JPH04364339A - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
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- JPH04364339A JPH04364339A JP13999791A JP13999791A JPH04364339A JP H04364339 A JPH04364339 A JP H04364339A JP 13999791 A JP13999791 A JP 13999791A JP 13999791 A JP13999791 A JP 13999791A JP H04364339 A JPH04364339 A JP H04364339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stator core
- frame
- circumferential surface
- alternator
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両用交流発
電機に係り、さらに詳細にはステータコアの取付構造に
関する。
電機に係り、さらに詳細にはステータコアの取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より車両用交流発電機には、図4に
示すようにステータコア40の両側をそれぞれ第1,第
2のフレーム41,42でインロー結合(この結合部分
を符号43,44で示す)することでステータコア40
を挾持するタイプのものと、図5に示すように第1フレ
ーム51と第2フレーム52とをインロー結合(この結
合部分を符号53で示す)して、その一方のフレーム5
1の内周面にステータコア50の外周を密着嵌合しつつ
、該フレーム51に設けた係止段部54と他方のフレー
ム52のインロー部53Aの一部とで挾持固定する方式
のものがある。後者の場合、インロー53Aの一部とス
テータコア50の一側面との間にはインローの寸法公差
を吸収するため、弾性部材55などが介在されている。
示すようにステータコア40の両側をそれぞれ第1,第
2のフレーム41,42でインロー結合(この結合部分
を符号43,44で示す)することでステータコア40
を挾持するタイプのものと、図5に示すように第1フレ
ーム51と第2フレーム52とをインロー結合(この結
合部分を符号53で示す)して、その一方のフレーム5
1の内周面にステータコア50の外周を密着嵌合しつつ
、該フレーム51に設けた係止段部54と他方のフレー
ム52のインロー部53Aの一部とで挾持固定する方式
のものがある。後者の場合、インロー53Aの一部とス
テータコア50の一側面との間にはインローの寸法公差
を吸収するため、弾性部材55などが介在されている。
【0003】これらの方式のステータコア取付構造につ
いては、例えば実開昭57−6373号公報に開示され
ている。
いては、例えば実開昭57−6373号公報に開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このうち、後者のタイ
プは、フレーム51がステータコア50外周をあてがう
ことで、ステータコア50の実質的な剛性を増す分、前
者のタイプのものよりステータコアの肉厚を薄くでき、
必要以上にステータコアを厚くすることを解消して、発
電機出力/重量の比が最大となり得るものと評価される
。
プは、フレーム51がステータコア50外周をあてがう
ことで、ステータコア50の実質的な剛性を増す分、前
者のタイプのものよりステータコアの肉厚を薄くでき、
必要以上にステータコアを厚くすることを解消して、発
電機出力/重量の比が最大となり得るものと評価される
。
【0005】しかし、ステータコアを介してフレーム側
に磁気振動が伝わり易い構造となっており、磁気騒音対
策を施すことが望まれる。なお磁気振動に基づく磁気騒
音のメカニズムは実施例の項で詳述する。
に磁気振動が伝わり易い構造となっており、磁気騒音対
策を施すことが望まれる。なお磁気振動に基づく磁気騒
音のメカニズムは実施例の項で詳述する。
【0006】本発明は以上の点に鑑みてなされ、その目
的は、簡単な構造により有効に磁気振動の伝達を減衰し
て振動騒音の抑制を図ることにある。
的は、簡単な構造により有効に磁気振動の伝達を減衰し
て振動騒音の抑制を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は基本的には、ハ
ウジングとなるフレームの内周面にステータコアがその
外周面を密着嵌合しつつ固定してある車両用交流発電機
において、前記ステータコアの外周面に溝を敷設し、こ
