JPH0437284Y2 - - Google Patents

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JPH0437284Y2
JPH0437284Y2 JP1981115008U JP11500881U JPH0437284Y2 JP H0437284 Y2 JPH0437284 Y2 JP H0437284Y2 JP 1981115008 U JP1981115008 U JP 1981115008U JP 11500881 U JP11500881 U JP 11500881U JP H0437284 Y2 JPH0437284 Y2 JP H0437284Y2
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JP
Japan
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magnetic head
gap
notch
magnetic
tape
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JP1981115008U
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JPS5823017U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本発明はビデオテープレコーダ等に使用される
磁気テープとの相対速度が比較的高速で使用され
先端が略円弧状のコアを有する磁気ヘツドに関
し、特に磁気ヘツド装置のギヤツプ付近での磁気
テープと磁気ヘツドとのスペーシングを小さくし
スペーシングによるロスを除去できるとともに疑
似ギヤツプの発生を抑制できる様にしたものであ
る。
従来、ビデオテープレコーダの磁気ヘツドとし
ては第1図〜第4図に示す如きものが使用されて
いる。第1図で1は別途形成された基台(図示せ
ず)に取り付けられる磁気ヘツドを全体として示
し、この磁気ヘツド1はフエライト製のコア1
a、ギヤツプ1b、補強ガラス1c、磁気コイル
1dにより周知の如く構成されている。また2は
磁気テープであり、矢印Aはテープの進行方向を
示し、矢印Bは磁気ヘツド1の進行方向を示す。
このような従来の磁気ヘツド1は磁気テープ2
と対向する面を第1図に示す如く円弧状に形成し
てあるため、磁気テープ2の矢印A方向の移動と
共に磁気ヘツド1が矢印B方向へ高速回転すると
磁気ヘツド1と磁気テープ2との間に厚さΔhの
エアーフイルムが生じる。
Δh=kR6μV/T (1) ここで、Rは磁気ヘツド1の半径、μは空気の
粘性係数、Vは磁気ヘツド1と磁気テープとの相
対速度、Tはテープテンシヨン、kは定数であ
る。
従つて、このエアーフイルムのため磁気ヘツド
1と磁気テープ2とのスペーシングが増加し、磁
気テープ2の磁気ヘツド1への当たりが悪くな
り、特に高周波信号の特性が劣化するという欠点
があつた。
第2図に於いては、ギヤツプ1bより磁気ヘツ
ド1の進行方向のギヤツプ1b前方にエアーフイ
ルム除去用の切り欠き部1eを設ける。この切り
欠き部1eは図示の如くコア1aを矩形状に切り
欠くことにより形成するものである。この場合こ
の切り欠き部1eの幅W1をギヤツプ1bの幅W
に比べて十分大きくすることにより、切り欠き部
1eが疑似ギヤツプとして働くことを防止でき
る。
斯る磁気ヘツド1を高速でB方向に回転したと
きは式(1)で示した厚さΔhのエアーフイルムが発
生するけれども、このエアーフイルムを構成する
空気は、第3図の矢印に示す様な径路で切り欠き
部1eを通して逃げ、排除される。これは磁気テ
ープ2にかかつている張力により磁気テープ2と
磁気ヘツド1との間に大気圧よりも大きい圧力が
かかつているため、切り欠き部1eに至つた空気
が大気圧のみの切り欠き部1eの方へ進み、切り
欠き部1eを越えてギヤツプ1bに向かつては進
みにくいためである。従つて、エアーフイルムに
よるスペーシングは切り欠き部1eを過ぎた地点
では第2図に示す如くほとんど除去される。
以上述べた如く、磁気ヘツド1の高速回転時に
ギヤツプ1b付近に発生するエアーフイルムに起
因した磁気ヘツド1と磁気テープ2とのスペーシ
ングを小さくできスペーシングによるロスを除去
できる。換言すれば、ビデオテープレコーダにお
ける磁気ヘツド1の磁気テープ2への当たりが良
好となり、高周波信号の特性も劣化しない。
又、第4図は、切り欠き部1eをギヤツプ1b
と所定の角度(アジマス)を∠ABC=θだけも
たせたもので、他の部分は上述と同様に形成した
ものである。この例は上述した例に於いて切り欠
き部1eが疑似ギヤツプとして働いてしまう弊害
を切り欠き部1eの磁気ヘツド進行方向の幅W1
をギヤツプ幅Wより十分大きくすることで除去し
ようとしたが、この代りにアジマスをつけること
により更に改善したものである。この例において
も上述した第2図例と同様スペーシングを小さく
でき、スペーシングロスを除去できることは容易
に理解できよう。しかしながら、上述した従来例
においては、切り欠き部が疑似ギヤツプとして働
いてしまう弊害を防止するのに未だ不十分である
問題点があつた。
本考案は、かかる点に鑑み、磁気ヘツドの磁気
ギヤツプ付近に生じるエアーフイルムによる磁気
テープと磁気ヘツドとのスペーシングを小さく
し、スペーシングによるロスを除去できるととも
に、切り欠き部が疑似ギヤツプとして働いてしま
う弊害を防止できる磁気ヘツド装置を提供しよう
とするものである。
以下、本考案磁気ヘツド装置の一実施例を図面
を参照して説明しよう。この図5及び図6におい
て、第1図に対応する部分には同一符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
第5図は本考案の実施例を示し、切り欠き部1
eのエツジを円弧状に形成することにより疑似ギ
ヤツプとして働く弊害を除去できるようにしたも
ので、他の部分は第2図と同様に形成するもので
ある。本実施例においても上述した第2図例同様
スペーシングロスを除去できることは容易に理解
できよう。更に第4図例における切り欠き部1e
にアジマスをもたせる構成と第5図例を併用すれ
ばなお一層の改善が期待できる(第6図)。
尚本考案は上述実施例に限らず本考案の要旨を
逸脱することなく、その他種々の構成が取り得る
ことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の磁気ヘツドを示す平面図、第2
図〜第4図は夫々従来の磁気ヘツド装置を示す平
面図及び斜視図、第5図及び第6図は夫々本考案
の実施例を示す一部切り欠き斜視図である。 1は磁気ヘツド、1aはコア、1bはギヤツ
プ、1eは切り欠き部、2は磁気テープ、Aは磁
気テープ1の進行方向、Bは磁気ヘツドの高速回
転方向である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 略円弧状の先端部を有すると共に所定のアジマ
    スを持つギヤツプを有する磁気ヘツドと、該磁気
    ヘツドと高速度で相対移動する磁気テープとから
    成る磁気ヘツド装置において、 上記磁気ヘツドの進行方向のギヤツプ前方に上
    記アジマスと平行又は所定の角度を持つアジマス
    を有すると共に空気除去用の円弧状エツジが形成
    された切り欠き部を設けたことを特徴とする磁気
    ヘツド装置。
JP11500881U 1981-07-31 1981-07-31 磁気ヘツド Granted JPS5823017U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11500881U JPS5823017U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 磁気ヘツド

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JP11500881U JPS5823017U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 磁気ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS5823017U JPS5823017U (ja) 1983-02-14
JPH0437284Y2 true JPH0437284Y2 (ja) 1992-09-02

Family

ID=29909284

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JP11500881U Granted JPS5823017U (ja) 1981-07-31 1981-07-31 磁気ヘツド

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JPS5823017U (ja) 1983-02-14

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