JPH04363578A - 被乾燥物保護装置付き遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法 - Google Patents
被乾燥物保護装置付き遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法Info
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- JPH04363578A JPH04363578A JP13780091A JP13780091A JPH04363578A JP H04363578 A JPH04363578 A JP H04363578A JP 13780091 A JP13780091 A JP 13780091A JP 13780091 A JP13780091 A JP 13780091A JP H04363578 A JPH04363578 A JP H04363578A
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Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被乾燥物保護装置付き
遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法に関する。本発明
によれば、遠赤外線乾燥に際して、乾燥の停止、中断ま
たは始動時に、被乾燥物が保護される。
遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法に関する。本発明
によれば、遠赤外線乾燥に際して、乾燥の停止、中断ま
たは始動時に、被乾燥物が保護される。
【0002】
【従来の技術】従来、遠赤外線乾燥機において、乾燥停
止、中断または始動時に、乾燥炉内に止まっている被乾
燥物は過熱、熱損を起こしていた。その対策として、遠
赤外線放射体の加熱を停止すると同時に、遠赤外線放射
体を被乾燥物から遠ざける機構や、遠赤外線放射体の向
きを90度変更し、被乾燥物に遠赤外線が当たらないよ
うにする機構が採用されている。上記の遠赤外線放射体
を遠ざける機構では、被乾燥物に届く遠赤外線放射熱が
少なくなるが、被乾燥物は遠赤外線放射体温度が低温に
なるまで常時遠赤外線放射熱を受けることになる。更に
、これらの機構は、機械式であり、瞬時には遠赤外線放
射熱が被乾燥物に当たるのを防止することができず、被
乾燥物は過剰の遠赤外線放射熱を受けることになり、過
熱を招来し、熱損を生じていた。
止、中断または始動時に、乾燥炉内に止まっている被乾
燥物は過熱、熱損を起こしていた。その対策として、遠
赤外線放射体の加熱を停止すると同時に、遠赤外線放射
体を被乾燥物から遠ざける機構や、遠赤外線放射体の向
きを90度変更し、被乾燥物に遠赤外線が当たらないよ
うにする機構が採用されている。上記の遠赤外線放射体
を遠ざける機構では、被乾燥物に届く遠赤外線放射熱が
少なくなるが、被乾燥物は遠赤外線放射体温度が低温に
なるまで常時遠赤外線放射熱を受けることになる。更に
、これらの機構は、機械式であり、瞬時には遠赤外線放
射熱が被乾燥物に当たるのを防止することができず、被
乾燥物は過剰の遠赤外線放射熱を受けることになり、過
熱を招来し、熱損を生じていた。
【0003】また、遠赤外線放射体を被乾燥物が過熱、
熱損を起こさない温度で使用することにより、乾燥が停
止しても被乾燥物に影響が出ないようにする方法もとら
れているが、この方法では、遠赤外線放射体温度が低い
ために、乾燥に長時間要していた。
熱損を起こさない温度で使用することにより、乾燥が停
止しても被乾燥物に影響が出ないようにする方法もとら
れているが、この方法では、遠赤外線放射体温度が低い
ために、乾燥に長時間要していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決し、遠赤外線乾燥において乾燥の停止、中断ま
たは始動時に被乾燥物を過熱及び熱損より保護すること
のできる遠赤外線乾燥装置及び方法を提供しようとする
ものである。
点を解決し、遠赤外線乾燥において乾燥の停止、中断ま
たは始動時に被乾燥物を過熱及び熱損より保護すること
のできる遠赤外線乾燥装置及び方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、遠赤外線乾燥機において、被乾燥物の乾燥
