JPH04368333A - 虫歯予防剤 - Google Patents
虫歯予防剤Info
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- JPH04368333A JPH04368333A JP14589591A JP14589591A JPH04368333A JP H04368333 A JPH04368333 A JP H04368333A JP 14589591 A JP14589591 A JP 14589591A JP 14589591 A JP14589591 A JP 14589591A JP H04368333 A JPH04368333 A JP H04368333A
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Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、フッ素イオンを低濃度
で含有する水溶液を歯に継続的に作用させるという新規
な虫歯予防法に使用するための新規な虫歯予防剤に関し
、特に歯に対してスプレーすることにより安全かつ容易
に虫歯を予防するための虫歯予防剤に関する。
で含有する水溶液を歯に継続的に作用させるという新規
な虫歯予防法に使用するための新規な虫歯予防剤に関し
、特に歯に対してスプレーすることにより安全かつ容易
に虫歯を予防するための虫歯予防剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に虫歯を予防するには、虫歯発生因
子の力を減弱させる方法と歯の抵抗性を強める方法との
、二種の方法がある。そのうち、前者は食後の歯垢清掃
の励行と食事や間食の糖質摂取制限であり、後者は歯に
対するフッ化物の適用である。歯に対してフッ化物を適
用する虫歯予防法は、歯質の強化を目的とした唯一の方
法であり、虫歯予防対策の中で最も重視される手段であ
る。
子の力を減弱させる方法と歯の抵抗性を強める方法との
、二種の方法がある。そのうち、前者は食後の歯垢清掃
の励行と食事や間食の糖質摂取制限であり、後者は歯に
対するフッ化物の適用である。歯に対してフッ化物を適
用する虫歯予防法は、歯質の強化を目的とした唯一の方
法であり、虫歯予防対策の中で最も重視される手段であ
る。
【０００３】このようなフッ化物による虫歯予防法は歯
学における疫学的研究の中で最も顕著な業績とされてい
るが、その開発の端緒は、班状歯を発生する地方病があ
ってこの地域の人々に虫歯が少ないこと及びこの班状歯
の原因は飲料水中に高濃度に含まれるフッ素によること
が疫学調査の結果解明され、歯牙フッ素症と呼ばれるに
いたったことに始まるものである。
学における疫学的研究の中で最も顕著な業績とされてい
るが、その開発の端緒は、班状歯を発生する地方病があ
ってこの地域の人々に虫歯が少ないこと及びこの班状歯
の原因は飲料水中に高濃度に含まれるフッ素によること
が疫学調査の結果解明され、歯牙フッ素症と呼ばれるに
いたったことに始まるものである。
【０００４】そして、フッ化物の濃度を一定にコントロ
ールすることによって歯牙フッ素症を抑え且つ虫歯予防
効果を最大限に発揮させる研究が進み、その結果から至
適フッ素濃度が設定されるに至り、先ず水道水へのフッ
化物の添加が行われた。その後その他の全身的応用法、
例えばフッ化物含有錠剤やフッ化物添加食塩等の利用な
ど、又は局所的応用法、例えばフッ化物水溶液による洗
口、フッ化物水溶液の歯面塗布、フッ化物配合歯磨剤等
が考案され実施されるに至っている。
ールすることによって歯牙フッ素症を抑え且つ虫歯予防
効果を最大限に発揮させる研究が進み、その結果から至
適フッ素濃度が設定されるに至り、先ず水道水へのフッ
化物の添加が行われた。その後その他の全身的応用法、
例えばフッ化物含有錠剤やフッ化物添加食塩等の利用な
ど、又は局所的応用法、例えばフッ化物水溶液による洗
口、フッ化物水溶液の歯面塗布、フッ化物配合歯磨剤等
が考案され実施されるに至っている。
【０００５】しかし、フッ素の虫歯予防の効果は溶液状
態以外では証明されていない。従って現在では、フッ素
は解離イオンの状態となっていて始めて虫歯予防の効果
があるものとされている。
態以外では証明されていない。従って現在では、フッ素
は解離イオンの状態となっていて始めて虫歯予防の効果
があるものとされている。
【０００６】そして従来は、フッ化物水溶液を口に含み
濯ぐ洗口法とフッ化物水溶液を脱脂綿に浸して歯に塗布
する歯面塗布法との二法のみが有効な虫歯予防方法とし
て認められており、それも歯科医の指導の下で隔月又は
年２〜３回の適用頻度で実施することが定められている
。そして、これらの方法で用いられる水溶液中のフッ素
の濃度についても５００ｐｐｍ 以上と規定されている
。
濯ぐ洗口法とフッ化物水溶液を脱脂綿に浸して歯に塗布
する歯面塗布法との二法のみが有効な虫歯予防方法とし
て認められており、それも歯科医の指導の下で隔月又は
年２〜３回の適用頻度で実施することが定められている
。そして、これらの方法で用いられる水溶液中のフッ素
の濃度についても５００ｐｐｍ 以上と規定されている
。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】従来利用されている洗
