JPH0437046B2 - - Google Patents

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JPH0437046B2
JPH0437046B2 JP61101323A JP10132386A JPH0437046B2 JP H0437046 B2 JPH0437046 B2 JP H0437046B2 JP 61101323 A JP61101323 A JP 61101323A JP 10132386 A JP10132386 A JP 10132386A JP H0437046 B2 JPH0437046 B2 JP H0437046B2
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JP
Japan
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bag
plaster
patch
support
patches
Prior art date
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JP61101323A
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JPS62258318A (ja
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Yoshihiro Kato
Jutaro Takaoka
Mikiko Wada
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は膏薬等のプラスター剤、あるいは糊
状のパツプ剤等の貼付剤に関するものである。
(従来の技術) 捻挫、打撲、筋肉痛、関節痛あるいは骨折痛の
際における鎮痛あるいは消炎等のために、患部に
貼付剤を貼ることは広く行われている。従来、こ
の種の貼付剤としては、不織布等の布の上面全体
に前記鎮痛、消炎用薬剤としての膏体を均一の厚
さに塗布し、その膏体の表面をプラスチツクフイ
ルムで覆つたものがあつた。この貼付剤は1つの
袋の中に一枚又は十数枚ずつ収納されていた。そ
して、袋の中に十数枚ずつ収納した場合には、そ
の一部の貼付剤、例えば1枚だけを使用するため
に袋を開封したようなときに、残りの貼付剤が外
気に触れないように袋の開封部分を折り曲げて保
存していた。
なお、患部の鎮痛、消炎等の作用をなす膏体を
収容する袋状構成部分を有する貼付剤については
上記の他に次に開示された種々のものが良く知ら
れている。即ち、特開昭59−155267号公報には経
皮吸収用カプセルを支持体としての基布上の貼着
剤層の中央部に設け、これを包含するパツドを貼
り合わせた上パツドを被覆する覆布を設け、薬物
がこの覆布を通して皮膚から吸収されるようにす
るものとし、好ましくはさらに剥離紙を設け使用
時にはがして使用するもの、実開昭58−166338号
公報には二つ折の貼合わせ膏薬に介装される両面
剥離紙に多数の切欠きを設けて膏薬の重ね合せ部
品に介在させ剥れやすく適度の剥離性をもたせた
もの、実開昭57−17614号公報は膏体をガーゼ/
綿布などの支持片に塗布したのち支持片と共に患
部に貼付するとき内外層にネル、不織布等を用
い、難透過性の中間層に合成樹脂フイルムを介在
させ、重合わせた上、その三方の側縁部をヒート
シールして内部に膏体を収容し使用時には接合部
を外して展開して貼付するもの、 特公昭59−3963号公報は微孔性重合体膜の孔径
を制御することにより酵素が開放されるようにし
た微放性酵素製剤を提供するため、一対の微孔性
膜が重ね合わされ、周縁に沿つて相互に接合され
密閉された内部空間に酵素貯蔵層を有する多孔性
基材を不織布から形成したもの、 特開昭55−49314号公報は軟膏貼付剤を均一に
展延した内布の外面に外布を貼り合わせ両者を中
央で折曲げ重合し外側縁部に細巾の剥離紙を平行
に突出させて介挟し使用時に両布の展開を容易化
したもの、 実公昭48−23516号公報はマイクロカプセルに
薬剤を封入したものを浸潤性繊維層に封入し、該
繊維層の一側々面にプラスチツクフイルム等の防
水性片を、又、他側には肌接側として多数の細孔
を有する不織布、ガーゼ等の通気性片を上下辺を
接着して被覆したもの、 実公昭46−5360号公報は薬品を袋状の外被に包
