JPH04372981A - クリーニング方法 - Google Patents

クリーニング方法

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JPH04372981A
JPH04372981A JP17739291A JP17739291A JPH04372981A JP H04372981 A JPH04372981 A JP H04372981A JP 17739291 A JP17739291 A JP 17739291A JP 17739291 A JP17739291 A JP 17739291A JP H04372981 A JPH04372981 A JP H04372981A
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friction coefficient
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公利 山口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小粒径トナーを使用し
た電子写真、静電記録、静電印刷などにおけるクリーニ
ング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体や静電記録体などの上に
形成された静電潜像を現像する手段としては、液体現像
剤を用いる方法(湿式現像法)と、結着樹脂中に染料、
顔料等の着色剤、更には必要に応じて荷電制御剤等を分
散させたトナー、あるいはこのトナーを固体キャリアと
混合して一成分型ないし二成分型乾式現像剤を用いる方
式(乾式現像法)とが一般に採用されている。そして、
これら方式にはそれぞれ長所・短所があるが、現在では
、乾式現像法が多く利用されている。
【0003】ところで、近年電子写真等の高画質化、即
ち高解像度、シャープネス、ハーフトーン再現性及び写
真再現性などの品質向上が要求されている。トナーの小
粒径化はその有力な手段であるが、小粒径化トナーには
、一方で次のような不具合があった。即ち、感光体上に
現像された小粒径トナーのうち、転写されずに感光体に
残ったトナーは、感光体との間に強い付着力が生じてお
り、充分にクリーニングすることが難しい。特に、重合
法などで作られた球形の小粒径トナーは、クリーニング
性が非常に悪く、小粒径トナーを使いこなす上で大きな
障害となっていた。
【0004】そこで、これらの課題を解決するために、
種々の提案がなされている。例えば、装置上では、ポリ
ウレタンなどの材質で作られたクリーニングブレードを
感光体に強く圧接したり、クリーニングファーブラシの
ブラシ密着を上げることなどが行なわれている。一方、
クリーニング性が特に悪い球形の小粒径トナーの場合に
は、一旦無機微粒子などをトナー表面に付着させたのち
、化学的に除去することによりトナー表面に凹凸をつけ
たり(特開昭62−266557号公報)、あるいは重
合法で作られた球形のトナーを後処理により不定形化す
る(特開平2−273757号公報)などして、クリー
ニング性を改良することが試みられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法では、トナー粒径が非常に小さくなった場合や重合
法で作られる小粒径の球形のトナーに対しては、充分な
効果を発揮することが難しかった。
【0006】従って、本発明の目的は、このような課題
を解決した、即ち小粒径球形トナーを使用した場合でも
充分な効果を発揮し得る信頼性の高いクリーニング方法
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、感光体の摩擦係数を低下させる物質を使用す
ることにより、上記目的を達成できることを見出し本発
明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明によれば、体積平均粒径2〜
8μmのトナーにより感光体上に形成された潜像を現像
し、しかるのち、転写、クリーニングする画像形成プロ
セスにおいて、感光体の摩擦係数を低下させる物質を感
光体表面上に供給することを特徴とするクリーニング方
法が提供される。
【0009】本発明においては、感光体の摩擦係数を低
下させる物質を感光体表面上に供給することにより、摩
擦係数の低下した感光体は、トナーとの摩擦力が減少し
実質的な付着力が減少する。その結果、クリーニング用
ファーブラシに回収され易くなり、またブレードによる
小さな力で、トナーをせき止められるようになるため、
充分なクリーニング性が発揮されるものとなる。
【0010】感光体の摩擦係数を低下させる物質を、現
像、転写、クリーニング系への悪影響を及ぼすことなし
に、感光体表面上に供給する具体的な好ましい方法には
、例えば次のようなものがある。■感光体の摩擦係数を
低下させる物質を、感光体表面上に塗布する。■感光体
の摩擦係数を低下させる物質を担持した部材を感光体に
当接させる。■感光体の摩擦係数を低下させる物質をト
ナーに添加混合して使用する。■感光体の摩擦係数を低
下させる物質としてのワックスを、表面に固着してなる
トナーを使用する。
【0011】本発明の実施に当たっては、感光体の摩擦
係数を低減する物質は、一定枚数おきに感光体に直接塗
布しても良いし、また該物質を担持した部材を、常時又
は一定枚数おきに感光体に当接させても良い。更に、感
光体の摩擦係数を低減させる物質は、トナーに添加混合
する形で感光体に当接させても良いし、また該物質をト
ナー表面に固着させた形で感光体に当接させても良い。
【0012】この摩擦係数を係減させる物質を担持した
部材を感光体に当接させるには、例えば、該物質をブロ
ック状又はロール状に成型したものを感光体に当接させ
る方法や、該物質に磁性体を分散させたもの、更には磁
性体の表面に該物質をコートしたものをマグネットで保
持して当接させる方法などがある。当接させる場所は、
