子で構成された背景とともに微細子で構成
された複数個の潜像が表面に施され、該潜像が通
常は視認されないがコピーをすると背景と区別さ
れて視認される用紙であつて、表面の三分の一を
占める背景及び潜像が0.50程度の濃度を有するイ
ンキで印刷した薄色面であり且つ表面の三分の二
を占める背景及び潜像が1.50程度の濃度を有する
インキで印刷した濃色面である一層一色刷りの濃
淡印刷層からなり、該濃淡印刷層の濃色面の二分
の一の部位にグラデーシヨン印刷層を重ね刷りし
てなる全域機能型コピー偽造防止用紙。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986142142U JPH0445903Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986142142U JPH0445903Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6347163U JPS6347163U (ja) | 1988-03-30 |
| JPH0445903Y2 true JPH0445903Y2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=31050587
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986142142U Expired JPH0445903Y2 (ja) | 1986-09-17 | 1986-09-17 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0445903Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6039357A (en) * | 1992-01-08 | 2000-03-21 | Moore North America, Inc. | Security bands to prevent counterfeiting with color copies |
| JP3086554B2 (ja) * | 1992-12-11 | 2000-09-11 | ザ・スタンダード・レジスター・カンパニー | 改良された有価証券 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5640581A (en) * | 1979-09-12 | 1981-04-16 | Kyodo Printing Co Ltd | Forgery protection printed matter |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0315337Y2 (ja) * | 1985-01-22 | 1991-04-03 |
-
1986
- 1986-09-17 JP JP1986142142U patent/JPH0445903Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5640581A (en) * | 1979-09-12 | 1981-04-16 | Kyodo Printing Co Ltd | Forgery protection printed matter |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6347163U (ja) | 1988-03-30 |
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