JPH0442113Y2 - - Google Patents

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JPH0442113Y2
JPH0442113Y2 JP11301485U JP11301485U JPH0442113Y2 JP H0442113 Y2 JPH0442113 Y2 JP H0442113Y2 JP 11301485 U JP11301485 U JP 11301485U JP 11301485 U JP11301485 U JP 11301485U JP H0442113 Y2 JPH0442113 Y2 JP H0442113Y2
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transparent
fluorescent
light
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reflective sheet
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は蛍光性反射シートに関し、特に従来の
蛍光性より方向性の少ない強い蛍光を発する金糸
又は銀糸の代用として或は標識又は装飾用シート
として適する蛍光性反射シートに関する。
(従来の技術) 従来より蛍光性反射シートとして使用されてい
るものは反射基材の表面に金属粉末やガラス等の
小球体を含んだ接着剤を塗布したものが多いが、
このようなシートは反射光が弱く、この点を改良
するため小球体の内部に蛍光剤を混入したり(実
公昭38−18519号参照)或いは反射基板の表面を
曲面を有する凹凸模様状に成形したり(例えば特
公昭39−19527号公報参照)更に最近は接着層内
に蛍光物質を混入して光を散乱させてその輝度を
高めるような工夫が行なわれている(例えば実開
昭50−73391号公報参照)。しかしながら、これら
の或るものは未だ十分な反射光を発するとは言え
ず、また反射光が強い場合は方向性も強調される
等の欠点があつた。
(解決しようとする問題点) 本考案者は方向性の少ない反射光の強い蛍光反
射シートを提供すべく種々検討した結果、本考案
を完成することができたのであつて、本考案の目
的は方向性の少ない反射光の強い蛍光性反射シー
トを提供する。
(解決するための手段) 本考案は透明基剤1の一方の面に蛍光物質から
なる層2を形成し他方の面に透明球体3を含んだ
透明層4を形成してなることを特徴とした蛍光性
反射シートであつて、本考案において使用する透
明基材としてはセロハン、トリアセテートやポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニール、
ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート
等の透明プラスチツク製シート、或はガラスシー
トを云い、透明球体としてはガラス等の無機透明
体又はポリメチルアクリレート、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニール等の透明プラスチツク製の球体
で、その大きさは直径が約5〜100μm程度のもの
である。そして、この透明球体を透明基材に付着
する方法としては基材に透明接着剤を塗布し透明
球体を付着させる方法や或は基材を加熱又は溶剤
塗布等で軟化させて透明球体を付着させる方法等
の何れの方法でもよい。また、基材の他の面に構
成する蛍光物質層は紫外線、短波長、可視光、長
波長を可視光に波長転換する蛍光物質を含んだ塗
料又はインク等で基材に塗布又は印刷等によつて
成形するか、又は蛍光物質を含む透明シートを基
材に貼合せてもよい。なお本考案の蛍光反射シー
トにあつては透明球体を含んだ透明層の上に表面
平滑な透明保護皮膜層を設けてもよく、このよう
な保護皮膜層を設けることによつて球体を一層強
く保持することが出来ると共に反射光を一段と強
烈なものにすることが出来る。
しかして本考案の蛍光反射シートが従来のもの
より反射光が強くなる理由としては次のように推
論される。すなわち、第2図において本考案の透
明球体を含んだ層に光が入射すると光は透明球体
の表面で一部は反射し、その他は屈折して透明球
体内を透過し球体を出る境面で一部が反射し、そ
の他が基体フイルムに至る。基体フイルムの表面
でまた一部反射し、その他がフイルムを通過し蛍
光物質層に至る。蛍光物質層は着色されているの
で、その表面で反射と選択的吸収の現象が生じ吸
収された光のうち紫外線、短波長、可視光、長波
長の一部は波長転換され蛍光となつて発光し、蛍
光に与らない他の長波長の部分の光は蛍光物質層
を通過することとなる。反射光は方向性を有する
が、発光した蛍光には方向性がないので再び基体
フイルム、球体の境界面で反射、通過を繰り返し
球体表面より出る。すなわち、反射光のうち人の
眼の方向に反射した光と発光した蛍光のうち人の
方向に出た光が人の眼に入り明るい色として見え
るのである。更に球体、基体フイルム、蛍光物質
層は何れも透明な場合には裏面からも光が入り
(特に図示していない。)蛍光物質層で発光し、先
に述べたと同様の経過で表面から光が出る。従つ
て此の反射シートを見た場合には両方の光が眼に
入り一層明るく見える。
これに対して基体フイルムの裏面に蛍光物質層
がなく球体と蛍光物質を含んだ層が基体フイルム
の裏面にある場合(第3図参照)は本考案の場合
に比して各部の境界面が少ないので光の減衰が少
なく蛍光物質による蛍光量は多くなるが方向性が
出るため一定の方向以外では蛍光は見られない。
また、本考案において裏面に蛍光物質からなる層
が存在しない場合は基体フイルムを通過した場合
は光は大部分裏面より透過されてしまうので粒体
による反射光のみが反射されることになるので方
向性が強く出て入射方向に光が多く帰る結果、基
体フイルム両面に普通色の膜がある場合には此の
膜で反射及び吸収が行われるが、発光を伴なわな
いので方向性が強調される結果となる。
(効果) 以上述べたように本考案は基体フイルムの表面
には透明球体を含んだ透明層を、裏面には蛍光物
質からなる層を形成したことにより方向性の少な
い強い蛍光を発する蛍光性反射シートが得られ、
該シートは方向性の少ない強い蛍光を発すること
により金糸又は銀糸の代用として、或は標識や装
飾用シート等として好適な性質を有するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる蛍光性反射シートの断
面図であり、第2図は本考案にかかる蛍光性反射
シートの反射光についての説明図、第3図は従来
のものの反射光についての説明図である。 1……透明基材、2……蛍光物質層、3……透
明球体、4……透明球体を含んだ透明層、5……
蛍光接着層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 透明基剤1の一方の面に蛍光物質からなる層
    2を形成し他方の面に透明球体3を含んだ透明
    層4を形成してなることを特徴とした蛍光性反
    射シート。 2 透明層4が透明接着剤である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の蛍光性反射シート。 3 蛍光物質が透光性を有する蛍光物質である実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の蛍光性反射
    シート。 4 透明球体3を含んだ透明層4の上に表面が平
    滑な保護皮膜層を設けた実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の蛍光性反射シート。
JP11301485U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH0442113Y2 (ja)

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JP11301485U JPH0442113Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JP11301485U JPH0442113Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JPS6222821U JPS6222821U (ja) 1987-02-12
JPH0442113Y2 true JPH0442113Y2 (ja) 1992-10-05

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JPH0442108Y2 (ja) * 1985-11-19 1992-10-05

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JPS6222821U (ja) 1987-02-12

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