停止、中断または始動時に、乾燥炉内に蒸気を供給する
供給装置及び供給された蒸気を排出する排出装置を有す
る遠赤外線乾燥機を提供する。
決するため、遠赤外線乾燥機において、被乾燥物の乾燥
停止、中断または始動時に、乾燥炉内に蒸気を供給する
供給装置及び供給された蒸気を排出する排出装置を有す
る遠赤外線乾燥機を提供する。
【0006】本発明は、また、遠赤外線乾燥において、
被乾燥物の乾燥停止、中断または始動時に、乾燥炉内に
蒸気を供給し排出することを特徴とする、遠赤外線乾燥
方法を提供する。
被乾燥物の乾燥停止、中断または始動時に、乾燥炉内に
蒸気を供給し排出することを特徴とする、遠赤外線乾燥
方法を提供する。
【0007】本発明における被乾燥物としては、ポリエ
ステル、ナイロン等の合成繊維、レーヨン等の再生繊維
、トリアセテート等の半合成繊維、綿、絹、羊毛等の天
然繊維よりなる糸、織物、編物、不織布等が挙げられる
。また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン
、塩化ビニル等よりなるフィルム状物を挙げることもで
きる。さらに、合成紙も挙げることもでき、即ち被乾燥
物の素材や形態についてはなんら限定されるものではな
く、これらの組み合わせである合成皮革、人工皮革であ
ってもよい。
ステル、ナイロン等の合成繊維、レーヨン等の再生繊維
、トリアセテート等の半合成繊維、綿、絹、羊毛等の天
然繊維よりなる糸、織物、編物、不織布等が挙げられる
。また、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン
、塩化ビニル等よりなるフィルム状物を挙げることもで
きる。さらに、合成紙も挙げることもでき、即ち被乾燥
物の素材や形態についてはなんら限定されるものではな
く、これらの組み合わせである合成皮革、人工皮革であ
ってもよい。
【0008】また、蒸気とは、水蒸気をいい、過熱蒸気
および飽和蒸気であってよく、好ましくは、湿り飽和蒸
気である。
および飽和蒸気であってよく、好ましくは、湿り飽和蒸
気である。
【0009】乾燥停止時とは、連続的に移送されている
被乾燥物が、乾燥炉内に存在する状態で停止したときの
ことである。乾燥中断時とは、連続的に移送されている
被乾燥物が、乾燥炉内に存在する状態で乾燥を中断した
ときから再稼動時までのことである。乾燥始動時とは、
遠赤外線放射体の加熱の開始時より被乾燥物が連続的に
移送を開始するときまでのことである。
被乾燥物が、乾燥炉内に存在する状態で停止したときの
ことである。乾燥中断時とは、連続的に移送されている
被乾燥物が、乾燥炉内に存在する状態で乾燥を中断した
ときから再稼動時までのことである。乾燥始動時とは、
遠赤外線放射体の加熱の開始時より被乾燥物が連続的に
移送を開始するときまでのことである。
【0010】これらの状態のとき、乾燥炉内に蒸気を連
続的に供給し、排出する。供給蒸気の安定化と湿り蒸気
の発生の観点より、供給蒸気の元圧力は0Kg/cm2
G〜10Kg/cm2Gであるのがよい。この蒸気は、
遠赤外線放射体より放射される遠赤外線を優先的に吸収
し、また停止時には遠赤外線放射体の冷却を促進して、
被乾燥物の加熱、熱損を防ぐものである。この方法を実
施するための乾燥機は、乾燥炉内に蒸気を供給する蒸気
供給装置及び供給された蒸気を排出する排出装置を備え
る。蒸気供給装置は、乾燥炉内にある遠赤外線放射体と
被乾燥物間の空間に蒸気を吹き込むものであり、蒸気の
拡散を均一にするために、被乾燥物の進行方向に対して
平行及び直角方向等に上記を吹き込むものであるのが好
ましい。
続的に供給し、排出する。供給蒸気の安定化と湿り蒸気
の発生の観点より、供給蒸気の元圧力は0Kg/cm2
G〜10Kg/cm2Gであるのがよい。この蒸気は、
遠赤外線放射体より放射される遠赤外線を優先的に吸収
し、また停止時には遠赤外線放射体の冷却を促進して、
被乾燥物の加熱、熱損を防ぐものである。この方法を実
施するための乾燥機は、乾燥炉内に蒸気を供給する蒸気
供給装置及び供給された蒸気を排出する排出装置を備え
る。蒸気供給装置は、乾燥炉内にある遠赤外線放射体と
被乾燥物間の空間に蒸気を吹き込むものであり、蒸気の
拡散を均一にするために、被乾燥物の進行方向に対して
平行及び直角方向等に上記を吹き込むものであるのが好
ましい。
