JPH0438769Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0438769Y2
JPH0438769Y2 JP1986115596U JP11559686U JPH0438769Y2 JP H0438769 Y2 JPH0438769 Y2 JP H0438769Y2 JP 1986115596 U JP1986115596 U JP 1986115596U JP 11559686 U JP11559686 U JP 11559686U JP H0438769 Y2 JPH0438769 Y2 JP H0438769Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slats
slat
bed
side frames
plate portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986115596U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6322154U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986115596U priority Critical patent/JPH0438769Y2/ja
Publication of JPS6322154U publication Critical patent/JPS6322154U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0438769Y2 publication Critical patent/JPH0438769Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、ベツド本体に複数のスラツトを間
隔を開けて装着したすのこベツドに関する。
〔従来の技術〕
第9図に示すように、従来のすのこベツドは、
左右の側枠2,2に板状のスラツト3の端部をそ
れぞれ釘4止めして側枠2,2の長手方向に複数
個のスラツト3…を架設したすのこユニツト1を
長手方向に複数個並べて形成していた。
このようなすのこベツドは、一般にスラツト3
の上に布団あるいはマツトなど(以下、これらの
敷物を総称してマツトという)を敷いた状態で使
用される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、スラツト3を側枠2,2に釘4止めす
る作業が煩わしく、スラツト3の相互間隔Pに狂
いが生じやすいため、組立作業性に問題があつ
た。また、第9図のような床面からの高さHの低
いすのこベツドにあつては、その上にマツトを敷
いたときにマツトと側枠2との隙間がほとんど塞
がれてスラツト3の相互間の隙間での通風性や採
光性が保たれにくくなり、そのため特に病人用ベ
ツドのように長期間に亘り同一箇所に設置したま
まにしておくと、床面に黴や細菌が発生しやすい
状況になりやすいという問題があつた。
この考案は、以上の事情に着目してなされたも
ので、組立作業性がよい上、床面からの高さの低
いベツドであつても、マツトを敷いたときにスラ
ツトの相互間の隙間での通風性や採光性を十分に
確保し得ることのできる衛生上好ましいすのこベ
ツドを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、この考案のすのこベ
ツドは、上面板部とこの上面板部の幅方向両側端
部のそれぞれに下向きに突出する状態に形成され
た側面板部とを備えたスラツトにおける上記側面
板部の長手方向両側下端部に、ベツド本体の両側
枠に係合される係合部が形成されており、このス
ラツトを、複数個、その係合部を介して前記両側
枠に係合させるとともに、それらのスラツトを前
記両側枠の上方に突出させることによりスラツト
の上面板部と前記両側枠との垂直間隔をスラツト
の上に敷いたマツトなどによつて塞がれない程度
に高く設定し、かつスラツトの相互間に、その相
互間隔を定めるスペーサを介設していることを特
徴とする。
〔作用〕
前記構成のすのこベツドにおいて、スラツトは
その係合部をベツド本体の両側枠に係合させるこ
とによりベツド本体の幅方向で位置決めされる。
そして、スラツトの相互間隔がスペーサによつて
確実にさだめられる。さらに、スラツトが上面板
部とその上面板部の幅方向両側端部から下向きに
突出する側面板部とを備えているので上面側面板
部によつてスラツトに大きな曲げ剛性が付与さ
れ、しかもスラツトの上にマツトを敷いても、そ
のマツトによつてスラツトの上面板部とベツド本
体の両側枠との垂直間隔が塞がれない構成になつ
ているので、スラツト相互間に確保される隙間で
の通風性や採光性が確保される。
〔実施例〕
第1図〜第3図はこの考案の実施例によるすの
こベツドであつて、第1図は全体斜視図、第2図
は第1図の−断面図、第3図は同部分側面図
である。これらの図において、10はベツド本体