一次帯電前(クリーニング後)が好ましい。
【0013】また、摩擦係数を低減させる物質をトナー
に添加混合する(即ち現像剤中に添加する)場合には、
磁性体に該物質を分散させた(トナーと同じくらいの粒
径を持った)粒子とすることが有効である。この粒子は
磁性体の含有量が多く、実質的に現像されずに現像部に
留まるようにするのが好ましい。更に、摩擦係数を低下
させる物質としてのワックスをトナー表面に固着させた
ものは、感光体との接触確率が増えるので、非常に有効
である。
【0014】感光体の摩擦係数を低下させる物質として
は、ポリオレフィン、脂肪酸エステル、脂肪酸金属塩(
例えば、マレイン酸と亜鉛、マグネシウム、カルシウム
などとの金属塩;ステアリン酸と亜鉛、カドミウム、バ
リウム、鉛、鉄、ニッケル、コバルト、銅、アルミニウ
ム、マグネシウム等との金属塩;二塩基性ステアリン酸
鉛;オレイン酸と亜鉛、マグネシウム、鉄、コバルト、
銅、鉛、カルシウムなどとの金属塩;パルチミン酸とア
ルミニウム、カルシウム等との金属塩;カプリル酸鉛;
カプロン酸鉛;リノール酸と亜鉛、コバルト等との金属
塩;リシノール酸カルシウム、リシノレイン酸と亜鉛、
カドミウム等の金属塩、これらの混合物等)、高級アル
コール類、パラフィンワックス、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリフッ化ビニリデンやシリコーンオイルなど
が使用できる。
【0015】また、充分な性能を発揮し、且つ異常画像
などが生じ難いものとしては、高級脂肪酸と高級アルコ
ールのエステルを主成分とする天然ワックスが、特に有
効である。天然ワックスとしては、キャンデリラワック
ス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、パ
ラフィンワックスなどがある。なかでも、遊離脂肪酸を
1%以下にした脱遊離脂肪酸タイプのカルナウバワック
スが最も有効である。脱遊離脂肪酸タイプのカルナウバ
ワックスを使用すると、感光体や現像スリーブ及びキャ
リアなどへの極端な固着が起こり難く、しかも充分なク
リーニング性が維持される。
【0016】なお、シリコーンオイルを適当な手段によ
り、感光体上に微量塗布することも非常に効果がある。 ただ、通常のシリコーンオイルを使用した場合、クリー
ニング性は得られるものの、コピー枚数が増えると異常
画像を生じ易いので、動粘性率が約30から約6万セン
チストークスであり、且つ分子量約2000以下のもの
の含有量が約300ppm以下であるジメチルシロキサ
ンを構造単位とするジメチルシリコーンオイルを用いる
のが、特に好ましい。異常画像発生にはシリコーンオイ
ルの低分子量成分が関係しているように思われる。
【0017】本発明のクリーニング方法は、ブレード、
ファーブラシ、Mgブラシ又はそれらを組み合わせた方
式のいずれに対しても使用できるが、特にブレードを使
用したシステムに対して有効である。通常、電子写真プ
ロセスにおいて、体積平均粒径が2〜8μmの小粒径ト
ナーを用いた場合には、原稿の画像面積が大きいと、連
続コピー時に、クリーニングが充分に出来なくなるが、
本発明によるとこのような点が充分解決される。
【0018】なお、本発明のクリーニング方法は、無機
又は有機の感光体に使用できるが、特に有機感光体又は
樹脂層でオーバーコートされた無機感光体上に転写され
ずに残ったトナーに対して、良好なクリーニング性能を
発揮する。無機感光体の場合は、トナーとの付着力が非
常に大きいためか、効果がやや小さい。もちろん、本発
明のクリーニング方法は、一成分現像方式、二成分現像
方式のいずれにも使用できる。
【0019】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、以下に示す部及び%はいずれも重量基準である。
【0020】   製造例1 (トナーの製造)     スチレン/n−ブチルメタクリレート共重合体
                  95部    
(Mn=15000、Mw=300000)    含
クロムモノアゾ染料(TRH:保土ケ谷化学社製)  
            2部    カーボンブラッ
ク(#44:三菱化成社製)            
        10部
【0021】上記組成の混合物
を、ヘンシェルミキサーで充分混合したのち、ロールミ
ルで120℃の温度で1時間加熱混練し、室温まで冷却
したのち、得られた混合物を粉砕し、分級を数回繰り返
して、体積平均粒径4.8μm、個数平均粒径3.3μ
mのトナーを得た。更に、このトナー100部に対して
、ヘンシェルミキサーを使用して、シリカ(R972:
日本アエロジル社製)を1部添加混合して、最終のトナ
ーを得た。
【0022】 製造例2 (トナー製造)     スチレン/n−ブチルメタクリレート共重合体
                  95部    
(Mn=15000、Mw=300000)    脱
遊離脂肪酸タイプカルナウバワックス        
                  4部    含
クロムモノアゾ染料(TRH:保土ケ谷化学社製)  
            2部    カーボンブラッ
ク(#44:三菱化成社製)            
        10部
【0023】上記組成の混合物
を、ヘンシェルミキサーで充分混合したのち、ロールミ
ルで120℃の温度で1時間加熱混練し、室温まで冷却
したのち、得られた混合物を粉砕し、分級を数回繰り返
して、体積平均粒径4.7μm、個数平均粒径3.5μ
mのトナーを得た。更に、このトナー100部に対して
、ヘンシェルミキサーを使用して、シリカ(R972:
日本アエロジル社製)を1部添加混合して、最終のトナ
ーを得た。
【0024】 製造例3 (摩擦係数を低下させる物質を担持した粒子の製造) 
   ポリエステル樹脂              
                         
