JPH0438108Y2 - - Google Patents

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JPH0438108Y2
JPH0438108Y2 JP1986148738U JP14873886U JPH0438108Y2 JP H0438108 Y2 JPH0438108 Y2 JP H0438108Y2 JP 1986148738 U JP1986148738 U JP 1986148738U JP 14873886 U JP14873886 U JP 14873886U JP H0438108 Y2 JPH0438108 Y2 JP H0438108Y2
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JP
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frame member
sliding member
sliding
shear pin
frame
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JP1986148738U
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JPS6356337U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、軌条を走行する移動体の運動エネル
ギーを吸収する緩衝装置に関するものである。
従来の技術 従来の非常用緩衝装置は、たとえば、第7図お
よび第8図に示すようなものが知られている。す
なわち、第7図に示すものは、走行用レール21
の端部に上方に凸出したストツパ22を設け、該
走行用レール21に沿つて走行する車輪23を有
する台車24の前端部に、非常用緩衝装置として
のゴムまたはスプリング25を設けている。また
第8図に示すものは、台車24の前端部に、非常
用緩衝装置としての油圧式シヨツクアブソーバ2
6を設けている。
考案が解決しようとする問題点 前述のように、第7図に示したものは、非常用
緩衝装置がゴムまたはスプリング25からなるの
で、ストロークが短く、全エネルギーを吸収する
ことができなく、かつ、作用力が大きくなり、台
車24やストツパ22に無理な荷重がかかるう
え、エネルギーの大半がゴムまたはスプリング2
5内に貯えられて反発するという問題点がある。
また第8図に示したものは、非常用緩衝装置が油
圧式シヨツクアブソーバ26からなるので、スト
ロークが長くなつて配置しにくく、構造が複雑で
あつて非常に高価なものとなり、かつ、メインテ
ナンスにも多くの費用がかかるという問題点があ
る。さらに、第7図および第8図に示したもの
は、非常用専用であるため、常時用を兼ねること
ができなく、したがつて、常時用を別途に設けな
ければならないという問題点がある。本考案は、
このような問題点を解決することを目的とするも
のである。
問題点を解決するための手段 軌条を走行する移動体のフレーム部材と、この
フレーム部材に面接触をしている摺動部材と、こ
の摺動部材の摺動時に該フレーム部材と摺動部材
の間に規定の面圧力を発生させるように該摺動部
材を前記フレーム部材に締付けている締付ボルト
とで、非常用の緩衝装置を構成し、かつ、これが
常時用の緩衝装置をも兼ね得るように、前記フレ
ーム部材と摺動部材の間にシヤピンを設けた。
作 用 本来、台車などの走行体は、停止位置付近では
低速に制御されてストツパには衝撃を与えること
はないが、制動がきかなくて撃突する場合があり
得る。したがつて、まず、走行体の通常の停止時
における摺動部材の衝突力では、シヤピンが切断
されることなく、フレーム部材と摺動部材の相対
位置が常に初期条件を正しく保つている状態で停
止する。つぎに、制御系統の狂いやその他の機械
的な原因で走行体が暴走した場合は、高速のまま
摺動部材がストツパに衝突するため、摺動部材が
フレーム部材に対して相対的に移動してシヤピン
を切断する。ここで、暴走の程度が比較的大きく
ない場合は、走行体の走行エネルギーがシヤピン
を切断したことで吸収されるので、停止する。し
かし、暴走の程度が大きい場合は、シヤピンを切
断したのちも、停止することなく、摺動部材が摺
動し、その残りの走行エネルギーが、フレーム部
材と摺動部材の間の面圧力による摩擦力と摺動距
離の積に比例した摩擦熱エネルギーに変換され、
前記残りの走行エネルギーが摩擦熱エネルギーに
等しくなつた摺動距離で摺動部材が摺動しなくな
る。つまり、走行体は停止する。その後、摩擦熱
エネルギーは大気に放散される。
実施例 第1図ないし第5図は本考案の第1実施例を示
し、第6図は本考案の第2実施例を示している。
第1図ないし第5図において、1は第1フレー
ム部材、2は第2フレーム部材、3は前記第1フ
レーム部材1と第2フレーム部材2の間にサンド
イツチ状に挾み込まれた摺動部材、4は該摺動部
材3の中央に摺動方向に設けられた長孔、5は前
記第1フレーム部材1を固着している往復型台車
などの走行体、6は前記長孔4を通るようにして
第1フレーム部材1と第2フレーム部材2にまた
げて設けられて摺動部材3の摺動時に規定の面圧
力が発生するように両フレーム部材1と2の間を
締付けている締付けボルト、7は前記第1フレー
ム部材1と摺動部材3の間に設けられたシヤピ
ン、8は前記第1フレーム1に設けられた合せ
孔、9は通常状態で該合せ孔8に一致するように
摺動部材3に設けられた合せ孔、10は地上側可
動ストツパである。
第1図ないし第5図に示すように構成された緩
衝装置においては、まず、摺動部材3と第1フレ
ーム部材1および第2フレーム部材2との間に規
定の面圧力が発生するように締付けボルト6を締