で、金属製パイプ材を矩形環状に曲げ加工したも
のや或いはプラスチツク成形品によつて構成され
ている。
11はスラツトである。このスラツト11は下
方開口の中空箱型のプラスチツク成形品(たとえ
ばFRP成形品)よりなり、その平坦な上面板部
11aとその長手方向両側の側面板部11bとが
湾曲した滑らかな面を介して連続した断面図略
状をなしている。なお、スラツト11の高さhは
10〜30cmが望ましい。11dは上面板部11aの
幅方向両側端部のそれぞれに下向きに突出する状
態に形成された側面板部である。スラツト11と
しては、たとえば第5図のように上面板部11a
の両端部に上方へ張り出す膨らみ部11c,11
cを形成したものであつても、上面板部11aの
全体が湾曲状に凹入したものであつてもよく、こ
れらのスラツト11では、その上に敷いたマツト
などが横に位置ずれしにくくなる利点がある。ま
た、同図に例示するようにスラツト11の内部に
リブ12を設けておけば、このリブ12によつて
スラツト11が補強される利点がある。またスラ
ツト11の両側下端部には側枠14,14に挿通
係合させる孔(係合部)20,20が形成されて
いる。
第1〜3図に例示したスラツト11にあつて
は、その前後のいずれか一側へ突出する円弧状断
面の二つのスペーサ13,13を一体に具備して
いるそして、スラツト11は、その両側下端部の
半円状係合部20,20とスペーサ13,13を
両側枠14,14にその上方により係合させるこ
とによつてこれらの側枠14に上方に突出する状
態でベツド本体10に装着されていて、スラツト
11の上面板部11aと前記両側枠14,14と
の垂直間隔をスラツト11の上に敷かれるマツト
によつて塞がれない程度に高く設定してある。そ
して、上記係合によつてスラツト11がベツド本
体の幅方向すなわちスラツト11の長手方向にお
いて位置決めされる。相隣接するスラツト11,
11の相互間隔Pは、一方のスラツト11のスペ
ーサ13,13が他方のスラツト11に当接する
ことによつて一定の間隔に正確に設定されてい
る。また、側枠14の端部には別のスペーサ13
aが嵌合されており、このスペーサ13aによつ
て一群のスラツト11…がベツド本体10の長手
方向で位置決めされている。このようにしてスラ
ツト11をベツド本体10に装着した状態では、
それぞれのスラツト11の上面11aの高さHは
各スラツト11…間で同一に設定される。
以上のように構成せいされたすのこベツドによ
ると、スラツト11の平坦な上面11aが湾曲し
た滑らかな面を介して側面図11bに連続してい
るので、スラツト11のどこかの箇所に手足が当
たつてけがをするといつた心配か無くなる。同様
にシーツなどが引つ掛かつて破れる心配も無くな
る。また、スラツト11が側枠14より上方に突
出しているから、スラツト11,11間の隙間
は、高く大きな隙間となり、スラツト11の上に
マツトなどを敷いた場合に隣接するスラツト1
1,11の相互間に形成されている隙間からスラ
ツト11の下部空間の全体へ光や風が十分に届
く。従つて、前記下部空間の全体が十分な採光性
や通風性を確保し得る状態のおかれ、病人用ベツ
ドのように長期間に亘り同一箇所に設置したまま
にされても床面での黴や細菌が発生しにくくな
る。また、図示例のようにベツド本体10の数箇
所に受座15を設け、ベツド本体10を床面から
浮き上がつた状態で設置できるようにしておく
と、すのこベツドを安定して置ける。さらに、前
記受座15をキヤスターによつて構成すると、す
のこベツドの移動を楽に行えるよになり、すのこ
ベツド全体を移動させて床面を清掃することが余
り煩わしく感じなくなるので、衛生上好ましいも
のである。
第1〜3図について説明したすのこベツドで
は、スラツト11の下端部に円弧状断面のスペー
サ13を一体に成形したものを説明したが、スペ
ーサ13は円筒状であつてもよく、円筒状とした
場合にはスペーサを側枠14の端から挿入して係
合させる必要がある。また、第5図に示すように
スペーサ13をスラツト11の前後いずれが一方
の端面に一体に形成してもよい。こうしておく
と、係合部20,20を側枠14,14に挿通し
て係合することによつてスラツト11がベツド本
体に装着され、かつスペーサ13によつて相隣接
するスラツト11,11の相互間隔P(第3図参
照)が正確に定まる。さらにスペーサ13はスラ
ツト11と別体としてもよい。スペーサ13を別
体とした場合、スペーサとしては第4図Aに示す
円弧状断面図のものであつても、同図Bに示す円
筒状のものであつてもよい。円弧状断面のスペー
サ13を用いる場合は、ベツド本体10の両側枠
14,14にスラツト11の係合部20,20を
係合させることと、隣接するスラツト11,11
の間においてスペーサ13を両側枠14,14に
嵌め込むこととを行い、その後でスラツト11を
スライドさせてスラツト11同士の間でスペーサ
13を挟み込むようにする。こうするとスラツト
11の相互間隔Pが正確に定まる。なお、スペー
サ13の形状は図示例以外のものであつても、ス
