JPH04358480A - 固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置 - Google Patents

固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置

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JPH04358480A
JPH04358480A JP3159441A JP15944191A JPH04358480A JP H04358480 A JPH04358480 A JP H04358480A JP 3159441 A JP3159441 A JP 3159441A JP 15944191 A JP15944191 A JP 15944191A JP H04358480 A JPH04358480 A JP H04358480A
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ccd
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聡 高瀬
Takuya Imaide
宅哉 今出
Toshiro Kinugasa
敏郎 衣笠
Ryushi Nishimura
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子を用いた
固体撮像装置に係り、特に、固体撮像素子の一部の画素
に蓄積した電荷から映像信号を生成して電子的なズーム
機能や手振れ補正機能、マルチ画面機能を実現する固体
撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ一体型カメラの普及に伴い
、ユーザーが求める機能も多種多様化しており、さらに
、半導体技術の進歩や基板の高密度実装化などにより、
このビデオ一体型カメラの小型、軽量化がますます進め
られている。
【0003】ところで、ビデオ一体型カメラの機能の一
つとしてズーム機能があるが、従来では、複数のレンズ
を組み合わせて複雑なカム構造が設けられたズームレン
ズでもつてこの機能を実現していた。この手段において
、ユーザーがさらに高倍率のズームを望む場合には、レ
ンズの枚数を増加されてこれに対応させていた。しかし
ながら、これによると、レンズのビデオカメラに占める
割合が増大するばかりであり、小型、軽量化を進めてい
くという目標に相反することになる。
【0004】そこで、この問題点を解決するために、特
開平1−228280号公報などに示されているように
、固体撮像素子を駆動する方法に着目し、固体撮像素子
を駆動するパルスに制御を加えて1水平走査期間(以下
、1Hという)に出力されるパルス数を増やし、固体撮
像素子の垂直CCDを高速転送することにより、レンズ
の枚数を増加させずにズーム機能をもたせる電子的なズ
ーム機能が提案されている。
【0005】また、小型化が進むにつれて撮影時に手振
れが起こりやすくなるが、このように手振れが起こると
、撮影した映像を再生する場合、手振れによる画像の揺
れが目立つようになる。
【0006】そこで、かかる手振れを補正するために、
例えば、IEEE  Trans.on.C.E.,v
ol.36,No.3,August1990pp.5
20−525に記載されるKinugasa等による論
文“Electronic  Image  satb
ilizer  for  Video  Camer
a  Use”で述べられるように、ビデオ一体型カメ
ラに手振れを検出する検出回路を設け、この検出回路の
検出出力信号によつて固体撮像素子を駆動する駆動回路
から出力されるパルスを制御することにより、手振れを
キヤンセルできる量だけ有効画素領域内で走査画素領域
の位置を変化させて手振れを補正する方法が提案されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
手段では、固体撮像素子を駆動するための1H内のパル
スの数を通常の数よりも増やし、走査画素領域以外の有
効画素領域内の電荷の掃き出しを行なつている。このと
き、通常1H内に1回ずつ垂直CCDから水平CCDに
電荷を転送しているが、上記従来の手段では、1H内に
複数回垂直CCDから水平CCDへ電荷の転送を行なつ
