JPH04371692A - ブラインドシャッターにおける角度付き閉鎖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ブラインドシャッター
の各々のスラットの降下時において、該各々のスラット
が所望の角度を有しながら閉鎖することができるブライ
ンドシャッターの角度付き閉鎖装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】ブラインドシャッターにおいて、従来は
、図１に示すように、スラットが水平状態で上下し、角
度の調整は、スラットが下まで降下したところでしか、
できなかった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来では、そのブライ
ンドシャッターの閉鎖が完了した状態でなければ、各々
のスラットの角度を任意に傾斜させることができなかっ
た。

【０００４】しかし、ブラインドシャッターにおける各
々のスラットでは、半開状態にする場合がある。

【０００５】このように、その各々のスラットが閉鎖作
動の途中にあっても、太陽光等を遮るようにスラットの
角度調整ができるようにしてほしいという要望が多くあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明を、ブラ
インドシャッターの各々のスラットの閉鎖途中において
、該各々のスラットが水平規制ストッパー及び傾斜角規
制ストッパーに対応するクラッチ体を内装した角度調整
体を介して適宜の角度に傾斜してなるブラインドシャッ
ターにおける角度付き閉鎖装置としたことにより、従来
のように、各々のスラットを下まで全部降ろさず、途中
で停止させても、採光調整することができ、前記の課題
を解決したものである。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図１０に基
づいて説明する。

【０００８】ブラインドシャッターでは、シャッターカ
ーテンに相当するものは、各々が分離独立した複数のス
ラット１，１，…より構成されたものである。

【０００９】その各々のスラット１，１，…が全開した
状態では、これら複数のスラット１，１，…が、重合し
た状態になっており、閉じた状態では、上下間のスラッ
ト１，１が適宜の間隔を有しており、その閉じた状態で
各スラット１を水平状から垂直状の範囲において所望の
角度にすることができるものである。

【００１０】そのスラット１，１，…は全開状態におい
ては、上方に設けられたシャッターケースＡ内に重合状
態で収容されている。

【００１１】そのスラット１，１，…は、幅方向両側に
設けたガイドレールＢ，Ｂの間を上下方向に沿って昇降
するものであり、そのガイドレールＢ，Ｂ内に設けられ
た外側リンク部２及び内側リンク部３により構成される
角度設定用リンクＣにより複数のスラット１，１，…の
傾斜角度が任意に設定される。

【００１２】そのスラット１に連結杆５が固着され、該
連結杆５が外側リンク部２と内側リンク部３との間に連
結されている。

【００１３】外側リンク部２及び内側リンク部３は、各
々外側リンク片２ａ及び内側リンク片３ａより構成され
ているものであり複数の外側リンク片２ａ，２ａ，…及
び複数の内側リンク片３ａ，３ａ，…がピン４にて回動
自在に連結されている。

【００１４】前記連結杆５は、その外側リンク部２及び
内側リンク部３のピン４連結箇所に外側リンク片２ａ及
び内側リンク片３ａに対して回動自在に連結されるもの
であり、さらに外側リンク部２及び内側リンク部３を構
成する外側リンク片２ａ，２ａ，…及び内側リンク片３
ａ，３ａ，…のピン４による連結箇所に対して一つおき
に連結されるものである。

【００１５】即ち、図２に示すように、上下方向に隣接
する連結杆５，５の間には外側リンク片２ａ，２ａ及び
内側リンク片３ａ，３ａ同士のピン４連結部のみの箇所
が存在している。

【００１６】そして、上下方向に隣接する連結杆５，５
間の外側リンク片２ａ，２ａ及び内側リンク片３ａ，３
ａは、図２，図７に示すように、互いに外側リンク部２
及び内側リンク部３の中央に向かって屈曲する構成とな
っている。

【００１７】また、外側リンク片２ａ及び内側リンク片
３ａには、図２に示すように、その長手方向一端のピン
４連結箇所にストッパー片２ｂ及び３ｂが形成され、外
側リンク片２ａ，２ａ及び内側リンク片３ａ，３ａのピ
ン４連結箇所が外方に屈曲しないようになっている。

【００１８】また、連結杆５は、杆部５ａの一端側に円
筒突起状の外側リンク片連結部５ｂが、また他端側には
円筒突起状の内側リンク片連結部５ｃが形成されている
。

【００１９】その外側リンク片連結部５ｂと内側リンク
片連結部５ｃとは、図４に示すように、段違いとなるよ
うに、その円筒突起状の突起高さが異なる。

【００２０】そして、外側リンク部２の外側リンク片２
ａ，２ａ，…及び内側リンク部３の内側リンク片３ａ，
３ａ，…がピン４，４，…箇所にて屈曲して畳んだ状態
では外側リンク片２ａと内側リンク片３ａとが互いに接
触することのないように構成されるものである（図４参
照）。