付ける。そして、走行体5の通常の停止時におい
ては、停止位置付近では低速に制御されているた
め、摺動部材3が地上側可動ストツパ10に衝突
しても、その衝突力では、シヤピン7が切断され
ることなく、摺動部材3と第1フレーム部材1お
よび第2フレーム部材2の相対位置が常に初期条
件を正しく保つている状態で停止する。つぎに、
制御系統の狂いやその他の機械的原因で走行体5
が暴走した場合は、摺動部材3が地上側可動スト
ツパ10を倒して高速のまま固定ストツパ(図示
せず)に衝突するため、摺動部材3が第1フレー
ム部材1および第2フレーム部材2に対して相対
的に移動してシヤピン7をその切欠部のところで
切断する。ここで暴走の程度が比較的大きくない
場合は、走行体5の走行エネルギーがシヤピン7
を切断したことで吸収されるので、停止する。し
かし、暴走の程度が大きい場合は、シヤピン7を
切断したのちも、停止することなく、摺動部材3
が摺動し、その残りの走行エネルギーが、摺動部
材3と第1フレーム部材1および第2フレーム部
材2の間の面圧力による摩擦力と摺動距離の積に
比例した摩擦熱エネルギーに変換され、前記残り
の走行エネルギーが摩擦熱エネルギーに等しくな
つた摺動距離で摺動部材3が摺動しなくなる。つ
まり、走行体5は停止する。その後、摩擦熱エネ
ルギーは大気に放散される。
なおシヤピン7は第1フレーム部材1と摺動部
材3の相対位置がずれたことにより切断されるの
で、シヤピン7が切断されていないときは、第4
図にみられる第1フレーム部材1の合せ孔8と摺
動部材3の合せ孔9が一致しており、シヤピン7
が切断されると、前記孔8と9が一致しなくな
る。したがつて、シヤピン7の切断の有無を調べ
るには、前記孔8と9が一致か不一致かを調べれ
ばよい。これは、目視でも可能であり、規定の直
径のピンを突込んでみてもわかる。また特定スラ
ーシヨンで自動検知も可能である。
第6図に示す第2実施例は、走行体5が、一方
向に進行して停止する台車の場合であり、作用な
どについては、前述の第1実施例と同様である。
なお第6図において、11は車輪、12は走行用
レールである。
考案の効果 本考案は、軌条を走行する移動体のフレーム部
材と、このフレーム部材に面接触をしている摺動
部材と、この摺動部材の摺動時に該フレーム部材
と摺動部材の間に規定の面圧力を発生させるよう
に該摺動部材を前記フレーム部材に締付けている
締付けボルトとを備えているので、構造が簡単で
あつて、メインテナンスも殆んどその必要がな
く、かつ、高エネルギーを吸収するとともに、そ
の吸収エネルギーを貯えないで熱に変換してしま
うから、反発性がなく、安全であり、しかも、そ
の吸収エネルギーの調整が締付けボルトの締付け
トルクで加減でき、その調整が容易であるため、
走行体の暴走時の緩衝がきわめて良好になされ
る。また前記フレーム部材と摺動部材の間にシヤ
ピンを設けているので、通常停止時の衝撃力はそ
のシヤピンで受けて該摺動部材とフレーム部材の
相対位置のずれを防止し、常にその相対位置を初
期条件のまま保つており、したがつて、走行体の
暴走時の摺動部材の摺動距離を、そのずれを見込
んで予め長くしておく必要がなくなるため、それ
だけ小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した側面図、
第2図は第1図の一部を示した底面図、第3図は
第1図のシヤピンの拡大正面図、第4図は第1図
の切断線A−Aに沿う拡大断面正面図、第5図は
同じく切断線B−Bに沿う拡大断面正面図、第6
図は本考案の第2実施例を示した側面図、第7図
は従来の技術の1つの例を示した側面図、第8図
は同じくもう1つの例を示した側面図である。 1……第1フレーム部材、2……第2フレーム
部材、3……摺動部材、4……長孔、5……走行
体、6……締付けボルト、7……シヤピン、8,
9……合せ孔、11……車輪、12……走行用レ
ール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌条を走行する移動体の運動エネルギーを吸収
    する緩衝装置において、該移動体のフレーム部材
    と、このフレーム部材に面接触をしている摺動部
    材と、前記フレーム部材と摺動部材の間に設けら
    れたシヤピンと、前記摺動部材の摺動時に該フレ
    ーム部材と摺動部材の間に規定の面圧力を発生さ
    せるように該摺動部材を前記フレーム部材に締付
    けている締付けボルトと、前記シヤピンの切断に
    より該摺動部材が前記移動体の走行に摺動するよ
    うに前記摺動部材および前記フレーム部材のいず
    れか一方に設けられてその摺動方向に長い長孔の
    ボルト孔とを有してなる、緩衝装置。
JP1986148738U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0438108Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6356337U JPS6356337U (ja) 1988-04-15
JPH0438108Y2 true JPH0438108Y2 (ja) 1992-09-07

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ID=31063291

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JP2008013347A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Sansei Kenki Kk 工事用設備における免震壁つなぎ装置

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