     20部    (Mn=5000、Mw=2
2000)    脱遊離脂肪酸タイプカルナウバワッ
クス                       
 80部    マグネタイト(0.1μm)    
                         
   200部
【0025】上記組成の混合物を、ヘン
シェルミキサーで充分混合したのち、ロールミルで85
℃の温度で1時間加熱混練し、室温まで冷却したのち、
得られた混合物を粉砕分級して、体積平均粒径7.6μ
m、個数平均粒径5.2μmの磁性体粒子を得た。
【0026】製造例4 (トナーの製造) 下記の処方で、80℃の温度で脱遊離脂肪酸タイプカル
ナウバワックスをベンゼンに分散させ、この液を凍結乾
燥することにより、平均粒径0.6μmの脱遊離脂肪酸
タイプカルナウバワックスよりなる微粒子を得た。
【0027】     ベンゼン                 
                         
        400部    フッ素系界面活性剤
                         
             12.5部    (メガ
ファックF172:大日本インキ社製)    脱遊離
脂肪酸タイプカルナウバワックス          
              50部
【0028】製造
例1で作成したトナー100部に対して、上記の微粒子
を4部添加し充分に混合したのち、ハイブリダイゼーシ
ョンシステム(奈良機械製作所製)にて、回転数100
00rpmで5分間処理してトナーを得た。更に、この
トナー100部に対して、ヘンシェルミキサーを使用し
て、シリカ(R972:日本アエロジル社製)を1部添
加混合して、最終のトナーを得た。
【0029】 製造例5 (懸濁重合トナーの製造)     スチレンモノマー             
                         
      80部    n−ブチルアクリレートモ
ノマー                      
        20部    含クロムアゾ染料  
                         
                   3部    
チタネートカップリング剤処理カーボンブラック   
             10部    (MA10
0:三菱化成社製)
【0030】上記の重合性単量体混
合物をボールミルを用いて24時間分散、混合したのち
、この分散液をアゾビスイソブチロニトリル  1.5
部を溶解した。一方、ヨウ化カリウム  0.3部、ポ
リビニルアルコール  10.0部をイオン交換水40
0部に溶解し、水媒体を作成した。
【0031】上記水媒体中に前記単量体組成物を加え、
TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を使用して10
000rpmで15分間撹拌した。この懸濁分散液を4
つ口セパラブルフラスコに移し、窒素雰囲気下、回転数
90rpm、温度70℃で7時間重合させた。重合終了
後生成した粒子を洗浄、濾過を繰り返して回収し、乾燥
した。この粒子の体積平均粒径は4.8μm、個数平均
粒径は3.1μmであった。更に、このトナー100部
に対して、ヘンシェルミキサーを使用して、シリカ(R
972:日本アエロジル社製)を1部添加混合して、最
終のトナーを得た。
【0032】 製造例6 (懸濁重合トナーの製造)     スチレンモノマー             
                         
