JPH0443028A

JPH0443028A - 自動車等のモールディング用光輝テープの製造法

Info

Publication number: JPH0443028A
Application number: JP2151182A
Authority: JP
Inventors: Katsuhisa Kato; 勝久加藤
Original assignee: SYST TECHNICAL KK; Tokiwa Chemical Industries Co Ltd; System Technical Co Ltd
Current assignee: SYST TECHNICAL KK; Tokiwa Chemical Industries Co Ltd; System Technical Co Ltd
Priority date: 1990-06-08
Filing date: 1990-06-08
Publication date: 1992-02-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、自動車等の各種車輛における車体パネルと硝
子パネルとの接合する隙間に嵌装するモールディングの
表面側に埋設する光輝テープの製造法であって、モール
ディングの表面に露出する光輝テープを強靭化せしめる
と共に、光輝の優れたモールディング用の光輝テープの
製造法に関する。

（従来の技術）この種の車輌等のモールディングに使用される光輝テー
プは、光輝テープの輝きや艷り及び全体を強固とするた
めに表面に位置するアイオノマー樹脂層を溶融して重合
成形するものが知られている。

また、光輝テープに用いる金属蒸着膜層の被着は、ポリ
エステルテープの表面または裏面に構成したものを使用
することが一般に広く知られている。

（発明が解決しようとする課題）従来のモールディングに使用する光輝テープの製造法に
あっては、その前者のものは、最上面のアイオノマー樹
脂層の厚みが平均にできず、凹凸面ができて平坦に仕上
げることが困難となる。また、耐熱性、耐候性の関係で
厚みを設けると収縮Ｉｌ張が大きくなる蔓の問題点があ
る。また、後者における、ポリエステルテープに直接金
属蒸着層を施したものでは、耐熱性、耐候性に対しては
強固であるが、モールディングのコーナー等における屈
曲には、ポリエステルテープと金属蒸着層に皺が容易に
生ずる点と、光輝テープの巾広の場合には、コーナ一部
分に多数の皺が生じて光輝と装飾価値を著しく不良とす
る問題点を有していた。

本発明は、上記の如き従来の有する問題点を解決するた
めに発明されたものであって、その目的とする所は、合
成樹脂フィルムに金属蒸着膜を被着し、この金属蒸着膜
を合成樹脂フィルムの剥離によって塩化ビニールシート
に転写して光輝テープを薄肉に構成させ、更に、金属蒸
着膜の表面に溶融したエチレン・コ・ポリマーを介在し
てシート状に構成したアイオノマー樹脂シートを容易に
重合積層した光輝テープの製造法を提供するものである
。

（課題を解決するための手段）本発明は、上記目的を達成するために、ポリエステル等
よりなる合成樹脂フィルムの裏面に金蒸着膜を被着し、
その金属蒸着膜に接着剤を介して塩化ビニールシートを
重合する６次に、先の合成樹脂フィルムを剥離して金属
蒸着膜を塩化ビニールシートに転写させた後、金属蒸着
膜とアイオノマー樹脂シートとの間に溶融したエチレン
コ・ポリマー樹脂層を介在させて全体を一体的に積層す
るものである。

また、合成樹脂フィルムと金属蒸着膜との間に合成樹脂
よりなる離型層を介在させる。

また、金属蒸着膜と接着剤との間にウレタ〉系等よりな
る保護被膜を介在する。

更に、塩化ビニールシートの下面に対して金属箔又はポ
リエステルシート等よりなる補強芯材を介在して再度塩
化ビニールシートを積層重合する製造法がある。

（作　　　用　　）上記のように製造された光輝テープは、モールディング
＜Ａ）のモール頭部（１３）の表面側に一体的に埋設成
形され、各種車輛等の車体パネルとウィンド硝子枠との
開口部におけるフランチ等に対する外周に接着剤を以て
挿入固定する。そして、この光輝テープの製造法によれ
ば、合成樹脂フィルムを剥離して金属蒸着膜を塩化ビニ
ールシートに転写したため、テープ自体を薄くできると
共に、蒸着膜を薄く斑や皺を防止することができる。

そして、金属蒸着膜とアイオノマー樹脂シートとの間に
溶融されたエチレン　コ・ポリマー樹脂層を介在して一
体的に積層成形したので、アイオノマー樹脂層シートは
強固に接着すると共に、表面が平滑で光輝の優れた光輝
テープを得ることができる。

（実　　施　　例　　）次に、本発明の実施例を図面を参照して説明すると、硬
質合成樹脂製よりなるモールディング（Ａ）は、長手方
向に成形され、その上部には、モール頭部（１３）と、
車体パネルと硝子パネルとの隙間に挿着される挿入脚部
（１４）とが押し出し成形によって一体的に構成されて
いる。そして、このモール頭部（１３）に本発明で製造
された光輝テープ（１）を一体に埋設固定する０次に、
この光輝テープ（１１の製造法における製造工程を説明
すると、第３図（イ）工程は、ポリエステルフィルム又
はポリプロピレン等の平滑性のある長手帯状の合成樹脂
フィルム（２の裏面側にアルミニウム、クローム又はニ
ッケル等の金属蒸着膜ｔ３）を全面に被着する。

この金属蒸着膜（３）の露出面側に対して各種の接着割
印を介在して塩化ビニールシート（５）を積層重合成形
する６次に、第３図（ロ）工程では、先の工程における
該合成樹脂フィルム（２のみを剥離する。この時、金属
蒸着膜（３）は接着剤（２）によって該塩化ビニールシ
ート１５１（Ｉ！１に転写されるものである。その後、
該金属蒸着膜ｔ３）の表面側と、平滑で平面状な適宜の
厚さのシート又はテープ状に成形したアイオノマー樹脂
層シートｍとの間に溶融されたエチレン・コ・ポリマー
樹脂層（６）を同時に積層重合して成形するものである
。