の溝に熱膨張係数が前記ステータコアよりも大きい振動
減衰部材を充填したことを特徴とする。
ウジングとなるフレームの内周面にステータコアがその
外周面を密着嵌合しつつ固定してある車両用交流発電機
において、前記ステータコアの外周面に溝を敷設し、こ
の溝に熱膨張係数が前記ステータコアよりも大きい振動
減衰部材を充填したことを特徴とする。
【0008】また、上記発明に関連して、次のような車
両用交流発電機を提案する。
両用交流発電機を提案する。
【0009】すなわち、車両用交流発電機において、第
1のフレームと第2のフレームとをインロー結合するこ
とでハウジングを構成し、前記第1,第2のフレームの
うち一方のフレームの内周面に前記ステータコアの外周
面を密着嵌合させつつ該フレームの内周面に設けた係止
段部と他方のフレームに設けたインロー部の一部とで前
記ステータコアを挾持固定し、且つ前記ステータコアの
外周面に溝を敷設し、この溝に熱膨張係数が前記ステー
タコアよりも大きい振動減衰部材を充填した構成とする
(この技術は実施例の態様のものである)。
1のフレームと第2のフレームとをインロー結合するこ
とでハウジングを構成し、前記第1,第2のフレームの
うち一方のフレームの内周面に前記ステータコアの外周
面を密着嵌合させつつ該フレームの内周面に設けた係止
段部と他方のフレームに設けたインロー部の一部とで前
記ステータコアを挾持固定し、且つ前記ステータコアの
外周面に溝を敷設し、この溝に熱膨張係数が前記ステー
タコアよりも大きい振動減衰部材を充填した構成とする
(この技術は実施例の態様のものである)。
【0010】なお、上記振動減衰部材としては、ゴムや
プラスチックなどが好適である。
プラスチックなどが好適である。
【0011】
【作用】前述したような各課題解決手段によれば、ステ
ータコアが低温,常温の雰囲気にある場合には、前記振
動減衰部材はステータコア外周に敷設した溝に収まって
そのステータコア外周によりも外側に膨張することはな
く、機械的にはステータコアはフレーム内周に密着して
支持された状態にある。
ータコアが低温,常温の雰囲気にある場合には、前記振
動減衰部材はステータコア外周に敷設した溝に収まって
そのステータコア外周によりも外側に膨張することはな
く、機械的にはステータコアはフレーム内周に密着して
支持された状態にある。
【0012】また、ステータコイルの発熱でステータコ
アの温度が上昇すると、その熱を受けてステータコア外
周の溝に充填された振動減衰部材がステータコアよりも
大きく熱膨張して溝から一部がはみ出し、この力を受け
て見かけ上はフレーム内周よりステータコアが幾分浮い
た状態になる。なお、このような熱膨張の力はステータ
コアとフレームとの剛性が著しく異なるため(剛性はス
テータコア≫フレーム)、フレーム側に弾性変形力が及
ぼし、ステータコアは現状の状態のままなので、ステー
タコア内周とロータ外周間の適正な磁気ギャップは保持
される。
アの温度が上昇すると、その熱を受けてステータコア外
周の溝に充填された振動減衰部材がステータコアよりも
大きく熱膨張して溝から一部がはみ出し、この力を受け
て見かけ上はフレーム内周よりステータコアが幾分浮い
た状態になる。なお、このような熱膨張の力はステータ
コアとフレームとの剛性が著しく異なるため(剛性はス
テータコア≫フレーム)、フレーム側に弾性変形力が及
ぼし、ステータコアは現状の状態のままなので、ステー
タコア内周とロータ外周間の適正な磁気ギャップは保持
される。
【0013】このようなステータコアの浮上現象により
、フレームの内周とステータコア外周との間が密着しな
いで振動減衰部材が介在した状態が生じる。その結果、
ステータコアの磁気振動がフレームに伝わりにくくなり
、騒音の大幅な減少が可能となる。
、フレームの内周とステータコア外周との間が密着しな
いで振動減衰部材が介在した状態が生じる。その結果、
ステータコアの磁気振動がフレームに伝わりにくくなり
、騒音の大幅な減少が可能となる。
【0014】なお、上記構成に代えて、ステータコア外
周に溝を敷設せず、単純に初めからステータコア外周を
振動減衰部材で包んでフレームから浮かす構造では、熱
サイクルで特に低温時等に振動減衰部材が収縮したとき
に振動減衰部材とフレーム間にギャップが生じたりして
ステータコアを完全に支持できない等の問題がある。
周に溝を敷設せず、単純に初めからステータコア外周を
振動減衰部材で包んでフレームから浮かす構造では、熱
サイクルで特に低温時等に振動減衰部材が収縮したとき
に振動減衰部材とフレーム間にギャップが生じたりして
ステータコアを完全に支持できない等の問題がある。
【0015】
【実施例】本発明の実施例を図1から図3により説明す
る。
る。
【0016】図1には、本実施例のステータコア取付状
態を示す要部断面図及びそのステータコアの外周面の一
