JPH0438684Y2 - - Google Patents

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JPH0438684Y2
JPH0438684Y2 JP7514685U JP7514685U JPH0438684Y2 JP H0438684 Y2 JPH0438684 Y2 JP H0438684Y2 JP 7514685 U JP7514685 U JP 7514685U JP 7514685 U JP7514685 U JP 7514685U JP H0438684 Y2 JPH0438684 Y2 JP H0438684Y2
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dust
machine
suction
evacuation device
casing
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、コンバイン等に装備される脱穀機
の排塵装置に関するものである。
(ロ) 従来の技術 従来、脱穀機の排塵装置としては、扱室の排稈
側後方の機体一側壁に吸引口を形成し、その外方
側に吸引フアンを設け、この吸引フアンによつて
機体内のワラ屑、籾殻、塵埃等被排出物を吸引さ
せ、後方の機外に排出する側方吸引方式のものが
採用されていた(例えば、実公昭57−32682号公
報参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 従来の側方吸引方式の排塵装置では、機体内の
被排出物を均一に吸引できないため、風選効果が
悪いばかりでなく、機体後方に均一に分散排出で
きず、また、吸引フアンのオーバーロードにより
吸引効果も漸次低下する等の問題があつた。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで、この考案は、以下のような手段を施す
ことにより、前記問題点を解消したのである。
すなわち、本考案における脱穀機の排塵装置
は、扱室2の下方から後方にかけて位置する揺動
選別体の移送終端部後方に排塵装置1を配設して
なる脱穀機において、前記排塵装置1を、機体幅
に略相当する横幅の吸引口28および排塵口29
が前後部に開口されたケーシング12と、そのケ
ーシング12の収容部27内に回転自在に収容装
設される可動羽根付回転体11とで構成し、さら
に可動羽根付回転体11を、脱穀機側壁23,2
4に支持されて回転駆動される回転筒13と、回
転筒13に開設された放射方向のスリツト14に
出退自在に挿されて回転筒13の軸芯に対して偏
心位置する枢軸17に支えられた複数枚の可動羽
根15とで構成し、各可動羽根15が収容部27
の上方がわで放射方向に進出動し下方がわで退入
動するように構成したことを特徴とするものであ
る。
(ホ) 実施例 以下、この考案の具体的な実施例について図面
を参照して説明する。
第1図は本考案による排塵装置が実施された脱
穀機の断面概略図、第2図は第1図のX−X線に
おける断面拡大図、第3図は本考案装置の作動説
明図である。
第1図において、脱穀機は、扱室2に対しその
下方に前から順番に圧風フアン3、一番コンベア
4および二番コンベア5が、また、扱室2の直後
方に四番口6が、さらに、その後方で且つ二番コ
ンベア5の斜上部後方に排塵装置1が配設され、
扱室2と圧風フアン3、一番コンベア4および二
番コンベア5との間の前後方向に、鋸歯状を呈す
る移送板7、チヤフシーブ8、グレンシーブ9、
ストローラツク10からなる揺動選別体が通常手
段で設けられている。
そして、前記排塵装置1は、可動羽根付回転体
11と、それを収容するケーシング12等で形成
されている。
排塵装置1のケーシング12は、二番コンベア
5の斜上後部で且つ前記揺動選別体の移送終端部
の後方に位置し、機体の左右横側壁23,24
と、それらの左右横側壁23,24間に上下対向
させて横架された上下部ガイド板25,26とで
収容部27を形成するように設けられており、収
容部27の前方および後方側には夫々略機体幅に
相当する長孔開口の吸引口28および排塵口29
が設けられている。
そして、収容部27の上方がわは、上方に凸に
彎曲する突出側部分内周壁27aに、また下方が
わは、下方に凹に彎曲する退入側部分内周壁27
bに形成されている。
一方、ケーシング12の収容部27に内装され
る可動羽根付回転体11は、その構成要素である
中空な回転筒13の左右両端部を前記左右横側壁
23,24に開設された支持孔に回転自在に嵌装
して設けられ、一方の端部の内径部に形設するイ
ンターナルギア20に噛合するピニオンギア21
で回転駆動されるようになつている。
なお、23a,24aは、左右横側壁23,2
4を閉塞する側蓋であり、前記ピニオンギア21
が嵌着されたピニオン軸22は、そのうちの一方
の側壁23aに支承され、図外の駆動源に連動連
結されている。
可動羽根付回転体11における中空な回転筒1
3は、前記収容部27の横幅に略相当する長さの
ものに形成され、側面視で軸芯から円周を等分す
放射方向に向く複数個のスリツト14が略長さ方
向の全域にわたつて開設されて、それぞれのスリ
ツト14に、それと略同幅の可動羽根15が放射
方向に出退可能に挿込まれている。
そして、各可動羽根15の軸芯がわの内端縁部
に切欠部15aが形設され、その切欠部15aに
固定軸16が横設されて、その固定軸16にロツ
ド18の一端部が自由回転状態に枢着され、ロツ
ド18の他端は回転筒13の軸芯に対し所定寸法
Lだけ上方に偏心させて横設される枢軸17に可