ており、このために、高輝度の被写体を撮影したときに
は、水平CCDで正常に転送できる電荷量の最大量を越
えて垂直CCDから水平CCDへ電荷の転送が行なわれ
ることになる。
【0008】このため、走査画素領域以外の有効画素領
域内の画素からの不要電荷を水平CCDから掃き出すた
めには数Hから数+H期間も要し、垂直帰線期間内に不
要電荷掃出しを完了できない場合がある。この結果、転
送されずに水平CCDに残つた不要電荷がモニタ画面上
に白い帯状となつて現れてしまうという問題がある。
【0009】本発明の目的は、かかる問題を解消し、水
平CCDに残留する不要電荷によつて生ずる画面劣化を
防止することができるようにした固体撮像装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、走査画素領域以外の有効画素領域の画素
の電荷を高速走査して掃き出す期間では、水平CCDを
駆動する走査パルスを遮断して水平CCDでの電荷転送
を停止する。
【0011】また、本発明は、走査画素領域以外の有効
画素領域の画素の電荷を掃き出すための垂直CCDでの
高速走査終了後、水平CCDを駆動する走査パルスを通
常の周波数に比べ高い周波数のパルスとし、水平CCD
を高速走査して水平CCDに転送されずに残つている電
荷を掃き出す。
【0012】さらに、本発明は、走査画素領域以外の有
効画素領域の有効画素領域の画素電荷を高速走査して掃
き出している期間では、固体撮像素子のリセツトゲート
を制御してリセツト状態にする。
【0013】
【作用】固体撮像素子の駆動回路を制御して走査画素領
域の位置を可変する場合、走査画素領域以外の有効画素
領域を高速走査して電荷を掃き出している期間では、水
平CCDの電荷転送を停止しているため、垂直CCDか
ら水平CCDに転送されてきた電荷は、水平CCDの電
荷蓄積部のポテンシヤルの傾きに依存して、出力ゲート
から掃き出される。
【0014】また、垂直CCDの高速走査期間終了後、
水平CCDを駆動する走査パルスを通常の周波数に比べ
高い周波数のパルスとして水平CCDを高速走査するの
で、水平CCDの駆動回数が増加し、ポテンシヤルの傾
きだけでは掃き出されずに水平CCDに残つている電荷
も掃き出される。
【0015】さらに、走査画素領域以外の有効画素領域
を高速走査している期間で、固体撮像素子のリセツトゲ
ートがリセツト状態にされるので、水平CCDに電荷が
残らなくなるという効果がさらに増大する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は本発明による固体撮像素子の駆動方法の一実
施例を示すブロツク図であつて、1は制御回路、2はタ
イミング発生回路、3は高速走査タイミング発生回路、
4は垂直読出走査タイミング発生回路、5はゲートタイ
ミング発生回路、6は垂直高速走査パルス発生回路、7
は垂直読出走査パルス発生回路、8は加算回路、9は水
平走査パルス発生回路、10はゲート回路である。
【0017】同図において、垂直読出走査パルス発生回
路7は1H周期の垂直読出走査パルスを水平帰線期間毎
に発生する。この垂直読出走査パルスは、加算回路8を
介し、垂直CCD走査パルスVCCDとして図示しない
固体撮像素子の垂直CCDに供給される。水平走査パル
ス発生回路9は1Hの整数分の1の周期の水平走査パル
スHCCDを発生する。この水平走査パルスHCCDは
固体撮像素子の水平CCDに供給される。
【0018】固体撮像素子は、垂直方向にM個、水平方
向にN個とM行N列のマトリツクス状に配列された画素
と垂直CCDと水平CCDと出力部などから構成されて
いる。垂直CCDは画素の各列毎に設けられ、その各電
荷蓄積部が同じ列の夫々の画素に対向するように配列さ
れており、水平CCDはその各電荷蓄積部が夫々の垂直
CCDの最終電荷蓄積部と対向するように配置されてい
る。
【0019】通常の撮像動作では、まず、垂直帰線期間
において、各画素の蓄積電荷が対応する垂直CCDの電
荷蓄積部に転送される。次に、垂直帰線期間が終わると
、垂直読出走査パルス発生回路7からの垂直CCD走査
パルス毎に、垂直CCDにおいて、各電荷蓄積部の電荷
が次の電荷蓄積部に1段ずつ転送され、これにより、水
平帰線期間毎に各垂直CCDの最終電荷蓄積部の電荷が
水平CCDの対向する電荷蓄積部に転送される。このよ
うに水平CCDに電荷の転送が行なわれて水平帰線期間