部を示してあり、図2には、本実施例の適用対象となる
車両用交流発電機の全体断面図が示してある。
態を示す要部断面図及びそのステータコアの外周面の一
部を示してあり、図2には、本実施例の適用対象となる
車両用交流発電機の全体断面図が示してある。
【0017】まず、図2により本実施例における車両用
交流発電機の全体構成について説明する。
交流発電機の全体構成について説明する。
【0018】1はロータで界磁巻線2を備えており、刷
子3、スリップリング4を経て3相全波整流器5より供
給される直流電流により励磁される。また、ロータ1は
、そのシャフト7及びシャフト一端に取付けたプーリ6
を介して図示していないエンジン等の外部駆動装置によ
り駆動される。
子3、スリップリング4を経て3相全波整流器5より供
給される直流電流により励磁される。また、ロータ1は
、そのシャフト7及びシャフト一端に取付けたプーリ6
を介して図示していないエンジン等の外部駆動装置によ
り駆動される。
【0019】シャフト7を回転自在に支える軸受8,9
はそれぞれアルミニウム等によるフレーム10,11に
より支持されている。
はそれぞれアルミニウム等によるフレーム10,11に
より支持されている。
【0020】フレーム10の内周には、ステータコア1
3がその外周面が密着嵌合しつつ装着され、この状態で
フレーム10,11がそれぞれのインロー要素10A,
10B同士を介して結合され、ボルト15の締め付けに
よりフレーム10とフレーム11が合体して発電機のハ
ウジングが構成される。この状態で、ステータコア13
は、図1の(a)に示すようにその一方の側面がフレー
ム10の内周に設けた係止段部10Bに圧接し、他端が
フレーム11のインロー部11Aに圧接して、これらの
係止段部10A及びフレーム11のインロー部11Aに
より挾持固定される。
3がその外周面が密着嵌合しつつ装着され、この状態で
フレーム10,11がそれぞれのインロー要素10A,
10B同士を介して結合され、ボルト15の締め付けに
よりフレーム10とフレーム11が合体して発電機のハ
ウジングが構成される。この状態で、ステータコア13
は、図1の(a)に示すようにその一方の側面がフレー
ム10の内周に設けた係止段部10Bに圧接し、他端が
フレーム11のインロー部11Aに圧接して、これらの
係止段部10A及びフレーム11のインロー部11Aに
より挾持固定される。
【0021】この場合、本実施例では、第1,第2のフ
レーム10,11をインロー結合する方式を採用するが
、ステータコア13をフレーム10に装着したときに、
ステータコア13の一側面をフレーム10のインロー部
10Aよりも僅かに突出させたので、インロー結合時に
フレーム11のインロー部11Aの一部がステータコア
13の一側面にインロー部10Aよりも優先して当接す
る。その結果、フレーム11のインロー部11Aが従来
のようなインロー寸法公差吸収用のばね(図5の符号5
5で示す部分)を介することなくステータコア13の一
側面を直接挾持する。
レーム10,11をインロー結合する方式を採用するが
、ステータコア13をフレーム10に装着したときに、
ステータコア13の一側面をフレーム10のインロー部
10Aよりも僅かに突出させたので、インロー結合時に
フレーム11のインロー部11Aの一部がステータコア
13の一側面にインロー部10Aよりも優先して当接す
る。その結果、フレーム11のインロー部11Aが従来
のようなインロー寸法公差吸収用のばね(図5の符号5
5で示す部分)を介することなくステータコア13の一
側面を直接挾持する。
【0022】ここで図1(b)によりステータコア13
の構造を詳述する。
の構造を詳述する。
【0023】環状のステータコア13は図1の(b)に
示すようにその外周に溝17,18が敷設され、この溝
17,18に振動減衰部材としてシリコーンゴム16が
充填されている。溝17はステータコア13外周面の幅
方向に向き全周にわたり等間隔で平行配設された多数の
横溝から成り、この横溝17とクロスして溝18(縦溝
)がステータコア13の周方向に延びて各横溝17同士
を繋げている。
示すようにその外周に溝17,18が敷設され、この溝
17,18に振動減衰部材としてシリコーンゴム16が
充填されている。溝17はステータコア13外周面の幅
方向に向き全周にわたり等間隔で平行配設された多数の
横溝から成り、この横溝17とクロスして溝18(縦溝
)がステータコア13の周方向に延びて各横溝17同士
を繋げている。
【0024】シリコーンゴム16の充填は、例えば図示
しない型内にステータコア13をセットして流し込むこ
とで行われ、縦溝18はシリコーンゴム16を各横溝1
7に流すための案内溝として機能する。この、シリコー
ンゴム16は、ステータコア13をフレーム10に嵌合