第４図に示す実施例では、前記合成樹脂フイルム（２）
と該金属蒸着膜（３）との間に合成樹脂よりなる離型層
１９）を介在し、これによって金属蒸着膜１３）が合成
樹脂フィルム（２）より容易に剥がれて転写しやすくす
るものである。また、第４図に示す如く、前記金属蒸着
ＩＩＩ（＋３）と接着１１（２）との間にウレタン系又
はアクリル系の保護被膜ｌＩＩを介在重合成形する。従
って、該金属蒸着膜（３）の汚染や斑等の障害ｔり保護
するものである。

また、第５図の実施例に示すものは、最下面の塩化ビニ
ールシート＋５１に対する補強のために金属箔又はポリ
エステルシート等よりなる補強芯材（１１）を介在して
再度、モールディング（Ａ）と同効質の塩化ビニールシ
ート〈１２）を積層成形して光輝テープを製造するのを
示したものである。

なお、符号（１５）は、第１図に示すモールディング（
Ａ）の挿着脚部（１４）の下端に屈曲した屈曲支持片を
示したものである。

（発明の効果）本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。即ち、この光輝テ
ープの最上面には滑性が良好で、且つ凹凸面のない平坦
状のアイオノマー樹脂層シートを使用したために、非常
に強固で光輝が優れると共に、耐熱性及び耐候性に充分
に対応でき、且つアイオノマー樹脂層シートの厚さを適
宜に調整したものを使用できるので大変に便利である。

そして、平滑性の良いポリエステルの合成樹脂フィルム
に金属蒸着膜を施し、これを塩化ビニールシートに剥離
転写したことにより、平面状に蒸着された金属蒸着膜は
、鏡面状に薄肉となって転写被着し、大変に光輝性に優
れ、コーナー等の屈曲に対しても従来のようにクラック
や皺等が生ずることが防止できる。また、該金属蒸着膜
と塩化ビニールシートとの間に接着剤を介在したので、
金属蒸着膜は剥離転写の際に塩化ビニールシートの全面
に斑や切裂等が生ずることなく確実に被着できる。

更に、金属蒸着膜とアイオノマー樹脂層シートとの間に
ｉＭした状態でエチレン・コ・ポリマー樹脂層を介在し
て積層重合したことにより、アイオノマー樹脂層シート
はエチレン・コ・ポリマー樹脂層を介して強固に接着し
、容易に剥がれる等の憂いがなく積層できる。

また、合成樹脂フィルムと該金属蒸着膜との間に介在し
た合成樹脂の離型層により、合成樹脂フィルムを剥がす
時に金属蒸着膜は塩化ビニール側に綺麗に残置転写され
るものである。

また、金属蒸着膜と接着剤との間にウレタン系の保護被
膜を介在したことによって、金属蒸着膜の安定的に保護
すると共に、上層部の離型層に接着剤が浸透して接′着
するのを防止できるものである。そして、光輝テープの
最下面の塩化ビニールシートに金属箔等の補強芯材を介
在し、再度塩ｆヒビニールシートを積層したことにより
、全体を補強して収縮・膨張を極力防止すると共に、最
下面め塩化ビニールシートはモールディングの構成材料
と同効質となる両者は強固に結合することかできるもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光輝テープをモールディングに埋設し
た全体斜面図、第２図は光輝テープの完成された斜面図
、第３図（イ）及至（ハ）は光輝テープの製造工程を示
す断面図、第４図は同じく光輝テープの他の製造工程を
示す断面図、第５図は同じく光輝テープのなの製造工程
を示す断面図である。符号（Ａ）はモールディング、（
１）は光輝テープ、（２）は合成樹脂フィルム、（３）
は金属蒸着剤川は接着剤、（５１、（１２）は塩化ビニ
ールシート、（６）はエチレン・コ・ポリマー樹脂層、
口はアイオノマー樹脂層シート、（９）は離型層、（Ｉ
Ｉは保護被膜、（１１）は補強芯材である。

Claims

【特許請求の範囲】１、長手方向のポリエステル等よりなる合成樹脂フィル
ム（２）の裏面にアルミニウム等の金属よりなる金属蒸
着膜（３）を被着させ、その金属蒸着膜（３）の露出面
に接着剤（４）を介在して塩化ビニールシート（５）を
重合し、次に前記合成樹脂フイルム（２）を剥離して該
金属蒸着膜（３）を該塩化ビニールシート（５）に転写
させた後、その金属蒸着膜（３）とアイオノマー樹脂シ
ート（７）との間に溶融されたエチレン・コ・ポリマー
樹脂層（６）を介在させて両者を一体的積層重合するこ
とを特徴とする自動車等のモールディング用光輝テープ
の製造法。２、前記合成樹脂フイルム（２）と該金属蒸着膜（３）
との間に合成樹脂よりなる離型層（９）を介在したこと
を特徴とする請求項１記載の自動車等のモールディング
用光輝テープの製造法。３、前記金属蒸着膜（３）と該接着剤（４）の間にウレ
タン系等よりなる保護被膜（１０）を介在したことを特
徴とする請求項１記載の自動車等のモールディング用光
輝テープの製造法。４、前記塩化ビニールシート（５）の下面に対して金属
箔又はポリエステルシート等よりなる補強芯材（１１）
を介在して再度塩化ビニールシート（１２）を積層重合
したことを特徴とする請求項１記載の自動車等のモール
ディング用光輝テープの製造法。