が終わると、次の水平帰線期間までに、水平走査パルス
発生回路9からの水平CCD走査パルスHCCDにより
、水平CCDで各電荷蓄積部の電荷が順次1段ずつ次の
電荷蓄積部へ転送される。これにより、1H毎に最終電
荷蓄積部から1行の画素列の電荷が順番に出力部に出力
される。
【0020】ここで、水平CCDでの電荷転送プロセス
を説明する。いま、図2(a)において、水平CCDの
1つおきの電荷蓄積部をA、他の1つおきの電荷蓄積部
をBとすると、水平走査パルスHCCDから形成された
“H”(高レベル)の走査パルスH1が電荷蓄積部Aに
印加され、この走査パルスH1より位相が180°異な
る“H”の走査パルスH2が電荷蓄積部Bに印加される
。これら電荷蓄積部A,Bのポテンシヤルは、走査パル
スH1,H2が供給されない“L”(低レベル)電位の
印加時には実線で示すよりも高くなり、“H”の走査パ
ルスH1,H2の印加時には破線で示すように低くなる
【0021】そこで、電荷蓄積部Aに電荷があるとし、
電荷蓄積部Bに走査パルスH2が印加されたとすると、
図2(b)に示すように、電荷蓄積部Aのポテンシヤル
が上昇して電荷蓄積部Bのポテンシヤルが下降する。こ
れにより、各電荷蓄積部Aの黒丸で示す電荷は次段の電
荷蓄積部Bに移る。次に電荷蓄積部Aに走査パルスH1
が印加されると、図2(c)に示すように、電荷蓄積部
Aのポテンシヤルが下降して電荷蓄積部Bのポテンシヤ
ルが上昇する。これにより、各電荷蓄積部Bの電荷は次
段の電荷蓄積部Aに移り、最終電荷蓄積部Bの電荷は出
力部に出力される。以上の動作を繰り返すことにより、
各電荷蓄積部の電荷は1段ずつ同時に転送され、最終電
荷蓄積部から順次電荷が出力される。以上のことは、各
垂直CCDにおいても同様である。
【0022】このように、図1における後述する垂直高
速パルス発生回路6、垂直読出走査パルス発生回路7、
加算回路8、水平走査パルス発生回路9および後述する
ゲート回路10は、固体撮像素子の駆動回路を構成して
いる。
【0023】制御回路1はタイミング発生回路2、垂直
高速走査タイミング発生回路3、垂直読出走査タイミン
グ発生回路4およびゲートタイミング発生回路5から構
成されている。この制御回路1は垂直帰線期間を示す同
期パルスVBLKが供給されているが、通常の撮像の場
合、この同期パルスVBLKに応答しない。したがつて
、垂直高速走査パルス発生回路6は動作せず、垂直読出
走査パルス発生回路7が通常の動作をし、その出力パル
スが垂直CCD走査パルスVCCDとして固体撮像素子
の垂直CCDを駆動する。また、ゲート回路10は開状
態に保持され、水平走査パルス発生回路9からの水平走
査パルスHCCDが常時固体撮像素子の水平CCDを駆
動する。
【0024】ここで、固体撮像素子でのM行N列の画素
からなる領域を電荷読出し可能な有効画素領域とし、有
効画素領域内の実際に必要な電荷の読出しを行なうm行
n列(但し、m<M,n≦N)の画素からなる領域を走
査画素領域とする。
【0025】図1において、m<M,n=Nの走査画素
領域が設定されている場合には、有効画素領域中の走査
画素領域以外の領域(以下、走査外画素領域という)の
画素の電荷は垂直帰線期間内に掃き出されるようにする
が、この掃出しタイミング制御が制御回路1によつて行
なわれる。
【0026】すなわち、垂直帰線期間を示す同期パルス
VBLKが供給されると、タイミング発生回路2は垂直
CCDの高速走査期間、垂直読出走査パルスの出力開始
、水平CCDの転送停止期間の位相を決定する。この位
相決定により、垂直高速走査タイミング発生回路はタイ
ミングパルスSSWを発生し、垂直高速走査パルス発生
回路6に供給する。このタイミングパルスSSWにより
、高速走査パルス発生回路6は走査外画素領域中の画素
の電荷を掃き出すための、垂直読出走査パルスに比べて
充分高い周波数の垂直高速走査パルスVHPを発生する
。 また、垂直読出走査タイミング発生回路4はタイミング
パルスSreを発生し、垂直読出走査パルス発生回路7
に供給する。このタイミングパルスSreにより、垂直
読出走査パルス発生回路7は走査画素領域の中の画素の
電荷を読み出すための垂直読出走査パルスVRPを発生
する。これら垂直高速走査パルスVHPと垂直読出走査
パルスVRPは加算器回路8で加算され、垂直CCD走
査パルスVCCDとして固体撮像素子の垂直CCDに供
