JPH0445309A

JPH0445309A - 低ＮＯｘバーナ

Info

Publication number: JPH0445309A
Application number: JP15369590A
Authority: JP
Inventors: Junichi Ueda; 植田　順一; Fumitaka Kikutani; 文孝菊谷; Shiro Takeshita; 竹下　志郎
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1990-06-12
Filing date: 1990-06-12
Publication date: 1992-02-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明はブンゼン式の低ＮＯｘバーナに関するものであ
る。

従来の技術従来、この種の家庭用バーナは、第３図に示すように、
第一の炎口部１を有するバーナ本体２に設けた第一の混
合気室３と、前記第一の混合気室３の両側に設けた第二
の炎口部４を有する第二の混合気室５と、前記第一の混
合気室３と前記第二の混合気室５とを連通ずるバーナ本
体に設けた混合気通路６と、前記第二の混合気室５に前
記第二の混合気室５の一次空気比を設定する空気取入れ
ロアとを備えたものである。このような構成において、
第二の炎口部４より噴出され、未燃焼でかつ大気中の酸
素濃度より低い混合気を、第一の炎口部ｌ上に形成され
る火炎に供給することで、燃焼を緩慢にし、火炎温度を
低下させ、サーマルＮＯｘの発生を低減させていた。

発明が解決しようとする課題しかしながら上記のような構成では、Ｎ　ＯＸを低減す
る効果の点では満足さ東るものであるが、第二の炎口部
４から噴出される混合気の燃焼反応が十分に促進されて
完全燃焼し、未燃焼のガス成分は排出されないという効
果の点では必ずしも満足されるものではなかった。

本発明はかかる従来の課題を解消するもので、排気ガス
中のＮＯｘの低減と未燃焼ガス成分のより十分な鳩派を
図ることを目的とするものである。

課題を解決するための手段上記課題を解決するために本発明の低ＮＯ，バーナは、
第一炎口部を有するバーナ本体に設けた第一の混合気室
と、前記第一の混合気室の側方にこの第一の混合気室か
ら離して設けられた側板により形成される第二の炎口部
を有する第二の混合気室と、前記第一の混合気室と前記
第二の混合気室とを連通ずるバーナ本体に設けた混合気
通路と、前記第二の混合気に設けた前記第二の混合気室
の一次空気比を設定する空気取入れ口とを備えるととも
に、前記第二の混合気室を形成する側板を前記第一の炎
口部の表面より上方へ延出し、前記第一の炎口部側へ傾
斜させたものである。

作用本発明は上記した構成によって、第二の炎口部より噴出
した混合気は第二の混合気室の傾斜させた側板により、
第一の炎口部上に形成する火炎に吹き付けられる。また
、第一の炎口部上に形成される火炎に第二の炎口部より
噴出される混合気は空気取入れ口から空気を吸引するの
で一次空気比が増加する。この−次空気比の高くなった
未燃焼でかつ大気中の酸素濃度より低い混合気を第一の
炎口部へ供給することで、燃焼が緩慢になり、火炎温度
が低下する。

実施例以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明す
る。なお、第３図と同一個所には同一番号を付して説明
する。

第１図、第２図において、２はバーナ本体であり、バー
ナ本体２の上面には多数のスリットを開口した第一の炎
口部ｌがある。バーナ本体２の両側面には混合気道路６
が長手方向に最適な間隔で設けられ、バーナ本体２の両
側面に対向して第二は第一の炎口部ｌの上面よりＯから
１５鵬上方に延の側板８とバーナ本体２の間に第二の炎
口部４を形成している。第二の混合気室の側板８の下部
には、空気取入れロアがバーナ本体２の長手方向に最適
な間隔で設けられている。なお３は第一の混合気室であ
る。

上記構成において、第一の混合気室３内部の混合気の一
次空気比は３０から６０％に設定されている。

この混合気の一部分は第一の炎口部ｌより噴出し、残り
の混合気は混合気通路６を通り、第二の混合気室５に導
かれた後、空気取入れロアより吸引される空気と混合し
、−次空気比が１７０から２５０％程度かつ燃焼可燃限
界以下の混合気となって第二の混合気室の側板８とバー
ナ本体２の間を通って第二の炎口部４より噴出した後、
傾斜部９に沿って第一の炎口部ｌの上方へと誘導される
。二次空気は、バー本体２と並設する他のバーナ本体と
の間を下部より上部へと流れ、一部は空気取入れロアよ
り第二の混合気室５に流入し、残りは第二の混合気室の
側板８の外周に沿って流れ、第二の炎口部４の二次空気
として供給された後、第一の炎口部ｌの二次空気として
作用する。