      80部    n−ブチルアクリレートモ
ノマー                      
        20部    含クロムアゾ染料  
                         
                   3部    
チタネートカップリング剤処理カーボンブラック   
             10部    (MA10
0:三菱化成社製)
【0033】上記の重合性単量体混
合物をボールミルを用いて24時間分散、混合したのち
、この分散液をアゾビスイソブチロニトリル  1.5
部を溶解した。一方、ヨウ化カリウム  0.3部、ポ
リビニルアルコール  10.0部をイオン交換水40
0部に溶解し、水媒体を作成した。
【0034】上記水媒体中に前記単量体組成物を加え、
TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を使用して10
000rpmで15分間撹拌した。この懸濁分散液を4
つ口セパラブルフラスコに移し、窒素雰囲気下、回転数
90rpm、温度70℃で7時間重合させた。重合終了
後生成した粒子を洗浄、濾過を繰り返して回収し、乾燥
した。この粒子の体積平均粒径は4.8μm、個数平均
粒径は3.1μmであった。
【0035】この粒子100部に対して、製造例4で作
成した脱遊離脂肪酸タイプのカルナウバワックス微粒子
を4部添加し、充分に混合したのち、ハイブリダイゼー
ションシステム(奈良機械製作所製)にて、回転数10
000rpmで5分間処理してトナーを得た。更に、こ
のトナー100部に対して、ヘンシェルミキサーを使用
して、シリカ(R972:日本アエロジル社製)を1部
添加混合して、最終の懸濁重合トナーを得た。
【0036】 製造例7 (懸濁重合トナーの製造)     スチレンモノマー             
                         
      80部    n−ブチルアクリレートモ
ノマー                      
        20部    脱遊離脂肪酸タイプカ
ルナウバワックス                 
         4部    含クロムアゾ染料  
                         
                   3部    
チタネートカップリング剤処理カーボンブラック   
             10部    (MA10
0:三菱化成社製)
【0037】上記の重合性単量体混
合物をボールミルを用いて24時間分散、混合したのち
、この分散液をアゾビスイソブチロニトリル  1.5
部を溶解した。一方、ヨウ化カリウム  0.3部、ポ
リビニルアルコール  10.0部をイオン交換水40
0部に溶解し、水媒体を作成した。
【0038】上記水媒体中に前記単量体組成物を加え、
TKホモミキサー(特殊機化工業社製)を使用して10
000rpmで15分間撹拌した。この懸濁分散液を4
つ口セパラブルフラスコに移し、窒素雰囲気下、回転数
90rpm、温度70℃で7時間重合させた。重合終了
後生成した粒子を洗浄、濾過を繰り返して回収し、乾燥
した。この粒子の体積平均粒径は5.1μm、個数平均
粒径は3.4μmであった。更に、このトナー100部
に対して、ヘンシェルミキサーを使用して、シリカ(R
972:日本アエロジル社製)を1部添加混合して、最
終の懸濁重合トナーを得た。
【0039】製造例8 (分散重合トナーの製造) 下記のように分散重合法で母体粒子を製造した。撹拌翼
、冷却器を取り付けた三つ口フラスコに、メタノール3
20部を入れ、ポリビニルピロリドン(分散安定剤、平
均分子量4万)9.6部を小量ずつ撹拌しながら添加し
、完全に溶解させた。
【0040】更に、以下の組成のものを添加し、完全に
溶解させた。     スチレン                 
                         
