JPH0439160A - 運行状況ファイルの作成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、列車運行管理システムにおいて、デイスプ
レィ画面あるいは運行表示盤への列車の運行状況表示等
を行うための列車運行状況ファイルの作成方法に関する
ものである。

［従来の技術］ 第３図は例えば特開昭６３−１１６９７６号公報に開示
された従来の運行状況ファイルの作成方法を説明する図
であり、（１）は列車軌道、（２）はこの列車軌道（１
）を適当な間隔に区切った閉塞区間、り３）はこの閉塞
区間単位に車両在線検知装置通常は継電連動装置Ｆ（図
示しない）からあげられる車両在線情報ファイルであり
、各閉塞区間毎の車両の有無を表わす、（４）は所定区
間の在線状況を表わす順序ポインター付き運行状況ファ
イル、（５）はこの運行状況ファイル（４）中の順序ポ
インター、そして（６）は列車番号等を記憶する列車識
別情報格納領域である。

次に運行状況ファイル（４）をどのように作成するかに
ついて説明する。列車軌道（１）に所定区間外より列車
が現われた場合、車両在線検知装置（図示せず）からの
車両在線情報と列車運行ダイヤに基づいてその列車を特
定でき、この特定化による列車識別情報を運行状況ファ
イル（４）中の列車識別情報格納領域、（６）に格納し
、順序ポインター（５）に１を加える０次に、新たに列
車軌道（１）に所定区間外より列車が現われた場合、同
様に列車識別情報を運行状況ファイル（４）中の順序ポ
インタ（５）が示す列車識別情報格納領域（６）に格納
し、順序ポインター（５）に１を加える。また、車両在
線検知装置からの車両在線情報により列車が所定区間外
に退出したと認識された場合、順序ポインター（５）の
値が１であるものくすなわち先頭列車）をサーチしてこ
れを削除し、順序ポインター（５）から１を引く０以上
のくり返しにより、所定区間の在線列車の順序管理を行
っている。

［発明が解決しようとする課題］ 運行状況ファイルは、従来、以上のようにして作成され
ていたので、所定区間の在線列車の順序管理しか行うこ
とができず、このような運行状況ファイルの作成が必要
とされるようなシステムにおいて最も必要とされる列車
の在線位置が把握できないという問題点があった。

この発明は、このような問題点を解決するためになされ
たもので、従来の方法による列車識別情報格納領域をほ
とんど増やすことなく、列車の在線位置を把握すること
ができる運行状況ファイルの作成方法を得る事を目的と
する。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る運行状況ファイルの作成方法は、車両在
線情報を調べて車両在線状況に変化があったことを検出
し、この変化が無在線から在線への変化ならば、変化し
た閉寒区間より車両進行方向後方に向って最も近い先頭
在線閉寒区間番号を有する車両を求めるものである。

［作　用コ この発明においては、所定区間を走行する各車両をそれ
ぞれの時点での先頭在線閉塞区間と関連づけて記憶させ
、先頭在線閉塞区間は各閉塞区間単位の在線情報の変化
の都度更新される。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を説明する図であり、図におい
て（１）〜（６）は上述したものと全く同じであり、そ
して（７）は各車両の所定区間内の先頭在線閉寒区間番
号を格納する先頭閉塞区間格納領域である。

第２図は運行状況ファイル（４）中の列車識別情報格納
領域（６〉の中にある先頭在線閉塞区間番号の更新プロ
グラムを示すフローチャート図であり、以下このフロー
チャート図について説明する。

ステップＳ　Ｔ　（１）では、車両在線情報ファイル（
３）の内容を直前の内容と比較し、車両在線状況に変化
があったかどうかをチエツクし、変化があればステップ
Ｓ　Ｔ　（２）へ進み、変化がなければ、ステップＳ　
Ｔ　（１）に戻る。

ステップＳ　Ｔ　（２）では、検出された変化が無在線
から在線への変化かどうか、すなわち車両の先頭が次の
閉塞区間に進入したかどうかをチエツクし、そうであれ
ばステップＳ　Ｔ　（３）へ進み、そうでなければ、ス
テップＳ　Ｔ　（１）に戻る。なお、在線から無在線へ
の変化、すなわち車両の最後尾が閉塞区間を脱出したこ
とを無視しているのは、この発明に係る運行状況ファイ
ルの作成方法が車両の先頭だけを常に記憶するようにし
ているからである。

ステップＳ　Ｔ　（３）では、この閉塞区間の変化が運
行状況ファイル（４）に現在登録されている車両のうち
の、どの車両によって発生したものであるかを知るため
に、各車両の先頭閉塞区間格納領域（７）にある先頭在
線閉塞区間番号と、変化した閉塞区間番号を調べ、変化
した閉塞区間より車両進行方向後方に向って最も近い先
頭在線閉寒区間番号を有する車両を、この変化を引き起
した車両であると認識する。

ステップＳ　Ｔ　（４）では、ステップＳ　Ｔ　（３）
の結果に基づいて求めた車両の先頭在線閉寒区間番号を
変化した閉塞区間番号に更新して、ステップＳ　Ｔ　（
１）に戻る。

なお運行状況ファイル（４）に対する列車識別情報の登
録及び削除方式は従来と同様であるので説明は省略する
。

上述した一連の処理により、運行状況ファイル（４）中
には常に各車両の先頭在線閉塞区間番号、すなわち在線
位置が記憶されることになり、これにより運行状況をよ
り木目細かく表示するための運行状況ファイルを得るこ
とができる。

また、上記実施例では、方向の定まった単一路線の場合
について述べたが、駅構内のような複雑な線路構造をし
ている所であっても、車両の進路を示す信号機の現示状
態により進路が一意に定まるため、上記実施例と同様の
効果を奏する。

［発明の効果］ 以上、詳しく説明したように、この発明は、車両在線情
報を調べて車両在線状況に変化があったことを検出し、
この変化が無在線から在線への変化ならば、変化した閉
塞区間より車両進行方向後方に向って最も近い先頭在線
閉塞区間番号を有する車両を求めるので、従来の方法に
よる列車識別情報格納領域をほとんど増やすことなく、
列車の在線位置を把握することができるという効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を説明する図、第２図は先
頭在線閉塞区間番号の更新プログラムを示すフローチャ
ート図、第３図は従来の運行状況ファイルの作成方法を
説明する図である。 図において、（１）は列車軌道、（２）は閉塞区間、（
３）は車両在線情報ファイル、（４）は運行状況ファイ
ル、（６）は列車識別情報格納領域、（７）は先頭閉塞
区間格納領域である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代　　理　　人　　　　　曾　　我　　道　　照第１８ げ （口 氾３図 （［ （醪

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 所定区間を結ぶ一方向軌道上における車両の運行状況フ
   ァイルを車両在線情報に基づいて作成する運行状況ファ
   イルの作成方法において、前記車両在線情報を調べて車
   両在線状況に変化があつたことを検出し、この変化が無
   在線から在線への変化ならば、変化した閉塞区間より車
   両進行方向後方に向って最も近い先頭在線閉塞区間番号
   を有する車両を求めることを特徴とする運行状況ファイ
   ルの作成方法。