【００２１】連結杆５の杆部５ａは、スラット１に対し
て、適宜の傾斜を持って固着されており、外側リンク部
２及び内側リンク部３を互いに上下に移動させることで
連結杆５の杆部５ａを、ひいてはスラット１に傾斜角度
を付けることができる構成となっている。

【００２２】また、複数のスラット１，１，…が重合し
た状態においては、図７（ａ）に示すように、複数の連
結杆５，５，…の杆部５ａ，５ａ，…が重合状に整えら
れて重合しているものである。

【００２３】ガイドレールＢ上で、且つ、シャッターケ
ースＡ内には動力部が装着されている。その動力部の構
成は、図５，図６に示すように、主に角度調整体Ｄとス
プロケット体Ｅとから構成されるものであって、角度調
整体Ｄは、前記角度設定用リンクＣに連結してスラット
１，１，…に角度を付けるものである。

【００２４】また、スプロケット体Ｅは、複数のスラッ
ト１，１，…による各々のスラット１，１，…の開閉を
するものであって、チェーン１２により最下部のスラッ
ト１を昇降させるものである。

【００２５】その角度調整体Ｄは、図６に示すように、
円筒部６，外側連結部７及び内側連結部８より構成され
ている。その円筒部６は、中空円筒状に形成され、その
内周側面にはクラッチ体１３が内装される。

【００２６】また、外側連結部７及び内側連結部８は円
筒部６の外周側面より突出形成されたもので、具体的な
実施例としては、その円筒部６の外周側面より扇形状の
カム板９が形成され、該カム板９内に外側連結部７及び
内側連結部８が存在する構成となっている。また、外側
連結部７と内側連結部８とは、平面的にずれて、段違い
になるように形成されている。

【００２７】スプロケット体Ｅは、図６に示すように、
軸部１０及びスプロケット部１１とからなり、チェーン
１２を介して各々のスラット１，１，…を開閉させるも
のである。

【００２８】そのスプロケット体Ｅの軸部１０が前記角
度調整体Ｄの円筒部６の内周側面にクラッチ体１３を介
して挿入され、図９に示すように、常時はクラッチ体１
３によりスプロケット体Ｅの軸部１０の回転とともに角
度調整体Ｄの円筒部６も回転するものであり、また図１
０に示すように、円筒部６が強制的に停止してもスプロ
ケット体Ｅの軸部１０及びスプロケット部１１は回転す
ることができるような構成となっている。

【００２９】そのクラッチ体１３はコイルスプリングタ
イプのもので、コイル状の締付部１３ａの両側に端部突
起１３ｂ，１３ｂが形成されている。

【００３０】その締付部１３ａの締付け力は、端部突起
１３ｂ，１３ｂの微動により強まったり，緩んだりする
ものである。

【００３１】その端部突起１３ｂ，１３ｂは、角度調整
体Ｄの円筒部６に形成された２箇所のスリット状切欠き
６ａ，６ａから円筒部６外方に突出するものである。

【００３２】さらに、その角度調整体Ｄの周囲には、図
５，図７等に示すように、水平規制ストッパー１４及び
傾斜角規制ストッパー１５が備えられ、角度調整体Ｄの
円筒部６の回転角度を所定内に制限するようになってい
る。

【００３３】即ち、図５に示すように、角度調整体Ｄに
内装されたクラッチ体１３の端部突起１３ｂ，１３ｂが
円筒部６のスリット状切欠き６ａ，６ａより外部に突出
しており、該端部突起１３ｂ，１３ｂの一方が水平規制
ストッパー１４に、また、図８（ａ）に示すように、他
方が傾斜角規制ストッパー１５に当接して円筒部６の回
転角度を制限し、ひいては角度調整体Ｄの外側連結部７
及び内側連結部８の可動範囲を制限するものである。

【００３４】また、角度調整体Ｄの円筒部６内のクラッ
チ体１３は、その端部突起１３ｂ，１３ｂが水平規制ス
トッパー１４及び傾斜角規制ストッパー１５に当接した
ときには、クラッチ体１３の締付部１３ａの締め付け力
が緩むことになる。

【００３５】そして円筒部６の回転が停止し、これに伴
って外側連結部７及び内側連結部８も移動を停止するの
であるが、スプロケット体Ｅの軸部１０及びスプロケッ
ト部１１は回転を続け、スプロケット部１１に巻きつい
たチェーン１２により各々のスラット１，１，…の昇降
のみが行われる。

【００３６】その角度調整体Ｄの外側連結部７は、外側
リンク部２の最上部の外側リンク片２ａと連結され、内
側連結部８が内側リンク部３の最上部の内側リンク片３
ａに連結している。

【００３７】その連結は、連結体１６により連結される
が、該連結体１６の具体的な実施例としては、図７等に
示すように、金属ワイヤーが使用されたり、或いは鎖が
使用されることもある。