み偏平に圧縮してなるものであるが外被を多孔性
のフイルムとその表面に貼着された薄葉紙から形
成し通気性を確保しながら通水性をかなり妨げる
上、薄葉紙が吸湿しても合成樹脂フイルムで補強
されているので水分に対する強度が高くみだりに
やぶれることがなく、両端の封緘部を熱封緘した
ものでパツプ剤(糊状の菴法葉)を包んだもの、 実公昭45−3598号公報は中心線に対した左右相
似形の合成樹脂フイルムの周辺部を除き、軟膏層
を設けると共に周辺部に貼着性物質を設け、一方
の側の貼着性物質を被覆するセパレータを介装し
軟膏を内側に中心線より二つ折りした合成樹脂フ
イルムの貼付剤である。
しかし、何れにしても膏体を個装し密封された
状態に保ち個々に開封剥離して使用可能とするよ
うな袋状構成部分についての作用が認められず、
上述のように一つの袋の中に通常複数枚収納され
る保存状態から生ずる問題を避けるための手段を
示唆するものはなかつた。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の貼付剤では袋の開封後、
残りの貼付剤が外気に触れないように袋の開封部
分を折つても、この袋の中は完全には外気と遮断
されない。そのため、残りの貼付剤はそれぞれの
膏体に含まれる揮発性の有効成分や水分が貼付剤
周囲の開放部分や不繊布等の布から蒸発して、貼
付剤の鎮痛、消炎等の機能が低下し、又蒸発が長
期間続くと、膏体が硬化して皮膚に刺激を与えた
り、貼付剤が患部から剥がれ易くなつた。又、袋
の中に一枚の貼付剤を収納する場合は、貼付剤一
枚に対して袋が一個必要なため、コスト高になる
という問題点がある。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) この発明は患部の鎮痛、消炎等の作用をなす膏
体を収容する袋状構成部分を有する貼付剤であつ
て、膏体を外気から遮断可能の袋は膏体を載せる
支持体と膏体上を覆い、かつ、その周囲全体を支
持体上に密着されたカバー体とから構成され、袋
の一部に備えた入口から液状又は糊状の膏体が充
填され、かつ、均一の厚さに引き伸ばし固化さ
れ、密封された入口を使用時には切断開封しカバ
ー体を剥離した状態で患部に貼付け可能に形成し
た貼付剤であることを要旨とするものである。
(作用) この発明は膏体を1個ずつ支持体及びカバー体
とからなる袋の中に入れて密封して外気と遮断し
たため、貼付剤の膏体に含まれる有効成分が減少
したり水分が蒸発したりすることが防止され、患
部に対する膏体の鎮痛、消炎等の機能の低下も防
止される。又、支持体、カバー体がそのまま袋と
なつているので、貼付剤収納用の袋を貼付剤の支
持体及びカバー体とは別個に作る必要がなく、コ
スト低減になるばかりか、その袋の中にいちいち
貼付剤を収納する手間も省かれる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1〜
3図に従つて説明する。
長方形状をなすプラスチツクフイルムからなる
支持体1の表面には、不繊布等の布2が貼付さ
れ、さらにその表面には前記支持体1と同じ大き
さのプラスチツクフイルム製のカバー体3が重ね
合わされている。これらの布2付きの支持体1及
びカバー体3の四つの側縁がそれぞれ融着密封さ
れて袋4が構成され、その内部に1つの膏体5が
収められている。
以上のように構成された貼付剤を使用する際に
は袋4の一側縁を切断して開封し、膏体5の表面
を覆うカバー体3を剥がした状態で捻挫、打撲等
の患部に貼付する。このとき、必要に応じて包帯
あるいはテープで貼付剤を止める。
以上のようにこの実施例においては、支持体1
とカバー体3とから形成した袋4の中へ膏体5を
1つずつ入れて密封したため、従来の貼付剤の場
合とは異なり、袋の中の一部の貼付剤を使用した
後に、残りの貼付剤の膏体に含まれる有効成分が
減少したり水分が蒸発したりするおそれは全くな
い。従つて、膏体5による捻挫、打撲等の鎮痛、
消炎機能が低下するおそれもなく、長期間にわた
り膏体5は製造直後の機能がそのまま保たれる。
又、支持体1、カバー体3がそのまま袋4となつ
ているので、従来の貼付剤の場合とは異なり、貼
付剤収納用の袋を貼付剤の支持体1及びカバー体
3とは別個に作る必要がなく、又、その袋の中に
いちいち貼付剤を収納する手間を省くこともでき
る。そして、このような場合には貼付剤を1枚ず
つ袋の中に入れた時よりもコストが低減される。
次に、この貼付剤の製造方法を説明する。
