JPH0442713Y2 - - Google Patents

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JPH0442713Y2
JPH0442713Y2 JP1985002198U JP219885U JPH0442713Y2 JP H0442713 Y2 JPH0442713 Y2 JP H0442713Y2 JP 1985002198 U JP1985002198 U JP 1985002198U JP 219885 U JP219885 U JP 219885U JP H0442713 Y2 JPH0442713 Y2 JP H0442713Y2
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air
humidity
drying
humidifier
blower
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、乾燥ビンに穀物を充填し、その穀物
の乾燥条件に適合した乾燥空気を自動的に発生さ
せ、送風し、乾燥を行う穀物乾燥用空気調節装置
に関する。 (従来技術) 通常、この種の装置は、平床乾燥装置と呼ば
れ、貯蔵ビン、ドライストア、またはコンテナ乾
燥として使用されている。一般に平床乾燥装置は
常温または常温よりも5〜10℃加温した空気の温
度調節によつて運転されている。乾燥温度は平床
乾燥において少しは関係するが、温度よりも乾燥
空気の関係湿度が大いに関係するのである。つま
り、穀物の平衝含水率とそれに対応する関係湿度
を良く把握しておき、できるだけその関係湿度に
乾燥空気を調節することが平床乾燥の重要なとこ
ろである。日本国内において籾類の含水率の規定
は、地域によつて異なるが14.5〜15.5%の範囲で
ある。 これまでの実験からみた、平床乾燥される籾の
平衡含水率に対応する関係湿度が表−1に示され
る。
【表】 この(表−1)は、例えば、穀物が14.5%の最
終平衡含水率に乾燥されるためには、関係湿度が
60%位の乾燥空気を送風すれば、穀物の下層が
14.5%以下にならないで、全層にわたり均一な水
分に乾燥されることを意味する。 実際には、穀物の収穫時期において昼と夜、ま
た朝方の温度差は7℃位で、湿度差は、昼50%
位、夜から朝方にかけて85%位であるから35%位
にもなる。このような外気条件における、平床乾
燥装置の運転は、作業者が乾湿球温度計の乾球温
度および湿球温度を読取り、その値をもとにして
空気線図早見表、等から送風温度を決定し、操作
盤の温度設定器にその温度を設定して運転してい
る。しかし、外気の温度と温度の変化に応じて作
業者が温度設定器の設定値を変えることは、大変
面倒なために、実際において、昼間は常温、夜間
は外気温度よりも5〜10℃に外気を加温して大ま
かな運転を行つている。従つて、実際、送風され
る乾燥空気の湿度は穀物に適応した平衡含水率に
対応する関係湿度とは大きく外れているのが現状
である。 (考案が解決しようとする問題点) 上記のような関係湿度の変化に対して、乾燥空
気の関係湿度が高ければ、穀物の乾燥は、ほとん
ど進行せず、変質穀物を発生させ、または下層の
穀物が吸湿して胴割れを発生させる原因となる。
また乾燥空気の湿度が低ければ、下層の穀物の乾
燥が進み規定平衡含水率(14.5〜15.5%)以下の
乾燥過剰となる。一方、穀物の上層は下層の乾燥
に使用されたエネルギ分だけ乾燥しなくなり、穀
物の上・下層の乾燥むらを大きくし、品質の低下
をまねいているのが現状である。 また、従来の平床乾燥装置では低湿度の空気を
送風せざるをえない場合がある。それは送風機の
モータによる熱エネルギによつて(熱風発生装置
を運転しない時)送風機を通過した空気は、通過
する前に比べて温度が約1.8℃加温され、湿度は
約5%低下する。例えば、外気温度20℃、湿度50
%の空気は、乾燥空気となつて送風される時、温
度21.8℃、湿度45%になるので、規定の平衡含水