【００３８】その角度調整体Ｄの円筒部６が所定角度の
範囲内を回転すると外側連結部７及び内側連結部８がそ
の円筒部６の回転とともに円周上を移動し、これに伴っ
て連結体１６，１６が上下に移動し外側リンク部２及び
内側リンク部３を上下方向に移動させる。

【００３９】その外側リンク部２及び内側リンク部３が
上下方向に移動することにより、スラット１，１，…に
固着された連結杆５，５，…の杆部５ａ，５ａ，…も同
時に角度が変わり、ひいてはスラット１，１，…の傾斜
角度も変わるものである。

【００４０】また、ブラインドシャッターが閉鎖動作時
に各々のスラット１が適宜の角度（略４５度程度）に傾
斜するものであるが、その傾斜角度は、角度調整体Ｄに
よって調整可能となる。

【００４１】具体的には、角度調整体Ｄ内のクラッチ体
１３の二つの端部突起１３ｂ，１３ｂの間隔を変化させ
ることによりできるものである。

【００４２】これは、図７（ａ）または図９に示すよう
に、角度調整体Ｄの端部突起１３ｂが、水平規制ストッ
パー１４に当接した状態にて、スラット１が水平状をな
しており、また、図８（ａ）または図１０に示すように
端部突起１３ｂが傾斜角規制ストッパー１５に当接した
時点でスラット１の閉鎖作動時の傾斜角度が決定される
ものである。

【００４３】即ち、スラット１の傾斜角度は、傾斜角規
制ストッパー１５に角度調整体Ｄの端部突起１３ｂが当
接することにより決定するので、傾斜角規制ストッパー
１５の大きさを適宜に変化することで、スラット１の傾
斜角度を任意にすることができる。

【００４４】さらに、角度調整体Ｄの二つの端部突起１
３ｂ，１３ｂの間隔を適宜に変化することによってもス
ラット１の傾斜角度を変化させることができる。

【００４５】さらに、図８（ｂ）に示すように、チェー
ン１２の適宜の箇所にはカム片１２ａが固着されており
、該カム片１２ａが傾斜角規制ストッパー１５箇所を通
過する構成となっており、カム片１２ａが傾斜角規制ス
トッパー１５箇所を通過するときに傾斜角規制ストッパ
ー１５を動かすものである。

【００４６】その傾斜角規制ストッパー１５は、角度調
整体Ｄの円筒部６が所定角度範囲内のみを回転するよう
にしているが、カム片１２ａにより傾斜角規制ストッパ
ー１５が移動すると、円筒部６の回転がさらに増し、ス
ラット１，１，…を垂直状態にすることができる。

【００４７】

【発明の効果】本発明においては、ブラインドシャッタ
ーの各々のスラット１，１，…の閉鎖途中において、該
各々のスラット１，１，…が水平規制ストッパー１４及
び傾斜角規制ストッパー１５に対応するクラッチ体１３
を内装した角度調整体Ｄを介して適宜の角度に傾斜して
なるブラインドシャッターにおける角度付き閉鎖装置と
したことにより、先ず第１に各々のスラット１，１，…
が閉鎖作動中にありながらも、強い外部の光を和らげる
ことができるし、第２に半閉じ状態にあっても外部の日
差しを適当な状態にすることができるなどの効果を奏す
る。

【００４８】これらの効果について詳述すると、本発明
では、各々のスラット１，１，…を閉鎖するために、ス
ラット１，１，…が降下する作動を開始するとともに、
各々の上側のスラット１が定位置に達したものから適当
な傾斜角度が付けられるものであるため、外部の強い光
を適宜に和らげることができる。

【００４９】また、各々のスラット１，１の半開状態に
おいては、既にスラット１，１，…に適当な傾斜角度を
つけたことにより、日差しを適当な状態にすることがで
きる利点がある。

【００５０】特に、傾斜角規制ストッパー１５対応する
クラッチ体１３を内装した角度調整体Ｄを介したことで
、その下降途中のスラット１，１，…の角度を所望の角
度になるように製作することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（ａ）はブラインドシャッターの斜視図（ｂ）
は（ａ）の略示断面図

【図２】本発明を設けた箇所の斜視図

【図３】本発明の要部横断面図

【図４】本発明の主要部の横断面図

【図５】本発明の要部斜視図

【図６】本発明の主要部材の分解斜視図

【図７】（ａ）
（ｂ）は本発明の主要部の縦断面図

【図８】（ａ）（ｂ
）は本発明の主要部の作用状態を示す縦断面図

【図９及び図１０】本発明の要部拡大縦断面図

【符号の説明】

１…スラット Ｄ…角度調整体 １３…クラッチ体 １４…水平規制ストッパー １５…傾斜角規制ストッパー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　ブラインドシャッターの各々のスラッ
   トの閉鎖途中において、該各々のスラットが水平規制ス
   トッパー及び傾斜角規制ストッパーに対応するクラッチ
   体を内装した角度調整体を介して適宜の角度に傾斜して
   なることを特徴としたブラインドシャッターにおける角
   度付き閉鎖装置。