した場合、常温時にはステータコア13の外周面と同レ
ベル或いはそれ以下の面となるようにしてある。
しない型内にステータコア13をセットして流し込むこ
とで行われ、縦溝18はシリコーンゴム16を各横溝1
7に流すための案内溝として機能する。この、シリコー
ンゴム16は、ステータコア13をフレーム10に嵌合
した場合、常温時にはステータコア13の外周面と同レ
ベル或いはそれ以下の面となるようにしてある。
【0025】ここで、本実施例の作用の説明に先立ち磁
気振動騒音発生のメカニズムについて説明する。
気振動騒音発生のメカニズムについて説明する。
【0026】界磁巻線2により励磁さらたロータ1の外
周と、ステータコア13の内周とは微小なギャップ(例
えば約0.5mm)を介して回転しており、このエアギ
ャップが不均一となるため、ロータ磁気回転力に脈動を
生じ、薄板を積層したステータコア13の共振周波数に
合致した回転数になると、ステータコア13が共振し、
フレーム10,11を伝わって騒音を発生させる。
周と、ステータコア13の内周とは微小なギャップ(例
えば約0.5mm)を介して回転しており、このエアギ
ャップが不均一となるため、ロータ磁気回転力に脈動を
生じ、薄板を積層したステータコア13の共振周波数に
合致した回転数になると、ステータコア13が共振し、
フレーム10,11を伝わって騒音を発生させる。
【0027】本実施例においては、発電によりステータ
コイル12が発熱すると、その熱がステータコア13に
伝わるが、ステータコア13よりも溝17,18に充填
されたシリコーンゴム16の方が熱膨張係数が大きいの
で、シリコーンゴム16がステータコア13外周面より
膨出し、その力によりフレーム10が外側に押されるこ
とで、見かけ上、ステータコア13がフレーム10より
僅かに浮いた状態になる。
コイル12が発熱すると、その熱がステータコア13に
伝わるが、ステータコア13よりも溝17,18に充填
されたシリコーンゴム16の方が熱膨張係数が大きいの
で、シリコーンゴム16がステータコア13外周面より
膨出し、その力によりフレーム10が外側に押されるこ
とで、見かけ上、ステータコア13がフレーム10より
僅かに浮いた状態になる。
【0028】その結果、ステータコア13がフレーム1
0に密着しないでシリコーンゴム16がフレーム10と
ステータコア13内外周間に介在した状態が生じ、シリ
コーンゴム16のダンパー効果によりステータコア13
からフレーム10に振動が伝わりにくくなり、大幅な振
動騒音の低減が図れる。
0に密着しないでシリコーンゴム16がフレーム10と
ステータコア13内外周間に介在した状態が生じ、シリ
コーンゴム16のダンパー効果によりステータコア13
からフレーム10に振動が伝わりにくくなり、大幅な振
動騒音の低減が図れる。
【0029】図3に上記シリコーンゴムを用いた本実施
例の車両用発電機と従来のこの種車両用交流発電機との
発電機回転数対振動騒音特性の比較図を示す。図3のデ
ータから明らかなように、12V70Aクラスの発電機
で比較した場合、本実施例によれば1800r/mから
4000r/mの回転数範囲においてピーク騒音(dB
−A)が約15%低減することができた。
例の車両用発電機と従来のこの種車両用交流発電機との
発電機回転数対振動騒音特性の比較図を示す。図3のデ
ータから明らかなように、12V70Aクラスの発電機
で比較した場合、本実施例によれば1800r/mから
4000r/mの回転数範囲においてピーク騒音(dB
−A)が約15%低減することができた。
【0030】なお、上記実施例では振動減衰部材として
シリコーンゴムを用いたが、その他プラスチックなど適
宜の部材を選択しても同様の効果を奏し得る。
シリコーンゴムを用いたが、その他プラスチックなど適
宜の部材を選択しても同様の効果を奏し得る。
【0031】さらに本実施例では、第1,第2のフレー
ム10,11をインロー結合する方式を採用するが、図
5で示すような寸法公差吸収用のばね部材を介すること
なくステータコア13をフレーム10,11により直接
挾持する構造としたので、部品の省約化を図り得る利点
がある。
ム10,11をインロー結合する方式を採用するが、図
5で示すような寸法公差吸収用のばね部材を介すること
なくステータコア13をフレーム10,11により直接
挾持する構造としたので、部品の省約化を図り得る利点
がある。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ステータ
コアの支持を熱サイクルの影響に関係なく確実に支持し
つつ、シンプルなステータコア取付構造により振動減衰
部材を介してステータコアからフレームへの磁気振動伝
達を抑制し、低騒音の車両用交流発電機を提供すること
ができる。