【0011】蒸気排出装置は、被乾燥物周囲の蒸気雰囲
気を均一にするものであり、蒸気は煙突作用による自然
排出およびファン等をによる強制排出のいずれにより排
出されてもよい。
気を均一にするものであり、蒸気は煙突作用による自然
排出およびファン等をによる強制排出のいずれにより排
出されてもよい。
【0012】また、この乾燥機は、湿り蒸気を発生しや
すくするために、湿り蒸気発生装置を備えるのが好まし
い。
すくするために、湿り蒸気発生装置を備えるのが好まし
い。
【0013】
【作用】上記の構成を有する乾燥方法においては、蒸気
は遠赤外域の波長の放射線を吸収するため、遠赤外線放
射体より発せられる放射熱は、乾燥炉内に充満した蒸気
に吸収され、被乾燥物には伝わらない。また、蒸気は連
続的に供給され、遠赤外線を吸収した蒸気は乾燥炉から
排出される。従って、これにより、被乾燥物は遠赤外線
による過熱、熱損より保護されるのである。
は遠赤外域の波長の放射線を吸収するため、遠赤外線放
射体より発せられる放射熱は、乾燥炉内に充満した蒸気
に吸収され、被乾燥物には伝わらない。また、蒸気は連
続的に供給され、遠赤外線を吸収した蒸気は乾燥炉から
排出される。従って、これにより、被乾燥物は遠赤外線
による過熱、熱損より保護されるのである。
【0014】
【実施例】以下、本発明を、実施例によりさらに説明す
る。
る。
【0015】図1は、本発明に係る装置の一実施例の正
面図であり、右半分は断面をもって示されている。図2
は、図1のA−B線に沿う側面断面図であり、図3は、
図1のC−D線に沿う平面断面図である。
面図であり、右半分は断面をもって示されている。図2
は、図1のA−B線に沿う側面断面図であり、図3は、
図1のC−D線に沿う平面断面図である。
【0016】乾燥炉内1の天上部及び底部に、それぞれ
、遠赤外線放射効率に優れるセラミック製の遠赤外線放
射体2がある。そして、被乾燥物入口11より、被乾燥
物3が乾燥炉1内を連続的に移送される。移送の停止も
しくは中断時において、蒸気供給バルブ6を開くことに
より、乾燥炉内1に配置されている蒸気配管7の蒸気供
給口8より蒸気が供給され、乾燥炉1内に迅速に、均一
に拡散する。このとき、排出ファン5を稼働させる。こ
れにより、乾燥炉内に供給され、加熱された蒸気は、被
乾燥物付近の排気口10より均一に吸引され、ダクト9
から順次排出される。また、蒸気の排出方法としては、
連続的に供給される蒸気の押出作用及び煙突作用による
自然排出によるものであってもよい。
、遠赤外線放射効率に優れるセラミック製の遠赤外線放
射体2がある。そして、被乾燥物入口11より、被乾燥
物3が乾燥炉1内を連続的に移送される。移送の停止も
しくは中断時において、蒸気供給バルブ6を開くことに
より、乾燥炉内1に配置されている蒸気配管7の蒸気供
給口8より蒸気が供給され、乾燥炉1内に迅速に、均一
に拡散する。このとき、排出ファン5を稼働させる。こ
れにより、乾燥炉内に供給され、加熱された蒸気は、被
乾燥物付近の排気口10より均一に吸引され、ダクト9
から順次排出される。また、蒸気の排出方法としては、
連続的に供給される蒸気の押出作用及び煙突作用による
自然排出によるものであってもよい。
【0017】乾燥の停止時においては、遠赤外線放射体
温度が被乾燥物に影響のない温度まで低下したのち、蒸
気供給バルブ6を閉じる。その後、乾燥炉1内に充満し
ている蒸気を外部に排出し、排気ファン5を停止させ、
停止状態とする。
温度が被乾燥物に影響のない温度まで低下したのち、蒸
気供給バルブ6を閉じる。その後、乾燥炉1内に充満し
ている蒸気を外部に排出し、排気ファン5を停止させ、
停止状態とする。
【0018】中断時において、再稼動する場合は、被乾
燥物3の連続的な移送が開始された時に蒸気供給バルブ
6を閉じ、排気ファン5を稼動させた状態で乾燥炉1内
に充満している蒸気を外部に排出させる。
燥物3の連続的な移送が開始された時に蒸気供給バルブ
6を閉じ、排気ファン5を稼動させた状態で乾燥炉1内
に充満している蒸気を外部に排出させる。
【0019】始動時においては、遠赤外線放射体の加熱
の開始時より、乾燥炉1内に蒸気を連続的に供給する。 その後、遠赤外線放射体が規定温度に達し、被乾燥物3
の連続的な移送が開始された時に蒸気供給バルブ6を閉
じ、乾燥炉1内に充満している蒸気を外部に排出する。