ここで火炎より発生するＮｏヨの発生原理について説明
する火炎より発生するＮｏ、は一般にフューエルＮＯｘ
とサーマルＮＯ□があり、フューエルＮ０８は燃焼の種
類によってその発生量がきまる。サーマルＮＯ８は火炎
反応帯を通過する時に空気中のＮ、が反応してできたＮ
ｏ８であり、その発生量は火炎反応帯の温度によって決
まる。

なお、サーマルＮＯ，は火炎反応１ｔＦ温度が低温であ
るほど発生量は減少する。よって火炎を低酸素濃度雰囲
気中で燃焼させると反応が緩慢になり、また火炎反応帯
が大きくなるので単位火炎反応帯当りの発熱量が減少す
ることになる。このような理由で火炎反応帯温度は低下
し、低Ｎｏ、化が図れるのである。

以上の説明から明らかなように、上記構成のバーナに形
成される火炎は、第二の炎口部４より噴出した混合気の
流れを、傾斜部９によって第一の炎口部１に形成される
火炎に誘導することで第二の炎口部４より噴出した混合
気は第一の炎口部ｌ上に形成する火炎に吹き付けられる
ことになる。

これによって、第二の炎口部４より噴出した混合気の燃
焼反応はより強力に促進され、混合気の未燃焼成分が残
らない、かつ第一の炎口部１上に形成される火炎に、第
二の炎口部４より噴出され未燃焼でかつ大気中の酸素濃
度より低い混合気を供給することで、燃焼を緩慢にし、
火炎温度を低下させるのでサーマルＮｏ、の発生が低減
される。

さらに、バーナの周囲を流れる二次空気が第二の炎口部
４より噴出される混合気を包囲して反応を一層促進させ
るので、未燃焼ガスの発生・不完全燃焼が防止される。

発明の効果以上のように本発明の低ＮＯ８バーナによれば次の効果
が得られる。

（１）　　第二の炎口部より噴出した混合気の流れを、
第二の混合気室の傾斜させた側板によって、第一の炎口
部に形成される火炎に誘導することにより、第二の炎口
部より噴出した混合気は第一の炎口部上に形成する火炎
に吹き付けられる。したがって、第二の炎口部より噴出
する混合気の燃焼反応はより強く促進されて完全燃焼し
、未燃焼ガス成分として流出することがなくなる。

（２）第二の炎口部より噴出され、未燃焼でかつ大気中
の酸素濃度より低い混合気を第一の炎口部上に形成され
る火炎に供給することで、燃焼を緩慢にし、火炎温度を
低下させる。このことにより、Ｎｏ、の発生を低減でき
る。

（３）　　さらに、バーナの周囲を流れる二次空気が第
二の炎口部より噴出される混合気を包囲するので、燃焼
反応がさらに更新され完全燃焼できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における低ＮＯ８バーナの要
部断面斜視図、第２図は同バーナの要部拡大断面図、第
３図は従来の低ＮＯ８バーナの要部断面斜視図である。１・・・・・・第一の炎口部、２・・・・・・バーナ本
体、３・・・・・・第一の混合気室、４・・・・・・第
二の炎口部、５・・・・・・第二の混合気室、６・・・
・・・混合気道路、７・・・・・・空気取入れ口１．８
・・・・・・第二の混合気室の側板。代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　はか１名第図城鼾

Claims

【特許請求の範囲】

第一の炎口部を有するバーナ本体に設けた第一の混合気
室と、前記第一の混合気室の側方にこの第一の混合気室
から離して設けられた側板により形成される第二の炎口
部を有する第二の混合気室と、前記第一の混合気室と前
記第二の混合気室とを連通する前記バーナ本体に設けた
混合気通路と、前記第二の混合気室に設けた前記第二の
混合気室の一次空気比を設定する空気取入れ口とを備え
、前記第二の混合気室を形成する側板を前記第一の炎口
部の表面より上方へ延出し、前記第一の炎口部側へ傾斜
させた低ＮＯ＿ｘバーナ。