コアの支持を熱サイクルの影響に関係なく確実に支持し
つつ、シンプルなステータコア取付構造により振動減衰
部材を介してステータコアからフレームへの磁気振動伝
達を抑制し、低騒音の車両用交流発電機を提供すること
ができる。
【図1】本発明の一実施例に係る車両用交流発電機のス
テータコアの取付構造を示す部分断面図及びそのステー
タコアの一部を示す斜視図。
テータコアの取付構造を示す部分断面図及びそのステー
タコアの一部を示す斜視図。
【図2】上記実施例の車両用交流発電機の全体構成を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図3】上記実施例と従来の車両用交流発電機の発電機
回転数対騒音特性を比較した説明図。
回転数対騒音特性を比較した説明図。
【図4】従来のステータコアの取付構造を示す一部断面
図。
図。
【図5】従来のステータコアの取付構造を示す一部断面
図。
図。
10,11…フレーム(第1,第2のフレーム)、10
A,11A…インロー部、10B…係止段部、12…ス
テータコイル、13…ステータコア、16…振動減衰部
材、17,18…溝(横溝,縦溝)。
A,11A…インロー部、10B…係止段部、12…ス
テータコイル、13…ステータコア、16…振動減衰部
材、17,18…溝(横溝,縦溝)。
Claims (5)
- 【請求項1】 ハウジングとなるフレームの内周面に
ステータコアがその外周面を密着嵌合しつつ固定してあ
る車両用交流発電機において、前記ステータコアの外周
面に溝が敷設され、この溝に熱膨張係数が前記ステータ
コアよりも大きい振動減衰部材を充填して成ることを特
徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項2】 車両用交流発電機において、第1のフ
レームと第2のフレームとをインロー結合することでハ
ウジングを構成し、前記第1,第2のフレームのうち一
方のフレームの内周面に前記ステータコアの外周面を密
着嵌合させつつ該フレームの内周面に設けた係止段部と
他方のフレームに設けたインロー部の一部とで前記ステ
ータコアが挾持固定され、且つ前記ステータコアの外周
面に溝が敷設され、この溝に熱膨張係数が前記ステータ
コアよりも大きい振動減衰部材を充填して成ることを特
徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、前記
振動減衰部材はゴム或いはプラスチックであることを特
徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1
項において、前記振動減衰部材はモールド成形して成る
ことを特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1
項において、前記溝は前記ステータコア外周面の幅方向
に向いて全周にわたり等間隔で平行配設された多数の横
溝と、この横溝とクロスしてステータコアの周方向に延
びて前記各横溝同士を繋げる縦溝とより成ることを特徴
とする車両用交流発電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13999791A JP2942381B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 車両用交流発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13999791A JP2942381B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 車両用交流発電機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04364339A true JPH04364339A (ja) | 1992-12-16 |
JP2942381B2 JP2942381B2 (ja) | 1999-08-30 |
Family
ID=15258530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13999791A Expired - Fee Related JP2942381B2 (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 車両用交流発電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2942381B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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