ラツト11の相互間に挟み込むことが可能な形状
であればどのようなものでもよい。
第1〜3図について説明したすのこベツドは、
ベツド本体10の全体を一体物としてあるが、第
6図のようにベツド本体10をその長手方向の所
定箇所イ,ロで分割し、その分割箇所イ,ロを連
結具16,16によつて一体に連結した構成であ
つてもよい。連結具16として第7図に示すよう
な溝形部材を用いることが可能で、その場合に
は、互いに突き合わされる側枠14,14の分割
端部材14a,14aに連結具16を嵌め込み、
この連結具16をそれぞれの側枠14,14にビ
ス17,17を用いて固着すればよい。なお、必
要があれば、連結具16に受座18に具備させる
ことによつて連結箇所に大きな曲げ荷重がかから
ないようにしておいてもよい。
このようにベツド本体10を分割し、その分割
箇所を連結及び切り離し自在な構成としておく
と、梱包、運搬に非常に便利になるほか、ベツド
本体10の前端側部分を構成する分割体10aと
ベツド本体10の後端側部分を構成する分割体1
0bとを直接連結することによつてベツド本体1
0の全長を短くでき、また、各分割体10a,1
0bの間にベツド本体10の中間部分を構成する
分割体10cを介在させることによつてベツド本
体10の全長を長くできる。さらに、分割体10
cの数を増減することによつてベツド本体10の
全長を増減調節できる。
第8図は別のタイプのベツド本体10′(例え
ば既存ベツド本体)にスラツト11の係合部20
を支持させることによつて形成したすのこベツド
を示している。この例では、スラツト11の下端
部に段付状の係合部20,20を形成し、この係
合部20,20をベツド本体10′の両側枠1
4′,14′に上方から係合させている。また、ス
ペーサ13がスラツト11の相互間に介設されて
いる。これによつてもスラツト11がベツド本体
10′の幅方向及び長手方向で位置決めされる。
同図において、21は両側枠側14′,14′の間
に配置された寝具載置板体である。この板体2位
置には多数の孔を開けたり通気性をもつ材料を用
いることによつて通風性を確保することが可能で
あり、さらにスラツト11…及びスペーサ13を
着脱自在にしてこれを取除くことにより公知の普
通のベツドとして寝具載置板体21にマツトや敷
布団を敷いて使用できるものである。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、スラツトをベ
ツド本体に装着するときに釘打ちなどの煩わしい
作業が必要でなく、さらに、スラツトをベツド本
体に装着した後においてスラツトをスライドさせ
るだけで、スペーサの作用によつてスラツトの相
互間隔を正確に設定できるので、組立作業性が従
来に比べて格段に向上する。
また、この考案のすのこベツドでは、スラツト
をベツド本体の両側枠の上方に突出させることに
よりスラツトの上面板部と前記両側枠との垂直間
隔をスラツトの上に敷いたマツトによつて塞がれ
ない程度に高く設定してあるので、ベツドの床面
からの高さが低いベツドであつても、マツトの敷
かれたスラツトの相互間に隙間が確保され、その
隙間によりスラツト相互間での通風性や採光性が
確保されるよになり、そのことが黴や細菌の発生
を抑えることに役立つ。また、スラツトのおける
上面板部の幅方向両側端部のそれぞれに下向きに
突出する状態に形成された側面板部が当該スラツ
トに剛性を付与することに役立ち、そのことが使
用状態での安定感を高めるという効果を奏する。
このため、本考案のすのこベツドは、特に病人用
ベツドのように長期間に亘り同一箇所に設置した
ままになるようなベツドとして最適である。
従つて、この考案のすのこベツドは、一般家庭
での就寝あるいは休憩用ベツドのみならず、病人
用ベツドとしても好適に使用できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図はこの考案の一実施例を示し、第1
図はすのこベツドの全体斜視図、第2図は第1図
の−断面図、第3図は部分側面図である。第
4図〜第8図はこの考案の他の実施例を示し、第
4図A及び同図Bはスラツトとは別体のスペーサ
の形状を、例示した斜視図、第5図はスペーサを
一体に具備するスラツトを示す拡大斜視図、第6
図は分割された形式のベツド本体を示す平面図、
第7図は第6図におけるベツド本体の分割箇所の
連結構造を示す分解斜視図、第8図はさらに他の
ベツド本体にスラツトを係合させた状態を示す斜
視図である。第9図は従来のすのこベツド部分斜
視図である。 10,10′……ベツド本体、11……スラツ
ト、11a……上面板部、11d……側面板部、
13……スペーサ、14,14′……側枠、20
……係合部、P……スペーサの相互間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面板部とこの上面板部の幅方向両側端部のそ
    れぞれに下向きに突出する状態に形成された側面
    板部とを備えたスラツトにおける上記側面板部の
    長手方向両側下端部に、ベツド本体の両側枠に係