    25.6部    n−ブチルメタクリレート
                         
       6.4部    2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル                 
   0.2部
【0041】これらを撹拌しながらフラ
スコ内を窒素ガスでパージし、1時間放置した。60℃
±0.1℃の恒温水槽中で200rpmの撹拌速度で撹
拌しながら重合を開始した。加熱後15分すると、液は
白濁し始め、20時間重合後も白濁した安定な分散液で
あった。一部サンプリングしてガスクロマトグラフィー
で、内部標準法による測定を行なった結果、重合率は9
3%であることが確認できた。
【0042】得られた分散液を冷却し、遠心分離機にて
2000rpmで遠心分離すると、重合体粒子は完全に
沈降し、上記の液は透明であった。上澄み液を除き新た
にメタノール200部を加え、1時間撹拌洗浄した。遠
心分離しメタノールで洗浄する操作を5回繰り返し、濾
過した。濾別したものを、50℃にて24時間減圧乾燥
し、90%の収率で白色粉末のスチレン/n−ブチルメ
タクリレート共重合体粒子を得た。得られた粒子は体積
平均粒径4.81μm、個数平均粒径4.50μmであ
った。また、Tgは65℃であった。(以下、この粒子
を粒子Aと呼ぶ)
【0043】次に、メタノール200部中にオイルブラ
ック803(オリエント化学社製)1.50部を加熱溶
解した後、冷却し1μmフィルターで濾別し、染料溶液
を作成した。次に、該濾液に粒子A24部加えて分散さ
せ、50℃で1時間加熱撹拌した。その後、分散液を室
温まで冷却し、濾別したのち50℃で24時間減圧乾燥
し、着色樹脂粒子Aを得た。
【0044】次に、着色樹脂粒子A100部に対して、
3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛塩3部を、オー
スターブレンダーで10分間撹拌したのち、ハイブリダ
イゼーションシステム(奈良機械製作所製)にて、回転
数7000rpmで10分間処理した。更に、このトナ
ー100部に対して、ヘンシェルミキサーを使用して、
シリカ(R972:日本アエロジル社製)を1部添加混
合して、最終の分散重合トナーを得た。
【0045】製造例9 (分散重合トナーの製造) 下記のように分散重合法で母体粒子を製造した。撹拌翼
、冷却器を取り付けた三つ口フラスコに、メタノール3
20部を入れ、ポリビニルピロリドン(分散安定剤、平
均分子量4万)9.6部を小量ずつ撹拌しながら添加し
、完全に溶解させた。
【0046】更に、以下の組成のものを添加し、完全に
溶解させた。     スチレン                 
                         