まず、前記支持体1の表面にカバー体3を重ね
合わせ、入口6以外の三つの外側縁を融着(又は
接着)して袋4が形成される(第3図参照)。次
に、前記入口6から袋4の中に液状の膏体5が充
填され、さらに入口6が融着(又は接着)され
る。なお、この液状の膏体5は熱をかけたときに
溶けて冷え固まるものにしてもよいし、反応剤を
予め混入しておき時間の経過によつて固まるよう
にしたものでもよい。
なお、この発明は前記実施例に限定されるもの
ではなく、次のように実施してもよい。
(1) 第4図に示すように、長い帯状の支持体1上
面に複数個の膏体5を所定間隔を置いて連続的
に載置し、その後、これらの膏体5上面に同じ
く長い帯状のカバー体3を重ね合わせ、同カバ
ー体3及び支持体1をそれらの両側縁及び各膏
体5間において互いに融着することにより連続
的に並ぶ複数個の袋4を作り、さらにこれらの
袋4内の膏体5を全体が均一な厚さとなるよう
平面四角形状に引き伸ばすことによつて貼付剤
を製造するようにしてもよい。このように製造
すれば、複数個の貼付剤が帯状につながつた状
態でできあがる。これらの貼付剤はその製造工
程において1枚ずつに切断してもよいし、製造
後に簡単に1枚ずつ切り離せるようにミシン目
(図示しない)を入れてもよい。
(2) 前記第1〜3図の実施例と同じ袋4の中に、
液状ではなく糊状(粘度500〜5000000cps)の
膏体5を充填し、その後袋4の入口6を融着密
封するとともに、膏体5を上から押圧して均一
な厚さに引き伸ばして貼付剤を製造してもよ
い。
(3) 袋4の形状を長方形以外の例えば正方形、楕
円形等に変形してもよい。
(4) 前記実施例ではプラスター剤に具体化した
が、糊状のパツプ剤に具体化してもよい。
(5) 前記実施例では支持体1及びカバー体3をプ
ラスチツクフイルム製としたが、布に合成樹脂
を含浸させて膏体に含まれる有効成分が減少し
ないように処理したもの、さらにはアルミ箔や
合成樹脂フイルムで覆われた発泡体からなるシ
ートでもよい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明の膏体を収容す
る袋状構成部分は種々の公知のものと比べて膏体
を載せる支持体とカバー体から構成される袋によ
る個袋により密封状態を形成し、切断し、開封剥
離して使用できる作用効果を奏するものであり、
さらに説明すると、この発明は膏体を1個ずつ支
持体及びカバーからなる袋の中に入れて密封して
外気と遮断したため、貼付剤の膏体に含まれる有
効成分が減少したり水分が蒸発したりすることを
防止し、患部に対する膏体の鎮痛、消炎等の機能
の低下も防止し、さらには支持体、カバー体がそ
のまま袋となつているため、貼付剤収納用の袋を
貼付剤の支持体及びカバー体とは別個に作る必要
がなく、コストの低減になるだけでなく、その袋
の中に貼付剤を収納する手間も省くこともできる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す
斜視図、第2図はその一部省略拡大横断面図、第
3図は袋を開封した状態を示す斜視図、第4図は
貼付剤の製造方法の別例を示す斜視図である。 支持体……1、カバー体……3、袋……4、膏
体……5、入口……6。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 患部の鎮痛、消炎等の作用をなす膏体5を収
    容する袋状構成部分を有する貼付剤であつて、 膏体5を外気から遮断可能の袋4は膏体5を載
    せる支持体1と、前記膏体5上を覆い、かつ、そ
    の周囲全体を支持体1上に密着されたカバー体3
    とから構成され、袋1の一部に備えた入口6から
    液状又は糊状の膏体5が充填され、かつ、均一の
    厚さに引き伸ばし固化され、密封された入口を使
    用時には切断開封しカバー体3を剥離した状態で
    患部に貼付け可能に形成したことを特徴とする貼
    付剤。
JP61101323A 1986-04-30 1986-04-30 貼付剤 Granted JPS62258318A (ja)

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JPS62258318A JPS62258318A (ja) 1987-11-10
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