口法及び歯面塗布法は、上述のように、歯科医の指導の
下で実施するものであって実施時期の自由度が乏しく、
また使用する薬剤も洗口法ではフッ素濃度が５００ｐｐ
ｍ 以上であり、歯面塗布法では同じく９００ｐｐｍ
と規定されており、一般家庭で手軽に実施できるもので
はなかった。このような事情から、家庭で安全に手軽に
継続使用でき且つ効果ある虫歯予防剤が望まれていた。 そこで本発明は、家庭でも安全且つ手軽に継続使用でき
て予防効果の高い新規な虫歯予防剤を提供しようとする
ものである。
口法及び歯面塗布法は、上述のように、歯科医の指導の
下で実施するものであって実施時期の自由度が乏しく、
また使用する薬剤も洗口法ではフッ素濃度が５００ｐｐ
ｍ 以上であり、歯面塗布法では同じく９００ｐｐｍ
と規定されており、一般家庭で手軽に実施できるもので
はなかった。このような事情から、家庭で安全に手軽に
継続使用でき且つ効果ある虫歯予防剤が望まれていた。 そこで本発明は、家庭でも安全且つ手軽に継続使用でき
て予防効果の高い新規な虫歯予防剤を提供しようとする
ものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、フッ素イオン
を９０ｐｐｍ 〜３００ｐｐｍ の濃度で含有する水溶
液からなる虫歯予防剤、並びに同水溶液をスプレーノズ
ル付容器に充填してなるスプレー用虫歯予防剤である。
を９０ｐｐｍ 〜３００ｐｐｍ の濃度で含有する水溶
液からなる虫歯予防剤、並びに同水溶液をスプレーノズ
ル付容器に充填してなるスプレー用虫歯予防剤である。
【０００９】本発明の虫歯予防剤は、水溶性のフッ化物
、例えばフッ化ソーダを、フッ素イオンの濃度が９０ｐ
ｐｍ 以上３００ｐｐｍ 以下の範囲となるように水を
主体とする溶媒に溶解してなるものである。フッ素イオ
ンの濃度が９０ｐｐｍ 未満では充分な虫歯予防効果が
期待できず、また３００ｐｐｍ を越えると安全性の点
が懸念されるために、９０ｐｐｍ 〜３００ｐｐｍ の
範囲内にあることが必要である。
、例えばフッ化ソーダを、フッ素イオンの濃度が９０ｐ
ｐｍ 以上３００ｐｐｍ 以下の範囲となるように水を
主体とする溶媒に溶解してなるものである。フッ素イオ
ンの濃度が９０ｐｐｍ 未満では充分な虫歯予防効果が
期待できず、また３００ｐｐｍ を越えると安全性の点
が懸念されるために、９０ｐｐｍ 〜３００ｐｐｍ の
範囲内にあることが必要である。
【００１０】なお、本発明の虫歯予防剤には、水溶性の
フッ化物以外に一般の口腔衛生用薬品に通常使用される
薬剤や矯味剤、香料等を同時に含んでいてもよい。本発
明の虫歯予防剤を充填するためのスプレーノズル付容器
は、一般のスプレー用化粧品等に使用される容器を使用
することができる。
フッ化物以外に一般の口腔衛生用薬品に通常使用される
薬剤や矯味剤、香料等を同時に含んでいてもよい。本発
明の虫歯予防剤を充填するためのスプレーノズル付容器
は、一般のスプレー用化粧品等に使用される容器を使用
することができる。
【００１１】
【作用】本発明の虫歯予防剤は、歯磨き等の通常の方法
により歯を清浄化したのち、歯に対してシュッシュとス
プレーする新規な方法に使用することにより低濃度のフ
ッ素イオンを歯に作用させるものであり、このような簡
便な方法を日常的に反復することによって虫歯予防効果
を持続させるものである。
により歯を清浄化したのち、歯に対してシュッシュとス
プレーする新規な方法に使用することにより低濃度のフ
ッ素イオンを歯に作用させるものであり、このような簡
便な方法を日常的に反復することによって虫歯予防効果
を持続させるものである。
【００１２】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を更に具体的
に説明する。本発明の虫歯予防剤としてフッ素イオン濃
度が１００ｐｐｍ となるように調整したフッ化ソーダ
水溶液（本剤）を使用し、また八王子市内の歯科医の口
腔診査の協力を得て、八王子市内に住む小学校児童１７
５名（男子８０名、女子９５名）を対象として、新規な
スプレー式虫歯予防方法の試験を以下の要領により実施
した。
に説明する。本発明の虫歯予防剤としてフッ素イオン濃
度が１００ｐｐｍ となるように調整したフッ化ソーダ
水溶液（本剤）を使用し、また八王子市内の歯科医の口
腔診査の協力を得て、八王子市内に住む小学校児童１７
５名（男子８０名、女子９５名）を対象として、新規な
スプレー式虫歯予防方法の試験を以下の要領により実施
した。
【００１３】１９９０年２月より１９９１年１月までの
１年間、本剤を毎日３回（朝、昼、夜）歯に対してスプ
レー使用した。スプレー操作は、１回の噴霧量０．０２
ｍｌを１回の操作に５〜８回噴霧した。この１年間にわ
たる試験の実施前と実施後とにそれぞれ歯科診査（虫歯
発生の恐れケ所のチェック）を行い、これらの結果を比
較して本発明の虫歯予防剤を用いたスプレー式虫歯予防
方法の効果を調べた。表１にその結果を集計表示するが
、効果判定において、＋は虫歯発生予防効果が優れてい
ることを示し、＋−は極めて少数に虫歯発生をみたこと
を示す。
１年間、本剤を毎日３回（朝、昼、夜）歯に対してスプ
レー使用した。スプレー操作は、１回の噴霧量０．０２
ｍｌを１回の操作に５〜８回噴霧した。この１年間にわ
たる試験の実施前と実施後とにそれぞれ歯科診査（虫歯