    25.6部    n−ブチルメタクリレート
                         
       6.4部    2,2’−アゾビスイ
ソブチロニトリル                 
   0.2部
【0047】これらを撹拌しながらフラ
スコ内を窒素ガスでパージし、1時間放置した。60℃
±0.1℃の恒温水槽中で200rpmの撹拌速度で撹
拌しながら重合を開始した。加熱後15分すると、液は
白濁し始め、20時間重合後も白濁した安定な分散液で
あった。一部サンプリングしてガスクロマトグラフィー
で、内部標準法による測定を行なった結果、重合率は9
3%であることが確認できた。
【0048】得られた分散液を冷却し、遠心分離機にて
2000rpmで遠心分離すると、重合体粒子は完全に
沈降し上部の液は透明であった。上澄み液を除き新たに
メタノール200部を加え、1時間撹拌洗浄した。遠心
分離しメタノールで洗浄する操作を5回繰り返し、濾過
した。濾別したものを、50℃にて24時間減圧乾燥し
、90%の収率で白色粉末のスチレン/n−ブチルメタ
クリレート共重合体粒子を得た。得られた粒子は体積平
均粒径4.81μm、個数平均粒径4.50μmであっ
た。また、Tgは65℃であった。(以下、この粒子を
粒子Aと呼ぶ)
【0049】次に、メタノール200部中にオイルブラ
ック803(オリエント化学社製)1.50部を加熱溶
解した後、冷却し1μmフィルターで濾別し、染料溶液
を作成した。次に、該濾液に粒子A24部加えて分散さ
せ、50℃で1時間加熱撹拌した。その後、分散液を室
温まで冷却し、濾別したのち50℃で24時間減圧乾燥
し、着色樹脂粒子Aを得た。
【0050】次に、着色樹脂粒子A100部に対して、
3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸亜鉛塩3部と、製造
例4で作成した脱遊離脂肪酸タイプのカルナウバワック
ス3部を、オースターブレンダーで10分間撹拌したの
ち、ハイブリダイゼーションシステム(奈良機械製作所
製)にて、回転数7000rpmで10分間処理した。 更に、このトナー100部に対して、ヘンシェルミキサ
ーを使用して、シリカ(R972:日本アエロジル社製
)を1部添加混合して、最終の分散重合トナーを得た。
【0051】製造例10 (摩擦係数を低下させる物質の成型体の製造)脱遊離脂
肪酸タイプのカルナウバワックスを100℃で溶融し、
中心に芯金を入れて、直径10mmの円筒状に成型した
【0052】製造例11 (摩擦係数を低下させる物質を被覆した粒子の製造)平
均粒径100μmのフェライト粒子1000部に対して
、製造例4で作成したものと同じ、脱遊離脂肪酸タイプ
のカルナウバワックスの微粒子30部を乾式混合し、そ
の後150℃の雰囲気に保った流動床中で流動させるこ
とにより、ワックス層厚約3μmの磁性体を作成した。
【0053】製造例12 (シリコーンオイル外添トナーの製造)製造例8で作成
された、ハイブリダイゼーション後の粒子に対して、動
粘性率約20000センチストークス(at25℃)、
重量平均分子量約1300且つ分子量約2000以下の
低分子量成分の比率約120ppmであるシリコーンオ
イルを1部添加し、更にこの粒子100部に対して、ヘ
ンシェルミキサーを使用して、シリカ(R972:日本
アエロジル社製)を1部添加混合して分散重合トナーを
得た。
【0054】実施例1 粒径100μmのフェライト粒子にシリコーン樹脂を1
μmの厚さで被覆したキャリアを用い、このキャリアに
製造例1で作成したトナーを2.5%の割合で混ぜ、ボ
ールミルポットで30分撹拌して現像剤とした。
【0055】次に、リコー社製イマジオ420を使用し
て、クリーニング性のテストを行なった。先ず、感光体
を機外に取り出して、表面に脱遊離脂肪酸タイプのカル
ナウバワックスを全面に軽く擦りつけて、その後、布で
充分に拭き取った。この作業を、500枚毎に繰り返し
、5000枚ランニングして、この最初と最後にクリー
ニングデストを行なった。
【0056】テスト原稿としては、30%の画像面積に
相当するチャートを使用し、10枚連続コピーをとり、
10枚目のコピーの途中で機械で停止させて、感光体上
で、クリーニング性を確認した。その結果、初期及び5
000枚時点でクリーニング不良は全く見られず、また
画像も初期と全く変わらない高画質が維持されていた。
【0057】比較例1 実施例1において、脱遊離脂肪酸タイプのカルナウバワ
ックスを感光体に塗布しなかったこと以外は、実施例1
と全く同じ方法でテストを行なった。その結果、初期及
び5000枚ランニング後ともに、感光体上には全面に
クリーニング不良が発生しており、コピー画像上でも地
汚れがひどかった。
【0058】比較例2 比較例1において、製造例1で作成したトナーの代わり
に製造例2で作成したトナーを使用したこと以外は、比
較例1と全く同じ方法で、クリーニング性のテストを行
なった。その結果、初期及び5000枚ランニング後と
もに、感光体上には全面にクリーニング不良が発生して
おり、コピー画像上でも地汚れがひどかった。
【0059】実施例2 製造例10で作成した、円筒状に成型した脱遊離脂肪酸
タイプのカルナウバワックスを、イマジオ420のクリ
ーニングの後に設置し、感光体に当接させながら、実施
例1と同じ現像剤を使用して、テストを行なった。その
結果、初期及び5000枚後ともにクリーニング不良は
全く発生しなかった。また、5000枚後も初期と変わ
らない高画質が維持されていた。
【0060】実施例3 製造例11で作成した、表面に脱遊離脂肪酸タイプのカ
ルナウバワックスをコートした磁性体を、イマジオ42
0の予備の現像装置に入れ、スタート及び500枚毎に
、イマジオ420にセットし、感光体ドラム及び現像部
を1分間回転させて、製造例11のキャリアを感光体に
当接させた。それ以外は、実施例1と同じ現像剤を使用
マて、クリーニング性のテストを行なった。クリーニン
グ性は、初期及び5000枚後ともに全く問題なく、画
像も初期と変わらない高画質であった。
【0061】実施例4 製造例12で作成した、特定の分子量を有するシリコー
ンオイルを含有するトナーを使用して、実施例1と同じ
方法で現像剤を作成し、クリーニングテストを行なった
。その結果、クリーニング性は、初期及び5000枚後
ともに全く問題なく、画像も初期と変わらない高画質で
あった。
【0062】実施例5 製造例3で作成した粒子7.0部、製造例1のトナー2
.0部、及び実施例1と同じキャリア100部を混合し
て現像剤を作成し、イマジオ420でクリーニングテス
トを行なった。その結果、クリーニング性は、初期及び
5000枚後ともに全く問題なく、画像も初期と変わら
ない高画質であった。
【0063】実施例6 製造例4で作成したトナー2.5部に対して、実施例1
と同じシリコーンコートキャリア100部で現像剤を作
成し、イマジオ420でクリーニングテストを行なった
。その結果、クリーニング性は、初期及び5000枚後
ともに全く問題なく、画像も初期と変わらない高画質で
あった。
【0064】実施例7 実施例6において、製造例4で作成したトナーの代わり
に製造例6で作成したトナーを用いた以外は、実施例6
と全く同じ方法で、クリーニングテトスを行なった。そ
の結果、クリーニング性は、初期及び5000枚後とも
に、全く問題なく、画像も初期と変わらない高画質であ
った。
【0065】比較例3 実施例7において、製造例6で作成したトナーの代わり
に製造例5で作成したトナーを用いた以外は、実施例7
と全く同じ方法でクリーニングテトスを行なった。その
結果、初期及び5000枚ランニング後ともに、感光体
上には全面クリーニング不良が発生しており、コピー画
像上でも地汚れがひどかった。
【0066】比較例4 実施例7において、製造例6で作成したトナーの代わり
に製造例7で作成したトナーを用いた以外は、実施例7
と全く同じ方法でクリーニングテトスを行なった。その
結果、初期及び5000枚ランニング後ともに、感光体
上には全面クリーニング不良が発生しており、コピー画
像上でも地汚れがひどかった。
【0067】実施例8 実施例6において、製造例4で作成したトナーの代わり
に製造例9で作成したトナーを用いた以外は、実施例6
と全く同じ方法でクリーニングテトスを行なった。クリ
ーニング性は、初期及び5000枚後ともに全く問題な
く、画像も初期と変わらない高画質であった。
【0068】比較例5 実施例7において、製造例6で作成したトナーの代わり
に製造例8で作成したトナーを用いた以外は、実施例7
と全く同じ方法でクリーニングテトスを行なった。その
結果、初期及び5000枚ランニング後ともに、感光体
上には全面クリーニング不良が発生しており、コピー画
像上でも地汚れがひどかった。
【0069】
【発明の効果】本発明のクリーニング方法は、小粒径ト
ナーを使用する画像形成プロセスにおいて、感光体の摩
擦係数を低下させる物質を感光体表面上へ供給するとい
う構成にしたことから、本方法によると感光体上へのト
ナーの付着力が減少し、クリーニング用ファーブラシに
回収され易くなり、またブレードによる小さな力で、ト
ナーをせき止められるようになるため、充分なクリーニ
ング性が発揮され、高画質を維持することが可能となる