    合される係合部が形成されており、このスラツト
    を、複数個、その係合部を介して前記両側枠に係
    合させるとともに、それらのスラツトを前記両側
    枠の上方に突出させることによりスラツトの上面
    板部と前記両側枠との垂直間隔をスラツトの上に
    敷いたマツトなどによつて塞がれない程度に高く
    設定し、かつスラツトの相互間に、その相互間隔
    を定めるスペーサを介設していることを特徴とす
    るすのこベツド。
JP1986115596U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH0438769Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986115596U JPH0438769Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986115596U JPH0438769Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322154U JPS6322154U (ja) 1988-02-13
JPH0438769Y2 true JPH0438769Y2 (ja) 1992-09-10

Family

ID=30999396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986115596U Expired JPH0438769Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0438769Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008173368A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Aisin Seiki Co Ltd ベッドフレーム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814418B1 (ja) * 1969-09-24 1973-05-07
JPS5613815U (ja) * 1979-07-11 1981-02-05

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814418U (ja) * 1971-07-02 1973-02-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4814418B1 (ja) * 1969-09-24 1973-05-07
JPS5613815U (ja) * 1979-07-11 1981-02-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6322154U (ja) 1988-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4644596A (en) Resilient surface for sitting and lying furniture, preferably for beds
US4802251A (en) Top and bottom bed-sheeting combination
US4893365A (en) Adjustable king-sized mattress
JP3922705B2 (ja) ベッド、特に医療ベッド及び/又は介護用ベッド
US7673353B1 (en) Super bed
JPH0438769Y2 (ja)
US10413088B2 (en) Bedside cot
EP0554726B1 (en) Bed and structure of flat bed-base for use particularly in hospitals
JP2008043353A (ja) ベッド及びベッド用フード部材
KR200449034Y1 (ko) 만곡연장부가 구비된 침대의 헤드프레임
JPH0144112Y2 (ja)
JPS588248Y2 (ja) 患者用マツトレスの詰物
JPS643416Y2 (ja)
KR101987162B1 (ko) 의료용침대의 조립구조
JPS601650Y2 (ja) 寝台用転落防止装置
JPH06296534A (ja) マットレス装置
JPS596828Y2 (ja) 患者用マツトレスの詰物
JPH0546744Y2 (ja)
JPS5938924Y2 (ja) ソフア−兼用ベツド
JPH04117625U (ja) 病人用ベツド
JPS601643Y2 (ja) 寝台
KR20200000510U (ko) 소파형 돌침대의 보료 프레임 및 그 제조방법
JPH0527093Y2 (ja)
JP4527217B2 (ja) ベッド
JPS5937081Y2 (ja) 寝台の床部の構成