JPH0441196A - シート材切断位置設定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、上流工程でリールに巻取られたシート材をワ
インダ装置で小巻ロールにスリットする場合、あるいは
小巻ロールをカッタ装置で断裁する場合において、最適
な取り合せを可能とするシート材切断位置設定装置に関
する。

（従来の技術） 従来、リールを小巻ロールにスリットするワインダ装置
、あるいは、小巻ロールを断裁山に断裁するカッタ装置
においては、顧客からの注文による取り合せ指示に基づ
いてスリットないし断裁が行われる。なお、以下の記載
においては、スリットし、あるいは断裁することをスリ
ットと総称し、またスリットする手段及び断裁する手段
をスリッタと総称することにする。

例えば製紙工程における紙の生産は、客先がら受けた種
々の注文を生産能力に基づいて組み合せ、その組み合せ
に従って行われる。この組み合せの最小単位がロールあ
るいは断裁内である。

製紙工程等では欠陥発生が多く、欠陥発生により取り合
せ変更が生じた場合、スリッタの位置設定を変えること
により対応している。その場合、上流工程の欠陥がどの
小巻ロールあるいは断裁内に入るかはオペレータの感に
頼っている現状゛である。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、上記の従来技術によれば、オペレータの
感のみによりスリッタの位置設定を行っているため、上
流工程で発生した欠陥がどの小巻ロールあるいは断裁内
に入るかを正しく判断することが困難である。そのため
、欠陥が連続して発生するような場合、欠陥の存在する
小巻ロールあるいは断裁内が出来る率も高くなってしま
う。

本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、計画変
更等によりスリッタの位置設定を変更する場合でも、上
流工程で発生した欠陥がどの小巻ロールあるいは断裁内
に入るかを的確に把握することにより、次工程の製品へ
の欠陥流入を最少限にとどめるためのシート材切断位置
設定装置を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕 （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、上流工程で検出さ
れたシート材の欠陥位置情報を保存する欠陥情報保存手
段と、ロールまたは断裁内の取り合せ指示に関する情報
を保存している取り合せ情報保存手段と、欠陥情報保存
手段及び取り合せ情報保存手段からの各入力情報により
次工程の製品であるロールあるいは断裁重錘の欠陥流入
予測を行い、その欠陥がロールあるいは断裁内に含まれ
ないようにシート材をスリットするスリッタの目標位置
を演算する演算手段とを備えたシート材切断位置設定装
置を構成したものである。

（作　用） 上記構成のシート材切断位置設定装置によれば、上流工
程でシート材に発生した欠陥に関する位置情報と取り合
せ指示情報とを入力し、これらの入力情報に基づいて次
工程の製品であるロールあるいは断裁重錘の欠陥流入予
測を行い、スリッタの位置を調整する装置に対してスリ
ッタの適切な目標位置を与え、次工程の製品への欠陥流
入を最少限にとどめることができる。

（実施例） 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例について詳
細に説明する。

第１図は本発明によるシート材切断位置設定装置の一実
施例を示す図であり、第２図は製紙工程における紙の取
り合せの概念を示す図である。

製紙工程における紙の生産においては、第２図に示すよ
うに客先から受けた種々の注文を生産能力に基づいて組
み合せを設定し、その組み合せに従ってスリット位置Ｐ
が設定され、スリット位置Ｐでスリットされる。この組
み合せに従ってスリットされたシート材の最小単位がロ
ールあるいは断裁内である。

第１図に示すように、上流工程でシート材に発生した欠
陥に関する情報は欠陥情報として情報入力手段２を介し
てリール又はロールの欠陥情報ファイル３に入力され保
存される。また生産に必要な取り合せ指示は情報入力装
置２により取り合せ情報ファイル４に保存されている。

スリッタ（図示せず）の設定位置はスリッタ位置入力手
段５により入力される。これらの入力情報に基づき中央
演算処理装置１により欠陥流入予測が行われ、欠陥流入
予測データＱが作成される。

