JPH04367169A - テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機に
係り、特に現行のＮＴＳＣカラーテレビジョン信号と両
立性を保ちながらデジタル音声信号を水平ブランキング
部に重畳したテレビジョン信号を受信するテレビジョン
受像機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】現行のＮＴＳＣ映像信号と両立性を保ち
ながら高画質化のための補助信号を付加し画像のワイド
化や高画質化を試みる方法が従来よりいくつか提案され
ている。一方、高画質化に伴い音声においても高音質の
デジタル音声信号を付加して伝送し復調する方法がいく
つか提案されている。図２及び図３を用いて従来提案さ
れている一方法を説明する。

【０００３】伝送側においては音声信号を例えば３２Ｋ
Ｈｚでサンプリングを行いデジタル化し、時間圧縮や、
誤り訂正信号の付加等の操作を施しデジタル音声信号を
符号化して図３（ａ）に示すように映像信号の水平ブラ
ンキング内に重畳する。

【０００４】また図２に示すように受信側においては、
映像信号入力端子１より入力された映像信号はＡ／Ｄ変
換回路２、同期分離回路３、及び映像クロック発生回路
５に供給される。映像クロック発生回路５では映像信号
のバースト信号にロックし、且つサブキャリア周波数ｆ
ｓｃの４倍の周波数、４ｆｓｃ（１４．３１８１ＭＨｚ
）のクロックを発生しシステムクロックとして各回路に
供給する。同期分離回路３では映像信号から同期信号を
分離し該同期信号をゲート回路７に供給する。

【０００５】また、Ａ／Ｄ変換回路２は入力されたアナ
ログの映像信号を４ｆｓｃサンプリング周波数でサンプ
リングしデジタル化を行いゲート回路７及び映像処理回
路９に供給する。映像処理回路９は画像の高画質化や、
ワイド化を行いＤ／Ａ変換回路１０に供給し、Ｄ／Ａ変
換回路１０は映像処理されたデジタル信号をアナログ信
号に変換して映像信号出力端子１２に供給する。

【０００６】一方、ゲート回路７は同期分離回路３より
供給された同期信号により映像信号の水平ブランキング
部に重畳されたデジタル音声信号を抜き取り音声信号処
理回路８に供給する。音声信号処理回路８は上記デジタ
ル音声信号の処理、即ちデジタル音声信号から時間伸長
や誤り検出・訂正の処理を行い音声データを再生し、且
つ音声クロックｆａ（３２ＫＨｚ）を発生し、Ｄ／Ａ変
換回路１１に供給する。Ｄ／Ａ変換回路１１は該デジタ
ル音声信号を音声クロックｆａによりアナログ音声信号
に変換し、音声信号出力端子１３に供給する。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】映像信号の水平ブラン
キング部にデジタル音声信号を重畳した状態で、次段の
回路や他のシステムに該映像信号を供給すると、デジタ
ル音声信号が重畳された部分を利用した直流分再生回路
等のクランプ回路、即ち所謂ペデスタルクランプ回路や
同期分離回路に悪影響を与えていた。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するため、現行のＮＴＳＣカラーテレビジョン信号
放送と両立性を保ちながらデジタル音声信号をブランキ
ング部に重畳したテレビジョン信号を受信するテレビジ
ョン受像機において、上記デジタル音声信号を抜き取り
該音声信号を処理して音声信号を出力する音声信号処理
手段と、音声信号が抜き取られた水平ブランキング部を
ペデスタルレベルに調整した映像信号を導出するレベル
調整手段を具備し、該映像信号を音声信号と独立して出
力することにより、次段に接続される回路や他のシステ
ムの同期分離やクランプ回路の誤動作を防止するように
構成する。

【０００９】

【作用】上記の構成によれば、映像信号の水平ブランキ
ング期間に重畳されたデジタル音声信号は音声信号処理
手段により抜き取られた後、信号処理が施されて音声信
号として出力され、音声信号が抜き取られた映像信号の
水平ブランキング部は、レベル調整手段によりペデスタ
ルレベルに調整される。従って、この映像信号は次段に
接続される回路や他のシステムの同期分離及びクランプ
回路等の誤動作を防止する。

【００１０】

【実施例】図１は本発明の一実施例のブロック図である
。図２に示す従来例に対応する部分は同一符号を付し説
明を省略する。

【００１１】まずＡ／Ｄ変換回路２はデジタル信号に変
換された映像信号をゲート回路７及びマスク回路６に供
給し、音声信号は従来装置と同様にしてゲート回路７以
降によって処理される。マスク回路６は同期分離回路３
より供給された同期信号を利用してカラーバースト信号
を抜き取り、映像処理回路９に供給する。映像処理回路
９では上記カラーバースト信号の振幅の半値をペデスタ
ルレベルとしたペデスタル信号を発生し、デジタル音声
信号が重畳されていた部分に該ペデスタル信号を挿入し
て図３（ｂ）のような映像信号を導出する。この映像信
号は次段のＤ／Ａ変換回路１０に供給し、アナログ信号
に変換して映像信号出力端子１２より導出する。

【００１２】即ち水平ブランキング部にデジタル音声信
号が多重されていない映像信号で且つ水平ブランキング
部がペデスタルレベルの映像信号を次段の回路や他のシ
ステムに音声信号と独立して供給することができる。

【００１３】

【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
映像信号の水平ブランキング部に重畳されたデジタル音
声信号を抜き取り音声処理された高音質の音声信号と、
デジタル音声信号が多重された部分をペデスタルレベル
とした映像信号をそれぞれ独立して次段の回路や他のシ
ステムに供給することが出来るため、次段の回路や他の
システムにおける同期分離回路やペデスタル回路への影
響を少なくすることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】　　本発明の一実施例のブロック図。

【図２】　　従来例のブロック図。

【図３】　　波形説明図。

【符号の説明】

６　　マスク回路 ７　　ゲート回路 ８　　音声処理回路 ９　　映像処理回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】現行のＮＴＳＣカラーテレビジョン信号放
   送と両立性を保ちながらデジタル音声信号を水平ブラン
   キング部に重畳したテレビジョン信号を受信するテレビ
   ジョン受像機において、上記デジタル音声信号を抜き取
   り該音声信号を処理して音声信号を出力する音声信号処
   理手段と、音声信号が抜き取られた水平ブランキング部
   をペデスタルレベルに調整した映像信号を導出するレベ
   ル調整手段を具備し、該映像信号を上記音声信号と独立
   して出力するようにしたことを特徴とするテレビジョン
   受像機。