率から外れて、過剰乾燥、乾燥むら等の問題を発
生させる原因となり、エネルギ効率も悪い。 そこで、本考案は、乾燥ビンの底部の空気チヤ
ンバへ送る乾燥空気を加湿自在とすると共に乾燥
ビンへの送風前の個所でその湿度を検出するよう
にして、いかなる外気条件においても被乾燥穀物
の平衡含水率に対応した乾燥ができ、かつ、高品
質乾燥が実現できる穀物乾燥用空気調節装置を提
供することを目的とする。 (問題を解決するため手段) この目的を達成するために、本考案では、穀物
を乾燥収納する複数の乾燥ビン1と、該乾燥ビン
1の底部の空気チヤンバ10に接続された送風ダ
クト3を有し、該送風ダクト3の途中に湿度セン
サ16を配置してなる送風装置4と、該送風装置
4の吸引口に近接し、かつ該吸引口に向けて配置
された熱風器5および加湿器6と、前記送風ダク
ト3中の湿度センサ16からの信号によつて、該
熱風器5および加湿器6を制御して送風湿度を調
節する制御手段7とで構成したものである。 (作用) このような構成とすることにより、乾燥ビンの
底部の空気チヤンバに送風される前段階で乾燥空
気を湿度センサによつて湿度を検出して、熱風器
および加湿器が制御されることによつて、いかな
る外気条件においても被乾燥乾物はその平衡含水
率に対応した関係湿度を乾燥空気によつて乾燥で
きるのである。 (実施例) 以下、本考案をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。まず、第1図、第2図において、本
装置は複数で、かつ一体の乾燥ビン1と、各乾燥
ビン1にエヤーダクト2を介して送風ダクト3が
連結され、かつ送風ダクト3に連結された送風装
置4と、送風装置4に近接して並設された熱風器
5および加湿器6と、熱風器5および加湿器6を
制御する制御盤7とからなる。各乾燥ビン1は、
穀物の収納部8と通気床9で面成した空気チヤン
バ10とからなる。隣接する複数の空気チヤンバ
10の始端部から終端部へエヤーダクト2が貫通
して、その終端部において封止されている。エヤ
ーダクト2の長手方向に対して左右両側に、かつ
各空気チヤンバ10毎にエヤーシヤツタ11が設
けられる。このエヤーシヤツタ11は穀物12を
乾燥するか、しないかによつて乾燥空気の送風を
制御できるように外部から遠隔操作によつて開閉
自在となつている。収納部8と空気チヤンバ10
との間に位置する通気床9は、空気チヤンバ10
に送られてくる乾燥空気を収納部8にむらなく送
くるために、網目状になつている。これは小孔を
穿設したものであつてもよい。 エヤーダクト2の基端部は送風ダクト3に接続
される。また送風ダクト3は、送風装置4に連絡
されている。送風装置4は、フアン13とこれを
回転駆動するモータ14と、乾燥空気を吸引する
ように吸引ダクト15とからなる。 吸引ダクト15に近接し、かつ吸引ダクト15
の正面のほぼ中心に、並列して熱風器5と加湿器
6が配置される。熱風器5は、電気ヒータまたは
石油燃料ヒータ等の熱源をフアンで送風するよう
に形成され、加湿器6は水蒸気を発生させフアン
によつて送風するように形成されている。この熱
風器5と加湿器6は一体となつた装置であつても
よい。 これらの熱風器5および加湿器6を制御するた
めに、検知機器として湿度センサ16が前記の送
風ダクト3内に挿入するように設けられ、この湿
度センサ16は湿度変換器17に電気的に接続さ
れている。この湿度変換器17と、演算器18
と、湿度設定器19と、制御器20とで制御盤7
が構成されて、制御器20と熱風器5および加湿
器6が電気的に接続されることにより制御可能と
なつている。但し、第一図に示す制御盤7とその
周辺の機器は、概略構成のみを示す。 本実施例では、乾燥用空気の発生源として熱風
器5と加湿器6を使用したが、これにかわつて、
蒸発器、凝縮器と、冷媒を循環させる膨張弁およ
び圧縮器とからなるヒータジエネレータを吸引ダ
クト15へ連絡して、このヒートジエネレータを
制御盤7で制御してもよい。 次にその作用を説明する。まず、モータ14を