給される。
【0027】図3(a)は加算回路8から出力される垂
直CCD走査パルスVCCDを示すものであつて、TH
が垂直高速走査パルスVHPの期間であり、時刻t1は
タイミング信号Sreによる垂直読出走査パルス発生回
路7のパルス出力開始時点である。
【0028】また、制御回路1におけるゲートタイミン
グ発生回路5は、タイミング発生回路2による位相決定
に基づいてタイミングパルスHstを発生し、ゲート回
路10に供給する。タイミングパルスHstにより、ゲ
ート回路10は垂直高速走査パルス発生回路6のパルス
出力タイミングと期間が等しいゲート信号を生成し、水
平CCD走査パルス発生回路9から出力される水平CC
D走査パルスHCCDを遮断する。この水平CCD走査
パルスHCCDは固体撮像素子の水平CCDを駆動する
のに用いられる。
【0029】図3(b)はこの水平CCD走査パルスH
CCDを示すものであつて、TLはゲート回路10で遮
断される期間である。
【0030】そこで、垂直帰線期間では、図3の期間前
に有効画素領域内の全ての画素の電荷が垂直CCDに転
送されるが、期間THで走査外画素領域の電荷が高速に
垂直CCDを転送され、水平CCDの各電荷蓄積部に送
られる。これにより、水平CCDには通常よりも多い電
荷が垂直CCDから転送されることになる。しかし、こ
のとき(期間TL)、水平CCDには“H”の水平CC
D走査パルスHCCDが供給されておらず、“L”電位
が印加されるので、先の図2の説明から明らかなように
、水平CCDのポテンシヤルは出力部のポテンシヤルよ
りも高くなり、垂直CCDから転送されてきた電荷の一
部は水平CCDから溢れて出力部が掃き出されることに
なる。
【0031】そこで、期間TLが終つて水平CCDが通
常の水平CCD走査パルスHCCDで駆動されると、水
平CCDに残つている走査外画像領域からの電荷は少な
くなつており、図3(c)に示すように、垂直帰線期間
内に出力部に充分掃き出すことができる。このようにし
て、走査外画素領域からの電荷が映像信号に漏れ込むの
が防げることになる。
【0032】図4は本発明による固体撮像素子の駆動方
法の他の実施例を示すブロツク図であつて、11は水平
高速走査タイミング発生回路、12は水平高速走査パル
ス発生回路、13は加算回路であり、図1に対応する部
分には同一符号をつけて重複する説明を省略する。
【0033】同図において、ゲート発生回路10は、図
5に示すように、ゲートタイミング発生回路5からのタ
イミング信号Hgaにより、期間THの開始時点から時
刻t1までの期間のゲート信号を生成し、この期間水平
走査パルス発生回路9の出力パルスを遮断する。また、
水平高速走査タイミング発生回路11はゲート回路10
のゲート期間内の期間THに等しい期間TLの終了時点
から時刻t1までの期間TDを表わすタイミング信号H
SWを出力し、この期間HSWで水平高速走査パルス発
生回路12が水平走査パルス発生回路9の出力パルスよ
りも高周波の水平高速走査パルスを発生する。これとゲ
ート回路10の出力パルスとは加算回路13で加算され
、水平CCD走査パルスHCCDとして固体撮像素子の
水平CCDの駆動に用いられる。
【0034】これ以外については図1に示した実施例と
同様であり、加算回路8,13から出力される垂直CC
D走査パルスVCCD、水平CCD走査パルスHCCD
を夫々図4(a),(b)に示す。
【0035】この実施例によると、期間THでは、図1
に示した実施例と同様、水平CCDのポテンシヤルが高
くなることにより、垂直CCDから転送された走査外画
像領域の画素の電荷の一部が水平CCDから出力部に掃
き出されるが、さらに、期間TDにおいて、水平CCD
のポテンシヤルが交互にかつ高速に図2(b),(c)
の状態を繰り返し、これにより、図5(c)に示すよう
に、水平CCDにおける走査外画像領域の画素の電荷が
完了に出力部に掃き出されることになる。したがつて、
走査外画素領域の画素の電荷の映像信号への漏込み防止
効果が、図1に比べてさらに向上する。
【0036】図6は本発明による固体撮像素子の制御方
法のさらに他の実施例の駆動パルスを示すものである。 この実施例では、出力部のリセツトゲートを制御し、走
査外画素領域での画素の電荷の掃出しをより効果的にし
たものである。
【0037】図1、図4に示した実施例では、走査外領
域を高速走査して電荷を掃き出すときに、水平CCDで