の開始時より、乾燥炉1内に蒸気を連続的に供給する。 その後、遠赤外線放射体が規定温度に達し、被乾燥物3
の連続的な移送が開始された時に蒸気供給バルブ6を閉
じ、乾燥炉1内に充満している蒸気を外部に排出する。
【0020】被乾燥物3が連続的に移送されている間に
おいても、排気ファン5を稼動させることにより、被乾
燥物付近の雰囲気温度の上昇防止を図るのが好ましい。 また、可燃性物質の乾燥において発生する可燃性ガスの
排気を行い、遠赤外線放射体温度を可燃性物質の発火点
以下にすることにより、可燃性物質の乾燥も可能である
。可燃性物質の発火点は、ジメチルホルムアミドでは
445度であり、メチルエチルケトンでは 516度で
あり、この温度以下の遠赤外線放射体温度でも十分に乾
燥を行うことができる。
おいても、排気ファン5を稼動させることにより、被乾
燥物付近の雰囲気温度の上昇防止を図るのが好ましい。 また、可燃性物質の乾燥において発生する可燃性ガスの
排気を行い、遠赤外線放射体温度を可燃性物質の発火点
以下にすることにより、可燃性物質の乾燥も可能である
。可燃性物質の発火点は、ジメチルホルムアミドでは
445度であり、メチルエチルケトンでは 516度で
あり、この温度以下の遠赤外線放射体温度でも十分に乾
燥を行うことができる。
【0021】尚、この遠赤外線乾燥機の特徴は、均一に
乾燥炉内、特に遠赤外線放射体と被乾燥物間に蒸気を供
給し、拡散させ、そして均一に蒸気を外部に排出させる
ようにしたところにある。これにより、被乾燥物の過熱
、熱損が防止される。
乾燥炉内、特に遠赤外線放射体と被乾燥物間に蒸気を供
給し、拡散させ、そして均一に蒸気を外部に排出させる
ようにしたところにある。これにより、被乾燥物の過熱
、熱損が防止される。
【0022】実施例1
上記の如き構成を有する、図1〜3の装置を用い、下記
のようにして試験を行った。
のようにして試験を行った。
【0023】電気加熱式セラミック製遠赤外線放射体を
使用し、この遠赤外線放射体と被乾燥物の距離を 10
0mmとし、被乾燥物として目付 100g/m2 の
ポリエステル織物からなるを水で濡らし、パッダーで水
分率90%に絞った物を使用した。遠赤外線放射体温度
を 350℃に維持し、被乾燥物を乾燥炉内で止めて、
乾燥中断状態の試験を行った。このとき、湿り蒸気を0
.5Kg/cm2Gで供給した。被乾燥物の状態を表1
に示す(乾燥中断状態)。
使用し、この遠赤外線放射体と被乾燥物の距離を 10
0mmとし、被乾燥物として目付 100g/m2 の
ポリエステル織物からなるを水で濡らし、パッダーで水
分率90%に絞った物を使用した。遠赤外線放射体温度
を 350℃に維持し、被乾燥物を乾燥炉内で止めて、
乾燥中断状態の試験を行った。このとき、湿り蒸気を0
.5Kg/cm2Gで供給した。被乾燥物の状態を表1
に示す(乾燥中断状態)。
【0024】比較例1
実施例1で用いた装置より蒸気供給装置及び排出装置を
取り除いた以外は同一の装置および同一の条件により試
験を行った。結果を表1に示す。
取り除いた以外は同一の装置および同一の条件により試
験を行った。結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】実施例2
被乾燥物の停止時において遠赤外線放射体の加熱を停止
した以外は実施例1と同一の装置および同一の条件で試
験を行った。被乾燥物の状態を表2に示す(乾燥停止状
態)。
した以外は実施例1と同一の装置および同一の条件で試
験を行った。被乾燥物の状態を表2に示す(乾燥停止状
態)。
【0027】比較例2
実施例2で用いた装置より蒸気供給装置及び排出装置を
取り除いた以外は同一の装置および同一の条件により試
験を行った。結果を表2に示す。
取り除いた以外は同一の装置および同一の条件により試
験を行った。結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、次の如き効果が得られ
る。
る。
【0030】被乾燥物の乾燥の停止、中断または始動時
に、乾燥炉内に蒸気を供給、排出することにより、乾燥
炉内に存在する被乾燥物の遠赤外線による過熱、熱損が
防止される。
に、乾燥炉内に蒸気を供給、排出することにより、乾燥
炉内に存在する被乾燥物の遠赤外線による過熱、熱損が
防止される。
【0031】蒸気は迅速かつ均一に拡散するため、瞬時
に遠赤外線放射熱が被乾燥物に当たるのを防止すること
ができる。