駆動させ、フアン13を回転させて、所定の乾燥
空気が送風されるために、湿度設定器19に所定
の湿度の値が設定される。 フアン13が回転すると、湿度センサ16によ
つて検知された湿度信号が湿度変換器17により
電流変換される。この電気信号は湿度設定器19
に設定されている所定の湿度信号と、演算器18
によつて比較・演算される。この演算された信号
は、制御器20によつて分析されて、所定の乾燥
空気の湿度になるように熱風器5および加湿器6
を駆動することになる。 このように、乾燥空気が送風されて、もし送風
ダクト3内の湿度が湿度設定器19に設定されて
いる設定値よりも高ければ、加湿器6は停止され
て、湿度センサ16からの湿度信号と湿度設定器
19の設定値が演算器18によつて比較・演算さ
れ、その信号が制御器20により分析されて、熱
風器5を作動させ、乾燥空気の湿度を下げる。こ
の間、熱風器5に使用される熱源である電気ヒー
タの出力、または石油燃料等の油量が制御される
か、または熱風器5の始動・停止が行われること
によつて、湿度が調節される。 また、送風される乾燥空気の湿度が湿度設定器
19に設定されている設定値よりも低ければ、熱
風器5は停止されて、湿度センサ16からの湿度
信号と湿度設定器19の設定値が演算器18によ
つて比較・演算され、その信号が制御器20によ
り分析されて、加湿器6を作動させることにより
乾燥空気の湿度を上げる。この間、加湿器6の水
蒸気の発生量が変化するように、モータまたは揺
動器等の動作を制御するか、または加湿器6の始
動・停止が行われて、湿度が調節される。 外気の気相によつては、熱風器5および加湿器
6の両方とも停止させて、フアン13のみ運転す
る場合がある。 このように湿度センサ16によつて湿度を検出
して、熱風器5および加湿器6が制御されること
によつて、いかなる外気条件においても被乾燥穀
物は、その平衡含水率に対応した湿度の乾燥空気
により乾燥される。 (考案の効果) 以上述べたことから、熱風器および加湿器を設
けて、乾燥空気を発生させ、この調湿された乾燥
空気を乾燥ビンの底部の空気チヤンバから送り込
み乾燥ビン内の乾物を乾燥するものであるから、
いかなる外気条件においても被乾燥穀物の平衡含
水率に対応した乾燥ができるので、年間の気象条
件とは無関係に乾燥過剰、乾燥むら、穀物の胴割
れ、等のない高品質乾燥が実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本装置の平面概略図、第2図は、第
1図にA−Aで示す縦断面図である。 1……乾燥ビン、3……送風ダクト、4……送
風装置、5……熱風器、6……加湿器、7……制
御手段(制御盤)、12……穀物、15……吸引
ダクト、16……湿度センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) 穀物を乾燥収納する複数の乾燥ピン1と、 (ロ) 該乾燥ピンの底部の空気チヤンバ10に接続
    された送風ダクト3を有し、該送風ダクト3の
    途中に湿度センサ16を配置してなる送風装置
    4と、 (ハ) 該送風装置4の吸引口に近接し、かつ該吸引
    口に向けて配置された熱風器5および加湿器6
    と、 (ニ) 前記送風ダクト3中の湿度センサ16からの
    信号によつて、該熱風器5および加湿器6を制
    御して送風湿度を調節する制御手段7と、 からなることを特徴とする穀物乾燥用空気調節装
    置。
JP1985002198U 1985-01-11 1985-01-11 Expired JPH0442713Y2 (ja)

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JPS4875348A (ja) * 1971-12-28 1973-10-11
JPS5553195U (ja) * 1978-10-06 1980-04-09

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