転送されないで残る電荷の映像信号への漏れ込みを防い
でいるが、この場合の出力部のリセツトゲートに供給さ
れるリセツトゲートパルスRGは、通常と同様、図6(
d)に示すように、常に連続的な“H”のパルスである
。リセツトゲートにこのリセツトゲートパルスRGが供
給されると、図7において、リセツトゲートであるMO
Sスイツチがオンして出力部の電荷蓄積部Cとリセツト
ドレインRDとの電位が等しくなり、図8に示すように
、垂直CCDから水平CCDに転送された電荷が1画素
ごとにリセツトドレインRDに出力される。したがつて
、期間TH,TLでも、水平CCDでの走査外画素領域
の画素からの電荷は、リセツトゲートパルスRG毎にリ
セツトドレインRDに掃き出される。
【0038】これに対し、この実施例では、図6(c)
に示すように、水平CCD走査パルスHCCDのTL期
間全体にわたつてリセツトゲートパルスが“H”に保持
される。したがつて、この期間、リセツトゲートのMO
Sスイツチはオンし、出力部の電荷蓄積部Cとリセツト
ドレインRTとの電位が等しくなつて、常時水平CCD
の電荷蓄積部から出力端子へ電荷が出力され、電荷の出
力効率が向上して、水平CCDに転送されずに残つてい
る電荷の映像信号への漏込みを防ぐ効果が増大する。
【0039】図9は以上の実施例を用いてズーム機能を
実現した撮像装置の一具体例を示すブロツク図であつて
、14はレンズ、15は固体撮像素子、16は該固体撮
像素子15を駆動する上記実施例での駆動回路、17は
駆動回路16を制御する上記実施例での制御回路、18
は固体撮像素子15から出力される信号を処理して映像
信号として出力する信号処理回路、706は該信号処理
回路705からのインタフェーイス、70719は信号
処理回路18から取り出された信号を画像処理する画像
処理部である。
【0040】次に、この具体例のズーム動作を図10を
用いて説明する。レンズによつて、固体撮像素子15の
受光面上に結像された被写体像は、固体撮像素子702
が駆動回路16からの走査パルスaにより走査すること
が光電変換され、電気的信号として固体撮像素子15よ
り出力される。
【0041】ここで、図10において、固体撮像素子1
5の受光面20が有効画像領域であり、S2が走査画像
領域である。したがつて、S1,S3が走査外画像領域
となる。ここでは、この走査画像領域S2の、たとえば
、2重枠で囲んだ領域の画像がモニタ画面21全体に表
示されるようにすることにより、電子的ズームが行なわ
れるものとする。走査外画像領域S1,S3では、固体
撮像素子15において、上記のように電荷の掃出しが行
なわれるが、これらの期間を夫々t1,t2とする。
【0042】図10の期間t1においては、駆動回路1
6は、ズーム倍率に応じて制御回路17から出力される
制御信号bにより、出力する走査パルスaのうちの垂直
CCD走査パルスを通常の周波数に比べ高い周波数とし
、固体撮像素子15の垂直CCDを垂直帰線期間内に高
速に走査し、走査外画像領域S1の電荷を掃き出す。
【0043】次に、図10の期間t2においては、制御
回路17からのズーム倍率に応じた制御信号により駆動
回路16から出力される垂直CCD走査パルスが制御さ
れ(例えば、ズーム倍率が2倍のときには、2Hに1回
)、垂直CCDで間欠的に電荷転送が行なわれて走査画
素領域S2の電荷が読み出される。
【0044】最後に、図10の期間t3においては、走
査外画素領域S1の電荷掃出しの場合と同様に、高速走
査により、走査外画素領域S3の電荷掃出しが行なわれ
る。
【0045】このような駆動方法によって、固体撮像素
子15から出力された信号を信号処理回路18で信号処
理した場合には、期間t2において、固体撮像素子15
を駆動する走査パルスaを制御することにより、走査画
素領域S2での電荷を垂直CCDで間欠的に読み出して
いるために、垂直方向に伸長された映像となっているの
で、信号処理回路18の出力信号Cはインターフェイス
を介して取り出され、画像処理部19で図8の領域S2
の二重枠部分について水平方向のズーム処理がなされる
とともに、垂直CCDで間欠的に読み出されることによ
って欠落している水平走査期間の内挿処理が行なわれる
。このように処理された画像処理回路19の出力信号d
は再度インターフェイスを介して信号処理回路7051
8に供給され同期信号付加などの処理がなされた映像信