に遠赤外線放射熱が被乾燥物に当たるのを防止すること
ができる。
【0032】蒸気供給量を調節するだけで、遠赤外線放
射体温度や被乾燥物の違いに対し容易に対応できる。
射体温度や被乾燥物の違いに対し容易に対応できる。
【0033】乾燥停止時において、乾燥炉に供給された
蒸気により、遠赤外線放射体温度の冷却が促進され、停
止作業時間が短くなる。
蒸気により、遠赤外線放射体温度の冷却が促進され、停
止作業時間が短くなる。
【0034】運転中に充分に換気して遠赤外線放射体温
度を可燃性物質の発火点以下にし、また乾燥の停止、中
断または始動時には蒸気を供給することにより、可燃性
物質の乾燥が可能である。
度を可燃性物質の発火点以下にし、また乾燥の停止、中
断または始動時には蒸気を供給することにより、可燃性
物質の乾燥が可能である。
【図1】図1は、本発明に係る装置の一実施例の正面図
であり、右半分は断面をもって示されている。
であり、右半分は断面をもって示されている。
【図2】図2は、図1のA−B線に沿う側面断面図であ
る。
る。
【図3】図3は、図1のC−D線に沿う平面断面図であ
る。
る。
1…乾燥炉
2…遠赤外線放射体
3…被乾燥物
4…蒸気発生手段(湿り飽和蒸気発生装置)5…排気フ
ァン(蒸気等排出手段) 6…蒸気供給バルブ 7…蒸気配管 8…蒸気供給口 9…排気ダクト 10…排気口 11…被乾燥物入口
ァン(蒸気等排出手段) 6…蒸気供給バルブ 7…蒸気配管 8…蒸気供給口 9…排気ダクト 10…排気口 11…被乾燥物入口
Claims (2)
- 【請求項1】 遠赤外線乾燥機において、被乾燥物の
乾燥停止、中断または始動時に、乾燥炉内に蒸気を供給
する供給装置及び供給された蒸気を排出する排出装置を
有する遠赤外線乾燥機。 - 【請求項2】 遠赤外線乾燥において、被乾燥物の乾
燥停止、中断または始動時に、乾燥炉内に蒸気を供給し
、排出することを特徴とする、遠赤外線乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13780091A JPH04363578A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 被乾燥物保護装置付き遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13780091A JPH04363578A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 被乾燥物保護装置付き遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363578A true JPH04363578A (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=15207146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13780091A Pending JPH04363578A (ja) | 1991-06-10 | 1991-06-10 | 被乾燥物保護装置付き遠赤外線乾燥機及び遠赤外線乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04363578A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5542194A (en) * | 1993-02-02 | 1996-08-06 | Ngk Insulators, Ltd. | Silicon carbide body for radiating far-infrared radiation, drying apparatus including the body, and firing apparatus including the body |
WO2008156110A1 (ja) * | 2007-06-20 | 2008-12-24 | Neturen Co., Ltd. | ハイブリッド型熱処理機 |
-
1991
- 1991-06-10 JP JP13780091A patent/JPH04363578A/ja active Pending
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