ここで作成された欠陥流入予測データＱはＣＲＴ６など
のデイスプレーを通して現場オペレータに提供されると
共に、スリッタ位置調整装置７に対して目標位置設定の
ために供給される。

以下に欠陥流入予測の具体的な方法について簡単な例を
用いて説明する。

第３図は、幅３１００ｍｍＸ長さ１０００ｍのリール１
１を、（幅１０９０１１！ＩＸ長さ１００＋ｎ）　Ｘ１
０本のロール１２０１．１２０２、−、　１２１０と、
（幅８８０ｍｍＸ長さ　１００ｍ）　Ｘ２０本のロール
１３０１．１８０２．・・・、　１３２０に分割する取
り合せ指示の例を示したものである。ここでリール１１
には幅位置１３０ｍｍ、長さ位置１５０ｍの所に第１の
欠陥１４が、また幅位置２０９５ｍｍ、長さ位置９０ｍ
の所に第２の欠陥１５がそれぞれ発生しているものとす
る。この場合、前記の取り合せ指示によると、ロール１
２０２、ロール１３０１及びロール１３０２に欠陥が流
入することが予想される。

この場合、リール１１の幅方向の両サイドには各々１２
５Ｍの余裕部分１６．１７があるため、第４図に示すよ
うに、スリット位置間の間隔を例えば１３５＋＊ｍ　・
１０９０Ｕｌ　φ８８０＋ａｍ　・１００１ｍ！Ｉ　・
８８０ｍ　φ１５ｍｍとすれば、欠陥１４と欠陥１５が
製品ロールに流入しないようにすることができる。すな
わち、この場合、スリッタの設定を各々の幅が１３５＋
＋ｍ・１０９０ｍ・８８０龍・　ｌｏｏｍｍ・　８８０
ｍｍ・１５ｍｍとなるようにすることにより、欠陥が流
入する製品ロールを最少限にすることができるものと判
断することができる。

上記実施例においてはり−ル１１の幅方向スリット位置
の設定変更の場合について説明したが、本発明はリール
１１の長さ方向スリット位置の設定変更の場合にについ
ても適用することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、予め上流工程で把
握された欠陥情報と取り合せ指示とに基づいて、欠陥流
入が最少限となるスリッタ設定を指示することが可能と
なる。

また、欠陥流入の最少となるスリッタ設定を得られるこ
とから、欠陥の流入する製品個数も抑えることが可能と
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるシート材切断位置設定装置の一実
施例を示すブロック図、第２図はシート材の取り合せの
概念を示す図、第３図は本発明を適用しない場合のスリ
ッタ設定例を示す図、第４図は本発明を適用した場合の
スリッタ設定例を示す図である。 １・・・中央演算処理装置、２・・・情報入力装置、３
・・・リールまたはロールの欠陥情報ファイル、４・・
・取り合せ情報ファイル、５・・・スリッタ位置入力手
段、６・・・ＣＲＴ、７・・・スリッタ位置調整装置、
１１・・・リール、１２０１〜１２１０・・・分割ロー
ル、１３０１〜１８２０・・・分割ロール、１４・・・
欠陥、１５・・・欠陥、１６・・・余裕部分、１７・・
・余裕部分。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上流工程で検出されたシート材の欠陥位置情報を保存す
   る欠陥情報保存手段と、ロールまたは断裁山の取り合せ
   指示に関する情報を保存している取り合せ情報保存手段
   と、前記欠陥情報保存手段及び取り合せ情報保存手段か
   らの各入力情報により次工程の製品であるロールあるい
   は断裁山毎の欠陥流入予測を行い、その欠陥が前記ロー
   ルあるいは断裁山に含まれないように前記シート材をス
   リットするスリッタの目標位置を演算する演算手段とを
   備えたシート材切断位置設定装置。