号eとして出力される。これにより、垂直、水平ととも
にズームされた映像を得ることができる。
【0046】この場合、固体撮像素子15が従来技術の
ものであって、単に垂直CCDで高速走査だけをするも
のであれば、図11(a)に示すように、モニタ画面の
上部に電荷の溢れによる白い帯状のものWが上記実施例
の方法を採用するとこの電荷映像信号への漏れ込みを防
ぐことができ、図11(b)に示すように、白い帯が生
じない画像が得られる。
【0047】図12は上記実施例を用いて手振れ補正機
能を実現した撮像装置の一具体例を示すブロック図であ
って、20はレンズ、21は固体撮像素子、22は固体
撮像素子21を駆動する駆動回路、23は駆動回路22
を制御する制御回路、24は固体撮像素子21から出力
される信号を処理し、映像信号として出力する信号処理
回路、25は手振れ検出回路である。
【0048】同図において、固体撮像素子21の受光面
上に結像された被写体像は、駆動回路22から出力され
る走査パルスaにより固体撮像素子902を駆動するこ
とで光電変換され、電気信号として固体撮像素子21よ
り出力される。この場合も、図10に示したように、有
効画素領域内に走査画素領域が設定されているが、この
走査画素領域は二重枠で表わされる領域である。
【0049】撮影中に手振れが起きた場合には、手振れ
検出回路25がこれを検出して制御信号Cを出力する。 この制御信号bにより、制御回路23は駆動回路22を
制御し、固体撮像素子21の走査画素領域の位置を変化
させる。例えば、手振れによって画像が垂直方向にm画
素分動いたとすると、制御回路23は、制御信号bによ
り垂直方向に−m画素分だけ走査画素領域の位置を移動
させる。これにより、手振れがキャンセルされる。
【0050】このように、駆動回路22は、制御回路2
3からの制御信号により、固体撮像素子21を駆動する
走査パルスaを垂直帰線期間内で通常の周波数に比べ高
い周波数として高速走査させ、手振れ検出回路25によ
って検出される手振れの量を補正する量だけ垂直、水平
方向に走査画像領域の位置を動かすことにより、手振れ
がキャンセルされる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体撮像素子の駆動回路の制御により、走査画像領域の
位置を可変することで、特に、電子的なズーム機能や、
手振れ補正機能を実現することができ、この場合に、固
体撮像素子の垂直CCD及び水平CCDを駆動する走査
パルスを制御することで、走査外画像領域の電荷を掃き
出すために垂直CCDを駆動する走査パルスを高速とす
ることにより、水平CCDに転送されずに残っている電
荷の映像信号への漏れ込みを防ぐことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による固体撮像素子の駆動方法の一実施
例を示すブロック図である。
【図2】固体撮像素子の水平CCDの電荷蓄積部のポテ
ンシャルおよび電荷転送動作を示す図である。
【図3】図1における走査パルスを示す図である。
【図4】本発明による固体撮像素子の駆動方法の他の実
施例を示すブロック図である。
【図5】図4における走査パルスを示す図である。
【図6】本発明による固体撮像素子の駆動方法のさらに
他の実施例の走査パルスリセットゲートパルスを示す図
である。
【図7】固定撮像素子の出力部の等価回路を示す回路図
である。
【図8】固体撮像素子での水平CCDから出力部への電
荷転送を示す図である。
【図9】本発明を用いた電子的なズーム機能を有する撮
像装置の一具体例を示すブロック図である。
【図10】図9に示した具体例の固体撮像素子の受光面
及びモニタ画面を示す図である。
【図11】従来の固体撮像素子の駆動方法によるモニタ
画面と本発明の固体撮像素子の駆動方法によるモニタ画
面とを示す図である。
【図12】本発明を用いた手振れ補正機能を有する撮像
装置の一具体例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1  制御回路 2  タイミング発生回路 3  垂直高速走査タイミング発生回路4  垂直読出
走査タイミング発生回路5  ゲートタイミング発生回
路 6  垂直高速走査パルス発生回路 7  垂直読出走査パルス発生回路 8  加算回路 9  水平走査パルス発生回路 10  ゲート回路 11  水平高速走査タイミング発生回路12  水平