発生の恐れケ所のチェック）を行い、これらの結果を比
較して本発明の虫歯予防剤を用いたスプレー式虫歯予防
方法の効果を調べた。表１にその結果を集計表示するが
、効果判定において、＋は虫歯発生予防効果が優れてい
ることを示し、＋−は極めて少数に虫歯発生をみたこと
を示す。
【００１４】
【表１】
【００１５】従来法について公知文献に発表されたデー
タによれば、５００ｐｐｍ 以上のフッ素イオン濃度の
水溶液を多くても隔月に使用する洗口法では、虫歯発生
阻止率が平均６５％であり、９００ｐｐｍ のフッ素イ
オン濃度の水溶液を年１〜２回程度使用する歯面塗布法
では、虫歯発生阻止率が平均５８％であった。これに対
して本発明の虫歯予防剤を用いたスプレー式虫歯予防方
法では、９６％以上という従来法を上廻る成績が得られ
ることがわかる。
タによれば、５００ｐｐｍ 以上のフッ素イオン濃度の
水溶液を多くても隔月に使用する洗口法では、虫歯発生
阻止率が平均６５％であり、９００ｐｐｍ のフッ素イ
オン濃度の水溶液を年１〜２回程度使用する歯面塗布法
では、虫歯発生阻止率が平均５８％であった。これに対
して本発明の虫歯予防剤を用いたスプレー式虫歯予防方
法では、９６％以上という従来法を上廻る成績が得られ
ることがわかる。
【００１６】
【発明の効果】上述のように、従来のフッ化物水溶液に
よる洗口法或いは歯面塗布法による虫歯予防方法は、歯
科医の指導の下で隔月又は年２〜３回の適用頻度で高濃
度の溶液を使用して実施するため、一般家庭で手軽に実
施できなかったのに対して、本発明の虫歯予防剤を用い
たスプレー式虫歯予防方法によれば、低濃度の水溶液を
歯に対して直接に少量ずつ噴霧するので、家庭でも安全
かつ手軽に継続使用することができしかも効果的に虫歯
が予防できるという特長がある。
よる洗口法或いは歯面塗布法による虫歯予防方法は、歯
科医の指導の下で隔月又は年２〜３回の適用頻度で高濃
度の溶液を使用して実施するため、一般家庭で手軽に実
施できなかったのに対して、本発明の虫歯予防剤を用い
たスプレー式虫歯予防方法によれば、低濃度の水溶液を
歯に対して直接に少量ずつ噴霧するので、家庭でも安全
かつ手軽に継続使用することができしかも効果的に虫歯
が予防できるという特長がある。
Claims (2)
- 【請求項１】 フッ素イオンを９０ｐｐｍ 〜３００
ｐｐｍ の濃度で含有する水溶液からなる虫歯予防剤。 - 【請求項２】 フッ素イオンを９０ｐｐｍ 〜３００
ｐｐｍ の濃度で含有する水溶液をスプレーノズル付容
器に充填してなるスプレー用虫歯予防剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14589591A JPH04368333A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 虫歯予防剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14589591A JPH04368333A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 虫歯予防剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04368333A true JPH04368333A (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=15395538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14589591A Pending JPH04368333A (ja) | 1991-06-18 | 1991-06-18 | 虫歯予防剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04368333A (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5862109A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-04-13 | ジヨンソン・エンド・ジヨンソン・プロダクツ・インコ−ポレ−テツド | カリエス防止組成物 |
| JPS5958055A (ja) * | 1982-08-24 | 1984-04-03 | ナシヨナル・リサ−チ・デイベロツプメント・コ−ポレイシヨン | フツ化物含有組成物 |
-
1991
- 1991-06-18 JP JP14589591A patent/JPH04368333A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5862109A (ja) * | 1981-09-17 | 1983-04-13 | ジヨンソン・エンド・ジヨンソン・プロダクツ・インコ−ポレ−テツド | カリエス防止組成物 |
| JPS5958055A (ja) * | 1982-08-24 | 1984-04-03 | ナシヨナル・リサ−チ・デイベロツプメント・コ−ポレイシヨン | フツ化物含有組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960326 |