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  体積平均粒径2〜8μmのトナーによ
    り感光体上に形成された潜像を現像し、しかるのち、転
    写、クリーニングする画像形成プロセスにおいて、感光
    体の摩擦係数を低下させる物質を感光体表面上に供給す
    ることを特徴とするクリーニング方法。
  2. 【請求項2】  感光体の摩擦係数を低下させる物質を
    感光体表面上に塗布することにより、該物質を感光体表
    面に供給することを特徴とする請求項1記載のクリーニ
    ング方法。
  3. 【請求項3】  感光体の摩擦係数を低下させる物質を
    担持した部材を感光体に当接させることにより、該物質
    を感光体表面に供給することを特徴とする請求項1記載
    のクリーニング方法。
  4. 【請求項4】  感光体の摩擦係数を低下させる物質を
    トナーに添加混合して使用することにより、該物質を感
    光体表面に供給することを特徴とする請求項1記載のク
    リーニング方法。
  5. 【請求項5】  感光体の摩擦係数を低下させる物質が
    シリコーンオイルである請求項2又は4に記載のクリー
    ニング方法。
  6. 【請求項6】  感光体の摩擦係数を低下させる物質と
    してのワックスを表面に固着してなるトナーを使用する
    ことにより、該物質を感光体表面に供給することを特徴
    とする請求項1記載のクリーニング方法。
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