高速走査パルス発生回路 13  加算回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  垂直方向にM個、水平方向にN個とマ
    トリツクス状に配列された画素からなる有効画素領域内
    に垂直方向にm個、水平方向にn個の画素(但し、M>
    m,N≧n)からなる走査画素領域が設定され、該走査
    画素領域の画素の電荷が第1の走査パルスで駆動される
    垂直CCDで垂直方向に転送され、さらに、第2の走査
    パルスで駆動される水平CCDで水平方向に転送される
    ようにした撮像素子の駆動方法において、該有効画素領
    域の該走査画素領域外の領域での画素の電荷を、該第1
    の走査パルスよりも高周波の第3の走査パルスにより、
    垂直CCDで高速に垂直方向に転送し、同時に、該水平
    CCDの駆動を停止することを特徴とする固体撮像素子
    の駆動方法。
  2. 【請求項2】  垂直方向にM個、水平方向にN個とマ
    トリツクス状に配列された画素からなる有効画素領域内
    に垂直方向にm個、水平方向にn個の画素(但し、M>
    m,N≧n)からなる走査画素領域が設定され、該走査
    画素領域の画素の電荷が第1の走査パルスで駆動される
    垂直CCDで垂直方向に転送され、さらに、第2の走査
    パルスで駆動される水平CCDで水平方向に転送される
    ようにした撮像素子の駆動方法において、該有効画素領
    域の該走査画素領域外の領域での画素の電荷を、該第1
    の走査パルスよりも高周波の第3の走査パルスにより垂
    直CCDで高速に垂直方向に転送し、さらに、該第2の
    走査パルスよりも高周波の第4の走査パルスにより水平
    CCDで高速に水平方向に転送することを特徴とする固
    体撮像素子の駆動方法。
  3. 【請求項3】  垂直方向にM個、水平方向にN個とマ
    トリツクス状に配列された画素からなる有効画素領域内
    に垂直方向にm個、水平方向にn個の画素(但し、M>
    m,N≧n)からなる走査画素領域が設定され、該走査
    画素領域の画素の電荷が第1の走査パルスで駆動される
    垂直CCDで垂直方向に転送され、さらに、第2の走査
    パルスで駆動される水平CCDで水平方向に転送される
    ようにした撮像素子の駆動方法において、該有効画素領
    域の該走査画素領域外の領域での画素の電荷を、該第1
    の走査パルスよりも高周波の第3の走査パルスにより垂
    直CCDで高速に垂直方向に転送し、同時に、該水平C
    CDの駆動を停止し、しかる後、該第2の走査パルスよ
    りも高周波の第4の走査パルスにより該水平CCDで高
    速に水平方向に転送することを特徴とする固体撮像素子
    の駆動方法。
  4. 【請求項4】  請求項1,2または3において、前記
    水平CCDの出力部を、前記有効画素領域内での前記走
    査画素領域外での画素の電荷を掃き出すだめに、一定期
    間リセツト状態とすることを特徴とする固体撮像素子の
    駆動方法。
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US08/239,857 US5402169A (en) 1991-06-03 1994-05-09 Method of driving solid-state image sensor and solid-state imaging apparatus
US08/370,175 US5500674A (en) 1991-06-03 1995-01-09 Method of driving solid-state image sensor and solid-state imaging apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098437A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Hoya Corp 撮像素子駆動ユニットおよび撮像装置

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