回動に嵌装されている。
なお、図中30は扱胴、、31は扱歯、32は
扱室の供給側、33は扱室の排稈側、34は受
網、35は流下網、36はフイードチエン、37
は排ワラチエン、38は排ワラ切断装置、39は
二番スロワー筒である。
このような排塵装置1が実施された脱穀機にお
いて、揺動選別体等の選別作用を受けた被排出物
は、排塵装置1により吸引されて機体後方より排
出されるのであるが、本考案の排塵装置1にあつ
ては、吸引口28を経た後、突出側部分内周壁2
7aの前端部から後端部まで各可動羽根15の先
端縁部が、回転筒13の周面より吸引力を考慮し
て設定される所定量の突出状態で、しかも各先端
縁部が突出側部分内周壁27aと若干の間隙を維
持しながら或いは摺動案内されながら回動するこ
とで、被排出物の吸引が良好に行なわれ、また、
排塵口29を経た後、退入側部分内周壁27bの
後端部から前端部まで通過する際には各可動羽根
15の先端縁部が、回転筒13周面と略面一まで
退入して吸引口28位置まで回転移動すること
で、排塵口29から機体内に排出物を再び持ち込
むことがなくなるのである。
(ヘ) 考案の効果 本考案における脱穀機の排塵装置は、扱室の下
方から後方にかけて位置する揺動選別体の移送終
端部後方に排塵装置を配設してなる脱穀機におい
て、前記排塵装置を、機体幅に略相当する横幅の
吸引口及び排塵口が前後部に開口されたケーシン
グと、該ケーシングの収容部内に回転自在に収容
装設される可動羽根付回転体とで構成し、さらに
可動羽根付回転体を、脱穀機側壁に支持されて回
転駆動される回転筒と、回転筒に開設される放射
方向のスリツトに出退自在に挿されて前記回転筒
の軸芯に対して偏心位置する枢軸に支えられた複
数枚の可動羽根とで構成し、各可動羽根が収容部
の上方がわで放射方向に進出動し下方がわで退入
動するように構成したものであるから、従来の側
方吸引方式のものと比較して、略機体幅の吸引口
より機体内の被排出物を強い吸引力で、しかも均
一に吸引でき、吸引後、後方の略機体幅の排塵口
に運び、排塵口より均一に機体後方の地面に分散
効果をあげて排出できる。
また、このように略機体幅で強く吸引できる可
動羽根利用の構成なので、機体内から明らかな吸
引流線が構成でき、他所から機外に排出すること
もなくなる上、選別効果の向上も図れる他、従来
のような固定羽根による、いわゆる吸引羽根のよ
うに、オーバーロードよる回転ダウンに伴つて急
激に吸引力が低下することもなくなる。
さらに、各可動羽根を、排塵口を通過した後退
入状態で回転筒と共に回転させて吸引口位置まで
戻せるので、排塵口側から排出物を機体内に再持
込みすることもなく、より吸引排出効果を向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による脱穀装置の全体構造を示
す断面概略図、第2図は第1図のX−X線におけ
る断面図、第3図は作用説明図である。 1……排塵装置、2……扱室、11……可動羽
根付回転体、12……ケーシング、13……回転
筒、14……スリツト、15……可動羽根、17
……枢軸、23,24……側壁、27……収容
部、28……吸引口、29……排塵口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室2の下方から後方にかけて位置する揺動選
    別体の移送終端部後方に排塵装置1を配設してな
    る脱穀機において、前記排塵装置1を、機体幅に
    略相当する横幅の吸引口28及び排塵口29が前
    後部に開口されたケーシング12と、該ケーシン
    グ12の収容部27内に回転自在に収容装設され
    る可動羽根付回転体11とで構成し、さらに可動
    羽根付回転体11を、脱穀機側壁23,24に支
    持されて回転駆動される回転筒13と、回転筒1
    3に開設された放射方向のスリツト14に出退自
    在に挿されて前記回転筒13の軸芯に対して偏心
    位置する枢軸17に支えられた複数枚の可動羽根
    15とで構成し、各可動羽根15が収容部27の
    上方がわで放射方向に進出動し下方がわで退入動
    するように構成したことを特徴とする脱穀機にお
    ける排塵装置。
JP7514685U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0438684Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7514685U JPH0438684Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7514685U JPH0438684Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61191757U JPS61191757U (ja) 1986-11-28
JPH0438684Y2 true JPH0438684Y2 (ja) 1992-09-10

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ID=30616094

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JP7514685U Expired JPH0438684Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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